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2010年9月 4日 (土)

またまた斜め上な話題がてんこ盛りな、とある業界の話題

ネットというものの発達もあってすっかり新聞社は元気がない、それどころかテレビまで見ない人間が増えてきたなんて話を聞く今日この頃ですが、既存メディアの求心力は日々低下してきていると言うことなのでしょう。
そんな中で当「ぐり研」でも何度か登場いただいている上杉隆氏らが、最近すっかり経営状態が怪しいとされている新聞社の未来について対談をしていますけれども、本日まずはこちらから引用させていただきましょう。

最後に残る新聞社はどこなのか(2010年08月30日ビジネスメディア誠)

 ジャーナリスト・上杉隆氏、作家/経済ジャーナリスト・相場英雄氏、ノンフィクションライター・窪田順生氏の鼎談連載9回目。購読部数や広告費の減少などにより、新聞社に“逆風”が吹き荒れている

 激変する環境の中で、一体どこの新聞社が生き残っていくのだろうか。この問題について、3人が語り合った。【土肥義則,Business Media 誠】

●最後に残る新聞社

相場:通信社での仕事は一瞬で記事をまとめる――いわば職人技が求められます。「このネタはダメだ」と判断したときには、速報を流しません。しかし最近はネットの発達によって、各社の速報競争に拍車がかかってきた。これは複数の現役記者から聞いた話なのですが、記事にするか判断に迷っていると、上司から「書いてしまえ!」と命令が飛んでくるそうです。昔だったら、確実に書かなかったことでも、最近では突っ走る傾向があるようですね。

上杉:通信社の仕事というのは、それなりの職業訓練が必要になってきますよね。新聞社もまた別の訓練が必要となります。

相場:そうですね。

上杉:なのに大手新聞各社は、ネット上で速報記事を流している……。それは通信社の仕事、危ないなあ朝日新聞は(笑)。

相場:ハハハ。

窪田:朝日新聞の記者は、通信社が行う訓練を受けていませんからね。

上杉:新聞各社は生き残り策を模索しなければいけないのに、まだ合従連衡がうまく進んでいない。しかし最後に残るのは逆に現在の弱者の毎日新聞や産経新聞ではないか、という話をホリエモン(堀江貴文)としました。いまの記者クラブを中心としたメディアシステムは、すでに破たんしている

 また 1つの事業者が多くのメディアを傘下に置くクロスオーナーシップの制度の下では、読売グループが強かった。しかしこうした制度がなくなってくると、これまで強かった読売新聞などのメディアが一気に瓦解するかもしれない。その一方で、なんとか生き残ろうと必死にもがいている毎日新聞や産経新聞が残るかもしれません。

●プチスピンドクターがいない

相場:今の菅政権はどのくらいヒドイのでしょうか? 

上杉:官邸内の話でいうと、とてもヒドイですね。その理由は2つあって、1つ目は官邸官僚を使いこなせていないこと。もう1つは記者クラブ制度を中途半端にしてしまっていること。中途半端に開放するという選択肢はなく、もうオープンにするかクローズにするしかない。しかし中途半端なままにしているので、ヘンな敵まで作ってしまった。

 そういう意味ではスピンコントロール(情報操作などを行うこと)が全くできていない。メディアコントロールはとても大切なのに、日本の政権だけができていない。

窪田:なんでこんなにコントロールされていないんだろう、といった感じですね。

上杉:スピンコントロールを意識的に行っていたのは、小泉政権のときの飯島勲さん。小泉政権が強かった背景の1つに、飯島さんの力が大きかったのではないでしょうか。あとは石原都知事の特別秘書を務めている高井英樹さんも、スピンコントロールを行っている。

窪田:官房機密費を手にしていた“大物”解説委員たちは、これまでプチスピンドクターのような役割を果たしていた。しかし今は、彼らのような後継者が育っていない。プチスピンドクターもいることはいるのですが、みんな小物ばかりなので、中途半端なスピンしかできていないですね。

上杉:以前、窪田さんと対談したときに「日本は記者クラブがスピンドクターだ」という話をしました。しかしその記者クラブが崩壊しつつあるので、今はスピンがきかなくなっている状態ですね。

相場:1990年代の半ば、銀行はスキャンダルまみれでしたが、ある銀行の行員は情報操作がものすごくうまかった。もちろん本人は「自分はスピンドクターだ」という意識はなかったと思うのですが、直に頭取と記者をつないでくれたりした。なので、その人にあたれば、記者は情報をとることができた。また情報操作がうまい人がいる銀行では、問題が起きても、あまり傷が大きくならないんですよ。

窪田:頭取という意思決定ができる人間と直にやりとりができる情報参謀みたいな人がいたわけですね。それを政治で例えると、自民党の派閥のボスにくっついていた政治記者になる。しかしそうした政治記者も、かつての輝きを失ってきている感じがしますね。

相場:例えば出版社から「菅政権のことについて書いてくれ」という話が来ても、誰に取材すればいいのか分からない。つまり、キーになる人が見えてこないんですよ。

 しかし民間企業であれば、ニオイで分かったりする。この人を抑えておけば、記事にすることができる、といった感じで。

上杉:菅さんと(官房長官の)仙谷さんに関しては、記者クラブ制度に関する理解がない。そもそも多くの政治家は、記者クラブに問題があることすら理解できていない。なぜなら政治家も一緒になって、“洗脳”されてきたから。問題がそこにある、ということすら分かっていない。

窪田:政治家になったときからスピンコントロールされているので、理解することができないんでしょうね。

上杉:官邸システムのことを一番よく分かっているのは、古川元久官房副長官ですね。彼とは記者クラブ制度のことをよく話をしていたので、完璧に理解している。しかしマスコミ担当からはずれてしまった。で、福山哲郎官房副長官が担当することになったのですが、古川さんと比較すると記者クラブの問題点を完璧に理解しているとは言いがたい。

 菅さんについては、スピンコントロールのことを言っても「はあ!?」といった感じ。彼はネットをうまく使いこなせていないし、そもそも記者クラブ問題を理解しようともしない。だから、なぜネット上で記者クラブ問題が盛り上がっているのかが分かっていない。ただ 40代の枝野幸男幹事長は違う。情報公開の意味を認識し、記者クラブ制度に問題があることも分かっている。なので政治家の間にも、世代による差がものすごくありますね。

 これは政治の世界だけではなく、メディアでも同じことが言える。日本民間放送連盟の広瀬道貞会長は正しいことを言っている。正しいことを言っているんだけど、それは1980年代であれば正しい、といった内容。要するに時代から遅れてしまっているのに、そういう人たちがメディア界を牛耳っていることが問題です。

こういう話を聞いてみますと、今の新聞社の窮状というのは単に末端消費者に情報を売るという部分だけの問題ではなく、一次ソースをきちんと仕入れる、そしてそれを売れる状態に加工して流すという全てのステップでどうもうまく回っていないんじゃないかという気がしてきますよね。
日本の大手新聞社のような大メディアが何故そうまで取材力、発信力が低下してしまったのか、記者クラブ制度に趺坐をかいて官製情報をそのまま垂れ流すことに専念してきたツケが回ってきているのかも知れませんが、いずれにしても近い将来新聞業界においても既存のヒエラルキーを崩壊させるような事態が発生してくるのかも知れません。
ちょうど先日その一端を垣間見せるような記事が出ていたのですけれども、かつて「受験のために朝日新聞を読め」なんて言われていた世代にとってはなかなか感慨深い話ではないでしょうか?

日本の高級紙は「朝日」ではなく「読売」に?(2010年8月28日アメーバニュース)

 「芦屋などの阪神地区、横浜の山手地区、鎌倉などを崩すのはなかなか難しい」

 こう話すのは全国紙の販売社員。富裕層やインテリ層が多く住む地区では朝日新聞が強いとされており、日本でクオリティペーパーといわれる所以である。

 ところが、最近は少し違った調査結果が出たようなのだ。それは、朝日よりも読売新聞の方が、収入や社会的な地位の高さが逆転したというのだ。

 週刊新潮によると、2009年度の「全国新聞総合調査」(ビデオリサーチ社)の結果で、数パーセントながら読売が朝日を逆転したという。読売、朝日、日経の3紙を比較すると、役職、勤務先の規模、小遣いなどの項目で、読売が他者に勝ったそうだ。

 日本でクオリティペーパーと言えば、これまでは朝日新聞が代表的な存在であった。しかし、富裕層やインテリ層も趣向が多様化しているということか、朝日独特の反権力のカラーは変わらずとも、読者の趣向は時代とともに変化しているようだ。

今の人間には全く考えもつかないかも知れないですが、確かに内容はともかく朝日と言えば読者は良いところ育ちのインテリであったり、文章自体もクオリティーが高く、小論文と言えば朝日の天声人語を学んでおけなんてことを言われていた時代もあったのですが、時代も変われば変わるものです。
そもそも朝日と言えば反権力指向が昔から一つの売りですけれども、全盛期の自民党という圧倒的な権力が表舞台から退場してしまっては、足下の頼りない民主党相手に喧嘩を売ってみたところでサマになるとも思えず、そのあたりも昨今いかにも朝日らしいアイデンティティーが怪しくなりつつあることの原因なのかも知れませんね。
昨今では電波ソースとしても価値も毎日あたりにお株を奪われてしまった感すらありますが、ひと頃のもの凄く強烈に電波をゆんゆん言わせていた朝日を知っている人間としては、もう少し頑張ってみてもらいたいという気もするところですね。

新聞業界の話はともかくとして、本日は専らテレビ業界に関わる話題の方を取り上げてみたいと思いますが、先日放送されました恒例の24時間テレビなど、今年も期待に違わずなかなか素晴らしい内容であったように聞き及んでいます。
当然ながら毎年恒例のイベントですから突っ込みどころには事欠きませんけれども、この番組について世間はこう見ているのだという話を紹介してみましょう。

日テレ24時間番組に対してYahoo!のコメント欄が大荒れ 「チャリティーの割にギャラ入るとか矛盾してる……」(2010年8月30日ガジェット通信)

毎年この季節に恒例の番組と言えば日本テレビの『24時間テレビ33 愛は地球を救う(以下、24時間テレビ)』だ。2010年8月28日、29日に放送され今年のマラソンのランナーは、はるな愛。無事完走することもでき母と抱き合う場面もあった。チャリティー番組『24時間テレビ』のゴール時点での募金額は2億7992万6839円という集計が発表されている。尚、この数字は番組終了間際の仮集計で、最終的にはこの番組を通し例年9億円~10億円の募金が集まっているようだ。

そんな『24時間テレビ』に対しYahoo!ニュースのコメント欄では約1200件もの投稿がされており批判が相次いでいる。そんな批判の一部を紹介したいと思う。

三億円弱の募金集めるのに、15億円かける馬鹿な番組。
・日本テレビは、数億円のCM収入料とタレントのギャラを、全額募金するべき
・なぜ午後8時45分にゴールなんだ? 完璧に計算されてる。
・そろそろこの企画止めない? わざとお涙頂戴誘ってるようで、わざとらしい。
・チャリティーの割にギャラ入るとか矛盾してるよな。
・次から次へと障害者を餌に涙をさそうのはやめようや 度が過ぎるといやになる
・不謹慎かもしれないけどこの番組は障害者を”見世物”にしてるとしか思えないんだよね。
・最後徳光さんの実況がかなりウザいウルサい耳障りだった!黙れ!
・24時間テレビを1秒も見ませんでした。
感動の押し売りはやめてほしいですね。
・AKBの前田って奴は感情が現れないのがよくわかりました。
・その番組制作費を募金しろ

と、ほとんどが批判コメント。このようなコメントでの批判にもかかわらず視聴率は上々で例年通り良い数字が取れたとの話も。例年の批判で根強いのは出演タレントがギャラをもらっている点への指摘だ。人によって感じ方は違うかもしれないが、チャリティー番組でギャラを受け取るタレントがいるという話をきくと、違和感を覚えてしまう人も多いのではないだろうか。実際、海外のチャリティー番組では豪華な出演者を揃えた上にノーギャラだという話もある。

このようなネットの声は例年この時期『24時間テレビ』が放送されると沸き上がってくる。ネットの普及につれこのような声も徐々にテレビ視聴者層へ浸透し始め、『24時間テレビ』のスタイルに対する批判が伝わってしまうのも時間の問題ではないだろうか。そうなれば出演者のギャラの扱いも今後変わってしまうのだろうか?

ま、チャリティー番組とはどうあるべきかということに関してもテレビ局なりの見解はあるのでしょうが、この番組の場合チャリティーに名を借りた何かとかいった話に留まらず、どうも舞台裏ではずいぶんとえげつない事もやっているらしいと噂にはなっているようですね。
昔と違って今は当事者自身がネットなりつぶやきなりで幾らでも暴露ネタを公開してくれるような時代ですけれども、もしこうしたとんでもない話が事実であるとしたら、チャリティー番組を表看板にした組織的詐欺行為と言っても過言ではないような気がするんですが、どうなんでしょうかね?
日テレと言えばこれ以外にも最近話題になった話として労組がストを打ったという件がありまして、もちろんスト自体は当然の労働者の権利でむしろやるべきなんだろうと思うのですが、こちらもいろいろと物議を醸してはいるようですね。

日テレ労組、24時間ストへ アナウンサーは除外検討(2010年9月1日朝日新聞)

 チャリティー番組「24時間テレビ」を放映したばかりの日本テレビの労働組合が、賃金制度改革をめぐり、1日正午から全職場で24時間のストライキを決行する見通しだ。日本テレビ労組には社員約1200人の過半数が加入しているが、アナウンサーなど一部の組合員についてはスト参加を除外し、放送への影響は最小限にとどめたいとしている。

 日本テレビでは今年3月、新たな賃金制度を会社側が組合に提示。昇給ペースの抑制や残業単価の切り下げなど、「不利益変更」と見られる内容が盛り込まれていたため、労組は受け入れを拒否し、5月には2時間の時限ストを実施した。会社側は当初予定していた7月の導入を見送り、協議が続いてきたが、8月31日の交渉でも合意に至らなかった。

 労組幹部は「社員の努力で2009年は増益を実現した。将来への備えという理由だけで、さらに賃金を抑制するのは不当だ」としている。

「“24時間スト”テレビ局」から見えてくるもの(2010年9月2日リアルライブ)

 「24時間テレビ 愛は地球を救う」を放送した日本テレビが昨日、正午から24時間ストライキをはじめた。社員の過半数が加入する日本テレビ労働組合が、賃金制度改革の撤回を求めて行っている。ちなみに、テレビ局のストライキというのは決して珍しいことではない。昨年もTBSでストライキが行われている。

 「いったいこっちの何倍の給料をもらってるって話ですよ」と語るのは制作会社社員。ただ、「局の社員たちの要求とは別に、これは局の現状を世間に示すのによかったと思いますよ」とも語る。アナウンサーや取材現場に関わる組合員は除外されているとのことだが、ストに入ったといっても放送にはなんら影響はない。「結局、現場レベルは外部の制作会社が担当しているので、放送に影響は少ない。なので別に局の正社員がいないところで変化は特にない」(制作会社社員)。

 また、この外部の会社へ番組制作を振ってしまうというシステムも経費削減以外に、実は今回のストライキのような時のための防御策でもあるという話もある。「テレビ制作の現場は過酷な時もある。そのたびに社員にストライキを起こされたら経営陣が持たない。そこで外部の会社に振って、もし労働環境で文句が出たら“それはあたなの会社の経営陣に言って”と回答できる。ある意味で労使関係の抜け穴」(業界紙記者)。

 実際にストライキを行っている組合員たちの思惑とは別に、局内のリアルな構図が見えてくる。果たして、「ストはテレビ局を救う」ことができるのだろうか。

テレビ局の収入がいいなんて話は別に今さらな話題で、例えば経営厳しいという日テレにしても全業種を通じた生涯給与ランキングでベスト10入りしているというくらいですが、それにしても「正社員がいないところで変化は特にない」とまで言われてしまうようでは、一体何のために高い給料を取っているのかとは思わされる話ですよね。
かの業界ではとりわけ下請けいじめ、搾取といった問題が激しいようで、何しろそういう話を一番好きそうなテレビ局が自らやっていることですから表に出る機会もそうそうない話題なんですが、それにしてもスト回避といったことまでも下請け会社に回そうなんてことを考えていたとは恐れ入りました。
ちなみに昨年はストをやったというのがTBSなんですが、こちらは視聴率競争でもすっかり惨敗中だけに「社員の努力で増益を実現した」なんて言えるだけの材料もないのか、今年はすっかり意気消沈している気配ですよね。

全米プロゴルフでも顰蹙「残念なテレビ局」TBSの哀しい視聴率( 2010年08月30日週刊現代) 

 TBSがゴルフファンの怒りを買う「大失態」を犯した。石川遼、池田勇太の日本が誇る二大スターが出場した全米プロゴルフ選手権。

 8月13日の初日は濃霧で試合開始が遅れたとはいえ、石川のプレーをすべて映像でフォローすることができず、飛び飛びの放送になってしまったうえ、ホールアウト後のインタビューも放送時間内に間に合わなかった。2日目は石川が3ホール目まで進んだところで、あえなく放送時間終了。

 最終日、大接戦となった白熱の優勝争いも、ナマ放送の時間設定を間違えたためか、最終盤の競り合いをまったく放送できなかった(深夜に録画放送)。お盆休み中の早朝、テレビの前に座ったファンには「裏切り」とも言える中継だった。

社内の沈滞ムードは深刻です。14日に放送した倉本聰が脚本を手がけた終戦特番『歸國』は、ビートたけしら大物を集め、鳴り物入りで番組宣伝に努めたにもかかわらず、視聴率は14・7%にとどまった。ところが局内では、『いまのTBSなら上出来(の数字)。考えていたより良かった』という声が大勢なんです」(放送作家)

 TBS社内でいま、もうひとつ話題になっているのが、「魔の水曜日」と呼ばれる視聴率問題である。

「以前から水曜は視聴率が10%を超える番組がひとつもないことがほとんどなんですが、ついに夕方4時からの『水戸黄門』再放送がゴールデンタイムの番組を上回り、終日視聴率の1位になってしまったんです」(TBS社員)

 調べてみると、6月23日水曜の『水戸黄門』再放送の視聴率は7・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。ゴールデンタイムに放送されたドラマやバラエティを抑え、堂々の視聴率1位だった。最近でも8月4日は「番組終了時点」視聴率で、『黄門』が1位となっている。

 社内では、「こうなったら黄門の再放送をゴールデンタイムでやろうか」なんてヤケクソ気味の声も出ているという。TBSは赤坂の一等地に広大な土地を持ち、多大な不動産収入があることで知られるが、「番組力」を高めることこそが最優先だろう。

TBSと言えば以前にもゴルフの試合中にカートを暴走させて被害者を出したというとんでもない前科がありますけれども、何かしらゴルフというスポーツに対して含むところでもあるということなんでしょうかね?
未だに水戸黄門しか頼るものがないなんてことでは社業もガタガタなんだろうとは想像できますけれども、番組力とやらを高めると言う以前に人としてジャーナリストとして守るべきことがあるのではないかという記事がこちらです。

TBS:官房機密費報道で謝罪 野中氏から指摘受け(2010年8月28日毎日新聞)

 TBSテレビは27日夜の報道番組「NEWS23クロス」で、7月に放送した官房機密費のニュースの中で「報道の公平中立性を欠き、視聴者に誤解を与えかねない」点があったとおわびした。

 同番組は7月21日に、鈴木宗男・衆院外務委員長の「沖縄県知事選に官房機密費から3億円を投入したことがある」との証言を放送したが、当時官房長官だった野中広務氏には「証言内容について取材していなかった」という。野中氏から事実誤認と指摘されたことを受け、この日の番組内で「野中氏は沖縄県知事選挙に官房機密費を支出したことはないと話しています」と伝えた

この機密費問題というものも以前から取り上げているところですが、各社とも相当に後ろ暗いところがあるのかろくに追求もしていないようですし、うっかり口を開けばこのように華麗なカウンターを決められてしまうと言うことなんですが、取材もせずに報道するなどと言う論外の行為もさることながら、そもそも自分たちがたっぷり金を受け取っておきながらどの面さげて他人を批判しているのかという話でもありますよね。
こういうことを言い出すと「だからマスコミ人は金銭で堕落させられないように優遇しておかなければならないんだ!」なんて妙な正当化をされても困りますが、他人に対して必要以上にモラルの倫理のと追究するくらいならまず自分たちが何とかしろと言うことではないかと思います。
何とかしろと言いたくなる点では、最近ネット界隈などでも大人気?のアグネス大明神なども相当なものだと思いますが、先日大槻教授の「予告」に引き続いて、とうとう犯罪行為の弁明に追い込まれてしまったようですね。

アグネス・チャンのパワーストーン 薬事法抵触で表現を削除へ(2010年8月27日J-CASTニュース)

   アグネス・チャンさん(55)の所属事務所が運営している商品サイトに、薬事法などに抵触する可能性のある表示があることが分かった。アグネスさん本人がデザインしたパワーストーンや輸入元が販売している健康食品の霊芝で、病気に効くことをうたっているからだ。アグネスさん側は、「誤解を与えるのは本意ではない」として、指摘のある表現を削除するとしている。

    「オーナー アグネスより皆様へ」

   パワーストーンなどが販売されているのは、こんな紹介がある楽天のショッピングサイト「チャンズ」だ。

霊芝でも「目を治し、肝臓の機能を補う」

   そこでは、タレントのアグネス・チャンさんが顔写真付きで、ファンらの利用を呼びかけている。

   風水を取り込んだという開運グッズのパワーストーンは、紹介コーナーで、色ごとなどに11種類のブレスレッドを写真付きで掲載。すべて3780円の商品で、「ピンクは恋愛運、病気緩和に効くそうです」「黄緑は健康運、仕事運、家庭運を呼び込む」などとうたってある。

   また、健康食品コーナーでは、きのこの霊芝をエキスにしたもの60粒入りの商品を2万円弱で販売。中国の医薬書を引用して、「目を治し、肝臓の機能を補い、心を落ち着かせ、寛容な心のも持ち主にする」などと紹介したほか、肝機能にいい影響があったという利用者の体験談も載せた。12箱セット20万円弱のもある。

   ネット上では、こうした商品販売について、「怪しい」などと批判する声が相次いでいる。

   オカルト批判で知られる早大の大槻義彦名誉教授は、自らのブログで2010年8月25日、アグネス・チャンさん側の商法を批判した。読者から疑問を示すメールが来たといい、慈善活動や教育を隠れ蓑にしているとして、27日もブログで批判的に取り上げた。

「健康、恋愛にいいと言って売る商法をやるつもりはない」

   大槻義彦名誉教授は、取材に対して、こう指摘する。

    「パワーストーンとして病気の緩和や健康運などをうたうのは、これまでの霊感商法とまったく同じです。霊芝は、食用に適さず、摂取によっては副作用があると専門家が警告しています。2万円近くするというのは、すごく高価ですよ。極めて不適切な商売であり、教養もあるタレントがなぜこんなことをするのか、不思議ですね」

   アグネスさん側の商品販売方法は、法的に問題がないのか。

   厚労省の監視指導・麻薬対策課では、パワーストーンや霊芝で病気に効くとうたったことについて、薬事法に抵触するとの見方を示す。中国の医薬書を引用したりしても、同じことだという。健康運を呼び込むなどのうたい文句は、薬事法に引っかからなくてもありえない表示であり、景品表示法に抵触するとしている。

   所属事務所トマス・アンド・アグネスの金子力代表は、取材に対し、パワーストーンについて、「健康、恋愛にいいと言って売る商法をやるつもりはまったくありません」と主張。その誤解を招くのは本意ではないとして、こうした表現を2010年8月27日中にも削除することを明らかにした。

   また、霊芝についても、同様な理由から、27日中にも削除するとした。商品そのものは、医学者をしているアグネスさんの姉らが開発したもので、「変なものではありません」という。故郷の中国・香港では1万円ほどの商品を輸入したもので、決して高くはないとしている。

   パワーストーンの記述や中国医薬書の引用は、ファンサービスの一環で、1つの情報として付けていたという。

   こうした商品販売について、金子代表は、「たいして売れている商品ではありませんし、トラブルは一度もありません。アグネスは、カトリック信者ですので、オカルトには興味もなく、むしろ批判的です」と強調している。


アグネス・チャンがブログで弁明 「薬事法抵触全く知らなかった」(2010年8月30日J-CASTニュース)

  タレントのアグネス・チャンさん(55)が2010年8月29日、薬事法などに抵触する可能性がある買い物サイト表示の問題で、ブログなどで弁明した。

   アグネスさんの所属事務所では、運営する楽天上の買い物サイト「チャンズ」で、ブレスレッドをパワーストーンとして「病気緩和に効く」とうたったり、きのこの霊芝をエキスにした粒状商品を「目を治し、肝臓の機能を補う」とPRしたりしていた。

「霊感商法は大嫌いです」

   このことについて、アグネス・チャンさんは、「薬事法抵触の事も全く知らなかった」と主張した。そんな商法をする気もまったくなかったとして、事務所から報告を受けたときは驚いたという。表示を削除したことも聞いたが、それでもショックだったと明かしている。

   アグネスさんは、早大の大槻義彦名誉教授がブログで霊感商法と同じと指摘したことやこの問題を取り上げたJ-CASTニュースの報道に触れながら、「霊感商法は大嫌いです。絶対にやりたくないです」と強調した。

   そのうえで、「私は有害なオカルトは反対。クリスチャンなので、オカルト関連の活動など全くしていません。誤解を与え、ファンの皆さんに心配をさせて本当に悔しい」と心情を明かした。そして、「今後、こんな誤解を招く事がないように、私も、スタッフも気をつけます」と説明している。

「儲けようとかは全くしてないです」

   アグネスさんは、ツイッター上でも、この問題に触れ、買い物サイトについて、東京・お台場にあったグッズショップを止めてネット上に販売を移行した経緯を明かした。

    「ファンのためだけのサイトで、管理人も今は居ない。正直なところ、指摘された商品もサイト通しては売れていない。CDや本が時々売れるくらいだそうです。儲けようとかは全くしてないです」

   そして、「今まで、一度も指導受けた事もなく、苦情もなかった」と説明した。ファンらからは励ましの言葉をたくさんもらったとして、「微笑みで頑張ります」と決意を語っている。

注意して見ていただきたいのですが、アグネス氏の側では霊感商法だのオカルトだのは嫌いだと言い、問題の記述も削除したからこれでいいんでしょ?という態度なんですが、大槻教授はその商品自体がパワーストーン?!なんじゃそりゃ?!と主張しているのに対して、アグネス氏には商品自体を否定するつもりは全く無いらしいと言うことらしいのですね。
パワーストーンなど詐欺商法の最たるものですけれども、それを「身内が開発したもので変なものでもないし、高くもありません」と売っていること自体がどうなのかという問題点を(意図的に?)すり替えたかのような話ですが、さすがに大槻教授もこの点には突っ込みをいれずにはいられなかったようです。

アグネス チャンの謎(2010年8月30日大槻義彦のページ)より抜粋

私どもの霊感商法との指摘に対して、すばやい対応を示して、商品を撤去したという。そのこと自体はいいことで評価できる。しかし、その後彼女自身が私自身に送ってきたメールや彼女のTwitterを読むにつけ、きわめて不自然で多くの疑問を感じる

その中で彼女は言う。
『(このこと)事務所から報告を受けビックリ。。。霊感商法は大嫌い。。。サイトから表示を削除したとスタッフから報告、それでもショック。。。誤解を与え本当に悔しい。。。本当にビックリした。。。』
『。。。誤解を招くような表現があったとすればとっても不本意です。。。』

つまり、指摘してきた霊感商法は『誤解』なのか?それはパンフレットの表現が悪かったに過ぎないのか。『五色霊芝』は病気に効くのだがパンフレットの表現が悪かったのか?
それならその表現の訂正したものを提示せよ。例えば『霊芝』は病気に効きません、と。そのとき合わせて香港のアグネスの姉が発明したというこの霊芝の効能もまったく否定するのは当然である。

それならあの、『風水、パワーストーン』でお金がたまり、健康を回復し、恋愛が成就するという記述はどうか。このうちの、どの表現が悪かったのか?
『こんな石ころ、毒にも薬にもなりません』とでも表現を改めるのか?そのとき、この石ころ『アグネス自身がデザインした』という表現はどうするのか

要するに『誤解を与えた』などということは大嘘。これは表現が悪かったなどと言い逃れは見苦しい。霊感商法は彼女が確信してやってきたこと。その証拠に私の最初の指摘に対するアグネスからの第1回目のメールではどこにも『大槻よ、それは誤解だ、パンフレットの表現の読み違いだ』などという文章がなかったではないか!これらの個人的メールは公表を控えるが、言い逃れしてはいけない。

楽天市場やCHAN'Sの広告、アグネス大学の動画などで、繰り返しアグネス自身が登場して、製品・商品の推薦をやっていた事実があるのだから。知らない、知らなかったでは済まされない

昨今では当「ぐり研」でもホメオパシー問題などを繰り返し取り上げていまして、読者の皆さんにしても感心が高まっているところだと思いますけれども、子供の犠牲者まで出て虐待にも相当するような話が幾らでも出ているというのに、そうした話題には出てこずにはいられないアグネス氏が今回に限って沈黙を守っているというのも、あるいは何かしらの背景事情があるんでしょうかね。
この件に関してもまた続報待ちと言うことで、アグネス氏の再度の弁明なりと出てくるのかどうか楽しみに経過を注目していきたいと思います。

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