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2011年4月 5日 (火)

草津総合病院にいったい何があった?

草津総合病院と言えば700床以上もある大きな地域の基幹病院で、併設の小児救急医療センターでトリアージを行っているというくらいですから、言ってみれば近隣の小児医療における司令部役を果たしているとも言える施設のはずですよね。
その草津総合病院で突然小児内科が休診になったというのですから周囲にも影響を与えずにはいられないはすですが、記事を読む限りでもいったいこれは何が起こったのか?と思うような妙なことになっている様子です。

草津総合病院:小児救急医療センター、後任医師が不在 小児内科休診 /滋賀(2011年4月3日毎日新聞)

草津総合病院(草津市矢橋町)に併設の同市小児救急医療センターで1日以降、交代医師が着任せず、部分休診となっている、と同市が2日、発表した

 市によると、1日に自治医大付属病院から3人が着任する予定だった。先月31日に引き揚げた前任医師から同市への連絡で着任の遅れが発覚。1日に市が草津総合病院にただすと「担当の病院事務長と連絡が取れない」と言われたという。

 同センターは草津総合病院小児科が閉まる夜間や休日に同病院医師が診療。1日夕刻以降、小児内科の診療が行われていない。小児外科は診療できるという。湖南広域消防局の小児救急当番病院の一つだが、救急搬送に支障は起きておらず、3、5日は済生会滋賀県病院(栗東市)と滋賀医大に重い患者の診療の代行を依頼したという。【柴崎達矢】

草津市小児救急医療センター 確保担当職員連絡取れず(2011年4月3日読売新聞)
 土日曜・祝日や平日夜間の子どもの急患に対応する「草津市小児救急医療センター」(矢橋町)で1日から小児内科が休診され、同日夜から2日未明にかけて急患6人が他の医療機関に回されたことがわかった。必要とされた医師3人が確保できなかったためで、センターを運営している草津総合病院や市は「市民に迷惑をかけ、大変申し訳ない」と陳謝している。

 センターは2006年、市の補助で同病院が院内に開設、運営し、小児内科と同外科に対応している。

 市や同病院によると、3月28日のセンター運営委で病院側から「必要な医師が確保でき、4月以降の運営が可能になった」と報告があったが、同31日になって医師3人が確保されていないことがわかった。同病院では、男性事務長が医師確保の事務にあたっていたが、同日から連絡が取れなくなっているという。

小児救急が休診、医師着任めど立たず 草津総合病院内市医療センター(2011年4月3日中日新聞)

 草津市は2日、急病の子どもを休日や夜間に診察してきた草津総合病院(同市矢橋町)内の市小児救急医療センターの小児内科を1日から休診したと発表した。本年度から受け入れる予定だった小児内科医3人の着任のめどが立たないため。市はほかの医療機関から医師の確保をするように草津総合病院に要請する。

 センターは、市から委託を受けて月~土曜日の午後5時~翌日午前9時と、日祝日の午前9時~翌日午前9時に小児診療をしてきた。市は病院への委託事業とし医師らの人件費として年間5000万円補助していた。

1日から自治医科大病院(栃木県下野市)から小児内科医3人の着任が決まっていたが、草津総合病院で医科大と交渉していた法人事務局長が病院に出勤せず連絡が取れなくなり、医師受け入れの見通しが立たなくなった。2010年度までセンターで診察していた滋賀医科大の小児科医から3月31日夜に市に連絡があり、1日からセンターの小児内科を休診した。

 田内宏一健康福祉部長は「1日は市民の皆さんに病院の窓口で休診を知らせた。医師の確保は病院に任せていたので。配慮が足らなかった」と話した。

 小児専門の救急医療センターは草津、守山、栗東、野洲市の湖南4市で唯一。当面、小児救急は、栗東市の済生会病院と大津市の滋賀医科大に患者を受け入れてもらうが、12日以降は未定。小児外科と平日午前9時~午後5時の小児内科は診察している。

医師不足で診療科休診、廃止といった話が珍しくないこのご時世でも、普通休診にするともなれば早い時期から広報がなされるものですけれども、何やら年度の変わり目にドタバタと混乱の最中にそういう話になってしまった様子が伺えますよね。
幾つか情報があるのですが、とりあえず記事から判る範囲でまとめてみますとこんな感じになるのでしょうか、しかしこうしてみても本当に突然話が表面化してきたという感じですよね。

1)年度末で前任者の小児内科医師が退任する予定であったが、3月28日になって病院側から市へ医師が確保される見込みと連絡があった。
2)ところが3月31日夜に退任する前任医師から市へ医師が確保出来ていないという連絡があった。
3)後任医師確保について自治医と交渉を担当していた事務局長が、3月31日から音信不通になっている。
4)4月1日に市が問い合わせると病院側は「自治医大から3人の派遣を受ける予定であったが見通しが立たなくなった」と答えた。
5)4月1日から病院では市小児救急医療センターの小児内科を休診している。
6)4月2日に市から同病院の小児救急医療センター休診を発表。

病院自体は公的施設でもないのに発表の主体が市なのは小児救急センターが市の委託事業であるからでしょうが、普通これだけ混乱した話ともなれば新聞社としても病院側に問い合わせくらいはするでしょうに、全くといっていいほど病院側からの直接情報が出ていないということが注目されますよね。
記事から素直に読んでいくと、仮に退任する医師から市への連絡がなければ、市側は同病院の小児内科救急が突然休診になったことを知り得なかった可能性もあるようにも受け取れ、そもそも後任小児科医の確保見込みなんて連絡が病院から市へと入ったのが年度末の3月28日と言いますから、このあたり後任探し自体もよほどに慌てての作業だったということなのでしょう。
ところがそのわずか3日後に前任医師から市へと連絡があったというのですが、通常こうした大きなセンターで一介の臨床医が市当局へこんな連絡を入れるというのも考えにくい話ですから、これはあるいは内部告発などにも近いような非公式の話ででもあったのでしょうか?
ちなみに病院側では4月1日付けで病院HPにこんな記載をしていますけれども、これも通常の病院からのお知らせという形であって特別な緊急報告といったものでもないようですから、何かひどくそっけない印象はぬぐえないところですよね。

お知らせ

■11/4/1
  小児救急医師の着任が遅れています。診療体制が整うまで当分の間、小児救急(内科系)は休診致します。外科系疾患においてはこの限りではありません。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解をお願い致します。  平成23年4月1日  草津市小児救急センター

もう少し細かく記事を見ていきますと、そもそも滋賀県の病院が近隣の諸大学ではなく、なぜ遠く離れた栃木県の自治医大に小児科医の派遣を要請していたのかということが気になるのですが、実際に前任の医師は滋賀医大であったわけですから、普通に考えればこちらに断られたとしても近隣の他大学から話を進めていくのが常道ですよね。
それが遠く離れた自治医大に派遣を要請していたというのですが、もちろん自治医大は各県に毎年卒業生を送り込むわけですから同県内にもツテはあるとしても、どう見ても同病院の性格は地域医療を支える臨床医を養成するという自治医の本来的な設立目的とは離れすぎているように見えます。
つまりはもともと無理目な話に見えている中で、さらに同病院で自治医側とこの交渉を担当していたという事務局長が近頃出勤もしない、3月31日(すなわち、問題が発覚した日!)からは連絡も取れないという状況になっている、その結果医師受け入れが出来なくなったというのですが、自治医からの医師派遣が既に話として進んでいたのだとすれば現場の担当者一人が雲隠れ?したところで話は続くはずですし、続かなければ派遣される予定だった医者としても予定が狂って困るはずですよね。
ところがまるで医師派遣の話そのものが存在しなかったかのようにあっさり全てご破算になっている(ように見える)というのは、深読みするとこの雲隠れした事務局長なる人物の脳内だけで進んでいた話であって、そもそも自治医側とは全くコンタクトすら取られていなかったんじゃないかという可能性すらあるかも知れません。
普通であればこういうトンデモなことがあってもらっても困るんですが、昨今医者一人を紹介すればウン百万円なんてコンサルタント業が繁盛しているというくらいですし、実際各地で「俺の人脈で医者を呼ぶ!」なんて景気のいいことを言ってポジションを得たものの、結局誰も医者はこなかったなんて話は少なからず聞こえてくるくらいですから、何かしらあり得ないことがあってしまったとしても不思議ではないですよね。

もちろん、単純に震災の混乱などで着任が遅れているだけであるといった話なら仕方がないですむことなんですが、仮にそうした情状酌量の余地がある事情であれば当事者の病院なり市なりが「実は」と打ち明けているはずだと思いますが、何かしら話の見えない釈明しか口に出来ていないところが怪しいかなという気がします。
いずれにしてもこれだけ急に話が公になったわけですから、病院側ももう少し情報を出していく必要があるんじゃないかなという気がしますし、今後何かしらの情報が入って事態の経緯が判り次第お伝えしていきたいと思います。

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コメント

退任予定の先生にしてみれば、月末に患者の申し送りもしたいだろうに、その相手がこない(いない)となれば、どうなってるんだ?ということで、市の方にも問い合わせたのではないでしょうかね。

投稿: | 2011年4月 5日 (火) 11時38分

そもそも勤務医なんて着任するにあたってちゃんとした契約書なんて作成しないことがほとんどなので
こんな事になるのでは?

投稿: 浪速の勤務医 | 2011年4月 5日 (火) 12時49分

続報がないので何とも真相が不明なのですが、そのあたりの適当すぎる?業界慣習が悪い方に影響している側面も多々あるかと思います。
ただ最終日の夜になって市の方に電話で連絡するというのがなんとも引っかかっていて、病院の側の妙にそっけない対応ぶりをみても元々こういう委託業務自体を重荷に感じていたのかも知れないかなとも想像するんですよね。
今どき小児救急の総本山なんて名目的には格好良いですけれども、経営的にもスタッフの士気の上でも続けるメリットはなかったんじゃないでしょうか。

投稿: 管理人nobu | 2011年4月 5日 (火) 16時00分

 随分前から患者には先生からお話がありましたが、今後の事はわからないとの説明でした。よほどの事情があったようだとお察しします。決して急な話ではないはずです。すごく丁寧に説明もされ、きちんと診察してもらえていましたので、士気的な問題とは思えません。患者側からみれば、掲示されることなど、全くありませんでしたので患者にばれないように取りつくろっていたという感じです。よほどの事情があったんですよ、きっと。異動先も以前に聞いていたのと最終では違いますし。小児科医の不足が叫ばれているというのに栃木県の小児科は潤っているなんてはずはありませんよね。ましてや管轄外でしょ。デマでなければ、今後の事はどうなるのかわからないなどと、先生から言われるとは思えません。それから、他の患者さんが話してはりましたが、無くなったのは小児科だけではないらしいですよ。全く掲示されないので、患者側からは分からないだけです。草津総合病院内部に色々とどす黒い問題が山積しているようです。年末に点滴受けに行った時も、カーテン閉めても聞こえるのに、看護師が文句言いまくっていましたし、聞こえてくる内容も筒抜けでした…。なるほどと思う反面、次々と内輪の話を興奮して大きな声で話すなんて、そんな人たちに身をまかせる患者側としては、嫌な気持ちになりました。結局点滴を刺されたまま、こちらが終わったのに気づいてナースコール押すまで誰も見に来ず、おかげで1時間と言われていたのに2時間半掛かっていましたがそれにも気付かないようでした。これを友人に話すと「死んでても看護師が帰るまで気づいてもらえんのと違うか?」なるほどです。文句話に夢中で見回りどころじゃなかったようです。上も上なら下も下だなと…。どうしようもない病院という印象ですが、相当色々な内部混乱が起こっているようですね。事務長が雲隠れというのも変ですしね。以前、退職した職員が恨みつらみの脅迫状を事務長によこしたという新聞記事も、草津総合病院のことらしいと聞いていますが、同一人物でしょうか?
 いずれにせよ、かなりヤバイ集まりの病院という印象です。
 

投稿: | 2011年4月 5日 (火) 20時15分

やっぱ詐欺とまでは言わないにしても、事務が行方知れずってのは怪しいよ
医者確保しろとか上司に厳しくせっつかれて、思わずありもしない話をでっち上げたのかも知れない

投稿: aaa | 2011年4月 5日 (火) 20時29分

小児科の撤退は当然医大医局の方針=教授の意向です。 ただしこの教授は同センターの設立以来の運営にも係わっている方ですので、その方がそのような行動をとるということは、目的があるということです。決して市長が説明するような単純な理由ではありません。

投稿: kizuna | 2011年4月 5日 (火) 21時55分

草津市HPの "市勢・まちづくり>会議審議会>会議審議会報告" で小児救急医療センター運営委員会の議事が公開されています。 http://www.city.kusatsu.shiga.jp/www/contents/1282540115540/index.html

投稿: Anonymous Coward | 2011年4月 5日 (火) 23時45分

周産期難民は確かに深刻な問題です。胎児に対しての受け入れ体制は万全であってほしいです。小児科は熱い気持ちに応えられないほどのハードな勤務に追い詰められていたんじゃないでしょうか?小児救急運営に係わっていた教授が、周産期医療の拡張の必要性が分からないわけがないでしょうし、実際その軋轢が原因であれば、歩み寄れないほどのよほどの何かがあったと想像できます。いくらコンビニ救急といえど、少数でも本来の救急が含まれているので、無くなるツケは大きいです。料金加算するなど、安易にかかろうと思わせないようなペナルティシステムをとらなかったのも、コンビニ化した現場の小児科医の負担をきつくしていたわけでしょうし、その負担を軽減していれば、もしかすると周産期に力を貸す余力も生じてきていたかも知れません。とはいえ、あんなに大きな病院ですから、利用しない手はないわけですが、それにもまして、全国的な小児科医の不足が深刻な影を落としている事はいなめず、そこを理解し、ゆっくりでも打開していくべきだったのでしょう。
この噂が事実であれば、どっちもどっちとはいえ、命の現場です。このような大混乱を招く不祥事は、すがる側にとっては迷惑です。引き継ぎが出来ないような状況で土壇場までひっぱられるより、潔く着任までは一次閉鎖として、患者側に公表すべきです。緊急事態で救急に来ている時間と体力のロスは命にかかわる危険がある事すら認識していない病院側の体制からみて、上層部の異常を感じずにはいられません。

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 01時23分

自治医大に医師派遣依頼をそもそもしていなかったという斜め上の展開。

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110406/CK2011040602000107.html
自治医大に医師派遣依頼されず 草津の小児救急で市長ら謝罪
 医師の着任のめどがつかず草津市小児救急医療センターの小児内科が夜間や日祝日に休診している問題で、同市は5日、医師が派遣される予定だった自治医科大(栃木県下野市)が民間の草津総合病院から派遣依頼を受けていなかったと発表した。橋川渉市長は「市民の皆さまにはご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。

 市は2006年から病院にセンターを開設。医師の人件費など年間5000万円補助している。3月末までは滋賀医科大(大津市)から小児内科医が着任していたが、草津総合病院は4月から自治医科大の小児内科医3人が着任すると3月9日に市に報告していた。

 ところが、草津総合病院で医師確保を担当していた職員が3月31日から連絡が取れず、状況が分からないまま1日から休診に追い込まれた。

 橋川市長は「自治医科大に派遣依頼の事実がないのは重大。草津総合病院に事実関係の説明を求めている。報告の結果によっては厳正な対処をしたい」と強調した。自治医科大の担当者は「草津総合病院から依頼がなかった。どういう理由で自治医科大の名前を出されたのか分からない」と話している。

 センターは平日と土曜日の午後5時~翌日午前9時に、日祝日に小児診療をしていた。

投稿: 浪速の勤務医 | 2011年4月 6日 (水) 16時18分

明日の更新分で取り上げる予定です。
しかしまあ、「常に最悪のケースを想定しろ 奴は必ずその少し斜め上を行く」ですねえ…

投稿: 管理人nobu | 2011年4月 6日 (水) 16時45分

自治医大に依頼かけていたと言っておけば、震災の影響で派遣が無理になったとでも言いくるめられると思ったんじゃないでしょうか?全くけしからん。草津市からの小児救急の補助金を中断させないように必死で嘘をついたのなら、それは、詐欺というものです。
透析の医者が来ても次々に辞めていくとの話も聞きました。やばいのは小児科だけじゃなさそうです。無法地帯?

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 19時54分

小児救急医療センター運営委員会の議事を読みました。
.....コワイところですなあ.....

ずっと前から医師不在になる可能性があったのに、
小児救急やら地域の二次輪番の補助金目当てだったんでしょうか.....

投稿: セキレイ | 2011年4月 6日 (水) 20時09分

管理人様
投稿: | 2011年4月 5日 (火) 23時44分 のコメントですが、ピントが微妙です。このコメントと一緒に削除されたし。

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 21時19分

同感です。裏話的な内容ですが、不適切表現と判断できます。管理人さん、削除よろしくお願いします。

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 21時48分

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 19時14分 のコメントですが、ピントが微妙です。このコメントと一緒に削除されたし。


投稿: | 2011年4月 6日 (水) 22時00分

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 19時14分 の「あの事務長って人」の文面も 2ちゃん 的すぎて不適切なため、削除対象ですよね。
よく考えて投稿されないと、見ている側もハラハラです。管理人様、よろしくお願いします。

投稿: | 2011年4月 6日 (水) 22時05分

取り急ぎ投稿者依頼ということで、管理人としては特に問題とも何も思っていなかったのですが、とりあえず下記2件のコメントを非公開にしました。

投稿: | 2011年4月 5日 (火) 23時44分 のコメント
投稿: | 2011年4月 6日 (水) 19時14分 のコメント

原則としてあからさまな営利目的でウザいものだとかでない限り削除するつもりはないので、気が向いて再公開したくなったらまたご連絡ください。
しかしネットは顔無し名無しが基本だと思ってますけれども、こういう時の利便性を考えるとハンドル入力は必須にさせてもらった方がいいんでしょうかね?

投稿: 管理人nobu | 2011年4月 7日 (木) 07時38分

中日新聞より

草津総合病院理事長が謝罪 市に医師確保と虚偽報告
2011年4月9日

◆事務局長は懲戒解雇へ
市に虚偽の医師確保報告をし、謝罪する水野光邦理事長=草津市役所で


 草津市が草津総合病院内に設けた小児救急医療センターの小児内科が、医師を確保できず夜間や休日に休診している問題で、病院を経営する水野光邦理事長は8日に会見。「医師を確保した」とうその報告を市にしていたことを明らかにし、「市民にご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。

 水野理事長によると、病院の事務局長が2月末から医療コンサルタント(東京都)に医師の確保を依頼。見通しは立っていなかったが、事務局長の指示で別の職員が3月9日に医師を確保したとのうその文書を作り、市に提出した。

 水野理事長は「3月末までには確保できると思っていた」と説明したが、コンサルタントとのやりとりは事務局長に一任しており、詳細は分からない。事務局長は、3月31日から体調不良で療養中。病院を経営する医療法人は懲戒解雇する方針。

 これを受け、市は病院への小児救急医療センター指定を、条例に基づき取り消した。橋川渉市長は「病院の報告は市民の信頼を失う行為。市民の皆さまにおわび申し上げたい」との談話を発表した。市は2006年に病院をセンターに指定し、医師の人件費などに年間5000万円補助してきた。 (猪飼なつみ)

投稿: | 2011年4月 9日 (土) 18時13分

個人病院から一気に大病院にして、「○○○○一家」でなくなってしまったんですね。幹部達にどれだけ信頼のおける愛院精神を持つ人たちがいるのか疑問です。一丸となれず、好き勝手でバラバラの印象で、まさに烏合の衆。賛否両論好き嫌いはありますが、こじんまりしていたころは、「右向け右」でまとまりがあったのでは?日本全国のいろいろな病院を参考にするべきです。個人から大病院へ一代で成し遂げた病院は他にもあるはずです。そこはどうして軌道に乗ったのか?草津総合病院に足りないものは何か?研究するべきではないでしょうか?どうも、社会医療法人になってから、気が抜けたようになっているように思います。ハードに力を入れる前に、まずは愛院精神あふれるソフトです。信頼のおけるソフトの構築に問題があるから、内部分裂してしまうのでしょう。勉強不足の所へ、自己中で上っ面だけのスタッフに誤魔化されて、油断してしまったんでしょうか?
潰れるんじゃないかと噂されていますが、ここまで大きな病院です。今回のことだけでも社会的影響は大きく、今後の成り行きを見守るのみです。草津市も、草津市を支える中核病院で、市民病院代わりになってもらっているわけですから、社会的貢献度は大きいわけですし、小児救急問題では「金出してるんやから」というような態度にも見えますが、それはどうかと思います。簡単に切り捨てるのではなく、もっと、親身になって係わりを持つべきじゃないでしょうか?そんなヤドカリ精神でいるのならば、さっさと、次を見つけて対応できるということなのかと思いきや、そうではなさそうですし、そもそも何の為の小児救急であるのか?なぜコンビニ化され、それによって足りない小児科医を多忙に追い詰め、衰弱させてしまったのか?いろんな原因があったにせよ食い止める方法は無かったのか?考えるべきです。そもそも「人を大切にする」為のものが、丸投げしてしまったばかりに、方向が狂ったわけですし、草津市も、病院トップも無責任だったということで、しっかり名誉挽回するべきです。辞めるのではなく、改革して改善するべきだと思います。

投稿: | 2011年4月 9日 (土) 20時09分

 お金の使い方、草津市も草津総合病院も似た者同士。
 夜勤可能看護師の就職準備金100万円だそうです。期間が過ぎれば辞めるようなお金です。同じお金なら、研修費用などにお金を使うほうが質の向上と人材確保で一挙両得のはずですが、目先の人材確保に思考が走っているようです。
 小児救急の目先のお金は患者確保にもなり、魅力的なはず。小児科医の苦悩を我慢に我慢させて対策を真摯に考え様とせずにお手上げされたわけですね。生きたお金の使い方勉強するべきですよね。
 草津市側も何度も話し合いして問題提起されているのなら、こうなる前に経営に乗りこむなり、尽力尽くさないと、お金出しているというだけでは無責任。滋賀医大の小児科陣営に敬意を示すことぐらい考えるべきではなかったか?「もう、むりです。」「そうですか。じゃ、次はどこがやってくれますか?」では駄目でしょう?24時間365日必死で頑張ってくれた滋賀医大小児科陣営に応えるため何とかして改善しようとするべきです。退陣が決まっても他の所が同じ苦しみをまた繰り返すことにならないように手を下すべきですし、ましてや「3名確保」そもそも無理でしょその人数では、とも思わないで納得するなど、仰天です。
 

投稿: | 2011年4月 9日 (土) 21時56分

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