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2010年10月 8日 (金)

ベスーン元被告、シーシェパードと完全決別?!

先日以来今度は和歌山県での暴れぶりで世間を賑わせている環境テロリストの一行ですが、現地ではすっかり常駐モードで活動中ということのようです。
彼らの掲げるロジックの無茶苦茶ぶりなど今さら指摘しても仕方がないところですが、しかし日本が本気で鯨もイルカもこれからは手を出すのやめますと宣言してしまうと、彼らもすっかり商売あがったりで困るんでしょうねえ…

シー・シェパード幹部「ザ・コーヴ」の舞台、太地町に常駐 「日本たたき」強化(2010年10月8日産経新聞)

 反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」が和歌山県太地(たいじ)町に団体幹部を長期派遣し、地元のイルカ漁に圧力をかけている。太地町は、隠し撮り映像でイルカ漁を批判し、今春、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」の舞台。SSは日本に狙いを定めた活動で注目を集め、多額の寄付金を得るようになったことから、今回も知名度の高い場所で存在感を示し、勢力の拡大を図るのが目的とみられる。SSは12月にオーストラリアから抗議船を出し、再び調査捕鯨妨害をすることも宣言、“日本たたき”の姿勢を強めている。(佐々木正明)

 太地町で活動しているのは、米環境保護局元捜査官で2年前にSSに加入した米国人、スコット・ウェスト氏(52)。9月初めから、ザ・コーヴで知られるようになった同町の畠尻湾に張り付き、撮影した動画像をインターネットに連日配信して、イルカ漁の実態を「告発」している。

 ウェスト氏は「観光目的」で来日し、12月上旬まで日本に滞在予定。SSが幹部を日本に長期派遣するのは初めてで、3カ月間の滞在費は200万円近くに上るとみられる。SSはさらに、12月以降も別のメンバーを派遣する意向を示している。

 こうした活動を可能にしている背景には、SSの潤沢な財政状況がある。SSは2003年に初めて太地町に活動家を派遣。05年には捕鯨妨害を始め、07年からは抗議船に米有料チャンネル「アニマル・プラネット」の撮影班を乗船させて、活動家たちを「海の英雄」に仕立て上げる番組「鯨戦争」の制作に協力するようになった。

 「鯨戦争」は同チャンネル史上、歴代2位の視聴者数を稼ぐ人気番組に。米国やオーストラリアなどでSSの知名度は飛躍的に向上し、活動の原資にしている寄付金が急増した。04年は総額120万ドル(約1億円)だったのに対し、08年には396万ドルと3倍強になった。09年には米国の元テレビ司会者らから数百万ドルの大口寄付があり、総額は1千万ドルを突破している可能性が高い。

 捕鯨関係者は「日本をたたくことで、収入が増えるビジネスモデルが確立され、SSにとって、日本が『金のなる木』となっている」と指摘する。

 一方、太地町で9月末にいけす網が切られた事件では、かつてSSメンバーだったオランダ人らがアムステルダムに設立した団体「ザ・ブラック・フィッシュ」が犯行声明を出した。この団体は、水族館のショー用に売却されるイルカの捕獲禁止を目指している。これは、SSから分派した「シー・シェパード系過激団体」が“本家”のやり方を踏襲、日本を標的にし始めたことを意味する。

 ウェスト氏は日本への対決姿勢を強めている点について、「海洋生物が絶滅すれば地球が滅びる。日本は世界で最も海洋生物を殺す『犯罪行為』を続けており、地球環境にダメージを与えている。われわれは実力行使でこれをやめさせる」と話している。

当面法に基づいて粛々と対応するということになりそうですが、地中海あたりで発生したような現地住民との衝突が今回も再現されるのかどうかにも要注目でしょうか?
さて、今度は本家本元シー・シェパード内部で崩壊が進んでいるらしいという話が出てきていますが、前述の彼ら流のビジネスモデルを考えるとこれがなかなか興味深いことになっているのですね。
片方の主役はもちろんワトソン代表ですが、もう一方の主役は先日ニュージーランドに送り返されたベスーン元被告なんですね。

【捕鯨】ベスーン元被告がSSを脱退「ワトソン船長はウソで塗り固めた大悪人」「A・ギル号沈没は指示による自演だった」…内幕暴露(2010年10月6日.3News)

日本の捕鯨船が衝突したことによって沈没した抗議船のニュージーラン人船長と、反捕鯨団体シーシェパードがオンライン上で激しい非難の応酬を繰り広げている。

ピート・ベスーン氏は、シーシェパードとリーダーのポール・ワトソン船長を「不正直」で「道徳的に破綻」しているとして彼らを非難した。故意に情報操作を行ったりウソにまみれた団体の一員であることは、最早や耐えられないとして、彼はFacebookの公開状でシーシェパードを脱退することを明らかにした。「毎月、何らかの大ウソが流されるのを見て、彼らの悪辣さに気づきました」と言う。

ベスーン氏は今年、日本の捕鯨船・第2昭南丸に激突された反捕鯨船アディ・ギル号の船長だった。彼は抗議のために捕鯨船に乗り込んだが、逮捕されて日本の刑務所で4ヶ月を過ごした。執行猶予の判決を受けて、その後ニュージーランドに強制送還された。
そして今、彼は日本の船が衝突してきた後にアディ・ギル号を沈没させるようにと、シーシェパードのポール・ワトソン船長から指令を受けていたことを暴露した。
「それはPR戦略だった訳ですが、そのことは誰にも話してはいけないと言われ、沈没後にアディ・ギル号のもとに向かうことも許されませんでした」。

シーシェパードは日本で係争中だったベスーン氏を追放したが、裁判対策だったとの理由で後に撤回した。ベスーン氏によると、それもウソだと言う。
「私の裁判には何の役にも立ちませんでした。弁護士が言っていましたが、彼らは私を「不正直者」呼ばわりしていたのです」。
ベスーン氏によると、シーシェパード御大のウソは日常茶飯事で、重大なウソはみんなで示し合わせるのだと言う。彼の「脱退宣言」には、それらの事例が数多く掲載されている。

本紙(3News)は、ワトソン氏と連絡を取ることが出来なかったが、彼が“クジラ戦争”から“舌戦”にも舵を切るのは間違いないだろう。

シー・シェパード:ギル号沈没は自作自演 元船長が暴露(2010年10月7日毎日新聞)

 【ジャカルタ佐藤賢二郎】南極海で今年1月、日本の調査捕鯨船団の調査船と衝突、沈没した反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の抗議船「アディ・ギル号」のピーター・ベスーン元船長は7日、「ポール・ワトソンSS代表の指示で故意に沈没させた」と述べ、沈没は自作自演だったと発言した。ラジオ・ニュージーランドの取材に答えた。SSは「ギル号はえい航する途中で浸水し沈没した」と主張している。

 ベスーン氏は「(ギル号の)エンジン室は無事で救出可能だった」とし、代表のワトソン容疑者=傷害容疑などで国際手配中=から「一般の人々から共感を集めるため」に沈没させるよう指示があったと証言。SSを「道徳的に破綻(はたん)している」と批判した。

 一方、ワトソン容疑者は「けん引できない状態で、判断は船長であるベスーン氏が下した」と否定した。

 日本の調査捕鯨船の調査船への艦船侵入罪などに問われたベスーン氏は今年7月、東京地裁で執行猶予付きの有罪判決を受け、ニュージーランドに強制送還されていた。

 豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(電子版)によると、ベスーン氏は南極海での反捕鯨活動への復帰をSSに求めたが、活動への不参加が執行猶予の理由の一つだったため、SS側は拒否。同氏が日本の捜査当局に対し、「妨害行為はすべてワトソン代表の指示」と「うその証言」をしたとして、6日までに一切の関係を絶った

 ワトソン容疑者は「(ベスーン氏は)SSと不仲になったことを恨んでいる」と述べ、沈没を巡る発言は組織への報復と反論した。

取りあえず「気付くの遅えよ」という突っ込みはともかくとして、こうした告発調の記事が出てくる背景をどう解釈するかに二通りの見方があると思いますね。
もともとワトソン代表と言えば「もっと俺に金よこせ」という金銭トラブルで母集団であったグリーンピースから放り出されたというくらいの人物で、シー・シェパードにおいても活動の実態はものを知らない若手をボランティアと称して肉も食わせず(笑)タダで使い捨て、かき集めた巨額の資金は全部自分の懐にという親総取りの体制を構築しているくらい金にはうるさい人物であるようです。
そんなこともあってネット上ではこんな声も上がっていますけれども、確かにあんな沈め方をしてしまったのでは事故と言い張って保険金を出させることも難しいのでしょうね。

好意的に取ってる連中多いが
おそらく、金銭関係のもつれ

この船長は、アディギル号の製作と世界旅行でスポンサーを募るつもりが
まったく集まらず多額の借金を抱えていた。
船を沈没させれば多額の保険金がおりるとか、言うとおりに船を沈めて日本側に捕まれば
借金を肩代わりしてやるとかポールワトソンに言いくるめられたんじゃね?
んで、いざ帰国してみたら船を自分達でぶつけてる映像とられてるから保険金は降りないわ
ワトソンに借金肩代わりしてくれる話をなかった事にされたんだろう

少なくとも組織内での相対的年長者(つまり、ただ働きさせることが難しい)であり、唯一の特技である船すら無くしてしまったベスーン元被告に対して、ワトソン代表らも今後扱いに困ってくる可能性は元より高かったのでしょう。
同団体と連携を組む有料テレビのアニマルプラネットの看板番組である「Whale Wars(クジラ戦争)シーズン3」ではまさにそのベスーン元被告が主役格で登場しているわけですが、今後世間の注目も過ぎ去り商品価値が無くなってからお払い箱というのが既定の路線だったでしょうに、当のベスーン元被被告がこの売り出し期間の真っ最中にワトソン批判を始めてしまったのですからたまりません。
ベスーン元被告にしてもワトソン代表にしてもお互いに当てが外れたという面からも決別は早晩必至だったのは確かでしょうが、それにしても使えるうちは広告塔として使い潰す予定だっただろうワトソン代表としてはこれは思わぬ大きな誤算だったのかも知れず、ちょうど公開されている両者のやりとりからもそのあたりの行き違いぶりが見えてくるようにも感じられます。

一方で今回のこの一連の騒ぎにおいて、どこまでベスーン元被告が本気で言っているのか疑問視する声もあることに対して、「やはり裁判で語っていたように、それなりに反省し改心したのでは」という見方もあることは確かですが、例えば同元被告に直接インタビューをした産経の佐々木記者などはブログでこんな好意的な解釈を披露しています。

ポール・ワトソンの洗脳が解けたニュージーランド人船長、ピーター・ベスーン (2010年10月6日佐々木正明記者ブログ)より抜粋

 私は、この春、「シー・シェパードの正体」を書き上げるために、東京拘置所に通い続けました。
 南極海で、日本の第2昭南丸に乗り込み、逮捕されたニュージーランド人船長、ピーター・ベスーンに会うためでした。

 アクリル板越しに話をするたびに、私は、彼がシー・シェパードの正体を知らない、そして、代表のポール・ワトソンの素顔を知らないまま、SSの活動に協力するようになったのだと思うようになりました。
 反捕鯨キャンペーンの理由について、彼が自分の分身のように、こよなく愛した船アースレース号(後に、アディ・ギル号に改名)を、グアテマラの海難事故をきっかけに手放してしまい、借金を肩代わりしてくれたSSへの恩義を抱いていたからとも感じました。

 拘置所で私は、彼にSSの欺瞞、ワトソンの巧妙な嘘を伝えました。彼は初めて知ったようでした。そして、ベスーンも「ワトソンは間違っている」と言うようになりました。
 ベスーンは話してみると、体育会系のさわやかなノリがあって、拘置所での面会は、陽気なニュージーランド人と街のカフェで話し合っているような雰囲気もありました。彼は、自分の気持ちに正直に答え、何よりも家族を愛していました。
 ワトソンのように、いつも何かを画策しているような謀がすきな人物ではありませんでした。悪く言えば、真正直すぎてKY的なところもあり、離婚した奥さんも突っ走るところが、手に負えなかったのでしょう。
 私はこの取材の後、ベスーンの印象を聞かれると、公の場でも「語弊があるかもしれないが、彼はいい奴だった」と言うようになりました。

 7月にニュージーランドに戻った後も、変節のように捉えられた言葉も伝えられましたが、もともと、彼はニュージーランド人なら多くの人が持つ反捕鯨の気持ちを持っていましたから、私には、変節とは思えませんでした。むしろ、周りの受け止め方が違うのではないかと感じていました。
 そして、10月、ついにベスーンとシーシェパードとの決別がやってきました。
 ベスーンはシーシェパードは「不正直だ」とのべ、代表のポール・ワトソンを「道徳的に破綻している」と強い言葉で非難したのです。このいざこざで、シー・シェパードは本当に、ベスーンを破門にしました。
 彼は、フェイスブックで公開書状を送り、ワトソンへメッセージを送ったのです。

 「私はもうシー・シェパードの公式な一員を務めることはない。この団体は故意に嘘をついて、ミスリードしている。いかに彼らが悪い人たちなのか、次第にわかってきた。SSからは、毎月のように、嘘が出回っている」
 自分の愛した船を南極海に沈めたのは、「PRの目的だった。誰かにこのことを言うことを許されていなかった」とのべ、ワトソンが日本を貶めるために作った巧妙なストーリーだったことを暴露しました。
 ベスーンは他のメンバーも「嘘と謀略ばかりを重ねている」と告発しました。

 ようやく、ようやくワトソンの呪縛が解けたのですね。きっと、愛する家族からの助言もあったのでしょう。彼が私の言葉を思い出してくれていたらとも思います。そして、日本の立場をも理解してくれればと願います。
 今度、彼にコンタクトを取って、また深い話を聞こうと思っています。
(略)

まあ一般論として、狂信者というものは思想の一面で偏った部分はあるものの愚かであるとか人格的に劣悪であるとか言うこととは別問題ですから、誰かが「いい奴」であることとその誰かが狂信者であるかどうかは無関係ですし、少なくとも自分に敵意を持つだろう他国で判決を待つ身でありながら、その国の主要マスコミ相手にわざわざ悪人面をしてみせるのも馬鹿でしかありませんよね。
そういう意味では確かに拘置所でのベスーン被告(当時)は「いい奴」だったのは事実としても、それはまた別な話だとしておかなければなりませんが、とりあえず佐々木記者の言う中で注目すべき点としてベスーン元被告がシー・シェパードに参加したのが「借金を肩代わりしてくれたSSへの恩義を抱いていたから」と明言していること、そして彼の反捕鯨感情は「ニュージーランド人なら多くの人が持つ反捕鯨の気持ち」であったとしている点です。
前者については結局動機は金であったということが裏付けられる話で、そうともなれば当然金の切れ目が縁の切れ目で案外深刻な洗脳というものは存在しなかったのかも知れないと推察できる話ですが、そうなりますと今後ベスーン元被告がどれだけ本当に「いい奴」になれるかは、自伝なりメディアへの露出なりで同被告がどれだけ懐が暖まり首が回るようになるかにもかかってくるということでしょうかね。

他方、「ニュージーランド人なら多くの人が持つ反捕鯨の気持ち」という件で興味深いのが、そもそもオーストラリアとニュージーランドでは同じ反捕鯨と言っても元より微妙にスタンスが異なっていると言われていることで、例えば近いところでは今回のIWC総会を前にニュージーランドはオーストラリアを「裏切って」捕鯨容認へ方針転換するのではと言われたことなどが記憶に新しいですよね。
もともとニュージーランドでは原住民の間で鯨は神様扱いされていて、今でも神話を元に映画を作るくらいですから鯨を大切にすることに関しては日本人と通じる感覚があり、冒頭の現地紙の記事のコメント欄などを見てもオーストラリアなどの変質的、狂信的と言っていいような反捕鯨のスタンスとは何かしら違う雰囲気を感じ取れますし、シーシェパードに対する批判も相応にあるわけです。
ところがオーストラリアにおける反捕鯨というのは、これを強硬に唱えていなければ選挙にも勝てないというようなある種の社会的ムーブメントであって、例えば現地在住の人がその空気をこんな風に紹介してくれています。

オーストラリアの反捕鯨は単なる人種差別か?(2008年1月8日朱雀式)ブログコメントより抜粋

マサ Says:
平成20年1月27日 at 8:28 PM

オーストラリア、メルボルン在住14年の私ですが、このビールのCMは見たことがないです。シドニー限定なんでしょうか?そもそも人種差別には敏感なオーストラリアですから、放送は見合わされていると言うこともありえます。

数年前には黒人をCMに起用したサンスクリーンの会社が起訴されていますし、過去には日本人の背の低さをからかった作品なんかも、こちらのアジア人コミュニティーに起訴されたと言う経緯もあります。日本で取り上げられるこちらの情報もかなりいい加減ですから、全てを真に受けてはいけないでしょう。とはいえ日本人、アジア人に対する差別はあるとは思います。私なんて日本人だと言う理由で、レストランから追い出されたこともありますもん。

で、気になる捕鯨なんですが、たしかにノルウェーの捕鯨に関してこの国の人は関心がないようです。というのも、ノルウェーはオーストラリアの近海で捕鯨をしていないから、というのが彼らの言い分なようです。

日本の神経を逆なでするオーストラリアですが、コレにはいくつか理由があるようです。まず第一に、ここで取り上げてらっしゃるように、人種問題。コレには言及する理由もないでしょう。

経済問題。オーストラリア人は基本的に単純で馬鹿です。対日感情も、実はバブルが弾けるまではとてもいいものでした。ところが経済が傾いてきたとたん、メディアによる、容赦のない日本バッシングと共に媚中が始まりました。コレは何も捕鯨だけに限ったことではなく、全てにわたります。

ところが、大部分のオーストラリア人は、日本の経済が傾いたと言っても日本が世界第2の経済大国であるという事実が理解できていないようです。中国に遠く及ばないぐらいに、日本の経済は縮小してしまったと思っているのです。その上での日本バッシング。彼らの考えていることは本当に金だけなんですよ。

そして今ではすっかり、悪者日本とその隣にある可愛想で優しい隣国中国というイメージがデッチ上げられたわけです。中国がオーストラリアにとって政治的に反対勢力であることを考えると、その愚かさがお分かりでしょう?

なお、日本の捕鯨船に関しては公共のニュースではっきりとテロリストと言う風に表現されています。

こうしてみるとベスーン元被告という、いわばニュージーランドのローカルヒーローを中核メンバーに抱え込んでいながら、ワトソン代表がニュージーランドではなくオーストラリアを母港としている理由も見えてくるわけですが、そうなりますと日本としてはどのように対処すべきかですよね。
欧米においても反捕鯨といいながらその内情は別に一枚板でも何でもなく、とりわけ過激なテロリストに対しては反捕鯨活動のイメージダウンになるとむしろ否定的な見解を示す人々も多いわけですから、ひとくくりに反捕鯨すなわち反日だ、人種差別主義者だと単純な図式で捕らえてしまってはいけないことは言うまでもないことでしょう。
日本政府にしても妥協すべきところは妥協し国際間の話し合いの中で捕鯨問題の着地点を探っているわけですから、まずは主義主張を超えて世界の良識ある人々と十分に対話をしながら盲目的な連中を囲い込み、その上でテロ根絶を目指していくことが必要ではないかという気がします。

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コメント

やはりというか、やっとというか、ついに来たという感じです。佐々木氏は好意的に書きすぎているのではと思います。背景は金銭問題(分け前の不平)なのは明らかです。
そもそも、ベスーンのSSCS加入は、世界一周の世界記録樹立中にグアテマラでの人身事故で賠償金が必要になり、船を売ったからです。ところが、十分な支払いがなかったようなうわさ(70万ドルが未払い)報道があったり、裁判費用が50万ドルかかったというのも怪しいと思っていました。それにもかかわらず、釈放後SSCSに戻ろうとしたのは、自著の価値を上げる思惑だと考えられる。しかし、賠償金の払いなどで経済的に苦しいベスーンが分け前を迫るのに嫌気が差したワトソンが、このままベスーンを組織におくと、棄権だと判断し、実質排除を開始し、ついに決裂ということです。
最後は金銭問題のもつれが何かを起こすと考えていましたが、まさにそうですね。

投稿: ednakano | 2010年10月 8日 (金) 14時17分

佐々木記者は情が移っちゃったってことなんだろうけど、ベスーンは利用価値がありそう
何しろテレビで取り上げられるほどの有名人なんだし、今後もいい人ぶる態度を崩さないんだったらSS攻撃の手駒に使っても嫌とはいえまいて

投稿: 通りすがりのただの人 | 2010年10月 8日 (金) 14時51分

イルカ漁等に対する和歌山県の見解|和歌山県ホ-ムペ-ジ(8月27日)
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/071500/iruka.html

現地はそうとういらついている気配

投稿: | 2010年10月10日 (日) 16時42分

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忘れがちな日本人 2010年6月頃まではあんなにも報道があったのに、報道自体が皆無となってしまいました(2010年10月現在)。 そんな中、産経新聞の佐々木記者が本書を出版していたので読んでみた。日本人としての立場で書いているけども、かなり公正な書き方をしていると思う。そういう意味で、非常に価値のある一冊でした。 あれほど怒っていた日本人の怒りはまったく別のものと置き換えられ、捕鯨のことなど忘れてしまったような印象を受けますが、皆さんはいかがでしょうか。 シーシェパードの正体がよくわかる 本書は本当... [続きを読む]

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