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2010年8月31日 (火)

続・ホメオパシー 各会の反応

ちょうどネットで見かけた書き込みですけれども、なかなかケッサクだったので本日最初に紹介してみましょう。

ホメオパスの理論(笑)によると、
レメディは砂糖、砂糖以外のものは何も入ってないが
レメディを固める時に使う水が物質を記憶しているのでレメディは効くそうな。
つまり、地球を何十億年も循環している水は何でも記憶していると。
だから水道水さえ飲んでおけばあらゆる病気に効くはず。
原価1円程度の砂糖を1000倍の値段で買わずとも、自宅で水道水飲んでるだけでOKなんだよ!
ホメオパスの理屈では、だけどなw

先日も取り上げたように日本ホメオパシー医学協会側からの反論と言うものが出てきましたが、彼らの反論の内容を見ていてもう少し釈然としないものを感じているのは自分だけではないんだろうなと思います。
例えば彼らはホメオパシーは現代医療を否定するものではない、しかし医療にかかるまでもないような軽症の人にはまずホメオパシーを使ってみたらどうですか?と盛んに提案しるわけですが、医療にかかるまでもないような人というのは基本的に放っておいても勝手に治る人でもあるわけです。
ホメオパシー医学協会が我々は本当の病人はちゃんと病院へ行かせてます、放っておいても治るようなレベルの人たちだけを相手に商売しているのですと言うのであれば、彼らが真っ先に出すべきデータは放置しただけの場合と比べて(実際的には例えば単なる砂糖玉との二重盲検試験といった形になるのでしょうが)どれくらいホメオパシーの顧客満足度が高く、コスト的にも優れているかということなんじゃないかという気がしますが、そういう基礎的データには興味がなさそうですよね。
彼らの主張する「迫害の歴史」からして医療というものに敵対心を抱いているのは判りますが、一生懸命背伸びして医療と張り合おうとしているかのような独自の研究の矛先と、彼ら自身の主張する実際の使用の状況とがいささか食い違っているように思えるのも確かで、もう少し身の丈にあった方面で努力されてみた方がいいんじゃないかとも感じますね。

それはともかくとしても、いずれにしてもここまで公の筋から言われてしまっては彼ら推進派の方々とすればおもしろくなかろうことは容易に想像できる話で、実際各方面から反撃ののろしも次々と上がって全面戦争といった状態となりつつあるようです。
まずは日本ホメオパシー医学協会と非常に紛らわしい日本ホメオパシー医学会も関連団体として名を連ねていて、日本におけるそっち系の方々の総本山とも言えるような名前を持つ日本統合医療学会ですけれども、こちらから学術会議に対して宣戦布告がなされたようです。
ちなみに日本では学会というのは政府の諮問機関である日本学術会議の日本学術会議協力学術研究団体として登録していなければなりませんが、当然ながら学術会議に喧嘩を売るような日本統合医療学会がこんなところに登録しているわけもありませんから、どこかの宗教団体などと同様にあくまで学会とは自称であると考えておかなければならないのでしょうね。

ホメオパシー討論会、学術会議に呼びかけ 統合医療学会(2010年8月28日朝日新聞)

 西洋医学を中心として、伝統医学や代替医療などの統合を目指している日本統合医療学会(理事長=渥美和彦東京大名誉教授)は28日までに、ホメオパシーに科学的根拠がないとした日本学術会議の会長談話に対し、「実態と異なる内容が含まれ、誤解を生む」として、学術会議に公開討論会の開催を呼びかけると公表した。

 同学会は、今回問題となったのは一部団体の「不正事件」で、「助産師の職権を逸脱した医療行為」と指摘。一方、ホメオパシー自体は米国立衛生研究所でも代替医療として研究対象になっており、海外では有効性の報告が多くあるという見解を示した。

 日本統合医療学会のHPには、関連学会として日本ホメオパシー医学会が掲載されている。同医学会は、問題となっている日本ホメオパシー医学協会とは別団体

これを見ると何やらホメオパシー擁護に動いてきたかとも取れるような話ですが、実際に統合医療学会が発表した理事長見解を見てみますと「悪いのは本物のホメオパシーを知らない日本ホメオパシー医学協会とそのシンパ」という論調が徹底されている内容で、なるほど彼らにも彼らなりの流儀なり派閥なりがあるんだなと納得は出来る話です。
ただこの内容、悪いのは一部の間違った輩でこいつは処罰されるべき、ホメオパシー自体は何ら悪くないということを主張しているのはいいんですが、返す刀で「今後、この様な問題の発生を防止する為、国家は厳しい規制を考える必要がある」とか「各種の代替医療について、安全性、有効性、さらに経済性の3 点について調査研究する必要があ」るとか言っているのは要注目ですよね。
やや日刊カルト新聞」さんなどは「冒頭部分の「日本統合医療学会会員各位」という表現からわかるように、この「見解」は日本統合医療学会の会員宛のもの」と看破していますけれども、そうは言っても実際に彼らの主張通りのことが社会的に実現してしまうと、彼ら自身の会員の中でも被害が及ばない者の方が圧倒的少数派になりそうなんですが、いいんでしょうかね?

もう一つ言っておくとこの日本統合医療学会さん、例の宇宙人総理の音頭で厚労省が統合医療を研究してみようなんて話が出た時に日本医師会が(ややピント外れの)反対論を唱えた折りに、日医に対しても今回同様に公開討論会で白黒つけようと呼びかけているのですが、かわいそうな?ことに今日に至るまで全く黙殺されたままで終わっているようですね。
学術会議にしても所属学会でも何でもない有象無象の自称学会などいちいち相手にしていられるものでもないでしょうし、彼らの過去の宣伝のやり口を考えると日医同様に黙殺しておくのが正解なんでしょうが、今後こういう「いかにもそれらしい」名前をつけた連中が幾らでも湧いて出てくるでしょうから、まともな人間はうっかり勘違いしないようによくよく注意しておかなければならないでしょう。

さて、日本ホメオパシー医学協会の反論の中でも大きな分量を占めていて、彼らホメオパシー推進派にとって定説ともなっているらしい「既存の医学会がホメオパシーを潰しにかかっている」という考えですけれども、末端レベルにおいてもこの文脈から今回の一連の社会問題化を「陰謀だ!」と叫ぶ声が上がっているようです。
確かに前回紹介しました学術会議の副会長コメントにも現れているように、彼らは「日本が欧米諸国のようにホメオパシーに汚染されることがないように、今のうちに徹底して芽を摘んでいく」という覚悟で臨んでいるわけですから、その意味では既存の権威によってホメオパシーが潰されようとしているという言い方も成立するわけですよね。
実際に末端の方々も同様の感想を抱いているようで、現役ホメオパス諸氏は一斉に反発のコメントを出してきているようなんですが、面白いのは「バッシングを受けるのは由井会長のおっしゃっていた通りだ!これは世の中に広まっていくのに必要な試練なのだ!」なんて声もあるということで、まあ確かにこういった方々にとってはいつものパターンではあるのかなとも感じられるところですよね。

世界からのホメオパシー応援メッセージ(2010年8月28日ブログ記事)より抜粋

イギリスもドイツも、フランスでも、同じような目にあっているようで、
そもそも、ホメオパシーは疑似医療だというレポートの信憑性も疑わしいです。

では、なぜ、これほどホメオパシーがカルト扱いされて潰される程の圧力をうけるのか?

1.病気の人がいないと、病院、医者、製薬会社は儲からない

2.健康な人にも、不安な情報を煽って、予防接種等うけさせないと病院、医者、製
  薬会社は、儲からない

3.新聞、マスコミ各社、通信社の大手スポンサーは製薬会社。

4.政党も政治献金を、医師会、製薬会社等から受けている。見返りに、法律、法令等
  で、守ってもらう。共存共栄の仕組み

5.不安をあおって定期的に検査をさせて儲ける仕組み。(これは、悪い事ばかりでは
  無く、良い面もありますが、マンモグラフィー等では、微量の放射線を受けますし
  身体にはある程度の負担がかかります。)

6.薬に依存させて儲ける仕組み。(薬には依存性があります。)

以上を考えますと、代替療法、民間療法が流行ると双方が困る
(診療報酬も、薬代、処方代も入らなくなります。)

しかし、膨れ上がった医療保険料の累積赤字を減らし、本当に必要な重篤な患者さんが安く医療行為を受けられるという本来の医療保険のあり方を問うた時、代替療法、民間療法はむしろ、良い事のように思いますが、どうでしょうか?


一連のバッシングについて(^ー^)(2010年8月27日ブログ記事)
より抜粋

山口県で乳児が死亡した事件が発端となり、朝日新聞で
ホメオパシーに対するマイナスな報道が相次ぐ中、
クライントのみなさんから「先生も大変でしょう~?」とお声を
かけていただきました。
(略)
そこまで考えるか・・・(^^;)くらいの意見までありますが、悲しいかな
世の中お金の力は強いです。
(略)
私自身が今回の報道で感じたことは、
こんなに取り沙汰されるほど、ホメオパシーは広がっているんだ・・・」ということでした。

由井会長は、「ホメオパシーが広がっていく過程で、必ずバッシングを受けるときがくるだろう。
でもそれは世の中に浸透する上で必ず通る道であり、必要なことでもあるのだ」と
昔からおっしゃっていました。

だから、『とうとう来たか~! 』ってかんじです。

いやあ…ここにいらっしゃってるような方々はよくご存知でしょうが、少なくとも人手が足りなくて回らない、もうこれ以上患者来るなと大騒ぎしている崩壊間際の医療業界の中の人が、わざわざ電波な人たちまで手間暇かけて顧客として呼び寄せようと陰謀を巡らせてまで努力するなんてことはあり得ませんから(苦笑)。
と言いますか、ちょうど先日も書きましたように、今の医療業界では顧客をどんどん呼び込むことが業績アップにつながるんだという考えはとっくに崩壊していることは、三時間待ちの三分診療などと揶揄されるほど繁盛してそうに見える病院の多くが、医療じゃ全く儲からず赤字垂れ流しだという現実を見るだけでも十分判るはずですよね。
「別にこういう人たちが何にハマってどうなろうが知ったことじゃないけれども、好き放題やった結果どうしようもなくなった後で病院に迷惑かけるのはやめろ」という声もネット上などで根強いというのは、要するにトンデモ助産院からの搬送問題などとも共通する「反社会的な自由を主張するなら最後まで自己責任でやれ」という、他人の尻ぬぐいまでさせられますます多忙を極める現場の素朴な感情の反映であるわけです。

まあそうした話はともかくとしても、新興宗教などが好き放題やって社会的にバッシングを受けると、「こうして攻撃されること自体社会が我々の実力を認めているということだ!」なんて内部の団結を図るのはテンプレ的対応というものですけれども、今のところまさに予想通りで来ているという感じでしょうか。
今後は「先駆者は常に社会から迫害されてきたのだ!いずれ社会が我々に追いつく日が来る!」なんてこれまたテンプレ通りの教祖様の檄が飛び出してくると予想されますけれども、無論時代を超越した先駆者が迫害を受けたことがあったとしても、迫害を受けた者が必ずしも時代を超えた先駆者ではなかったことも当然であって、現状では治療効果としての彼らの方法論への評価が今後劇的に好転する可能性は限りなくゼロでしょうね。
とは言え、学術会議にボールを投げられた形の国としても今後何かしらの規制なりを考えるのであれば相応の根拠も必要となるでしょうし、その意味で長妻大臣が検証していきますというのは間違いではないのでしょうが、ホメオパシー医学協会の反論文でもその大臣発言を曲解?されて引用されているように、「ついに国も動かした!今や日本でもこんな存在感が!」などと変に利用されているなとも感じられるのも事実です。

そもそも宇宙人総理がホメオパシーを含む代替医療をもっと取り入れようなんてことを言い出した経緯があるように、ひと頃は国も本気でホメオパシーを推進しようとしていた気配があるわけですから、当時そのために一生懸命動いていた人たちは現状をどう見ているのかということも気になりますよね。
この方面の旗振り役として特に有名なのが鈴木寛・副文科相ですが、そもそもマニフェストにも統合医療推進、予算拡充をうたい日本が世界において統合医療の旗振り役となることを目指すなんて景気の良い話を打ち上げていた御仁が、いざホメオパシーが問題化するとこっそりマニフェストからもホメオパシーの表示を削除していたというのですから恐れ入ります。
その経緯を証拠画像まで保存されていたというのですからどう言いつくろうかと見ていたわけですが、驚いたことにもっと予算を増やせと言っていたご本人が、今度は一転して生まれついての反ホメオパシー派であったかのように主張しているというのですから、これはいささかどうなのかと感じざるを得ないところですよね。

ファイル:ホメオパシー効果否定に賛意(2010年8月27日毎日新聞)

 日本学術会議の金沢一郎会長が「ホメオパシー」と呼ばれる代替医療の効果を否定する談話を発表したことについて、鈴木寛副文部科学相は26日の会見で、「統合医療と称する偽薬が普及し、国民の健康に大きな悪影響を与える蓋然(がいぜん)性が高まりつつある警鐘だと思っている。大変適切だ」と述べた。

 鈴木副文科相は、民主党統合医療推進議連の幹事長として、代替医療を西洋医学と補い合う存在と位置づける統合医療の考え方を推奨。自らのホームページで、代替医療を「漢方やホメオパシーなど」と例示し、従事者の育成や研究予算の拡充、質を保証する審査・評価基準設定などを公約に掲げてきた

 金沢会長の談話発表後、漢方以外の言及を削除したが、会見で「本当に効く統合医療と、偽物の医療が混在していることで統合医療全体の信頼性を下げているとの問題意識を持ってきた。(談話は)私たちの言ってきたことともまったく反していない」と説明した。一方、日本薬剤師会は26日、「医薬品類似物が医療現場で使用されることは極めて重大な問題」などとするコメントを発表した。

鈴木氏としては思わぬところで冷や汗をかいたというところでしょうが、実のところこうした容易に転向するタイプは単に時局に乗って言っているだけですから、前述の揺るがぬ確信を持った方々に比べればさほど扱いに困るということもなさそうです。
それに比べて悲惨なのは、例えばこのご時世ですから食べていくために資格の一つもなければとなけなしのお金をはたいて資格を取った、ところがその資格というのがホメオパシーだったなんて方々にとっては泣くに泣けないという状況のようで、場合によってはそちら方面からも損害賠償請求が今後起こされてくる可能性もありそうな気配ですよね。
また助産院はもちろん一部医療機関においてもホメオパシーを取り入れている施設はあったわけですが、それぞれの業界団体が「今後会員にはホメオパシーを使わせません」と宣言してしまった以上は混乱は必至で、一部はすでに看板を降ろすという動きも出ていますが、それでもまだホメオパシーを続けるという施設ももちろんあるようで、これまた今後権威筋からの処分なり患者からの損害賠償請求なりもあるかも知れません(この場合、保険は下りるのかも要注目ですよね)。

中でも一番反応が興味深いのが同じ業界にあって日本ホメオパシー医学協会と対立する立場の方々なんですが、例えば同協会の声明では例の山口の助産師に対しては未だに擁護的な姿勢を貫いているのに対して、冒頭にも紹介しましたようにこれと対立する統合医療「自称」学会あたりではこれを「”或る団体”の不正事件」だと主張し、件の助産師はとんでもないやつだ、処分が必要だと息巻いているわけです。
以前にも同じホメオパシー一派の中で別系統のハーネマンアカデミーから、学長の永松昌泰氏による学術会議への批判のコメントが出ていましたけれども、今回の事件を引き合いに出してホメオパシー医学協会側もばっさり斬って捨てていることを見ても、やはり彼らの内部においても相応の対立があって、今回の一連の騒動がそれに火をつけた形となっていることを伺わせるものがあります。

朝日新聞 長野剛さんの電話取材(2010年8月24日ハーネマンアカデミー学長公式ブログ)より抜粋

前回書いたように、
医療ネグレクトの要因は簡単ではありません。

確かに私の方にも、「あちらの」治療を受けて、
その後、何かおかしい、ということで
こちらに来られる方が多くいらっしゃいます。

正直なところ、「医学協会」では、
びっくりするようなことを多くしていらっしゃっていて、
「とうていホメオパシーとは呼べないなー」、
「これをホメオパシーと思われたのでは、たまったものではないなー」、
と思うことしきりで、
医療ネグレクトに関しても、
さまざまな深刻な問題があることは確かなのですが、
必ずしも事実ではないこと、
一方的に悪者にされ過ぎているところも
あるかもしれません。
(略)
ただ、問題は、ホメオパスが直接言った、言わなかった、
ということではなく、
ホメオパスが直接言おうが、
本人が勝手にやったことであろうが、
「医学協会」が全体として強烈に発している
「メッセージ」「雰囲気」は、
「安易な医療ネグレクト」の方向に非常に導きやすい、
ということだと、改めて思います。

やはり、「医学協会」で行われているものは、
本物の、「本来のホメオパシー」ではないので、
そういうことが生じてしまうのでしょう。

ホメオパシーは、
人生における心身のあらゆる状態にも対応しえるものではありますが、
それは訓練をした、能力のあるホメオパスによってのみ可能であって、
セルフケアのレベルや、
「本来のホメオパシー」の教育は受けていない方が、
生半可な知識でできるものではありません

ホメオパシーには、
本来、セルフケアというものは存在しません。
ホメオパシーは、
長年の修練を積んだ人にのみ、
その十全の力を授けるものであって、
セルフケアは、本来は存在しないのです。
(略)
この一連の報道が始まった今、
あらためて、その大切さを、強く訴えたいと思います。

末端の信奉者の中にも同様な考え方は広がっているようで、あちこちで「やはりあれは間違ったホメオパシーだった!うちの流派こそが真実のホメオパシー だ!」と改めて宣伝活動が活発化している気配すらあります。
見ていると今回の件で「反・ホメオパシー医学協会」のスタンスを取る各勢力の中でも、セルフケアに対する考え方など明確な対立軸がまたあるようで興味深いんですが、いずれにしても今回の騒動がそのままホメオパシー自体の衰退に直結するかどうかはもう少し見ていく必要が あるのでしょうね。

ホメオパシー批判について(2010年08月25日ブログ記事)より抜粋

まず、現在の日本のホメオパシー業界は、
「ホメオパシージャパン」
「クラシカルホメオパシー」
という、2派が主流になっています。

内科医でもあり、クラシカルホメオパシーに所属する李先生は、
かねてから、一部ホメオパシー信奉者の「医療ネグレクト」「予防注射ネグレクト」を
繰り返し警告していました
そして、あくまでもセルフケアの範疇で使うべきであって、
西洋医学との併用の提唱や、ニュートラルな対応を主張されて、
以下のようなブログ記事を繰り返し書いたり、講座でも必ず強調されていました。
(略)
このように普段から繰り返し語る、李先生の元で学べば、
「ホメオパシー絶対主義」や「医療ネグレクト」にはならないはずですし、
あくまでもホメオパシーというのはセルフケアのおとも、というのが理解できるはずです。
(略)
そんな風に、「セルフケアの範疇」を理解した上で利用するのであれば、
わたし自身は、知っていて良かった、と本当に感謝しているし
自分や子どもたちの体調不良が理由で仕事を休んだことが、この5年間1度もないのは
食事だけでなく、ホメオパシーのおかげだと思っています。

狂信的利用への批判はあってしかるべきですが、
このような事件を気に、
「ホメオパシーのすべてを否定する論調」には
1利用者の実感として、
こんなに便利なのに、もったいないなあ、と感じてしまいます。

「医者にかかるよりも前にまずホメオパシーを」と主張する日本ホメオパシー医学協会の考え方が医療ネグレクトを招く原因となっているという点では、永松氏らも一見して学術会議らのスタンスに近いようにも感じられるかも知れませんが、その前提条件として彼らの場合ホメオパシーは良いものだ、正しく使えば安全で有効なんだと言う認識がある点が決定的な相違ということなんでしょうね。
もちろんまともな人々の側からも「あれは宗教だ」とかホメオパシー医学協会自体に対する批判も数あるわけですが、例えば学術会議の考え方としては同協会がどうのと言うことではなくホメオパシーそのものが広まるのが問題であると言っているわけですし、同様に日医を始め各業界団体もそうした学術会議のスタンスに対して賛意を示しているわけで、別に同協会だけが悪の巣窟であるなどと主張しているわけではないことには注意が必要でしょう。
推進派の側から見れば一部の過激な分派を切り捨てることで本体を安泰にというのはむしろ当然の発想だし、それによってホメオパシー医学協会側から流出した顧客を呼び込めれば願ったりかなったりだと思いますが、このように彼らの目的とするところを子細に見ていけば、単に同協会に対する批判を共有しているという一点だけで他の派閥とうっかり妥協するなどあってはならないことだと理解出来るでしょう。

そのうち「統合医療検証学会」だとか何やら微妙な名前の団体が出てきて、あちらこちらのまともな団体に「統合医療の実態について討論を通じて明らかにしませんか」なんて呼びかけてくる、つい釣られてのこのこ出かけてみたら実は電波な推進派の方々の宣伝イベントだった、なんて被害報告が出てくるかも知れませんから(苦笑)、くれぐれも用心だけは欠かさないようにしないといけないでしょうね。

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コメント

ホメオパシー治療は悪くないですが時々 それが正しく動作しません。その場合は薬は健康に優れています。素晴らしい記事をありがとう。

投稿: HIV検査 | 2013年9月 4日 (水) 19時47分

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