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2010年10月 2日 (土)

それは天然か、それとも芸なのか?

先日はちょうどこういう記事が出ていたのですが、まあこの心身のタフネスぶりはやたらに打たれ弱い日本の指導者も見習うべき側面はあるのでしょうね。

プーチン首相、「クジラ撃ち讃歌」を露誌コラムに執筆/露(2010年9月23日AFP)

【9月22日 AFP】マッチョな夏期休暇が注目を浴びたロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が、露月刊誌のコラムで8月に体験したクジラ撃ちについて、野生との対峙は「いかなる外交儀礼も比べものにならない」と称賛した。

 露誌「ロシアン・パイオニア(Russian Pioneer)」のコラムにプーチン首相は、ロシア極東カムチャツカ(Kamchatka)半島沖の荒海で行ったクジラ撃ちの様子を息もつかせぬ筆致で書きあげ、「動物たちの世界と関わったわたしの職務の中で、おそらく最も興味深い体験だった。いかなる外交儀礼といえども、この比ではない」と感激をしたためた。

 プーチン首相が悪天候の中、ゴムボートでカムチャツカ沖オルガ湾(Olga Bay)に繰り出し、コククジラの生体調査に必要な皮膚サンプルを得るため、荒波にもまれながら洋弓銃をクジラに向ける姿は8月、テレビでも放映された。

■「何をやるかは自分で決める、安全確保は任せた!」

 今回のコラムで首相は、高さ3メートルもの波にボートが転覆しないか恐れていたと吐露する一方で、リスクを楽しんだとも語っている

「自分がいつ、何を、どのようにやるかは、わたし自身が決める。警備を担当する者たちは、どうすればそれを実現できるか考えさえしてくれればよい。人には新たな刺激が必要。たぶんそれこそが最も重要なことだろう」

 また、科学者たちを「大いに尊敬している」と述べ、彼らは「非常に偉大で重要なことをしながら、私益を乞い求めることはしない、まっとうな人びと」だと表現した。

■クジラの口臭に辟易、「誰かが失敗したのかと…」

 コラムでは、クジラの口臭が非常に強かったことも紹介。「ボート内にいた全員が、誰かに何かアクシデントが起きたのではないだろうかと互いに顔を見合わせたほどだった」と下ネタも披露した。

 プーチン首相がコラムを執筆したのは今回が2回目で、昨年は同誌に「正しいクビの切り方」について書いた。ゴーストライターがいるのかどうかは分かっていない。同誌は露日刊紙コメルサント(Kommersant)のクレムリン番だったアンドレイ・コレスニコフ(Andrei Kolesnikov)編集長が創刊した。

 プーチン首相は今年の夏、クジラ撃ちのほか野生のクマを観察したりと「マッチョな」夏期休暇を過ごした。カメラ映えのするそうした行動は、2012年に行われる次期大統領選への出馬に向けた布石ではないかとの憶測も上がっている。(c)AFP

ちなみにロシアもアメリカなどと同様原住民捕鯨を行っている国ですけれども、環境テロリストもたまにはこういう国にもテロを仕掛けてみればマッチョな首相が優しく歓迎してくれるかも知れません(苦笑)。
しかし実際にはそういう根性もないようで、近頃ではすっかりヘタレぶりを国際社会に晒している日本相手に小さな商売を続けるつもりのようですよね。
和歌山県は太地町ではこの9月から捕鯨解禁の季節を迎えていますが、テロ組織の呼びかけに応じてこのタイミングを狙って続々と同地に国外の活動家が集結しつつあるようです。

「イルカ漁を妨害せよ」SS、太地町に活動家(読売新聞)(2010年9月3日読売新聞)

【シンガポール=岡崎哲】米国の反捕鯨団体シー・シェパードは3日、和歌山県太地町で2日に始まったイルカの追い込み漁を妨害するため、豪州、ニュージーランド、米国、日本の活動家計6人を現地に送り込んだことを明らかにした。

 同団体の豪州人活動家マイケル・ダルトン氏(44)が本紙に語った。シー・シェパードは今後さらに20~30人を派遣し、他の動物保護団体も合流する見通しだという。

 ダルトン氏は、実力行使をするかについて、「漁師たちの(追い込み漁の)やり方次第だ」と語った。太地町では、2003年に、シー・シェパードの活動家2人がイルカ漁妨害のために網を切断して和歌山県警に逮捕されている。

イルカ漁中止へ対話 米活動家がアピール 「ザ・コーヴ」にも出演(2010年9月7日産経新聞)

 日本のイルカ漁を批判的に描いた米映画「ザ・コーヴ」に出演したイルカ保護活動家、リック・オバリーさんが6日、東京都内の日本外国特派員協会で会見し、日本でのイルカ漁の中止に向けて「漁業者らと話し合っていきたい」と述べた

 会見で、オバリーさんは「自分は反日ではない」と強調。日本の捕鯨活動に反対して、調査捕鯨船の妨害活動を行っている団体「シー・シェパード」との連携についても「逆効果だ」と否定した。

反捕鯨家到着で連日ピリピリ 「ザ・コーヴ」の太地町(2010年9月8日中日新聞)

 和歌山県太地町で伝統的なクジラとイルカ漁が解禁になった今月1日以降、反捕鯨を訴える欧米の活動家らが連日、姿を見せ、ピリピリしたムードの中で漁が続いている。

 追い込み漁が行われている畠尻(はたじり)湾では、連日漁船が出漁しているが、捕獲されたのは2日の約20頭、5日の10頭だけ。水族館や博物館に売却するため若いイルカを分ける選別作業が同湾であり、活動家らの関心を集めている

 欧米からの活動家らのほとんどは、ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」に触発されたようだ。米国ロサンゼルスの会社社長、リチャード・ロンドンさん(59)は「米国人も奴隷制を文化だと思っていた時代があった。イルカ漁も悪い文化だからやめてほしい」と話し、漁の様子を撮影。映像はインターネットで流し、実態を世界に訴えるという。選別作業を見ていた米国人男性(65)も「食べるのも、博物館で飼うのもかわいそうだ」と語った。反捕鯨団体シー・シェパードを名乗る活動家は現れていない。

 太地町漁協の杉森宮人参事は「外国人が来るのは年中行事になったが、いいかげんにしてほしい」とうんざりした表情だ。 

しかし自身も元テロリスト上がりで、シーシェパードの顧問にも名を連ねていたリック・オバリーなる人物もこうして見事に経歴ロンダリングを行って、テロ組織など知らぬ存ぜぬを決め込んでいるあたり相当なくせ者であることは言うまでもありませんが、この人物の得意の犯罪と言えば他人の捕まえたイルカを逃がすことと言うのですから今回も期待が高まるわけです。
噂では現地では怪しげな外国人がうろつき回っているという状況で、住民の間にも緊張とともにうんざりした気配が漂っていると言うことですが、そんな中でいよいよ彼らが本領を発揮したというニュースが流れ込んで来ました。

イルカ保管の網切られる 和歌山・太地町、海外保護団体が声明(2010年9月29日産経新聞)

 イルカ漁で知られる和歌山県太地町の漁港で、捕獲したイルカを保管していたいけすの網が切られていたことが29日、県警への取材で分かった。海外の環境保護団体がホームページで網を切ったとする声明を出しており、県警は関連もあるとみて器物損壊容疑で調べている。

 県警によると、28日午前7時ごろ、いけすの網が切られているのを地元漁協の漁師が見つけ、新宮署に通報した。11カ所あるいけすのうち7カ所が切られ、約50センチ~150センチの穴が開いていた。鋭利な刃物で切られたとみられる。

 いけすには水族館などに販売予定のバンドウイルカ約50頭を入れていたが、逃げ出したイルカはいなかった。

 同町のイルカ漁は米ドキュメンタリー映画「ザ・コーブ」で批判的に描かれ、漁の開始とともに海外から反捕鯨団体も訪れていた

 イルカ漁をめぐっては、ヨーロッパを拠点に活動する環境保護団体「ザ・ブラック・フィッシュ」がホームページで、いけすの網を切ったとする声明を出している

ちなみに犯行声明を出したという団体のサイトはこちらのようですけれども、トップページにいきなり前述のリック・オバリーが写真で登場していまして、どくろマークの海賊旗を掲げたシー・シェパードにしてもそうですが、とにかくこの手のテロリスト連中というのは何にしろ見た目から分かりやすくていいですよね(笑)。
ちなみにこの団体の創設者であるWietse van der Werfなる輩も予想通りシーシェパードのメンバーであって、2009-2010年のシーズンには抗議船スティーブ・アーウィン号にも乗船していたというくらいの筋金入りですから、あまりに黒すぎて各国のマークがきつくなった中で、何のことはないマークを外すために別団体を立ち上げたというだけの話です。
非常に面白いのはこうまで明白なつながりがあからさまでありながら、当のシーシェパード代表であるポールワトソンは「網が切られた?知らないねそんなことは」と他人事の態度をとっていることで、産経新聞の佐々木記者のブログから引用してみますけれども、この連中も自分らが顔を出せば出すほど世間のイメージが悪化するという事実にようやく気付いたということなんでしょうか(苦笑)。

【太地町速報】ポール・ワトソン「いけす網を切った団体なんて知らないね」←大嘘 (2010年9月30日ブログ記事)より抜粋

 和歌山県太地町で、イルカいけす網が切られた事件で、シー・シェパード代表のポールワトソンが声明を出しました。

http://www.seashepherd.org/news-and-media/editorial-100929-1.html

Who and what is blackfish?
We do not know. In fact, until the report that dolphin holding pen nets had been cut in Taiji harbour and a release to that effect was posted, we had never heard of this group

 この事件については、欧州(オランダ?)に本拠地を置くThe Black Fishという環境保護団体が犯行声明を出しています。
 そして、シー・シェパードの欧州の中心的な活動家であるオランダ人、ローレンス・デ・グロートが網をきった活動家の行動に対して、Twitterで「グッドニュースだ」とつぶやいています。
 The Black Fishの共同創設者、Wietse van der Werfは、昨年、一昨年と南極海で繰り広げられたシーシェパードの反捕鯨キャンペーンで、抗議船、スティーブ・アーウィン号に乗っていた人物です。

 先ほどのワトソンのコメントはこのような意味です。

The Black Fishってどんな団体だ? 私たちは知らない。太地町で、イルカ漁のいけす網が切られたというニュースが報告されるまで、私たちはその団体の名を聞いたことがなかったよ。

 ワトソンはとぼけているのでしょうか? 私が教えてあげましょう。あなたが乗っていた船に、一緒にいた若いボランティアクルーが設立した団体ですよ。
(略)

ここまで来るとネタですか?と言いたくなるような話ですけれども、欧米に点在するこの種テロリストのシンパ的にはこういうのは大阪名物パチパチパンチなどと同様の「お約束」であるのだとすれば、ネタにマジレスしていいものなのかどうか迷いますよね。
いずれにしても犯罪行為の事実も犯人もこれ以上ないくらいに明確であるわけですから、当然法に従って粛々と手続きを進めていくということになるのでしょうが、これだけ濃厚な関係が明らかとなってきますと、警察などでもどこまでヒエラルキーをさかのぼっていくべきなのかと迷うところなのかも知れません。
一山幾らの末端構成員をどれだけ絞り上げたところで本体が健在ですと、再犯の恐れも高いことに加えてなにより法の正義にももとるということになりかねませんが、捜査の行方と共に太地町の今後を見守っていかなければならないのでしょうし、現地で仕事に励まれている方々にくれぐれも事故がないよう祈っています。

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