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2011年3月19日 (土)

地震報道とマスコミ

地震の影響でテレビ番組も大幅な改変を強いられていましたけれども、いつまで地震報道ばかりを続けるつもりかという声もある一方で、これまた元に戻せば戻したで「なんでこんな時にバラエティーなんだ!」といった調子で、賛否両論あるようですね。
ただ個人的にそれ以上に気になったのが何かCMがずいぶん変わった?ということなんですが、どうもこちらもかなりな問題として取り上げられているようです。

「AC」CMに苦情殺到も…広告枠買い取っていなかった!?(2011年3月17日zakzak)

 震災発生から6日がたち、テレビラジオの民放各局は通常の番組編成に復帰した。ただ、各企業がCM出稿を自粛しているため、CM枠の大半はACジャパン(旧公共広告機構)の公共広告ばかり。これが思わぬトラブルを招いているという。

 「1歳の息子が『♪エ~シ~』と口ずさむようになってしまった」

 都内の30代会社員がつぶやくように、民放のCMはほぼすべてAC。♪ポポポポ~ンの歌でおなじみの「あいさつの魔法」や、女優の仁科亜季子・仁美親子の「大切なあなたへ」など数パターンのCMが繰り返し放送され、最後に流れる「サウンドロゴ」も耳に残る。一部の視聴者は「この非常時に広告出稿をしている」とACに苦情を寄せているというが、これは完全なお門違いだ。

 「ACは民放各局が資金を出し合って創設した経産省所管の特例社団法人で、CM放映は放送局の自主判断。深夜や早朝など広告枠が埋まらない場合の“アテ”の要素が強く、ACが広告枠を買い取っているわけではない」(民放局社員)

 ACジャパンは「視聴者の皆様に大変ご不快な思いをおかけしました」とおわびのコメントを発表。被災者支援のメッセージを込めた新CMの準備を進めている。

ACさんも知らない間に勝手にこんな問題を起こされて苦情を受けるとはいい迷惑でしょうが、あのCM自体はそうおかしな内容でもないんですけれども、CMタイムともなれば毎回毎回あの同じサウンドロゴが何度も繰り返し流されるというのはさすがに鬱陶しいものがあります。
ただそれ以上に鬱陶しいのが肝腎の番組の内容の方だという声の方が大きいようで、特に被災者に対する配慮のないマスコミの行動はトラウマをもたらすのではないかと危惧されています。

被災した子どもにマイクを向けないで! 二次被害に注意を呼び掛け(2011年3月18日Business Media 誠)

被災した子どもにインタビューする報道関係者に対し、「やめてほしい」の声が挙がっている。日本心理臨床学会は「被災した子どもたちに被災体験を語らせないで」と訴え、二次被害に注意を呼び掛けている

 被災した子どもに「地震は怖かったですか?」とマイクを向ける――。テレビでたびたび見かける光景だが、こうした報道について「反対」の声が挙がっている。

 日本心理臨床学会は報道関係者に対し、「被災した子どもたちに被災体験を語らせたり、絵を描かせたりしないでください。被災体験は、安全・安心・信頼の関係性のなかで表現されてこそ、回復への力になります。逆に、安心・信頼のないなか表現を強いることは二次被害を与えます」とWebサイトで訴えている。

 命をおびやかすような怖い体験からの回復には「安心・絆・表現・チャレンジ」の体験が必要で、特に「海を見ることができない」「海に行けない」という子どもには何かにチャレンジさせることが大切だという。

 また被災した子どもの利益にならないようなアンケート調査についても「絶対に行わないでください」と強調。阪神・淡路大震災や中国四川大震災のときにも“調査公害”が発生したため、「この災害では決してそのような二次被害が起こらないようにしてください」と注意を呼び掛けている。

やるなと言われても絶対にやるんだろうなという気はするのですが、彼らマスコミには取材活動におけるこうした配慮を専門的に検討していく組織もなければ、自分達の行動がどういう影響を及ぼすのかを検証する組織もないわけです。
言ってみれば現場のそれぞれが乏しい経験の中から好き勝手をやっているわけですから、それは数々のトラブルが絶えないのも仕方がないのでしょうが、今回の地震報道においてもあちらこちらから彼らの「不適切発言」を指摘する声が聞こえてきているのですね。

フジテレビ、菅首相会見中に暴言連発 (2011年3月13日POP UP)

12日にフジテレビ系列で放送された「スーパーニュース」の中で、菅直人首相が東北・太平洋沖地震につての会見を行っているシーンが放送された。そこで、放送事故というレベルではない、とんでもない暴言が音声として流れてしまった

菅首相の会見の内容は、被災者への励ましとお悔やみ、そして救助活動を行っている人たちへの感謝だった。ところが、この会見中、音声を切りかえるスタッフがミスをしたのか、小さく男性と女性の声が入ってしまったのである。その動画がこちら

はっきりと男性の声で「ふざけんなよ、また原発の話なんだろどうせ」、女性の声で「あはは、笑えてきた」という音声が入っている。会見場でこんな話をする人間はいない。ということはフジテレビの番組なのだから、記者かスタッフかアナウンサーかわからないが、フジテレビの人間が喋っていることになる。私は正直、民主党も菅首相も好きではない。だが、こんな大災害事に、寝る間を惜しんで働いている。それを「ふざけんなよ、また原発の話なんだろどうせ」とは、どういう料簡か。原発の近くの住民はその原発の話が聞きたいんだよ。お前はお台場にいるからいいかもしれないけどな、爆発した原発の真横にいたらどうすんだ? 自分が放射能を浴びたかどうかも気にならないのか?

そして、なんでここで笑えてくるんだよ。どこにも笑うところなんかないじゃないか。フジテレビは日本最大級のテレビ局だ。それがこんな大災害のニュースの、首相の会見を聞いてなんで笑えるんだよ。へらへらしてんじゃねえよ。もしかしたら、この会見とは関係ない話をしていて、音声を拾われてしまったのかもしれないが、今は日本のマスメディアは笑っている場合じゃないだろう。少なくとも職場で。笑うんなら家帰ってから笑え。

フジテレビというテレビ局は性根が腐ってる。とっとと解散して、近所の悪口おばさんにでもなればいい。

日テレ【スッキリ!】でも暴言か?(2011年3月15日ニュースな話題)

「スッキリの中で、名物リポーターの大竹真がリポート中に、【また切れた、ほんとに面白いね、生中継・・】とぼやいている場面が写され、マイクでその声が大きく拾われてしまった。スタジオの加藤浩次からは怒号のような「大竹さん!」という呼びかけにやっと気づき、リポートを始めたがすぐに中継を切られた。完全に現場とスタジオの連携ミスで、マイクがオンになってしまっていたことでこの事故が起きたのですが、双方の現場に緊張感がなかった証拠です。大竹真氏に対して、ネットでは一斉に日テレに抗議を起こそうとする書き込みや、動画のYOUTUBEが多数拡散しています。
未だに余震や原発に怯える日々が続く中で、現地取材をするマスコミにも限界が見え始めている。

テレ朝スタッフが被災地で「こういう絵が迫力がある」と発言か (2011年3月15日ガジェット通信)

東北地方太平洋沖地震で多くの人たちが亡くなり、家をなくし、被災者として避難所で不安な毎日を送っています。行方不明者の正確な人数がわからず、安否確認もままならない状態となっています。

そんななか、テレビ朝日のスタッフが被災地で問題発言をしていたらしく、物議をかもしています。Xさんが仙台にいたらしいのですが、そこでテレビ朝日スタッフと偶然遭遇。

テレビ朝日スタッフの声が耳に入ってきたようなのですが、そこで、とんでもない会話をしていたというのです。会社経営者Xさんは、そのときの会話をインターネット上に掲載し、多くの人たちがテレビ朝日に対して非難の声をあげています。

<Xさんの書き込み>
テレビ朝日が11人。目の前で明日のロケミーティング中。ディレクターが「一番おいしいのはうんぬん」「こういう絵が迫力がある」「ボランティアのヤツら」とか。勘弁してくれ。松尾アナも同席
※インターネット上から引用して掲載しました

「松尾アナも同席」と書いていることから、けっこうハッキリと観察していたようです。もしこれが事実だとすれば、非常に悲しい事実かもしれません。やはりテレビ局は震災時でも高視聴率を狙ってしまうものなのでしょうか?

えてして人間やってはいけない局面でこそ大きな失敗をしてしまうものですけれども、今回の一連の「事故」の場合はいつものメンツによる、どれをとっても普段そのままの地がついうっかり出てしまったという感じの話ばかりで、むしろ起こるべくして起こったという印象が強いですよね。
とりわけ冒頭のフジテレビの一件は場所とタイミングも最悪であったこともあってか海外メディアでも大きく取り上げられ、とりわけ台湾などでは名指しでフジテレビの女子アナが失言と報じるような騒ぎになっているのですが、これに対して当のテレビ局の側からは釈明のコメントが出ています。

日テレリポーター“失言”、フジの混線?発言に批判(2011年3月15日スポニチ)
 日本テレビで14日に放送された情報番組「スッキリ!!」(月~金、前8・00)内で、東日本大震災で被災した宮城県石巻市からの中継の際、「本当におもしろいね~」という話し声がオンエアされ、批判が起こった。

 同局によると、この発言は大竹真リポーター(39)が中継に入ったことに気づかず現場のスタッフに話したもので、「中継回線がうまくつながらず、放送が段取りどおりに進まないことについて発した言葉だと聞いている」(同局)。

 同局は「たとえ私語であっても視聴者の方々に誤解を与えかねない」と判断。同リポーターに対し厳重注意を行った。

 また12日にはフジテレビで放送された震災関連特番で、菅直人首相(64)の会見中に「ふざけんなよ、また原発の話なんだろ」「あはは、笑えてきた」という男女2人の話し声がオンエアされた。同局は「音声がどこから混線したものかは不明で調査中」とした。 

はあ、例によってここでも視聴者の皆さんの勝手な誤解ですか…
まあさすがに原発の話云々と言っているわけですから、これは「他の事について言っていたのだ」なんて弁解するわけにもいかないのでしょうが、記者クラブ制を筆頭とする日本の閉鎖的な報道システムからしますと、いずれにしてもこの場で騒ぎを起こしたのがマスコミ各社のいずれかの関係者であったことは確定的ではありそうですよね。
ちなみに今回の謝罪に関連して海外でも著名人の失言が相次いで報じられていますけれども、彼らのそれぞれが社会的制裁を受けたり謝罪に追い込まれているといった事実を見るに付け、このまま「不明です。調査中です」で終わってしまっていいものかという気がするのですが…

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