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2010年12月 4日 (土)

テロ集団シーシェパード(SS) 明かされるその実態

本日まずは、先日以来世間を賑わせている和歌山県は太地町からの話題をお伝えしてみましょう。

“湾の一部立ち入り禁止”(2010年12月1日NHK)

伝統的なクジラやイルカの追い込み漁が行われている和歌山県太地町の畠尻湾で、反捕鯨団体などが漁の妨害活動を行っていた湾の一部を立ち入り禁止にする条例がきょうから施行されます。
立ち入りが禁止されるのは、和歌山県太地町の畠尻湾を取り囲む長さ980メートルの遊歩道と、その周辺の山や漁の網が張られる岸辺などです。
太地町によりますと、畠尻湾の周辺では数年前から落石が頻繁に起きることから遊歩道に危険を知らせる立ち入り禁止の看板や防護さくを設置していましたが、立ち入る人が相次いでいました
このため許可なしでの立ち入りを禁止する区域を条例で設定したもので、きょうから施行され、違反したものに対して、5万円以下の過料を求めることができます。
畠尻湾では、平成15年に漁の網が切られ、国際的な反捕鯨活動団体「シー・シェパード」のメンバーが逮捕されたほか、近くの港でもことし9月、何者かにイルカの生けすの網が切られる事件が起きています。
またイルカ漁を批判的に描いてことし3月、アメリカのアカデミードキュメンタリー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」に使われた映像もこれらの立入禁止の区域から隠し撮りしたとされています。

いささか遅きに失したと言う感もありますが、とりあえず対策が取られたということは一歩前進だと評価できる一方で、彼ら金満団体に5万円程度の罰則がどの程度の実効性を発揮するのかという疑問は残るところですよね。
かねて「クジラ戦争」を放送し実質的なSSのバックアップ団体となっている米TV局「アニマルプラネット」では、最近もこの捕鯨問題というものに関するアンケート(というより、視聴者への啓発?)などを行っていまして、こうした陰に日向にの援護射撃の結果、SSの収入はなんとわずか5年間で7倍以上!にも膨れあがっていると言うことです。
当然ながらこれからの捕鯨シーズンにおいては、彼らの攻撃は今まで以上の激しさを増すことになると予想されますけれども、日本側もかつてないほどの警戒感を以て事に当たっているということで、記事からそのあたりの様子を紹介してみましょう。

保安官乗船し調査捕鯨船団、南極海へ シー・シェパード3隻も追尾(2010年12月1日産経新聞)

 日本の調査捕鯨船団が今月上旬、南極海へ出港する。反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)も抗議船3隻態勢で、2日にオーストラリアから船を出港させる。資金面で急成長を見せるSSは今回、新たに監視用ヘリや追跡用高速ボートなどの戦力を増強。日本側は3年ぶりに海上保安官を乗船させるが、乗組員の安全対策は十分といえず、航海中の危険性が高まっている。

 SSは米国に本部を置き、税の減免措置を受ける特別なNPO。毎年、米政府に活動報告書を提出する義務がある。2009年の報告書によれば、同年の年間収入は980万ドル(約8億2300万円)で5年前の7倍強に膨れあがった。

 日本の“捕鯨船たたき”によって知名度があがり、世界中から寄付金が集まるようになったからで、SSはこの資金をもとに、抗議船の設備を拡張している。

 SSは、南アフリカの会社が所有していた高速船を100万ドル超で購入。「ゴジラ」号と命名した。捕鯨船よりも航行速度が速く、一度、発見されれば追跡をふりきるのは困難だ。「4隻目の船も用意している」との情報もある。

 さらに、抗議船のヘリポートには、監視、撮影用のヘリコプターや捕鯨船の航行を妨害するための高速ゴムボートを格納。SSによれば、ヘリは「MD500」という機種で航続距離が約500キロと長時間の飛行が可能という。

 日本側は、安全対策と事件対応などのために今回、海上保安官を乗船させる。しかし、前回の乗船時にはSSが「武装保安官がわれわれを攻撃してきた」などと喧伝(けんでん)して、日本側を悪役に仕立て上げ、船団は情報戦でも劣勢となった。さらに、保安官が乗っていた母船・日新丸にもSSは大量の酪酸瓶を投擲(とうてき)し、妨害抑止にはならなかった。

 今年春にSS抗議船に乗船して、じかに実態を取材したオーストラリアのスティーブ・ジャービス記者は「情報戦では明らかに日本は不利。もし、衝突でどちらかに死者が出るような事態に陥れば、日本側の責任が高まり、調査捕鯨は完全に“敗北”するだろう」と指摘、双方に冷静になるよう呼びかけている。(佐々木正明)

「シー・シェパードの悪質さ強まっている」 捕鯨船3年ぶり海上保安官同乗 出航予定日は極秘(2010年11月26日毎日新聞)

 筒井信隆副農相は25日の会見で、今年度の南極海の調査捕鯨船団に、反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」対策として海上保安官が同乗する予定であることを明らかにした。水産庁によると、08、09年度は船団の装備充実を理由に海上保安庁に同乗を要請しなかったため、3年ぶりとなる。

 筒井副農相は「(SSの)悪質さが強まっている。(同乗する海上保安官の人数は)具体的には言わない方針だ」と述べた。水産庁は安全上の観点から出港予定日などを明らかにしていない

反捕鯨船、出港へ 「昨季より妨害に自信」とシー・シェパード代表 (2010年12月2日産経新聞)

 日本の南極海調査捕鯨船団による本年度の捕鯨シーズンを迎え、米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」の抗議船が2日、調査捕鯨活動の妨害を目指し、オーストラリア南東タスマニア島のホバートを出港した。

 同団体は今年2月、抗議船の船長が日本側の船に酪酸入りの瓶を発射するなど、妨害活動は激しさを増す一方。海上保安庁が国際手配している代表のワトソン容疑者は「昨季より効果的に妨害する自信がある」と強調しており、今回の捕鯨活動も難航が予想される。

 シー・シェパードの抗議船「アディ・ギル号」は今年1月、日本側の船と衝突し、航行不能となった。今季は新たに、日本の怪獣映画にちなんで名付けた「ゴジラ号」(全長約35メートル)を導入。日本の船団より高速での航行が可能とし、ほかの2隻と計3隻態勢で捕鯨活動を監視する。(共同)

こうして見ていますと、少なくとも日本側にとってもSSらテロリストグループの存在は無視出来ないものになっている、そしてそのことが彼らにとってはスポンサー獲得のための良い宣伝ともなっていることは明らかですから、今後もますますヒートアップすることはあれ、おとなしくなるなどということはあり得ない話に思えますね。
そうなりますと昨年ですらあれだけのことをやってのけたのですから、今年はどれだけの被害が出るのかと言う話ですけれども、その昨年の一件に関して先日ニュージーランド海事安全当局(MNZ)が報告書を出してきたということが報道されています。

日本の捕鯨船、シー・シェパードの双方に責任 南極海の衝突でNZ当局(2010年11月18日産経新聞)

 反捕鯨団体「シー・シェパード」の抗議船(船籍ニュージーランド)が今年1月、南極海で日本の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」と衝突後に沈没したことについて、ニュージーランドの海事安全当局は18日、衝突の責任は双方にあるとの調査報告を公表した。

 一方で、調査報告は双方について「意図的に衝突を引き起こしたとの証拠はない」とした。

 報告では、第2昭南丸について「(抗議船と)接近しないよう速やかな行動を取らなかった」と指摘。抗議船側も接近が明らかになった後の行動が十分でなかったとし、「双方ともに適切に対処しなかったことが衝突につながったとみられる」と結論付けた。

 ニュージーランド人のベスーン元船長は2月に第2昭南丸に向けて酪酸入りのガラス瓶を撃ち込んだなどとして、傷害など五つの罪で起訴され、東京地裁で7月、執行猶予付きの有罪判決を受けた。(共同)

しかしこの場合、しつこく絡んでくる妨害船に対してどのような行動を取ることが適切な対処であったと言えるのか、自然な疑問は湧くところですよね。
この記事は共同発ですからごくごくあっさりしたもので詳細まではわかりませんけれども、いつもお世話になっています産経の佐々木記者によりますと、これがなかなか香ばしい内容の報告書であったということなのですね。
そもそも驚くべき事にこの報告書、衝突事件の一方の当事者であるSS側の言い分を聞くばかりで、日本側船団の意見を一切聞いてはいないということから「何それ?」なんですが、この事に関してMNZ側は次のように自信に満ちたコメントを出したということです。

「日本の船員への聴取は、(捜査に)有益だっただろうが、このことが、われわれの捜査に不可欠だったとは思えない。なぜなら、日本の当局から、多くの量のデータを受け取り、分析を行ったからだ」

そしてもう一点、これも非常に重要なポイントとしてそもそも衝突に至る最大要因であったはずのSS側の繰り返される妨害行為が、報告書においては一切取り上げられていないという事実には驚きますけれども、そもそも現地ニュージーランドではSSの妨害行為など報道もされていないわけで、当然ながら当事者のSS側も事情聴取に対して何も語るわけもありませんよね。
この点についてMNZ側では「この捜査は、船乗りの一般的な航行慣習や全般的な海事事案の見地から、(両船の)衝突(原因)に厳密に焦点をあてたものだ」などと言っているようですが、船乗りの一般的な航行慣習を全く無視する不法集団に対してのそうした捜査に再発防止上のどんな意味があるのかと、誰しも素朴な疑問に感じるところではないでしょうか。
そうした諸問題はそれとして、今回同事故に関して正式にまとめられたこの報告書の内容からは、それなりに興味深いものが読み取れるということですけれども、これまた佐々木記者の指摘から引用させていただきましょう。

【SS抗議船と日本船衝突】SSの無免許運転、証拠隠滅疑惑、そして暴かれる嘘@NZ捜査報告書より② (2010年11月24日ブログ記事)より抜粋

① シー・シェパード側がアディ号の航行記録を証拠隠滅しようとした疑いがあること。

 捜査報告書4ページ目にこの点が記されています。MNZは捜査の上で、SS側に、アディ号に積まれていた「シムラッド」(Simrad)を提出するよう要請していました。
 これは、アディ号がどのように海洋を航行したのかを残した記録装置です。つまり、アディ号が航行期間中、どのようなルートを辿り、衝突現場に至ったかについては、このシムラッドの記録を検証すれば再現できるのです。
(略)
 しかし、SS側は「シムラッドが見つからない」などとしてMNZに提出しませんでした。捜査員が問いただすと、クルーたちは「言い訳に困っていた」といいます。
 ところが、この重要な証拠は思わぬところで発見されます。今年3月に、タスマニア島のビーチに打ち上げられているのが見つかり、MNZに届けられたのです。
 「ボブ・バーカー号がタスマニア・ホバート港に着く前に、誰かが海に投げ捨てたのではないか」との疑惑が持ち上がり、SS側を追及すると、半ばこの疑惑を認めました。捜査報告書にも、この点が記されています。MNZは「SSクルーに衝突の責任が及ぶのをさけようと証拠隠滅を図った」と推察しました。
 さらに、分析を進めたところ、発見されたシムラッドに航行データが記録されていないこともわかりました。衝突時に、電源が入っていなかったか、故意に消されたのかは解析の結果わかりませんでした。
 不信感を抱いたMNZはSS側に、もう一つのシムラッドを提出するよう要求しました。そして、SS側は事故発生7ヶ月後の2010年8月16日に、「ボブ・バーカー号で偶然に発見された」として、MNZに提出したのです。
(略)

②第2昭南丸の衝突時、アディ号の操縦者は「無免許運転」だったこと

 日本で何らかの船舶を操縦するには、船舶免許が必要となります。ニュージーランドでも当然、公的資格をとらなくてはいけません。ましてや自国海域を離れ、公海に航行する場合は、海事当局が指導しなくてはなりません。さらに、公海上での「無免許運転」が発覚した場合、国際法に基づき厳格に処罰されるはずです。
 ところが、アディ号には船長のピーター・ベスーン以外のクルーは船舶免許を持っていなかったことが、MNZの捜査で判明しました。
 第2昭南丸との衝突時、アディ号の運転室で操縦していたのは元警察官のジェイソン・スチュワートであり、ベスーンではありませんでした。他の5人はアディ号の屋根の上にいたのです。
(略)
 不思議なのは、道路では無免許運転の事故は、どんな理由であれ、無免許のドライバーの責任が問われるはずなのに、MNZはベスーンにも、スチュワートにもこの無免許運転の責任追及をした形跡がまったく見られない事です。

③アディ号は、MNZの警告を振り切って、南極海へ出港したこと

 一方で、ニュージーランド海事当局(MNZ)の検査官は、アディ号が出港するにあたり、「この船は、氷山が浮遊する海洋での航海は危険で認める事はできない」と警告していました。
 アディ号はこれを振り切って、南極海へと向かったのです。
 ②、③については、MNZが徹底した取り締まりをしなかったが故に、アディ号の出港を許し、結局、衝突につながったとも言えます。これはMNZの怠慢と不作為です。
(略)

④アディ号は、構造上、運転席から視界が十分に確保されていなかったこと。さらに、デザイン重視のため、操縦性にも問題があったこと
(略)
 アディ号は左舷部分に、第2昭南丸の右舷と衝突しました。②で紹介したように、事故時に、操縦席にいたスチュワートは「衝突する直前まで、第2昭南丸の接近に気がつかなかった」と証言していますが、これは、アディ号の左舷後方の視界が狭かったという構造上の問題があったからとも言えます。
 また、アディ号はコックピットから後方がまったく見えず、例えば、後方にバックするときなどは、船尾で監視するクルーとの無線連絡に頼って、後方海域の状態を確認するしか方法はありませんでした。
 衝突時に、スチュワート以外のアディ号クルーは、船の屋根にあがっていて、第2昭南丸が接近してくることをちゃんと知っていました。しかし、スチュワートにはこの重要な情報を伝えていなかったのです。
(略)

⑤アディ号のランチャー攻撃は、第2昭南丸の無線アンテナを狙っていた

 両船は衝突する前に、小競り合いを続けていました。アディ号が第2昭南丸の舳先を横切ったり、航行を止めようと、プロペラにからませるロープを進行方向の海域に投げ入れたりしていました。
 さらに、レーザービームを照射して、第2昭南丸の船員の視力を奪う行為も繰り返していました
 日本側はこの蛮行を告発しようと、船員がカメラマンとなり、決定的瞬間を撮影した動画像を衛星電話で東京の水産庁に送信して、世界中のメディアにリリースしました。実は、この作戦が功を奏し、反捕鯨国のメディアでさえも、SS側の動画像ではなく、日本側の動画像を用いて、SSの暴力を批判的に報じていたのです。

『世界のメディアが報じたレーザービーム』
http://sasakima.iza.ne.jp/blog/entry/1385020/

 SSは明らかに、日本側のこの告発作戦を嫌がっていました。ですから、アディ号は戦争時にとられる戦略のように、敵の前線部隊と総司令部の通信網を寸断する目的で、第2昭南丸のアンテナを破壊しようと試みたのです。
 アディ号のクルーは、MNZの捜査員に臆面も無くこう証言しました。

「スパッドガンと言う遠距離射撃ランチャーに、リンゴとじゃがいもをつめて、第2昭南丸のアンテナをねらって射撃した」

 これを陸上でやればどうなるのか?もちろん、その国の捜査機関が法に則り摘発するでしょう。
(略)

⑥【SSの誇大宣伝と嘘】肋骨を骨折したクルーは、実は骨折していなかった疑いがあること

 今回の衝突について、シー・シェパードを事故の相手から金をまきあげる「当たり屋」とみれば、簡単に理解できるでしょう。
(略)
 つまり、アディ号のクルーが1人、胸骨を折ったというのです。あの衝突で、1人が骨折の重傷を負ったとなれば、やはり、SS側に同情の声が集まり、怪我を負わせた日本側に非難が高まるのも無理はありません。
 しかし、この骨折自体が「嘘」だった可能性があるのです。
 MNZ捜査報告書にはこのように記されています。

 アディ号に乗船していた1人のカメラマンが胸に怪我を負った。ボブ・バー号の医師が、重度の打撲か骨折の可能性があると診断した。けがの具合がどれほどのものかは、レントゲンがなかったので診断できなかった。

 つまりクルーが骨折したとははっきりわかっていないのです。にもかかわらず、ワトソンは骨折を既成事実として、即時広報しました。
 これだけでは根拠にならないので、このシーンについて、アニマル・プラネットのWhale Warsを改めて見てみました。
 件のカメラマンは映像で見る限り、ぴんぴんしており、1人で縄をつたって船板にあがってきたり、再開した仲間と強く抱き合ったりして、胸部骨折のような素振りは見せていません
 ワトソンはかつて記した著書に、地球を守る環境保護団体の「戦士」になるための教えとして、こんな教義を書き記しています。

  相手の目の前で作り話をでっち上げ、それが真実であると相手が信じるような手がかりを残しなさい

 いまだに、「骨折した」との記述はニュージーランドや豪州のメディアに見られます。SSの発表にまったく疑いの目をむけず、過去記事をそのまま書き写しているのかもしれません。
(略)

⑦【SSの誇大宣伝と嘘】日本側がSSの救難信号に応じなかったはウソ

 さきほどのワトソンの教義には、こんなものもあります。

 自分の意図や動向については偽情報を流せ

 ワトソンは衝突事故後、「アディ号のクルーが遭難しかかって、救難信号を出したのに、日本側はこれを無視した」と各メディアに吹聴していました。1月5日のリリースには、このように記されています。
 もちろん、この写真を見れば、第2昭南丸が衝突後も現場海域を離脱したのではなく、付近を航行していたことがわかりますね。
 ニュージーランド海事当局(MNZ)が作成した捜査報告書も、日本側がSSの救難信号を無視したものではないことが、はっきり明記されています。以下のような事情があったのです。
 アディ号の付近を航行してたボブ・バーカー号がすぐに第2昭南丸にむけて、無線連絡してきました。こんなメッセージでした。
アディ・ギル号に近づいたら、我々は攻撃行為とみなす。必要があれば連絡する。近くで待機されたし」
 日本側がこの要請を忠実に守り、浮遊するアディ号の付近をしばらく航行していたわけです。決して無視したのではありません。
 当時、ワトソンの虚偽発表に基づき、いくつかのメディアがそのまま報じ、日本の捕鯨船団のイメージ悪化が広がりました。
(略)

⑧【SSの誇大宣伝と嘘】アディ号が沈没「自作自演」を裏付ける証言

 10月に、ピーター・ベスーンがシー・シェパード代表のポール・ワトソンに楯突き、内紛を起こしました。ベスーンは「ワトソンは嘘つきだ」と言って、「アディ号はワトソンの指示によって沈められた。自作自演だった」と暴露しました。
 この捜査報告書にもそれを裏打ちするような説明があります。
 SSは航行不能になったアディ号を、現場海域に比較的近かった南極のフランス基地に持ち込もうとしました。ボブ・バーカー号がアディ号にロープをつけてしばらく航行していましたが、事故2日後に、曳航ロープを自ら切ったのです。これ以上、浮揚できないとの判断からで、離脱した後は、付近を漂っていた。
 そして、報告書は「沈んだかどうか明確な証拠は無い」と結論づけています。
(略)

まあしかし、こうして読んでいるだけでもSSという組織はその全てが嘘とハッタリで出来上がっている団体であるということが判りますけれども、非常に興味深いのは反捕鯨国である現地ニュージーランドは元より、被害者であるはずの日本においてすらこうした情報が全く世間に流されていないという事実ですよね。
調べた範囲で前述の共同による何が何だかよく判らない短信を除けば、この件で報道されているのは産経新聞の(当然ながら、佐々木記者による)こちらの記事だけではないかと思いますけれども、失礼ながらこの記事一つでどれほどの社会的影響力があるものだろうかと疑問無しとしません。
このあたりは社会的関心というものとも無縁ではないのでしょうが、私見ながら昨今あちらこちらでどうでもいいような小さな問題でもあっさり炎上してしまうという現状を見たとき、これだけ好き放題のことをされていながら世間で全くスルーというのは何とも興味深い現象ではないかとは思いますね。

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コメント

粕谷俊雄さんの発言を紹介しておきましょう。

町や漁業者の反応は行きすぎのように感じます。
以前はあの場所は「危険立入禁止」では
ありませんでしたし、個人責任で立ち入りなさい
という対応もあるはずです。その奥は国立公園の
遊歩道で、公費を使って観光客のために造った
ものです。これを漁業者のために立ち入り禁止に
するのであれば問題です。イルカを殺す現場は
美しいものではありませんし、不愉快に思う人も
いるでしょう。ことさら見せつけるのもマナー
に反します。しかし、報道するから見たいという
人には、漁業者は海洋資源という共有財を獲って
いる立場上、見せるべきでしょう。利用者としての
責任上、都合の悪いところも見せるべきだと思います。

中央公論2010年11月号
映画『ザ・コーヴ』に見る日本と世界のギャップ
http://www.chuokoron.jp/2010/10/11_1.html

投稿: 赤いハンカチ | 2010年12月 4日 (土) 17時11分

美熊野政経塾さんは「早急に遊歩道を改修せよ」と言っておられます。

今回の条例改定は,反捕鯨団体や環境保護団体が,町長の許可なく立入禁止区域(畠尻湾及びその周辺)において写真又は映画を撮影した場合、又これらの団体が立入禁止区域に入った場合に過料(5万円以下)を課すものです。
この条例が作られた当初の目的は、観光地としての健全な環境を保持し、その発展を図り公衆に対して不快な印象を与える事項を排除するためでした。
しかし、畠尻湾を巡る遊歩道の落石注意や立入り禁止の看板、通行止めの柵は観光面からいうと観光地としての健全な環境を破壊し、その発展を図ることを阻止し公衆に対して不快な印象を与えています。
看板や通行止めは太地町観光区域の保持に反していて、太地町は早急に遊歩道を改修し町民や観光客を通すことを考えなければならない立場にあります。
太地町観光区域の保持に関する条例を過料まで処すように改定することによって根本的な解決になるとは思えません。
http://park.geocities.yahoo.co.jp/gl/mikumanoseikeijuku/view/20101202

投稿: 赤いハンカチ | 2010年12月 4日 (土) 17時18分

佐々木さんはこう述べられておられます。

MNZが導き出した第2昭南丸の過失は、事故に至るまで、国際規約で定められた衝突回避義務を取らなかったことだった。
針路方向にアディ号が航行していることは把握しながらも、第2昭南丸はそのまま方向転換せずに突進。
衝突地点の130メートル手前では、さらにアディ号の方へ右舷に舵を切っていたという。
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101128/asi1011281200001-n1.htm


『第2昭南丸は衝突地点の130メートル手前でさらにアディ号の方へ右舷に舵を切っていた』

いいですか、ここがポイントなのです。↑
つまり仕掛けたのは第2昭南丸の方だということです。

http://www.youtube.com/watch?v=Rar9zxH1kts

投稿: 赤いハンカチ | 2010年12月 4日 (土) 17時33分

何か勘違いなさっているようですが、水産庁が海保に海上保安官の乗船要請を行ったのは
何もシー・シェパードに対抗するためのものではなく共同船舶乗組員の暴力性を押えるためのものなのですよ。

投稿: 赤いハンカチ | 2010年12月 4日 (土) 17時43分

様々な立場から色々な人がそれぞれの意見を出している事は確かだわな

投稿: | 2010年12月 5日 (日) 01時31分

赤いハンカチ、捕鯨で検索してみよう。ロクでもないブログ荒しの還暦オヤジだってのがわかる。

グリーンピースジャパンの佐藤が喚いているネタをまんまひたすらコピペしてるだけ。無断引用しても許されてるんだな(笑)

投稿: | 2011年4月 9日 (土) 01時49分

勿論日本人を大事にして欲しいですよ。

投稿: 電車男。 | 2012年10月28日 (日) 18時34分

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