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2010年10月28日 (木)

太地町 テロとの対話を決断?!

本日は環境テロリストの件でいつもお世話になっている産経新聞は佐々木記者のブログから、シーシェパード(SS)が新しい船を調達したらしいという話題を紹介させていただきましょう。

【SS 調査捕鯨妨害】新高速船発表 今年も3隻で日本船を妨害行為 (2010年10月25日ブログ記事)より抜粋

 10月23日に開かれたハリウッドのパーティーで、ついにシー・シェパードの新高速船が発表されました。

 環境関連の情報サイト、エコラッジが特報で情報を流しています。
http://www.ecorazzi.com/wp-content/uploads/2010/10/ship2.jpg

 24ノットを誇り、かつてOcean 7 Adventurerと言われていた船です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ocean_7_Adventurer

 こちらは、プロモーションビデオです。
http://www.youtube.com/watch?v=URvx62q6-5k

 昨年、使われたアディ・ギル号にフォルムが非常に似ていますね。エコラッジによれば、いま、100万ドルの寄付をSSに渡せば、その人の名を船の冠につけるそうです。

 アディ・ギルも、ハリウッドのビジネスマンの名前ですからね。

命名権ビジネスで100万ドルがぽんと集まればSSも笑いがとまらないとはこのことでしょうが、何しろ新船発表の場となったパーティでは著名人がずらりと勢揃いで、高いパーティ券を買って大勢が詰めかけたというくらいですから、それは幾らでも船は買えるだろうというものですよね。
ビジネスモデルとしては今のところ非常にうまく行っていると言えるこのSSと言う団体ですが、海外ではSSとも関連する連中が隠れ蓑がてらに似たような団体を多数立ち上げていることは周知の事実で、実際これだけ儲けているともなればすり寄ってくる人間には事欠かないということなのでしょうが、逆にうっかりテロリストの関係者扱いされてしまうのも大迷惑という場合もあるでしょうね。
最近少しばかり話題になっているのは11月の和歌山知事選に出馬する某候補に関して、先日も太地町で大活躍だった「高校教師」Steve Thompsonが、

If this woman is elected on Nov. 11th in Wakayama City as the Wakayama Prefecture Governor, the hunt could end in Taiji.

なんてことを言い出しているのですが、確かに突っ込みが入っている通り同候補の公式サイトには捕鯨の捕の字も見えない一方、ネット上には妙な噂がまことしやかに飛び交っていたりして、これはもし当のご本人の与り知らぬところで勝手にシンパ扱いされているというのであれば、大迷惑どころの騒ぎではないということになりそうです。

いずれにしてもオーストラリアなどのように捕鯨問題への態度如何で首相の首も飛ぶなんてレベルには達していないまでも、日本においても捕鯨へのスタンスやテロリストとの関係ということについてはそれなりに神経を使う時代になってきたかということですが、そんな中で当の太地町が唐突にテロとの対話を言い出したというのですから、それはニュースにもなりますよね。
しかしこれ、表向きは意見交換なんて言っていますけれども、連中の態度からしてどう考えても聞く耳など持つはずもないわけですから、ネット上では無謀だ、やめておけと危惧する声が充満しているという状況です。

イルカ漁で初の意見交換へ 抗議の反捕鯨団体と太地町(2010年10月20日47ニュース)

 日本のイルカ漁を批判した米映画「ザ・コーヴ」の舞台となった和歌山県太地町で、滞在して抗議活動を続ける「シー・シェパード」など反捕鯨団体と町側との初めての意見交換会が開かれることが20日、分かった。

 日程は正式決定していないが、11月2日を軸に調整を進めている。

 同町や会の主催者によると、交換会には、町側から三軒一高町長や漁協幹部、反捕鯨団体側からも幹部が出席。イルカ漁について互いの主張を述べた後、事前提出しておいた質問事項を基に議論する。会の様子は報道機関に全面公開するという。

 シー・シェパードなどは、鯨類追い込み網漁が同町で始まった今年9月から抗議を続けている。太地町はこれまで「県知事の許可を得た合法的な漁だ」として団体側との一切の対話を拒否してきた。しかし「堂々と町の立場を説明するべきだ」という声があり、三軒町長が応じた

太地町とシー・シェパード、11月に対話集会(2010年10月26日読売新聞)

 イルカなどの追い込み漁が行われている和歌山県太地町で、町と反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」メンバーらとの対話集会が、11月2日に町公民館で開かれることになった。

 町が国際捕鯨委員会(IWC)総会以外で反捕鯨団体と話し合うのは初めて。

 町によると、9月1日の追い込み漁解禁後は、町にSSメンバーらが常駐し、町側に会見を申し込んでいた。町は拒んでいたが、民間団体「太地町のイルカ漁を考える会」(和歌山県新宮市)から「町の立場を発信すべきだ」と対話の要請を受け、25日、同会主催の集会への参加を承諾した。

 集会は午前10時から。反捕鯨を掲げる数団体が加わる予定で、町からは三軒一高町長や町漁協参事らが出席する。三軒町長は「意見はかみ合わないと思うが、捕鯨を続ける我々の立場を説明したい」としている。

この太地町での活動というものはあからさまに彼ら一流のプロパガンダとしてやっていることで、実際に町長にしても「売名団体と会う必要はない」とまで言い切っていたのに何があったのかですが、映像にしろ編集しまくりで世界中に流しているという中でわざわざこうして相手の土俵に乗るというのであれば、むしろそれをやれと町側に要求した側の意図が何だったのかと考えて見なければならないでしょうね。
ちなみにこの「意見交換会」は「太地町のイルカ漁を考える会」の発起人氏が仕切るそうですが、政治団体代表でもある同氏については前述の某県知事候補氏との関係など色々と噂されているようで、これまた根も葉もない噂であるということであればあまりに判りやすすぎる構図からさぞや誤解する人も多かろうと、他人ごとながら心配になってくるところですよね。
それだけ今や捕鯨問題も大きなネタになったということなのかも知れませんが、恐らく素朴な漁師町であるだろう太地町側がこうした各勢力の思惑の交差する中で果たして正しい舵を切ることが出来るものなのかどうか、単に良いように利用されてしまって終わるのではないかと、正直多少と言わず危惧を感じざるを得ません。

良いように利用されて終わったと言えば例の「ザ・コーブ」に「権威」として出演した北海道医療大学の遠藤哲也准教授が、自分のインタビュー映像が反捕鯨活動に利用されるとは思わなかったと映像からの削除を訴えて裁判を起こしていましたけれども、どんな意図で発言しようが好き放題切り貼りされて利用されるという未来図だけは確定なのだとすれば、最初から関わり合いになること自体がどうなのよという話ですよね。
太地町に今どのようなブレインがついているのか、住民や行政内でどう意思統一されているのかは判りませんけれども、南極海での活動を見ても判る通り相手はその道のプロですから、素人判断で迂闊な反応をするくらいならスルーすべきだと思うのですが…

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コメント

>素人判断で迂闊な反応をするくらいならスルーすべきだと思うのですが…
仕切る団体も売名行為が目的であれば、太地町は、前門の虎、後門の狼という状態に陥らないか心配でしょうがありません。
少なくとも、だらけたWestのレポートに、題材を提供するのはいかがなものかと思います。

投稿: ednakano | 2010年10月28日 (木) 19時00分

まったくその通りだと思います。
何をやっても宣伝目的という連中の商業主義に関わる必要があるとは思えません。

投稿: 管理人nobu | 2010年10月29日 (金) 10時22分

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