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2010年11月 7日 (日)

今日のぐり:「そば茶屋いきいき」

本日はズバリ「ブリ飯」をテーマにしてみたいと思いますが、先日世界に向けて配信されまして、「いくらなんでもそれはない」と全世界が突っ込んだ(だろう)ニュースがこちらです。

英国の食事が不味いのは過去の話?英調査(2010年10月30日AFP)

【10月30日 AFP】外国人は長い間、「英国の食事」を無個性で不健康な食事の代名詞のようにみてきたが、29日に発表された最新の調査によると、英国の食事への評価は変わっているようだ。フランス人の評価は相変わらずだが。

 英観光庁の観光キャンペーン「VisitBritain」は、36か国からの観光客2万6000人を調査。うち27か国の人びとの過半数が「英国の食事はとてもまずい」という質問文に同意しなかった。

 ロシア、エストニア、エジプトの3か国は、英国の食事を最も喜んで食べた。その一方で、スペイン、イタリア、日本、フランスからの観光客はほとんど感銘を受けなかった。特にフランスは隣国の英国の食事については長らく疑いの目を向けている国だ。

 また、英国への旅行予定がある人たちにも質問。目玉焼きとソーセージとベーコンとブラックプディング、そして時にはマッシュルームとグリルトマトも付いてくる英国の伝統的な朝食について聞いた。

「以前から英国風朝食(イングリッシュ・ブレックファスト)をフルコースで食べてみたいと思っていた」との質問に肯定的だったのはロシア人やブラジル人、インド人。一方、どちらともつかない回答をしたのはアイルランド人とドイツ人だけだった。

 この調査は、世界各国の「ブランド力」を調査するアンホルトGMIブランドインデックス(Anholt GMI Brand Index)の一環として行われた。

いや、世界36カ国のうち27カ国の人の過半数が「とてもまずい」に同意しなかったからと言って、ブリ食の評価向上を示しているのかどうかは全く別問題だと思いますけれども、そもそも「英国の食事」なるものは「無個性」だから不人気だったのではなく、あまりに独創的過ぎるからこそ勘弁してくれという人々が多かったのではないでしょうかね?
その評価の定着ぶりを示すのがこちらの記事ですけれども、さすが昔日の栄光衰えたりとは言え腐っても大英帝国!なんとも圧倒的ではないですか!

どこの国の料理が最悪?あまり食べたくないひどい料理ランキングが発表される(2010年6月21日カラパイア)

 「The Titanic Awards」という、世界のひどいものを次々と紹介していくマガジンが、「世界最悪の料理はどこの国の料理か?」というアンケートのインターネット投票を行ったそうだ。投票者は80ヶ国以上、2000人以上。その結果、栄えある世界一最悪な料理の国に選ばれたのは、得票率24.6%とダントツで「イギリス」であることが判明したんだ。

 以下9位までの順位はご覧の通り。

Doug Lansky: The 9 Countries With The Worst Cuisine In The World (PHOTOS)より

世界3大料理である中国がランクインしちゃったのは、ゲテモノ関連が評価されちゃったからだと思うんだ。個人的にはオランダはもっと評価されてもいいと思ったんだ。最悪的な意味で。

1位:イギリス 24.6%(得票率)
2位:アメリカ 10%
3位:中国 3.8%
4位:ロシア 3%
5位:ドイツ 2.7%
6位:オーストラリア 2.2%
7位:アイルランド 1.9%
8位:フィリピン 1.8%
9位:オランダ 1.7%

ちなみに米経済誌「フォーブス」が世界9カ国から絶対に食べてみるべき世界各地の料理なるリストも発表していますけれども、当然ながらブリがランクインしていることはないとして、日本からのセレクションが寿司とお好み焼きというのはどうなんでしょうね?
いずれにしてもこのように今や伝説ともなっているブリ飯のまずさとは、その昔「国の飯が不味ければ皆競って外国に出て行くだろう」ということで大英帝国繁栄の原動力となった、なんて穿った見方もありますけれども、現代においてどれくらいのレベルにあるのか想像が困難であるという向きには例えばこちらの記事などが参考になるのではないでしょうか。

猫「イギリスの飯はまずい!」日本産の海苔を与えたら毎日食べに来るようになった猫(2010年10月14日デジタルマガジン)

 イギリスに住んでいる日本人が近所の猫に広島産の「かき醤油のり」をあげたところ、毎日同じ時間に「海苔ちょうだい!」と猫が訪れてくるようになったそうです。

 その動画がニコニコ動画にアップされているのですが、海苔ちょうだいと鳴く姿がなんとも可愛らしく萌え萌えしてしまいます。海苔ってそんなに美味しいんでしょうか?

 味付けを考えるとあげすぎは猫の体に悪そうですが、猫にも日本の味って分かるんですね。

猫にかき醤油のりが果たして良いのかどうかということは、単なる塩分問題のみならずそもそも消化できるのか?といった疑問もわきますけれども、とりあえずリンク先の動画を見てみますと無茶苦茶期待のこもった視線で猫が見ているというのは確かなようで、ついに猫まで今まで食べていたものがあまりにひどすぎたと目覚めてしまったということですかね?!
ブリ飯の「どこかおかしい」というところは味覚の問題などもあるのかも知れませんけれども、そもそもブリの社会常識からして何かが違っているのではないかとも思える話がこちらにもあります。

ロンドン 二日酔いには脂物!?(2010年8月29日中日新聞)

「やっぱり、二日酔いの朝は脂っこいものを食べたいわ」。
英国人の知人と話していて耳を疑った。それがこの国での典型的な反応だという。

二日酔いの朝とくれば、日本人にはしじみ汁がお決まりだが、何も口にしたくない人も多い。

では、英国人にとって脂っこい食事とは何か。イングリッシュ・ブレックファストがその代表的な料理だという。
目玉焼きにベーコン、ソーセージ、焼いたトマト、煮豆、マッシュルーム、パン…。全部食べたら満腹になりそうな量だ。

二日酔いの時はアルコールの大量摂取で血糖値が下がる。
その状態を解消しようと食べたくなるという理屈もあるが知人はこう笑顔で説明した。

「パンなどが分解されてでんぷんになり、それが体内のアルコールを吸収して二日酔いを軽くするの。
科学的に実証された話ではないけど、みんなが固く信じてるのよ」

いやいやいや、パンなどがどうこう言う話はともかくとして、脂物やタンパク質は分解されてもデンプンになるわけじゃありませんから!と思わず突っ込みたくなる話ですけれども、それでは彼らブリ流の理想的「迎え朝食」とはどのようなものなのかを探ってみると、このような現実に遭遇することになるようなのですね…
こういう理解の元で健康問題に対処するということが常識化している国ともなりますと、恐ろしいことに病院食ですら殺人的な威力を発揮するようになってきます。

「床で転がしたような味」イギリスの病院食が極めつけにまずいと入院患者がブログで告白(2009年10月01日らばQ)

病院食といえば、食事がまずいと相場は決まっています。
イギリスもまた、食事がとてもまずいと相場が決まっています。
では、イギリスの病院食はどうなのかと言うと…。
あまりにまずいと、そのひどさを入院患者が語っていました。

匿名希望の47歳の男性は、骨の病気で5カ月ほど入院生活を送っているそうです。
そして、あまりにも不味い病院食へのフラストレーションから、それをブログに写真付きでアップすることで晴らすことにしたようです。
彼が言うには、

「いつも出てくるミルクがゆは、壁紙を貼るのに使うノリのような味」

「器はだいたいどれもベージュ」

「野菜のほとんどは、乾燥機に掛けたいほどビショビショに濡れてる」

「メニューは違うはずなのに、味はどれも変わり映えしない」

「プディングなどのデザートも出るんだけど、調理場の床で転がしたに違いないって味がするんだ」

「ウェールズの囚人が料理して、梱包して、温めなおしてるに違いないって信じてる。冗談に聞こえるかもしれないが、マジなんだ」

…などなど、日々、壮絶なまずさをブログで訴えているそうです。

ノリや、床で転がした味って、いったいどんな味なのでしょう…。
ここまで言われると、むしろひとくち味わってみたくなりますね。ふたくち以上は断固拒否しますけど。

ただし、食事以外の環境は快適で、医者も看護士も素晴らしいとも語っています。
病院の場合、栄養やアレルギーなど健康面に気を使わなくてはいけないので、どうしてもまずくなりがちですが、あまり不味いと精神衛生上健康によくないですよね。

まあ、その、正直「壁紙を貼るのに使うノリのような味」だとか「調理場の床で転がしたに違いないって味」だとか言われても、お前それ試したことあるんかい!?と突っ込むしかないような話なんですが、さすが医療費削減では世界に冠たるブリであっただけに、こうして少しでも早く患者の退院を促そうという深慮遠謀が隠されているということなんでしょうか?
それでも不味いだけなら薬だと思って食う!というチャレンジャーもいるかも知れませんけれども、ブリ食にチャレンジするということはしばしば本当に生命の危険ももたらすのだということだけは、よくよく認識しておかなければならないでしょうね。

グリーンピースを茹でたら家が爆発、完全崩壊…イギリス(2010年10月15日らばQ)

何をどう間違ったのか、何がどう狂ったのか、世の中思いもしないことが起こることもあります。
イギリスで野菜のグリーンピースを茹でていたら、家を爆発させ崩壊させてしまったという男性がいました。
さらに不幸だったのは自分の家だけでなく隣の家まで崩壊させてしまったということ。

ハリー・フォスター(58)はグリーンピースを茹でようとしてガス爆発を起こし、自宅とその隣の家を崩壊させた罪で起訴されています。
長屋つたいの端の家に両親と住んでいた彼は、両親亡くなったため家を出ることになっていましたが、次の引越し先が決まるまで2年間延長して住んでいいと自治体の許可を受けていました。
本人は爆発をうまく免れ怪我は全くなかったようですが、自宅と隣の家は完全に崩壊してしまいました。キッチンで火を点けると玄関をノックする音が聞こえたので離れたと言い、その後の記憶は光を見たと思ったら救急車の中にいたそうです。

後の調査でガスレンジの後ろのパイプが壊れていたことがわかり、故意に折ったり曲げたりされていたことから、爆発を誘導することが目的か、まるで何も考えていなかったかということで起訴されています。
現在も裁判は続いているようですが、爆発当時は40mも瓦礫が飛んだそうで、ガス漏れが与える影響の大きさに驚きます。むしろけが人が出なかったことを幸運ととるべきでしょう。

記事の写真を見る限りでもその半端なさぶりは明らかですけれども、むしろ彼らの悲劇はこうまでの犠牲を払う危険を冒してまで調理されるグリーンピースも、どうせろくでもないものになってしまうのだろうなと容易に想像がつくということなんでしょうね…

今日のぐり:「そば茶屋いきいき」

いよいよ待ちに待った新蕎麦の季節になってきましたけれども、広島県は世羅町にある総合交流センター「甲山いきいき村」の二階に併設されているのがこちらの「そば茶屋いきいき」さんには以前にもお邪魔したことがあります。
名前からしてちょっとまともな蕎麦屋としてはどうなのよとも感じられるところですけれども、施設名称がいきいき村というくらいですからこれは如何ともし難いところであったということなんですかね?
ちなみにこちらの一階では土地の野菜など様々な物品を販売していますけれども、昨今の例に漏れず休日ともなりますと大変な繁盛ぶりのようで結構なことだと思います。

とりあえず十割の盛りと天ぷらそばを食べてみたのですが、この盛りのしゃっきり細打ちの蕎麦は見た目も悪くなく、なめらかな舌触りに好ましい風味を伴ったのど越しと、十割としてはなかなか良くできた蕎麦なんじゃないかと思いますね。
いわゆる田舎蕎麦系統ではありませんから蕎麦つゆもこれくらいの塩梅でちょうどいいんでしょうが、せっかくの新蕎麦の十割蕎麦を頼むような顧客にこのネギに大根おろし、ワサビと強烈どころが揃っている薬味は余計なんじゃないかなと言う気もするところです。
普通の二八を使っている天ぷらそばも悪くないもので、この蕎麦も十割とはまた違った風合いなんですがきちんとしたものに仕上がっているし、ちょっと蕎麦つゆというよりうどんっぽい(実際うどんもあるようですが)このつゆもすっきりした後口でおいしくいただける一杯になっています。
ただこの天ぷらそばの天ぷらはあくまでも天ぷら屋流のそれで、確かに単品の天ぷらとして食べたり天ざるとしてつけたりするならいいんでしょうが、こうして天蕎麦のトッピングにして食べるにはあまりにひ弱でちょっとどうなのかですかね。
そば湯は時間帯が早かったこともあるのか今風に少し粉を溶いているらしいんですが、こういう手を加えるにしてももう少し丁寧に溶いておかないと、下に不自然な粉っぽさが残ってしまってちょっとうまくないかなと思えますね。

面白いのは新蕎麦は蒜山と北海道の蕎麦粉を使い、十割には地元広島の蕎麦粉を使っているということで、恐らく入荷量などの関係もあっての使い分けなんでしょうが、確かに食べて見るとちょっとした風合いの違いが感じられて楽しいものです。
場所や見た目からすると意外なほどちゃんとした蕎麦を食べられる店なんじゃないかと思うのですが、道も良くなっていますから意外に訪れるにも遠すぎるというほどでもなく、蕎麦を食べた後は下で野菜などを物色して帰るというのも楽しいんでしょうね。

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