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2010年12月12日 (日)

今日のぐり:「そば処 神門(ごうど)」

先日NASAが鳴り物入りで「重大発表!」とやらかしたものですから、世間の注目が集まったと思いますけれども、確かに生物学的には常識を覆す大発見と言ってもいい話である一方で、なぜNASAが?と思わないでもない話でもありましたね。
もちろん地球外環境における生物存在の可能性を広げるという意味で極めて宇宙的な話題でもあったわけですが、予想通りと言うべきでしょうか各方面からこんな声が上がっているようです。

宇宙人発見かと思ったのに…NASAにやられました(2010年12月3日朝日新聞)

 「宇宙人捕獲じゃなかったの?」「地球で見つかった細菌ってことか」――。「地球外生命体の発見か」の事前報道に期待して、日本時間の3日午前4時から中継された米航空宇宙局(NASA)の会見を見ていた人たちは「ヒ素を食べる細菌の新発見」との内容に肩すかしを食らった。

 騒ぎの発端は11月末。NASAが「宇宙生物学上の発見について」と題した会見予定を公表したことだった。会見出席者ぐらいしか詳細な情報はなく、様々な臆測を呼んだ。

 米CBSや、CNNのニュースブログは「地球外生命体発見か」と報じ、国内の一部新聞社やテレビのワイドショーも取り上げた。「ウィキリークスに暴露されそうになったため、自ら発表することにしたのではないか」との見方も出た。

 関心の高まりを受けて、ネットで流れるNASAの会見を動画サイト「ニコニコ動画」は日本語に同時通訳して配信、「ユーストリーム」なども中継して、計数万人が視聴した。

 NASAの発表は、生物学の常識を覆す科学的成果だったものの、地球外生命の発見でないことが判明すると、「がっかり」「すごい発見だけど……」「宇宙人が出てくるのを期待してたのに」と落胆の書き込みが相次いだ。

 国立天文台の渡部潤一教授は「科学的には面白い話だけど、成果を大きく周知したいNASAの思わせぶりな作戦にメディアもみんなもうまいことやられたね」と話した。(東山正宜)

まあ日本にしても例の仕分けで宇宙関連の予算は削るの削らないのと大騒ぎになっているくらいで、日本とは比較にならない巨額の予算を使っているNASAとしてもこの不景気で世間にアピールする必要はあるのでしょうけれどもね。
今日はこのNASAの話にちなんで、結構すごいことなんだろうけれどもちょっと残念でもあるという話題を紹介してみようかと思いますけれども、まずは何と言っても先日大いに世界を湧かせたこちらのニュースを取り上げてみましょう。

アップルのカウントダウンはビートルズのiTunes配信だった! ネットの反応「ズコー」「どうでもいい!」(2010年11月17日ロケットニュース24)

アップルが11月17日の0時にむけて自社サイトにてティザーカウントダウンを行っていたのはご存じだろうか? 日本時間の0時にその全貌が明らかになるのだが、ネット上では様々な憶測が飛び交っていた。『Twitter』や『2ちゃんねる』を覗くと「iTunes定額制かな」「Adobe Flash解禁来たか!」とワクワクするような内容ばかり。

しかし実際に発表された内容はビートルズの楽曲が『iTunes』で配信されるという内容だった。ビートルズの楽曲がネットで配信されるのは初であり、ビートルズファンにとってはたまらない発表だっただろう。しかしそうでない人は肩すかしを食らったようだ。

そんなネットユーザーの反応は以下の通り。

・どうでもいい
・いままでなかったのかよ
・もちろんリマスターだろ
・「コンサートを見る」をクリックしたら40分くらいの動画が始まった。
・ひどい釣りだな

カウントダウン中は「明日、いつもと同じ一日が、忘れられない一日になります」とサイトに書かれ何が起こるのかとワクワクさせられたが、実際発表してみると想定の範囲内の物だった。またこの発表はサイトが解析され発表前に既に情報が漏れていたという。

ではアップルは何故このような大げさな告知をしたのだろうか。アップルとビートルズは過去に“Apple”の商標をめぐって揉めていたが、そのビートルズがiTunesに楽曲を提供してくれたという実に素晴らしい話。もちろんビートルズというビッグネームだけでも凄いがアップル側からしたら折角なので大々的に扱いたいということなのだろう。

ま、アップル側としてはむしろ顧客どうこうと言うよりも、せっかく和解したというビートルズとの関係を考えてこういう取り上げ方をしたのかも知れませんが、正直こういうニュースとは思わなかったと言う声の方が圧倒的に多かったようですね。
海外などからもまるで人間のような形をした野菜というのは定期的にニュースが入ってくるもので、こんなものを引っこ抜いたらさぞや恐ろしい叫び声でも上がるのかと身構えてしまいますけれども、こうまでそのものずばりとなると別な意味で恐ろしくなりそうなのがこちらの野菜です。

ひとの腕?あまりにリアル… じつは自然薯(2010年12月9日朝日新聞)

 大阪府能勢町で右腕そっくりの自然薯(じねんじょ)が採れた。全長約60センチで、長さ14センチほどの「指」が並ぶ。親指が2本ある以外は本物そっくりだ。

 豊中市職員の大黒義高さん(61)が6日、能勢町の知人が畑で育てたのを紙袋でもらい、家で袋を開けてみて驚いたという。「色といい丸みといいリアルすぎる」

 「なんかくれ」と言ってるようだと「手のひら」に千円札を載せて写真を撮った人もいた。「立派な自然薯なので早く食べたいが、包丁入れにくいですわ」と苦笑い。

この記事の写真を見て頂けば一目瞭然なんですが、「なんかくれ」というよりも何と言いますか、こういうニュースでよくあるお笑い要素が皆無と言いますか…こんなものが土の中からにょっきり出てきたらこれは怖いだろうなあと想像せずにはいられないような形ですよね。
さて、世の中には確かにすごいのかも知れないがいささか時代に先駆けすぎているのではないかと思われるようなアイデアは数多くありますが、その中でもかなり上位に位置しているようにも思われるのがこちらの画期的な「ハイブリッドカー」の話題です。

自動車とバイクが融合したハイブリッドカー誕生!(2010年12月2日ロケットニュース24)

エコな世の中、ガソリンと電気のハイブリッドカーが話題を呼んでいるが、これから紹介するハイブリッドカーは同じハイブッドでも別の意味のハイブリッドカーである。なんと、自動車とバイクが融合したハイブリッドカーなのだ! つまり、自動車としても使えるしバイクとしても使えるというわけだ。

そろそろ皆さんもお気づきだと思うが、何の利点もなければ誰も得しないこのハイブリッドカー。見た目だけが奇抜なので目立ちたがり屋にとっては最高のハイブリッドカーといえるかもしれない。「どうやって運転するんだ?」や「自動車とバイク、どっちがメインなんだ?」という声が聞こえてきそうだが、自動車として運転してもいいし、バイクとして運転してもいいらしい……。

このハイブリッドカーを作った男性は約164万円の費用をかけ、できるだけリサイクル品を使って完成にこぎつけたという。けっこう完成度は高いと思われ、164万円という費用はかなり安いと思われる。しかし完成までに10年間を要したらしく、ここまでくる道のりは険しかったようだ。

ところでこのハイブリッドカーは自動車なのかバイクなのか? 大は小を兼ねるということで、どうやら自動車として登録されているらしい。それにしてもこのハイブリッドカー、バイクとして運転した場合、かなり運転が難しそうだが、そのあたり大丈夫なのだろうか?

いやもうすごいのすごくないのと言う前に、とりあえずこちらの写真を見て頂ければどういう状況なのかは一目瞭然ではないかと思いますけれども、一体これはどうやって乗りこなせばいいのかと途方に暮れる人間も多そうなのは確かですよね。
こういう話題になると他の追随を許さないほどの斜め上方向への独走ぶりを見せるのがブリというお国柄ですけれども、本日これは確かにすごい!という話題を紹介してみましょう。

看護師が足をくすぐり…69歳女性、昏睡状態から半年ぶりに覚醒!/英(2010年12月3日UK TODAY)

回復の見込みはないとされていた老婦人が、看護婦に足をくすぐられたことがきっかけで6ヵ月に及ぶ昏睡状態から覚醒し、医者たちを驚かせたという。「メトロ」紙が報じている。

ノーサンプシャーのコービー在住のキャサリン・オニールさん(69)は、生と死の境目をさまよう意識不明の状態で、最悪の事態も予想されていたが、看護師が体を洗浄する際に、意図せず足をくすぐる形になったという。オニールさんがこれに反応を示したため、知らせを受けた医師が水分とステロイド剤を投入したところ、4時間後に覚醒。しかし、脳スキャンの結果、出血していることが判明したため、再度の手術が必要だったという。

娘のトレーシーさん(41)は、「ここ6ヵ月間は母にとって大変な試練のときだった。(覚醒しても)母の具合はまだ悪く、生命維持装置につながれていたが、ありがたいことに、今は回復に向かっている」と語っている。

オニールさんはまだ病院に通わなければならないものの「医者は私の状態に満足しているし、だいぶよくなったように思う」と話している。

また、コービー地区の自治体はオニールさんが病気から回復するために新しく家を提供。オニールさんは「病院には長くいすぎた。やっと庭のある家に住めて本当に嬉しい。あと必要なのは良い天気だけ」と喜びを表現しているという。

いや、確かに喜ばしい美談であり奇跡であると言うしかないんですけれども、全てのきっかけが足をくすぐったというところからスタートしているというあたりもさることながら、半年ぶりに目が覚めてもまず気にするのが「あと必要なのは良い天気だけ」というあたり、常に期待を裏切るということのないブリ的なニュースであったということなんですかね?
さて、最後にもうひとつブリネタを取り上げてみたいと思いますけれども、まずは黙ってこちらの記事から読んで頂きましょう。

透明のマントももうすぐ?物体が見えなくなる物質「メタフレックス」(2010年11月08日AFP)

【11月8日 AFP】英スコットランドの物理学者チームが、光を曲げて、ハリー・ポッター(Harry Potter)に出てくる「透明マント」のように物体を見えなくすることができる可能性に一歩近づく「メタフレックス」と呼ばれる物質を作製したと、英専門誌『New Journal of Physics』に発表した。

 この物質はナノレベル構造をもち、入射した光を表面で屈折させることができる。これによって、光は物質に吸収されるのではなく、水が岩の表面に沿って流れるように、周囲に沿って屈折するため遮蔽効果が生まれる。

 人間の目が認識できる可視光線の波長は400ナノメートル(青や紫の光)~700ナノメートル(深紅の光の波長)だが、現段階のメタフレックスは620ナノメートル前後の波長の光を屈折させる。

 まだ試作段階で、遮蔽効果が現れる波長や色、スペクトルは限定されているが、従来は硬い物質から作成していたこの物質を今回、スコットランドのセント・アンドルーズ大学(University of St. Andrews)のアンドレア・ディ・ファルコ(Andrea di Falco)氏らの研究チームは商業用の可塑性ポリマーから作成し、利用の可能性を広げた。可塑性について、チームはコンタクトレンズの上という小さな面積に、メタフレックスの層を重ねる実験で示した。

 ディ・ファルコ氏は「メタマテリアルは、光の性質を操作するという究極の能力をわれわれに与えてくれるもの」で、光学機器から衣服まで広く採用できる可能性があると述べた。

文字だけを追っていますとものすごい研究のように見える話で、実際に素晴らしい成果でもあるのでしょうけれども、何しろ記事の写真に出ている開発者チーム?があまりにあまりな姿のものですから、これはいったい真面目に受け取っていい話なのかどうか迷いの余地無しとしませんよね。
さすがこんなところでまで受けを取るとは、まさにこれはブリ的と言うしかない話ではないでしょうか。

今日のぐり:「そば処 神門(ごうど)」

出雲蕎麦と言いますとお参りがてら大社町界隈を歩いて回るのもいいのですが、もちろん昔からの蕎麦処だけに市内各所に蕎麦屋が点在しています。
出雲ドームに近い田んぼの真ん中に位置するこちらのお店は、最近出来たお店らしく広い駐車場とゆとりのある店構えが今風ですが、公務員から蕎麦打ち職人に転身したとも側聞するご主人が自家製粉の石臼挽き蕎麦粉にこだわるというなかなか本格的な蕎麦屋でもあるのですね。
ちなみに駐車場を見回したところ意外なほど地元ナンバーが多い、と言うより、見た限りで自分達以外は全て島根ナンバーというのがまず驚きますが、入ってみてさらに驚くのは年配客を中心に、いかにも蕎麦食いと言った面々で席が埋まっているということで、一応は一大観光地の出雲大社からもほど遠からぬ場所にある店として、これはなかなか異様な光景ですよね。

メニューを見ますともちろん割子もあるのですが、全般的にはせいろや鴨南蛮といったごく普通の蕎麦屋っぽい蕎麦の品揃えで、さらにそばがきや蕎麦懐石に加えて鍋や酒や肴も充実しているという、ちょっとした料理屋的な雰囲気もあるのは良いのか悪いのかでしょうか。
せいろと割子を頼んで見たのですが、まず気がつくのは出雲界隈でよくあるいかにも田舎風の蕎麦とは違う、しゃっきりと細打ちの蕎麦屋の蕎麦であるということで、これを辛めの蕎麦つゆで頂いてみますと舌触り、香り、のど越しといずれもなかなかいいじゃありませんか。
薬味も刻みネギに大根おろし、わさびとごく当たり前のもので、これだけを食べていますとごく普通に街のうまい蕎麦屋に来たのかと思えるような仕上がりですよね。

ただ気になるのはこの蕎麦で割子に合うのかということなのですが、蕎麦は同じなのですがどうも蕎麦つゆのかえしが違うのでしょうか、これはこれでちゃんと割子っぽく仕上がっているのは感心しましたね。
この割子の薬味にのっている海苔というものが板状に整形していないでそのまま乾燥させた海苔なのが面白いんですが、正直この蕎麦にまぶして食べるという分にはちょっと海苔の風味が強くなりすぎていささかどうなのよと思わないでもありません。
蕎麦湯は今風に濃厚タイプなんですが、食事時でこれだけお客が入っているというのであればそのまま出してもいい蕎麦湯になっているでしょうに、まあこのあたりは好みの問題もあるのでしょうかね。

しかしこれだけまともな蕎麦を出す店でうどんもあるというのは、蕎麦アレルギー回避の目的にしても特に調理などを分けていなさそうなだけに何なのよですが、逆に蕎麦はありふれた土地柄だけにうどんの需要があるということなんでしょうかね。
接遇面ではフロア係はよく働いているし、それなりに気も回る様子はあるんですが、何しろこれだけ席も多い店で待ち客が出るほど満席状態では手が足りないのも当然で、せっかくの良い雰囲気の店構えであるのに何とも気ぜわしい気配が漂っているのはちょっと残念でしたかね。
これが他ならぬ出雲を離れてそこらの街中にあれば逆に普通にうまい蕎麦屋というだけで終わっていたのかも知れませんが、確かにそこらによくある出雲蕎麦に食べ飽きた蕎麦食いはこういうのが食べたくなりそうなお店ではありました。

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