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2011年1月23日 (日)

今日のぐり:「ラーメン もんじゅ」

先日見ていまして、これは笑うべきなのかいずれの登場人物に同情すべきなのかと迷わしい思いを感じさせられたのがこちらのニュースです。

肥だめ爆発:爆竹でメタンに引火…責任めぐり“なすり合い”=中国(2011年1月21日サーチナ)

  天津市の裁判所はこのほど、児童が放った爆竹で屎尿(しにょう)だめ内にたまったメタンガスが爆発して停車中の自動車が破損した事故で、行政と児童の保護者、マンション管理業者にそれぞれ責任があるとして、修理費用の賠償を命ずる判決を言いわたした。毎日新報が報じた。

  爆発が発生したのは2010年2月12日午後3時ごろ。12歳の男児が父親に爆竹を買ってもらい遊んでいたところ、マンション敷地内の地下にある屎尿だめから出たメタンガスに引火して爆発した。児童は負傷し、入院した。

  爆発でコンクリート製のふたが飛び、すぐ近くに停めてあった自動車のドア部分などを傷つけた。修理代をめぐり争いになり、自動車の持ち主は、児童と母親、マンションの管理業者、行政の排水管理部門を相手に訴訟を起こした。

  児童の母親は、引火の危険表示などはなく、12歳の子どもにメタンガスの危険性を知る能力はないので、責任はないと主張。マンション管理業者は、排水の管理は行政が行っているので無関係と主張。行政は、屎尿だめの周りには鉄の鎖を取り付けているにもかかわらず、勝手に駐車していたとして、安全性の確保を怠った管理業者と自動車の持ち主に責任があると主張した。

  裁判所は、児童の爆竹遊びは、保護者にも管理責任があったと指摘。一方、マンションの管理業者も、車を停めておいた場合、危険があるとの表示をしていなかったと、それぞれ一定の責任があるとの判断を示した。行政に対しては、屎尿だめの清掃や発生したメタンガスの濃度の把握や危険性除去を怠り、爆発事故に対して主たる責任があるとの考えを示した。(編集担当:如月隼人)

当事者達にしてみれば笑うどころではないということなんでしょうが、何か近頃では中国という国に関しては何でもありという気配すら漂っているようにも思われるのは気のせいでしょうか?
今日は不幸な方々に敬意を表して、まさしく「何でもあり」状態という中国のニュースをお伝えしたいと思いますけれども、まずは同じく爆発ネタを紹介してみましょう。

道路が爆発…バスが爆風で持ち上げられた後、大穴に転落=中国(2011年1月17日サーチナ)

  浙江省温州瑞安市で16日午後4時ごろ、道路が爆発した。通りかかったバスが爆風で4メートルほど持ち上げられた後、爆発でできた大穴に転落した。乗客は乗っておらず乗務員は救出された。チャイナネットが報じた。

  バスは運転士1人が乗っていた。運転士によると、車体が持ち上げられ、気がつくと穴に落ちていたという。

  爆発で直径約10メートル、深さ10メートル以上の穴が開いた。通りかかったバスが爆風で約4メートル持ち上げられてから、車体後部が穴に落ちた。車体は大きく傾き、前輪部分は宙に浮いた。

  住民によると、爆発が起こった場所には以前、水がたまった大きな穴があり、住民がごみを捨てていた。現在は下水管が通っている。そのため、地下にたまったメタンガスが爆発した可能性もあるという。(編集担当:如月隼人)

冷静になって考えて見るととんでもない大事件なんですが、幸い乗客がいなかったとはいえ、一体何がどうなるとこういう現象が発生するのかと考えさせられる話ですよね。
同じくよくある問題と言っては失礼なんですが、なにしろ量り売りの食品にはとりあえず水なり鉛なりの注入がデフォというお国柄だけに不思議ではないと感じさせられるのがこちらの記事です。

犬にヘロイン注射…ペット販売で「病気隠し元気に見せる」=中国(2011年1月3日サーチナ)

 重慶市ではペット販売業者の間で、病気の犬に「興奮剤」を注射して元気に見せかける手口が横行していることが分かった。ヘロインやモルヒネを使う場合があり、「元気だったはずの犬が、購入して3日目に死んでしまった」という人もいる。中国新聞社が報じた。

 重慶七星ペット病院の王肇海獣医師によると、ペットを扱う業者はしばしば、病気の犬を持ち込む。短期間での全治は難しいと説明したところ「興奮剤を注射してくれ」と頼まれ、拒否したことも多い。業者から買ったばかりの犬の具合が悪くなったと来院する飼い主もいるが「興奮剤を注射されていた可能性が高い」場合があるという。王獣医師とは別に、個人名を明かさないことを条件に「犬に興奮剤を注射したことがある」と述べた獣医師もいる。

 王獣医師によると、犬の病気をきちんと治療する場合、1000元(約1万2000円)程度が必要になるが、「興奮剤」ならば数元程度で足りるという。王医師は「ペットショップで、兄弟に比べて異常に活発な子犬がいた場合、興奮剤を打たれている可能性が極めて高い」と述べた。(編集担当:如月隼人)

もう無茶苦茶ではないかと思うような話なんですが、そんなに気楽に麻薬が手に入る状況だけに、現地でうっかり運び屋まがいの行為に荷担して死刑判決など受けてしまわないよう旅行者も注意が必要ですよね。
犬だけが対象であればともかく人間相手に同じような感覚でやってしまうと大問題ですが、昨今彼の地では医療不信が限界に達しつつあるというのは怖い話ですが、一方でそんな病院相手なら何をやっても許されるというわけでもないのは当然のことです。

“暇つぶし”に病院乱入、患者らに暴行…男3人を身柄拘束=北京(2011年1月4日サーチナ)

 北京市延慶県で7月1日、男3人が病院に乱入し患者や付き添いの親族らに殴る蹴る(ける)の乱暴をはたらいたことが分かった。3人は警察に身柄を拘束され、起訴された。中国新聞社が報じた。

  3人は7月1日午後5時ごろから飲食店で酒を飲んだが、「その後、やることがないので、暇つぶしにだれかを殴ってやろう」と意見が一致した。3 人は通りかかった病院に入り、病室で入院中の患者や親族の計4人に殴る蹴るの乱暴を働いた。病院が警察に通報し、駆けつけた警察官に3人は身柄を拘束された。8歳の児童を含む被害者4人は、いずれも軽傷だったという。

  延慶県検察院はこのほど、3人を「無理由騒乱罪」で起訴した。(編集担当:如月隼人)

これまた幸いにも被害者が軽症で済んだという点は喜ぶべきことですけれども、一体何をどう考えるとこういう行動に出るのかと日本の環境からは想像が付きにくいだけに、現地における病院というものの社会的ポジションが垣間見えるような話でもあるのでしょうか。
中国らしい話題と言えばこちらの話題などもそうですが、黙っていてもあちらこちらが崩壊していくというお国柄だけにこういうこともあるんだろうなと妙に納得させられてしまいます。

マンションぼろぼろに…施工業者「よく分からず工事した」=中国(2010年12月30日サーチナ)

  江蘇省連雲港市内の17階マンションの土台部分が「ぼろぼろ」になった。隣接地は32階建てオフィスビルの建設地で、工事を始めたところ、問題が出はじめた。オフィスビルの施工業者は「土の問題について、よく知らずに工事を進めた」と認めた。中国新聞社が報じた。

  問題が出たマンションは連雲港市内の傑瑞花園5号楼。隣接地でオフィスビルの工事を始めたところ、地盤が異常な沈下をしはじめた。オフィスビルの地下部分を作るために穴を掘った結果、土中の圧力が変化してマンション側から土が移動していったためとみられる。

  マンション棟の西側には外部からの作業員用の宿舎があったが、すでに倒壊。マンション棟本体も、1階部分の一部が、下の土がえぐりとられるように消失して宙に浮いたため、コンクリートブロックなどで応急の補強をした。住民は、2009年6月に上海で完成目前のマンションが倒れた事故の「二の舞」になるのではと恐れている。

  マンション住民が異常に気づいたのは10月中旬で、建物の壁や周囲の路面に亀裂が発生したという。住民側は施工業者に工事の中止を求めたが、業者は続行。12月上旬にはマンションの敷地周辺の壁が倒れたりしたため、住民側は同月24日、工事続行を「実力阻止」した。

  施工業者は、「土の問題について、よく知らずに工事を進めた」と認めたが、マンションの建物本体に問題は出ていないと主張した。市建設局は、施工業者側に改善案を提出させ、マンション住民も同意して選んだ専門家に改善案を鑑定させる考えを示した。事態の打開方法が確定したあとに、改めて現状に至るまでの施工業者の責任を追究する考えだ。(編集担当:如月隼人)

なんでも向こうでは高層建築でもきちんと専門家に設計を依頼することもなく行き当たりばったりで工事を始めてしまうのだそうで、上の方の階に行くほど辻褄合わせぶりがすごいことになっているらしいんですが、そういう状況で立てられるものが山ほどあるだけに作っては壊し、また作っては壊しと土建業界の成長ぶりもハンパではないということです。
これまたいかにも[「らしい」記事ということになるのでしょうが、かの国的にはここまで来ると単なるコピーの域を超えてオリジナリティーを主張していいはずだということになってくるのでしょうかね?

合成にせ豆腐:中国の省6割超で流通、包装は先進技術で識別困難(2010年12月29日サーチナ)

  江蘇省蘇州呉江市に本社を置く典発食品の法務部責任者は、同社製品の豆腐の粗悪な「偽豆腐」が、中国の省・民族自治区の6割以上で流通していたことを明らかにした。包装には偽物防止のために先進技術を使用したホログラム・タグなども使っており、同責任者も「(本物との)区別は私にも難しい」と述べた。現代快報が報じた。

  典発食品は2005年の創業で、ブランドとしての認知度と全国的なシェアを急速に伸ばした。しかし、08年ごろから偽商品の出現が相次ぎ、会社として警戒を強めたという。2010年8月には、湖南省・湖北省での売り上げげ急減したため調査したところ、にせの「合成豆腐」が出回っていることが分かった。。

  08年から現在まで河北・河南・新疆・広東・福建・山東・浙江・湖北・湖南など全国の省・民族自治区の6割以上で、同社のにせ商品が見つかったという。

  にせ商品関連で、特に問題視されているのが「合成豆腐」だ。大豆たんぱくや変性でんぷん、油、塩、合成調味料を練りあわせて蒸して作るもので、同社によると「価格が極めて安く、口に含むと不自然に硬い。泡も多い」などで分かるが、包装は本物と極めてよく似ている。偽物防止のホログラム・タグなども使っており、同社法務部の責任者も「(本物との)区別は私にも難しい」と述べた。

  中国では食の安全問題が深刻視されているが、「合成にせ豆腐」の材料は食品用として通常に使われているもので、ただちに健康被害に結びつく恐れはないとされている。(編集担当:如月隼人)

その努力をもっと有意義な方向に生かせよと言いますか、正直ここまでの労力を注ぎ込むくらいなら素直に豆腐を作った方が早いんじゃないかとつい思ってしまうのですが、中国人の食にかける情熱というものはそれほどに恐ろしいものがあるということなんでしょうか。
こちらの方も過去に類似のニュースを何度も紹介しているような話題ですけれども、アグネス何某さんなどは決して取り上げない類の話でもありますよね。

児童傷つけ障害者に…物乞い目当てで多発、「同情引くため」=中国(2011年1月4日サーチナ)

  中国では、人通りの多い路上などで「物乞い」の姿をよく見かける。特に目立つのが「子連れ」のケースだ。「同情を引いた方が有利」と、児童を傷つけて障害者にする場合が多いという。中国青年報などが報じた。

  民間ボランティア団体「宝貝回家(子宝を家に戻そう)」は誘拐された児童を探し出し、家に戻す活動をしている。同団体の関係者によると「街頭で物乞いをさせられている児童は誘拐されたり、父母に捨てられた、あるいは貧困のために売られたケースが多い」、「完全に物乞いのための“道具”にさせられており、人とはみなされていない。哀れに見せかけるため、人の手で障害者にさせられている」という。

  同団体には、物乞いのために児童が刃物で傷をつけられ、治ると、また傷つけられるケースがあるとの報告も寄せられた。幼い女児に硫酸をかけて傷を負わせていた例もあった。女児は大人の物乞いに「お願いだから硫酸はやめて。刃物の傷にして」と哀願していたという。

  同団体幹部は「われわれは力が乏しく、どうしようもないことが多い。せめてもの方法として、関係者を通じて、物乞い集団に児童がいる場合、金などを与えないように呼びかけている。金品を渡しても児童のものにはならず、かえって、児童を物乞いに使う考えを増長してしまうからだ」と述べた。

  警察が、児童を伴って物乞いをする大人に事情を尋ねる場合もあるが、大人が「家族だ」と言い張ると、それ以上に調べられなくなるケースが多いという。(編集担当:如月隼人)

写真を見ているだけでも心が痛むような話ですけれども、一番悲しい点は子供に同情してお金を出してしまうほど、搾取する側(多くは実の親)はそれが有効なやり方なんだとさらに子供を傷つけていくということで、このあたりアグネスさんもまだまだ祖国で働くべき余地は多々あるということなんでしょうね。
しかし遠いブリであればまだしも、つい目と鼻の先といっていいお隣さんの国でさえこうまで豊富な話題が転がっているのですから、つくづく世界は広いものだと思います。

今日のぐり:「ラーメン もんじゅ」

いきなり脱線なんですが、先日本屋に行った折にたまたま目に付いたもので「グルメの嘘 (新潮新書)」という本を買って読んだのですが、飲食店側の接待を排し全て自腹かつ匿名でのグルメ批評を心がけているという筆者の手になる、心得違いをした一部の飲食店とともにその恩恵に連なる商業主義の評論家をバッサリという本です。
読んでみますと「まあその通り」という内容が六割、「それはちょっとどうかな」という内容が四割といった感じだったのですが、グルメ批評を商売にしようと思う限りは飲食店側との癒着は避けられないという指摘には確かに頷かされるものがありましたね(ちなみに筆者自身は中小企業の経営者が本業だということです)。
そもそも人気があり、ちゃんとお客さんが来ている店であればわざわざメディア上で露出する必要性もないわけで、露出先が地域情報紙からグルメ雑誌、そしてテレビへとステップアップするごとに「ハズレ」を引く確率が高くなってくるという個人的な経験則(苦笑)が図らずも経済原則の面から裏付けられた形です。
だいたいが取材だと断って店を訪問し、店主を呼びつけて裏事情まで聞いてくるともなれば、当然店の側としてはどこかにそれが掲載されて当然と考えるわけで、世のグルメ本に出ているのがまずい店はなく全てうまい店ばかりだと言う時点で、ああいうものには何か嘘があると考えなければならないわけです。

これまた余談ながら今はそういう時代でもないんでしょうが、ひと頃は自動車評論家というのもずいぶんと持てはやされた時代があって、某御大の書いた本が本屋の目立つところに平積みされているなんて頃もあったわけですが、あれも考えて見ると馬鹿馬鹿しい話が満載でもありました。
だいたいがスポーツカーならまだしもファミリーカーだろうがミニバンだろうが決まって箱根に持ち込んでブイブイ言わせる、「限界域での挙動は少しシビアで」なんて言ったところでそれに乗る人間はあんな道で限界一杯攻めるようなことは間違ってもしないようなお父さんばかりなのに、一体何を評価しているんだという話でしょう。
そうかと思えば車と見れば必ずレッドゾーンまで綺麗に吹け上がるかどうかを確かめずにはいられない方もいらっしゃるようで、こういう人達は闘牛場の牛並みに精神的に成熟していらっしゃるんだと思いますけれども、人の乗り物の評価は人に任せて牛さんは自分の乗る荷馬車の評価をやっていれば良いわけでしょう。
ただそうは言っても今にして思うと、ああいう評価をする人達も毎回メーカーから車を出してもらわなければ商売にならないわけで、その意味ではメーカーにとって耳に痛いことを言っても誰も何の得にもならないわけですから、「好きな人にはたまらない」式のポイントを外したコメントも彼らなりの誠意ではあったのでしょうかね?

余談はそれとして、もちろん内容的には幾つか言いたいこともあって、今回の本ではいささか総論的な方面に特化しているのが読み応えの点では少しマイナスなのもそうなのですが、作者の評価軸が大都市部での比較的高額な店に対するそれを基準に行われているらしいという面では、飲食店全般には少し一般化しにくいところもありますよね。
例えば昨今では全国的にもラーメンブームなんて言われますし、実際に大都市部はもちろんのこと地方に行っても新規出店が相次いでいますけれども、このラーメンというものは評論家の評価がどうあろうが世間の人気がどうあろうが、消費者は結局自分の好みの店に定着していく傾向があるように思います。
もちろんその結果社会的な嗜好の分布を反映して人気店、不人気店というものが自然に別れてくるわけですが、ちょっとこれは癖も強すぎるしどうなのよと思う不人気店でも案外根強い常連客が居座っているあたり、結局身近な食べ物に対しては自分の舌が一番重要な評価基準なんだろうなと言うことなんでしょうね。
近頃ではラーメン専門の評論家なんて方々もいて、見ていると確かにそういう評価の仕方もありなんだなと参考になることもままあるのですが、評論家だのマニアだのが高い評価を付けた店ほど案外さっさと潰れてしまうことも多くて、結局彼らの発言には「こちら豚骨鶏ガラベースのこってり醤油系で」なんて記号的な意味以上の価値はないのかと空しい気もしてきます。

ま、当「ぐり研」で取り上げるのは別に批評だの評論だののつもりもない個人の感想ないし仲間内の口コミレベルの話ばかりですけれども、来てくださる方々のリンク元などを見てみますと意外にまじめな評価を期待している方も多いのかなと言う気もして、そんな大それたものではないですよとはお断りしておきたいと思いますね。
そもそも同じ店に何度か通ったことがある方なら誰でも知っていると思いますけれども、世界中どこでもいつも同じ味のチェーン店ならともかく、きちんと季節季節の素材を使っているような店ほど一定の味のレベルを保つのに並々ならぬ苦労があるものですから、あくまで訪問したその日その時に食べた料理の評価と店への評価とは区別しなければならないのは当然ですよね。
一応個人的な好みとして「素材費よりも調理技術にお金を払いたい」「無難にまとまった味のお店より大外れを出してもチャレンジするお店が好き」といった傾向はありますけれども、これは迂闊な噂が広まるとマジで経営的にやばいなと思うようなお店(ただし大資本経営店を除く)に関しては「好きな人にはたまらない」方式でやってるつもりですので、たまにうっかり筆が滑っても笑ってご容赦いただければと思います。

脱線はそれくらいにして、本日取り上げますのは岡山市内の一角にあるこちらのお店「ラーメンもんじゅ」さん、昨秋に開店したばかりということでまだペンキ塗り立てという感じの新店ですけれども、以前は別のラーメン屋だったはずなんですが、同じラーメン屋ながらいつの間にか別な店になっていたということに気付いて立ち寄ってみました。
メニューを見てみますと濃厚豚骨醤油とつけ麺が売りらしいのですが、今回は博多豚骨と瀬戸内の魚介が持ち味というWもんじゅを麺の堅さは普通で頼んでみましたが、メニューの内容からするとごく普通の奇をてらわないラーメン屋という感じですよね。

さて、実際にものが来てみますとこちらはどうやら豚骨醤油ではない、見た目もトッピングもごく普通の博多風豚骨ラーメンという感じで、これまた博多風らしく出て来るのも早いのは正統派っぽいですよね。
低加水の細打ち麺は硬すぎず柔らかすぎず頃合いの茹で加減で、昨今は黙っていても硬めで出す店も多いですが、やはりデフォルトではこれくらいに設定しておいてもらった方がいいんじゃないかと思います。
とろとろと濃厚なスープはいかにもカルシウムがたっぷりという味で、豚骨ラーメンとしては普通にうまいんと言える水準だと思うんですが、予想していたような昨今の魚臭いほどに魚系出汁風味が前面に出たラーメンとは違って、あくまで豚骨の味を下支えする範囲でという感じでしょうか。
もちろん豚骨系を基本に据えておくということであればこの方向で正しいんじゃないかと思いますが、ネットなどで見てみますと醤油豚骨やつけ麺の方は魚系の風味が濃厚であるようで、これは魚介を売りにしているwもんじゅの方が魚風味が薄いということなのか、それとも味の日差が大きいということなんでしょうか?(ただ他の方の撮影した写真を見ても、wもんじゅも今回食べたものとは何かまるで別物に見えて仕方がないんですが…)
トッピングは割合にネギが多めだったのが個人的にはうれしいところですが、チャーシューなどもそれなりにしっかりしたものですし、キクラゲの食感も保たれているしで、取り立てて主張してくるようなポイントはないものの全体に作りはしっかりしているラーメンという印象を受けました。

出来たばかりの店らしく、まだあちらこちらで試行錯誤しているような気配もあるんですが、その割に店長が妙に落ち着いているのは実際に経験豊富であるのか、もともとそういうキャラクターなのかどちらなんでしょうね?
豚骨系の中でも山下商店のような系統が好きという向きには合いそうなラーメンに思えるんですが、一つ気になったことにカウンターと厨房の仕切りが高いものですから、この上に水や伝票を黙って置かれると見逃しやすいんじゃないかと思いますね。
ついでにこれまたどうでもいいことなのかも知れませんが、昨今のラーメン屋のメニューというものはどうも一見して何と読んでよいものやら迷うようなものが多くて、何しろラーメンというものは国民食というくらいにあらゆる社会的階層の人達が食べに来るものなのですから、このあたりは業界全般の課題として解消していってもらえるとありがたいのですけれどもね。

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