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2011年2月 6日 (日)

今日のぐり:「会津屋本店」

「大和ミュージアム」が出来て以来、大きな大和の模型が手軽に見られるようになって有り難みも薄れたかと言う気がしていましたが、先日「1/40戦艦大和」を完成させたというこちらの話はもはや偉業と言うしかありませんね(詳細はリンク先から是非ご確認ください)。
今日はこの偉業に敬意を表する意味も込めて、人間の手になる素晴らしい?業績というものを紹介してみたいと思いますけれども、どうも斜め上方向に逸脱しているものが多いような気がするのは自分だけでしょうかね?
まずはこの時期らしい話題ということで、比較的穏健なものから紹介してみることにしましょう。

人口240人の集落、雪だるま500個作った 石川(2011年1月29日朝日新聞)

 日本三名山の一つ白山(標高2702メートル)のふもと、石川県白山市の桑島地区で28日、住民総出で作った雪だるまを並べるまつり「雪だるま2011」が開かれた。人口約240人、約90世帯の集落に並んだ雪だるまは約500個。夕方には雪だるまをろうそくで照らし、観光客らを楽しませた。

 例年2メートル近くの積雪に閉ざされる同地区で、雪を使った町おこしとして1989年に始まった。県内外から観光客が集まる人気イベントで、バスツアーも組まれている。映画のキャラクター「トトロ」や家族で食卓を囲む雪だるまなど、ユニークなものも多く見られた。来月4日には隣の白峰地区でも開かれる。

 小松市から仕事を休んで家族3人で訪れた会社員北山一弘さん(35)は「趣向をこらした雪だるまや幻想的な風景に感激しました」と話した。(山岸玲)

記事の写真を見ているだけでもなかなかに壮観なんですけれども、こういう地域ですとさぞや高齢化も進んでいるでしょうに、この労力には頭が下がりますよね。
先日一部界隈でもちょっとした話題になったのが「ヒーローは実在した」というこちらの記事なんですが、まずは読んでみていただきましょう。

家族の目の前で40人もの屈強な男達に輪姦されそうになっていた少女をククリナイフ一本で救った男(2011年1月30日ロジクール)

たった一人のネパール人兵士がレイプ寸前の被害者を40人の男達から守る
なんてこった!たまにはこういう漢がやってきて俺達に本当のヒーローがどんなものか教えてくれるもんだ!

35歳のグルカ兵士、名をヴィシュヌ=シュレスタという。ある日彼が電車に乗っていたところ、突然、ナイフ、剣、銃で武装した40人の屈強な強盗たちが電車を襲撃、乗客から略奪を始めた。彼はすっかり囲まれていたのだ。

ヴィシュヌは強盗たちが他の乗客から、携帯電話、貴金属、現金などを奪っているときは沈黙を守っていた。しかしコトは動いた。強盗たちが彼の隣に座っていた18歳の少女に掴みかかり、無理やり服を脱がせ全裸にしてしまったのだ。正面に座る少女の両親がどうすることも出来ず、哀れな娘を強盗たちが思いのままにしそうになっている。
この状況を前に、ヴィシュヌは決心した―こんなことはもう沢山だ―

「小さな女の子がは助けを求めて泣き叫んでいました。『貴方は兵隊さんでしょう?お姉ちゃんを助けて!!』」とヴィシュヌは回想する。「私は彼女が自分の妹のように思えて来ました。だからとにかく彼女を強盗の魔の手から救ったのです」

さて、ここからが盛り上がるところ。彼は持っていたククリナイフを引き抜くと、強盗達をちぎっては投げ、投げてはちぎりのの大活躍。結果、強盗たちは3人が死亡、8人が負傷、他のメンバーは皆逃亡した。戦闘中、彼は左手にいくらか負傷を負ったが、今では回復しているそうだ。

精強で知られるグルカ兵伝説にまた新たな一ページが書き加えられたと言いますか、まさにリアルで「映画化決定!」というような話なんですが、そもそもイラク・アフガンで勲章を貰いに行く道中だったというこの方、実際にその場で何が起こったかという話をよく聞いてみますとこれは…ちょっとそのまま映画化するとなると年齢指定になりそうですよね…
一方でこちらは殺人装置などとうたいながらどうも牧歌的と言いますか、まあ平和とはこういうことなんだろうなとも感じさせるニュースです。

殺人光線の発生装置が「自殺」、19歳が5,800枚の鏡使い製作もパーに。/米(2011年2月1日ナリナリドットコム)

パラボラアンテナに5,800枚の小さな鏡を貼り付けた“殺人光線”発生装置――そんな物騒な装置を製作した19歳の米国人がいる。この装置、太陽の光をあてるとコンクリートも溶かしてしまうほど、その威力はまさに殺人的だ。

英紙デイリー・メールによると、製作したのは米インディアナ州に住むという19歳のエリックくん。彼は昨年、直径約1メートルのパラボラアンテナの電波受信面に5,800枚もの小さな鏡を貼り付けた「R5800」なる装置を完成させた。要はこれらの鏡で反射させた太陽光を1点に集中させる仕組みだが、彼自らが“殺人光線”を発すると紹介している装置の威力は、「Solar Death Ray: Power of 5000 suns!」(http://www.youtube.com/watch?v=TtzRAjW6KO0)のタイトルでYouTubeに投稿されている動画を見れば一目瞭然だ。

「R5800」はタイヤ付の台車に取り付けられ、移動が簡単にできるようになっている。これを物置のような小屋から太陽の光が降り注ぐ外へと運び出し、いろいろな物への照射実験をするのが動画の内容だ。木材、ペンキ缶の蓋、ジュースのアルミ缶、土の塊、コンクリート、水を入れた試験管などに次々と“殺人光線”を照射。炎を上げたり、溶けたりする様子を記録している。彼の説明によると、光が集まる部分は約3,600度に達するそう。「どんなものでも溶けるか、蒸発する」と、その強力なパワーに自信たっぷりだ。

と、ここまで動画の中で凄まじいエネルギーの力を見せつけ、装置の横で誇らしそうに立っているエリックくんだが、最後には一枚の写真が映され画面下に何やら字幕が現れる。なんと昨年12月13日に「R5800」を格納していた小屋が燃えてしまい、装置も一緒に「完全に壊れた」という。彼は「R5800」が「火事の原因になった可能性が大いにあり得る」と語っており、いくつかの偶然が重なり、火を出してしまったようだ。

消滅するときまで威力を見せ付けた装置の最後を「自殺した」(デイリー・メール紙より)と例えたエリックくん。彼はこのアクシデントにもめげず、今は「3万2,000枚の鏡を使うのがゴール」という後継機の製作に意欲を燃やしているという。

現代のアルキメデスとでも言うべきなのでしょうか、確かに紹介されている動画を見るだけでもすごいことになっているのですけれども、それではこの装置を開発した結果何がどうなるのかと言うことを考えてみますと、ねえ…
それでも一応は「額面通り」の性能を発揮しているだけに偉いものですけれども、一介の無名の少年がこれだけの偉業を達成したというのに、まともな(のでしょうね)研究者がこの程度ではさすがにがっかり感も隠せないというところではないでしょうか?

食欲は煙で満たせ! 食事した気分になれる魔法の装置/米(2011年2月1日ロケットニュース24)

「食べても食べても太らない体になりた~い」。誰もが一度は抱く願望かもしれません。その夢を叶えてくれるような研究が進んでいるのをご存知でしょうか? 米ハーバード大学のデビッド・エドワーズ教授とエアロゾル(煙霧質。エーロゾルとも呼ばれている)の研究者が、煙を吸うだけで食事をした気分になれるという不思議な機器を開発しました。

教授らが開発したのは、「ルーハフ」と呼ばれる機器です。ステーキやトマトスープなどの料理の素となる薬を、巨大な水槽に、ごく少量注ぎます。スイッチを入れると、およそ1分間発する超音波の力で液体が激しく振動し、「圧電性結晶」と呼ばれる結晶が作られ、雲のような煙へと変化するのです。この煙をストローで吸うと、本当に食べたような錯覚を覚えるのだそう。

この機器は食物だけでなく、飲料にも対応しています。飲料の場合は薬ではなく、そのものを注ぐのが特徴です。アルコールも煙に変えて摂取することができ、お酒の味を楽しめるようです。

現在、パリに1台しかないというこの機器、まずは秋までにフランスで、1万1000円程度の価格で販売する予定とのこと。実際に機器を試した人物の話によれば、「煙を吸っているだけだから、空腹は空腹。実験後カフェに行ってサンドウィッチを頬張ってしまった」と説明しています。しかも煙を吸った後、口の中にはダンボールのような味が残り、さらには頭がくらくらして気分が悪くなったとのことでした。このことについて教授は、「過去の実験でそのような例はない」として、あくまでも安全であることを強調しています。

とても奇抜なアイディアではありますが、満腹感を得られないのであれば、あまり需要はないのかも。おまけに気分が悪くなるのでは、使い道は皆無ではないでしょうか……。

今のところ看板倒れと言うしかない状況のようですが、星新一の傑作「味ラジオ」の如く何かしら実際に口に出来るものでも併用していればまた違ったのでしょうから、いっそ日本の低カロリー食品であるこんにゃくなどを利用してみるのもよろしいんじゃないでしょうかね。
こちらはもはや毎度のことで今さら突っ込む気にもならないような話なのですが、以前にも紹介しました中国のアレが今やとんでもないことになっているようです。

中国の「ガンダムっぽい巨大ロボット」がさらに改造されもはや原型をとどめない状態で再登場した模様 /中国(2011年1月30日ガジェット通信)

『ガンダム』にそっくりなロボットの巨大立像が昨年中国四川省成都市の遊園地に登場した事件をみなさん覚えているでしょうか。「偽ガンダム」「中華ガンダム」「なんちゃってガンダム」などとも称されネットでもかなり話題となっていたので前回の写真をご覧になった方も多いと思います。昨年登場したこの「ガンダムっぽいヤツ」はいつの間にか撤去され、ひとまずウヤムヤなうちに事態は収束したものと考えられていました。撤去されたのできっと部品なんかも廃棄されてるんだろうなぁと皆さん考えていたと思うのですが。が、しかし、ここでまた新たなチャレンジがおこなわれているという情報が流れています。なんと、前回の金ぴかのニセモノにさらなるデコレーションを施した新しいバージョンの「ガンダムっぽい巨大ロボット」が登場したというのです。ベースはどう見ても前回の「偽ガンダム」なんですが、意味不明のパーツがたくさん付け加えられています。

●頭からつま先まで、つっこみどころが満載すぎる「黄色いヤツ」
この画像、現在Twitterで転送され噂が広まっているところでまだ詳細な情報が入ってきていませんが、見たところ確かに例のアレです。画像を見た人々は「 誰だww」とか「安心の中華クオリティ」と苦笑気味。確かにお台場や静岡で展示されている本物の『ガンダム』は素晴らしいの一言ですが、それを模倣して展示、そしてそれを批判されると、一旦撤去、そしてまたこの様な形で改造して展示……さすがにいかがなものかと筆者は思うのですが、果たして今後どのようなことになるのでしょうか。しかしこれを見たら中国の子供たちも「これじゃない!」とガッカリするんじゃないでしょうか……。

いやまあ、確かにここまで来ると中国オリジナル以外の何者でもないとは主張できそうですけれども、もはやこれはどこから突っ込んでいいものやら迷うような状況になってしまっていますよねえ…
突っ込むと言いますか詰め込むと言いますか、こちらもとにかくもの凄い状況になっているという点では負けず劣らずですけれども、まずは文字から状況を想像していただきましょう。

MINIの車内に26人! ギネス新記録/米(2011年1月30日レスポンス)

MINIが新たなギネス世界記録を打ち立てた。その小さな車体に、26名の大人が乗り込んだというのだ。

このギネス記録は18日、米国コネチカット州に拠点を置く「ピロボラスダンスカンパニー」が挑戦したもの。同カンパニーは、肉体を巧みに使って影絵を作り出す「シャドーダンス」で、世界的に有名になったモダンダンス集団だ。

26名のダンサーは、入念なストレッチの後、次々とMINI(ハッチバック)に乗り込んでいく。柔軟な体が生み出した驚異のギネス記録達成の瞬間は、動画共有サイト経由で見ることができる。

お前らはリアル歌川国芳か!と思わず突っ込んでしまいたくなるような状況は動画でも参照いただければと思いますが、ちょっとこれは何と表現すべきか判らないようなもの凄いことになっていますよね。
先頃は「戦場で見えなくなる戦車を五年以内に実戦配備する」なんてトンデモ…もとい、素晴らしい計画を発表したブリですけれども、民間においても新型戦車の開発が着々と進んでいたようです。

車椅子をキャタピラー式に改造したら戦車の免許が必要に/英(2011年1月15日サン)

 英国ドーセット州ドーチェスターに住む、元造園師で障害者のジム・スターさん(36)は自分の電動車椅子の車を取り外しキャタピラーをつけ、時速12kmまで出せる「モンスターマシン」に改造した。これで8歳と4歳の子供たちと雪でも砂浜でも動き回れるはずだった。
 しかしいざ動かそうとしたところ英国の運転免許を発行する機関、DVLAからストップがかかった。運転にはカテゴリーH、キャタピラー車の運転免許が必要だったのだ。
 スターさんは「こいつはいいマシンなんだよ。平坦な場所以外だと、国民保険サービス(NHS)の車椅子はつかえないんだ。DVLAには例外を認めてほしいね。」と語っている。(The Sun:動画あり)【吉】

志は大変立派なものであったと思うのですけれども、この妙に気合いの入りまくっている装置の実際を見てみますとそれは免許なり何なりは必要なのではないかという気はしますよね。
最後に控えますのはこちらの記事ですけれども、まあブリならこの程度はやると考えておけば間違いないという話でしょうか。

まるで「007」 水圧で飛翔/英(2011年1月8日MSN)

 英ロンドンのテムズ川で7日、国際ボートショーが開かれ、4気筒エンジンを背負い長いホースで川の水を吸い上げ、その水圧で上昇、まるで空を飛ぶような奇抜な「乗り物」が登場、注目を集めました。
 製作会社などによると操縦者の体重にもよるが、高度約10メートルまでの上昇が可能で、最高速度は時速約35キロメートル、飛行時間は1~2時間という。
 操縦者はジェームズ・ボンドではありませんが、さすが007を生んだお国柄ですね。(APなど)

記事の画像を見てみますと原理も状況も一目瞭然なんですけれども、確かに奇抜ではあるもののその実用性を考えて見ますと、かのパンジャンドラムと同程度には高そうだということになるのでしょうかね?

今日のぐり:「会津屋本店」

長年の念願かなって奈良県は三輪山にお参りしてきた帰り、そう言えば奈良という土地も蕎麦が盛んなところだったなと思い立って立ち寄ったのがこちらのお店です。
桜井市の郊外と言いますか、吉野に向かう方の山間部は水道もないような人里離れた僻地にぽつんと立っている山間のログハウスといった感じのお店なんですが、さすがにこれは口コミだけでやっていける立地でもなさそうで、ネット時代だからこそ成立するお店なんでしょうね。
まあ蕎麦は水がよくないといけませんから、こういうところでやるのも意味があるのだろうと納得は出来るのですが、ちなみにこのお店はちょうど谷底でほとんど日が当たらないところにあるそうなんですが、周りに雪も残る中で外の犬小屋でワンちゃんが寒そうにしているのが妙に印象的と言いますか、ちょっと強制的に道連れにされているのがかわいそうな気はしましたね(苦笑)。

見てみますと蕎麦系のメニューがざるそば、おろしそばにダッタンそばと冷たいものが三種類だけ、後はそばがきと蕎麦団子の味噌焼きだけと非常にシンプルで、この寒い時期ですと人によっては暖かい蕎麦も欲しくなるんでしょうが、一応親父さんも気にしているようで蕎麦の洗い水は温水を使って軽く暖めた状態で出しますということです。
これが細打ちの蕎麦ですと何を余計なことをなんて話にもなりかねませんけれども、結論から言うとこちらのお店のような極太の蕎麦ですとこういうのも悪くない工夫なのかなとも感じさせられた食後感ではありましたね。
さて注文後かなり待ってからそばの登場ですが、おろしそばざるとの違いはどうやら大根おろしの有無だけで値段は同じとなっているようで、特にざるの方はそもそもざるもなく器に直盛りしただけのものを「ざる」とはこれ如何に?と感じるのですけれども、どうやらお客が集中していたせいで器の中に敷いておくべきざるが足りなかったということのようで、まあ水切りもしっかりしてあることだし許せる範囲かとも思います。
違うのは食べ方の方で、ざるの方は当然蕎麦つゆに浸しながら食べるのでしょうが、おろしの方は薬味もおろしもトッピングしてから蕎麦つゆを回しかけて「ぶっかけ」状態にするのがデフォルトのようで、その分大根おろしもたっぷりと用意されているようなんですが、こういうおろしそばに付ける大根は普通もう少し汁を切ってもらってるものなんですけれども、こちらは小鉢一杯のおろし立てそのままで出てきます。

ざるの方はそのままで、おろしは薬味も一式入れてみましたが、とにかくこの大根おろしが辛い辛い、大根の汁まで全部入れると大根の辛さに負けるので、後述するように蕎麦つゆの問題と絡めて考えても控えめな量から試してみた方がよろしいかと思いますね。
このざるそばが見事に緑がかった色合いで、たとえ新蕎麦にしても色が目立ちすぎる気がするんですが、ダッタン蕎麦粉も入っているんでしょうか、まるで蕎麦つなぎが入っているかのようなもちもちした食感が特徴なんですが、これでつなぎ無しの十割なんだそうですから再び驚きます。
特にこういう太打ちの蕎麦と言うのは一見細打ちほど茹で具合に気を遣わないように見えて、妙に茹で伸びしていたり逆に茹で足りなかったりとそれなりに難しいものなのでしょうが、こちらの場合はとにかく讃岐うどんにもつながるようなごつい食感が他を圧する特徴で、ごつい太打ちの田舎蕎麦系を大盛りでというスタイルが好きだと言う向きには合うんでしょうね。
ちなみにどちらも蕎麦つゆの器が二つ付いてくるので違う味で試してみろと言うことなのかと味をみたんですが、どう見ても味は同じだろうとしか思えないので親父さんに聞いてみましたら、蕎麦つゆが足りないと言う人が多いのでつけることにしたそうで、それならそれで徳利に入れるか大きな器一つに入れて出せば良さそうなものなんですけどね。
まあこの店の場合万事がこんな調子でライブ感覚ではあるようですが(苦笑)、それはともかくこの蕎麦つゆでこうまで太打ちの蕎麦を食べさせるとなるとあまりに弱いですし、そもそも蕎麦つゆというものは徳利で出してもらわないと蕎麦湯を楽しむのにも困りますから、是非これは改善をお願いしたいところですよね。

そば団子味噌焼きの方はしょせんつまみだろうと思っていましたら、もちもちした食感と表面の香ばしい焼き具合の対比が楽しく、甘辛い味噌とのバランスも程よい上に、これ一皿で結構お腹が膨れるボリュームもありますから、お値段からしても待ち時間を埋める目的でもこれは非常にお値打ち感がありますね(ただし、これまた注文後こね始めるということですから、若干蕎麦が出てくるのが遅くなるという問題もあるのですが)。
蕎麦なども一見すると単価は高めなんですが、もともとの量が大盛りレベルに多いのでそう割高という感じでもないですし、原価率などあまり深く考えずに値付けしているっぽい雰囲気はありますから、とにかく蕎麦をお腹いっぱい食べるということであればむしろ割安感があります。
そば打ちは我流なんだそうで食って行くために始めたそうですが、こちらの最大の特徴としてお客が注文してから一グループ分ずつ蕎麦を打ち始めるということで毎回必ず時間はかかる、その上フロアの仕事も親父さん一人で全部やっているわけですから、「時間がない方ご遠慮ください」なんて張り紙があるのも当然ですよね。
ちなみに日本一を目指しますと言うくらい打つのは早いが、ここに限らずやたらに「三たて」を連呼して打ち上がったらすぐ茹でるのがいいかどうかは、また意見の分かれるところだと思います。

飲み物何でも持ち込みオーケーで、湯飲みにお茶やお湯のポットとインスタントコーヒーの瓶などが置いてあるだけという簡易ドリンクバー状態なんですが、とにかくそういう状況ですからお客の回転も悪い、と言いますかそもそもお客自体が少ないんですけれども、しかしこれ以上多くなっても困るんだろうなとも思いますし、もともとがそういう数を狙うような店でもないのでしょう。
ちなみに待ち時間を紛らわすためにと本棚などを覗いてみましたらすぐ気付くかと思いますが、何やら歴史関係の本ばかりが並んでいるというのはこちらの親父さん、実は古代史研究が本業で九州の方から奈良に移り住んできたということらしく、店内の壁一面を埋め尽くしている張り紙も蕎麦絡みの蘊蓄よりも古代史が多いのはその筋が好きな向きには良さそうですよね。
まあこのあたりの本業の内容には個人的に異論がないわけではないが、語り出すと止まらない親父さんの熱弁に免じてそれもありなんだろうなと捉えておくのがよいのでしょう。
とにかく色々な意味で独走(独創)的に趣味に走ってるっぽい店なんですが、一つだけ最後まで謎だったのは九州出身で奈良に定住している人間が、何故会津を屋号にしているのだろうかということですかね?

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