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2011年4月23日 (土)

大震災はマスコミをも崩壊に追い込むのか

今回の震災に関連してマスコミ諸社があちらこちらで顰蹙を買いまくっているというのも今さらな話ですけれども、ここまで来るともはや存在自体が害悪にしかならないのではないか?という気もしてくるのがこちらの記事です。

記者「何が必要?」で被災者「休息必要なのにあなたが邪魔してる」(2011年4月16日NEWSポストセブン)

 宮城・東松島市の避難所近くで、航空自衛隊松島基地の隊員が炊き出しを行なっていた。

すいませーん、こちらに並んでください!

 声を張り上げていたのは、隊員ではなく、東京からやってきた民放キー局のカメラクルーだった。並ぶ必要もないのにわざわざ一列に集めて、「画作り」をしていたのだ。

 震災から1か月が過ぎ、被災地は一刻も早く日常生活を取り戻そうと動き始めている。そんな中、一部取材陣の振る舞いが被災者の反感を買っている

 津波で壊滅的な被害を受けた仙台市若林区の避難所となっている中学校の校門には、3月末頃に〈報道関係の方は立ち入りご遠慮下さい〉という貼り紙が出された。

 管理する区の職員がいう。

食事をしたり、布団に横になったりしているところに、突然、カメラやマイクを向けられることが避難者の精神的な負担になるという声があり、取材を一切お断わりしました」

 この避難所では、校門付近に停められた中継車が邪魔になって救援物資の運び込みに支障をきたしたり、場所を選ばずに行なわれていたインタビューで狭い通路が塞がれたりしたために、被災者たちのストレスが高まっていたのだという。

 若林区の別の避難所で被災者代表を務めていた男性が憤る。

メディアは“かわいそうな被災者”を取材したいんでしょう。地震と津波の記憶はなるべく忘れたいのに、あの時のことを思い出させるように根掘り葉掘り聞く。小さな子供にまで、津波に流されて亡くなった身内の話をさせようとするんです。その後に、『今、必要なものは何ですか』と聞くので、私が『休息が必要なのに、あなたに邪魔されている』と答えると、記者はバツの悪そうな顔をして、もう取材に来なくなりました

またここでも得意技の捏造が発覚しているというものですけれども、何の役にも立たないのはまだしも邪魔にしかならない連中がうろうろしていたのでは迷惑千万ですから、それは「マスコミお断り」の張り紙も出ようと言うものでしょう。
こうまで傍若無人な妨害活動の結果として画面に出てくるのが、これまた国民に顰蹙を買いまくりな一山幾らのクズ番組ばかりだと言うのですから、それは世間からも「そんなに節電しろと言うならまず馬鹿らしいテレビ放送から中止しろ」という声が出るのは当然ですよね。

テレビをやめれば、原発1基分節電できます! 「必要がないのに流すのはやめよう」「無駄な番組はひかえよう」みんなでやれば、大きな力に。(2011年4月19日現代ビジネス)より抜粋

 公共CMは「節電しろ」と説教するけれど、実はテレビ自体をやめるのが最大の節電だ。ラジオの方が楽しいし、情報も得られる。余計なエネルギー消費の削減こそ、日本に「本当に必要なもの」では。

視聴者に説教する前に

テレビをやめよう---。そんな声が今、じわじわと広がっている。その背景にあるのは当然、大震災と福島第一原発の事故による絶望的な電力不足だ。

 東京電力の管内で、真夏のピーク時の電力需要は約6000万kW。それに対し、供給できるのは約4650万kWが限界とされている。必要な量の20%以上が足りない計算になる。

 政府はそれに対し、使用電力500kW以上の大口需要者である企業に「電力使用制限令」を発動する準備を進めている。これは前年比25%分の電力使用を禁じ、違反した場合は罰金を科すという強制措置である。しかし、

「電力は、家庭で使われる分が全体の約40%になります。企業の分を制限するだけではとても十分とは言えません。家庭でも厳しく節電しなければ、大規模な計画停電を行わざるをえず、そうなれば真夏の酷暑をクーラーなしで過ごす羽目になります」(経済ジャーナリスト・松崎隆司氏)という。

 もう一つ、人々のテレビへの拒絶感を増している大きな要因がある。それは、耳にタコができるほど流れてくるACジャパン(旧公共広告機構)の提言CM。

 SMAPやトータス松本が「日本の力を、信じてる」と言うCMをはじめ、タレントたちが「被災地の人が本当に必要なものは何か考えよう」「無駄な通話やメールはひかえよう」「必要がないのに買うのはやめよう」「使っていない電化製品はコンセントから抜いておこう」などと書かれたボードを持ち、視聴者に語りかける。「みんなでやれば、大きな力に」というスローガンも頻繁に出る。

 これらを毎日、何十回と見させられて、心底うんざりしているという人が多い。そんなに無駄を省けと言うのなら、アンタたちが出ているテレビをまずやめるよ---という気分が広がっているわけだ。
(略)
 ACはむしろ「くだらないテレビはこまめに消そう」と提言すべきではないか---というのが天野氏の意見。確かにこの厳しい情勢の中、国民の役に立たない「必要がない」情報を流す番組やCMは、どんどん「ひかえ」る方が節電のためになる
(略)
「総務省の調査では、日本の1世帯当たり約2・4台のテレビがあり、午後早めの時間帯には、その半分の1・2台がついているとします。また、東電管内の約1800万世帯のうち、テレビを見ている世帯を半分の900万世帯とすると、100W×1・2台×900万世帯=108万kWが使われていることになる。テレビを消すと、その分を消費せずにすむのです」

 つまり、テレビをやめることで、50万kWから100万kW余りが節電できる計算になるのだ。これは原発1基が作り出す電力とほぼ同じレベル。相当な数字だが、技術評論家の桜井淳氏によると、さらなる節約が可能だという。

「日本では真夏の午後、多くの人がクーラーをつけてテレビで甲子園の高校野球を見るため、電力需要がはね上がるのです。この高校野球中継をやめれば、消費電力を相当抑えられます。私が入手した電力会社の内部資料を突き合わせて分析すると、関東圏内で、原発2~3基分の節電が可能になると推測できます」

 今夏は、高校野球中継をリアルタイムで見るのを我慢せざるをえない。計画停電を避けるには、電力需要が減る夜の時間帯に、ダイジェスト版のみを放送するくらいしかないようだ。

 ただし特定の番組に限らず、テレビ全般が見られなくても別に支障はない。はるかに低電力ですむラジオを聴けばいい。映像がなく、音声のみで情報を得る方が冷静な判断ができる場合が多いし、想像力が刺激される楽しみもある。
(略)
 そういう観点から考えると、テレビの放送の中止・短縮や、テレビのスイッチを切ることが、日本社会全体でもっと声高に叫ばれてもよいはずだが、なぜかそうはなっていない。'70年代の石油危機の後には、実際にテレビ放送の時間が短縮されたのだが---。

 経済評論家の三橋貴明氏が説明する。

「'70年代、政界には田中角栄首相、財界には土光敏夫経団連会長と、強力なリーダーシップを持った指導者がいました。『電力不足という国難を乗り切るためには、強引にでもテレビの放送時間を短縮しなければならない』という彼らの信念と実行力で、荒療治を断行できたのです」

 今回の大震災の後、広告が大量にキャンセルされ、テレビ局の収益は急激に落ち込んでいる。「CMが入らず、事実上タダで作っている赤字番組も多い」(民放局プロデューサー)という。放送時間が短くなればさらに広告収入が減るから、テレビ局が激しく抵抗するのは目に見えている。

 本来なら、それをはねのけて、何としても有効な節電を達成するのが、非常時のリーダーの役割。しかし、菅首相をはじめ今の政財界の面々には望むべくもない、というわけだ。
(略)
 節電のため、番組やCMの改善のため、まず従来のテレビ放送をやめる。「みんなでやれば、大きな力に」---テレビ局が率先すれば拍手喝采を浴びるだろう。

もちろんテレビが素晴らしい番組を流している、新聞雑誌が素晴らしい記事ばかり掲載しているとなれば、誰も「エネルギー節約のためにこいつらから切って捨てるべき」なんてことは言わないはずですが、実際のところはどうかと言えば無益どころか害悪を垂れ流すばかりではないかという声の方が強いわけです。
先日は雑誌「AERA」が防毒面の表紙写真と共に「放射能が来る」なる煽情的な見出しを掲げた姿勢が世論の大反発を招き、ちょうど同誌面で危機感を煽るばかりのマスコミ報道に警鐘を鳴らし国民に冷静な対応を呼び掛けるコラムを掲載した野田秀樹氏から絶縁宣言を突きつけられるという騒ぎがありましたが、ただでさえ良い噂を聞かなかったものが震災を機に「俗悪マスコミなんてなくてもいいんじゃない?」という声は広がっていきそうな勢いです。
近頃では業界内部からも「いくらなんでもやってられない」と絶縁宣言が続くほどにメディアの俗悪化が進んでいますが、この調子ですといずれ悪貨が良貨を駆逐して残るのは本当にとんでもないものばかりということにもなりかねません。
そうした時代の醜悪な番組を見て不愉快な気分になるくらいなら、今から節電がてらマスコミ離れを経験しておくのもいいんじゃないかという気もしますがどうでしょうね?

松崎しげるがAKB48番組で激怒!? 国民的アイドルの品位を下げる低俗番組の裏側(2011年4月19日日刊サイゾー)

 昨年春から放送されているAKB48・小嶋陽菜と有吉弘行が司会の『有吉AKB共和国』(TBS系)。AKB48研究生にタオル一枚で温泉レポートをさせるなど過激な内容で知られているこの番組だが、4月14日放送分のゲストとして松崎しげるが登場した。チンチン電車・うんち香水・尻子玉など奇妙キテレツなフレーズが並ぶ曲を作曲させられた松崎だったが、DVD『温厚な上司の怒らせ方』で知られる東京東海大学言語学教授・碑文谷潤こと薄井伸一がインタビューを行った際に騒動が勃発した。

「薄井演じる碑文谷が、『顔が黒い松崎が怒ったら顔が赤くなるのか?』を検証するため、松崎にインタビューしました。『怒らせ方』のフォーマットにのっとって、碑文谷が失礼な態度を振る舞っていると、ついに松崎が激高。『怒りたくはないけど、あまりに態度が悪いから、やってられない』と語った松崎に対し、碑文谷が『は?』とさらに怒りのツボを刺激すると、松崎は『バカじゃないの!』と告げ、さらに剣呑な雰囲気に。そこで有吉らが駆け付け、ネタバラシをしました。状況を理解した松崎は笑っていたものの、激高したのはガチで、スタッフも平謝りでした」(アイドル雑誌編集者)

キャリア40年を誇る歌手・松崎を愚弄し、AKB48メンバーも失笑するしかない状況をつくった番組スタッフ。くだらない替え歌や、メンバーをブーブークッションに座らせ、その音を測定するなど、どうしてこの番組はここまで低俗なのだろうか? ある業界関係者はこう語った。

「AKB48は『AKBINGO!』(日本テレビ系)、『週刊AKB』(テレビ東京系)などレギュラー番組が多くありますが、『有吉AKB共和国』は後発番組のため、ほかの番組と企画がカブるのを避けた結果、仕方なく現在のような低俗路線になっているのでしょう。深夜の放送で予算も少なく、制作会社に丸投げの状態。AKB人気にあやかっただけで、スタッフのモチベーションも低いのが原因では」

 番組では、毒舌家の有吉も「AKB48は人に元気とか幸せを運ぶのに......」と大あきれだった。劇場公演では毎回「この1年は震災と向き合って活動していきます」と宣言しているAKB48。番組は被災地である宮城県でも放送されており、ここまで醜悪な内容は見るに耐えないことだろう。規制だらけの萎縮した笑いを望みたくはないが、もう少し明るく朗らかに笑える番組を提供してほしいものだ。

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» この人誰?ACジャパンの「日本の力を、信じてる。」シリーズ。 [ニュースを読まねば]
その謎の人物については、記事の最後に彼が活躍している映像を割り付けておいたので鑑賞いただきたい。うざい、と言われるまでに流されているACジャパンの公共広告。むしろ反発を買ってしまい、その広告としての効果は逆効果ではないかとの評価も出ているCMだだが、その中に有名人を採用した「日本の力を、信じてる。」篇がある。そう、トータス松本などの有名人が無報酬で出演しているCMだ。まぁ、この一連のCMの評価は別のお話として、私が「?」と思っていたことがあった。全く知らない人物が登場していた..... [続きを読む]

受信: 2011年4月24日 (日) 12時28分

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