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2010年7月10日 (土)

あの業界の人たちに関わる最近見かけた話題あれこれ

本日はまたしても、あの業界の面々にまつわる最近の話題を拾い上げてみましょう。
さて、最近経営的にどうかと盛んに噂されている毎日新聞ですが、何やらソフトバンクグループと組んでこんなことをやっているようですね。

毎日新聞社:ビューンに出資…19%取得、第2位株主に(2010年7月6日毎日新聞)

 毎日新聞社は6日、ソフトバンクグループのコンテンツ配信会社ビューン(東京都港区、蓮実一隆社長)の第三者割当増資を引き受け、発行済み株式総数の19%を取得し、第2位株主になったと発表した。

 ソフトバンクは、米アップルの新型携帯端末「iPad(アイパッド)」などに向け、30種以上の新聞や雑誌などをパッケージで配信する事業をスタートさせるため、10年3月に3億円を出資してビューンを設立した。先月からサービスを開始したが、直後にアクセス集中のため一時停止し、システム増強などを行って6日からiPad向けにサービスを再開した。毎日新聞社は特別編集版「Mainichi iTimes(マイニチ アイタイムズ)」のほか、「サンデー毎日」と「週刊エコノミスト」を配信している。

 ビューンは、資本増強と提携関係強化のため1億8000万円の第三者割当増資を実施、同日までに毎日新聞社が9000万円、電通が5000万円、西日本新聞社が4000万円を引き受けた。

このビューンというもの、「iPadで雑誌が見放題!」と少しばかり話題になったサービスですけれども、配信される側の毎日新聞社が自前でお金を出してまで参画してきたというのがポイントですよね。
毎日としても電子配信の事業に手をつけておきたい、競合も多い中でなるべく有利な形で配信されたいという意図なんでしょうが、日本でも爆発的人気を呼んでいるiPadなどの普及でこの分野が一気にメジャーとなるのか、そして彼らの悲願である新聞ネット配信有料化が実現に向けて動き出すのかといったあたりも注目されそうです。
毎日新聞とすればこれでどの程度経営の上向きにつながるのかも気になるところでしょうが、一方でネットメディアと既存の紙媒体との間には未だ折り合いがついていない部分もあるようで、たとえば朝日新聞などからは先日こんなニュースが流れてきています。

朝日新聞社の「WEBRONZA」に対し、佐々木俊尚氏が寄稿見合わせを宣言(2010年6月28日やじうまWatch)

 朝日新聞社が24日に開設した新しいニュースサイト「WEBRONZA(ウェブロンザ)」。ネット上の優良な言説を集めると銘打ったこのサイトだが、著者の1人として予定されていたジャーナリストの佐々木俊尚氏が寄稿を当面見合わせることをTwitterで表明し、波紋を広げている。寄稿見合わせの理由は「原稿料」。とはいえ単なる額の問題ではなく、月額735円を徴収する有料サイトでありながら「1本1万円」「月に何本書いても上限は2万円」という価格体系はいかがなものか、という問題提起だ。氏はあわせて媒体のパブリシティ効果について触れ、無料サイトでも多くの人に読まれてる媒体力を持っていれば原稿料は問題ではないが、閉鎖された壁の中にある有料サイトはそうでないことを運営側が意識すべきであるとしている。

◇言論サイト「WEBRONZA」、オープン日に執筆者の1人が原稿料を暴露し撤退宣言(edgefirstのメモ)
http://d.hatena.ne.jp/edgefirst/20100624/1277395253
◇WEBRONZA
http://webronza.asahi.com/
◇朝日新聞が言論・解説サイト「WEBRONZA」、佐々木俊尚氏ら執筆の有料記事も(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100624_376426.html

佐々木氏と言えば当「ぐり研」でも何度も登場いただきましたが、かねて既存メディアとネットとの関係についても繰り返し言及しているだけに、ここも一言なしでは済まされなかったのでしょう。
まあしかし、日頃は著作権だの何だのと書く側の権利にはうるさい割に、他人の権利に対しては好き勝手してしまうのがこのあたりの人々の特徴なんですかね?(苦笑)
朝日新聞と言えば先日はこういう記事も出ていまして、一頃こういうのも話題になったなと遠い目で読ませていただきました。

「アサヒる」騒動の裏側が3年ぶりに明かされる(2010年7月3日R25)

年末のネット上の風物詩といえば、「ネット流行語大賞」である。これは、未来検索ブラジルが主催し、ネット上で流行ったとされることばを投票で選ぶもの。 2009年は「※ただしイケメンに限る」で、2008年は「あなたとは違うんです」となった。

そんなネット流行語大賞だが、第1回の 2007年に選ばれたのは「アサヒる」だった。これは「捏造する」を意味することばで、朝日新聞のことを「捏造新聞」だと思う人々によって作られたことばである。その「アサヒる」が生まれるきっかけとなったひとことを発したとされるコラムニストの石原壮一郎氏が、あれから3年、菅直人新総理が誕生したことを受け、ダイヤモンドオンラインのコラムで当時を振り返っている。

そもそも「アサヒる」はどのようにして生まれたのか? きっかけは、 2007年9月に安倍晋三総理(当時)が突然の辞意表明をしたことにある。これを受け、朝日新聞はコラムを掲載したが、そのなかに石原氏による「『アベしたい』ということばが流行っている」といったコメントが紹介された。

この時の状況について石原氏はダイヤモンドオンラインで「安倍首相が辞任を発表した後、私の周囲の何人かが、いきなり責任を放り出せるのなら自分もそうしたいという意味で、『私もアベしちゃおうかな』『俺だってアベしたいよ』と言っているのを耳にした。そんな流行語を一国の首相が作ってしまったのは、とても悲しいことだ」といった趣旨の発言をしたと説明。するとネット上で「そんな言葉は流行ってない」「グーグル検索をしてもそんなことばは出てこない」などの反論コメントが殺到し、石原氏のブログが大炎上したのだ。

そこから結果的には「捏造」を意味する「アサヒる」ということばが生まれ、石原氏に対しては「謝罪しろ!」の声が殺到し、さらには2007年のネット流行語大賞に選ばれる事態となった。

石原氏は当時相当ヘコんでいたようだが、当時の気持ちとしては「えー、そうですか。うーん、そうかなあ。まあいいんじゃないですかね。エヘヘ」で済ませたかったという。

また、同コラムは「大人のネットマナー教室」と名付けられているだけあって、最後は「『リアルで面と向かって言えないことは、ネットだろうが匿名だろうが言わない』というのが、大人としての当然の大前提であり、意地でも守りたいマナーではないでしょうか」と締めている。

このコラムに対し、またもや2ちゃんねるでは石原氏を叩く声が多数あった。

まあいいんじゃないですかねで済ませたかったと言うあたり、まさに捏造に対する彼らの意識の軽さが見える話ですけれども、別にこれは朝日新聞に限った話ではなくて、既存マスコミの多く共有するところであるようです。
もはやTBSが捏造と言っても誰も驚かないくらいに「捏造のTBS」は不動の地位を築いていますけれども、「またTBSか!」と言う話題がこちらです。

<TBS>過剰演出で謝罪 「がっちりアカデミー!!」で(2010年7月2日毎日新聞)

 TBSは2日、6月18日に放送したバラエティー番組「がっちりアカデミー!!」の中で過剰な演出があったとして、番組内で謝罪した。

 番組では、浅い眠りと深い眠りのどちらが目覚めがよいかを確かめるため、それぞれの眠りから目覚めた状態の番組スタッフに計算問題を解かせた。放送では、浅い眠りの結果が100点、深い眠りが40点だった。しかし100点は編集上必要な映像の撮影時に、ある程度目が覚めたスタッフが得た結果で、実際に眠りが浅い時のテスト結果は80点だった。制作担当者は「分かりやすく伝えられる」と判断し放送したという。

 TBSは「このようなことが起きないよう、厳重な内容のチェックと確認を徹底したい」とコメントしている。

毎回毎回「このようなことが起きないよう(r」云々と言いますけれども、これも毎回毎回同じような捏造を繰り返しているわけですから、これはどうしたってチェックをする側の責任が問われる話ではないかと思うのですけれどもね。
TBSと言えば火のないところには放火して回るというくらいに自ら永久機関じみたネタ製造装置ぶりを発揮していますけれども、先日はこんな話がありまして「またTBSか!」とこちらも話題になったところです。

【エンタがビタミン♪】「あいつを出すな」張本VS江川、番組私物化にあがなえないTBSの3つの大罪。(2010年6月19日テックインサイト)

今、Twitter上で、あるジャーナリストの発言が論議を呼んでいる。それは、18日正午のことだった。ジャーナリストの江川紹子氏が自身の Twitterアカウント上で、次のようなつぶやきを発信した。

「出演予定だった6月20日のサンデーモーニングにできなくなりました。5月23日の放送での私の言動について、張本勲氏が立腹し、江川を番組に出さないようTBS側に求めたためです。TBSは、張本氏の主張を受け入れ、私を出さない、と決めました。7月も同様の理由で出演できません。詳細は後で」
…この突然の告白に、Twitter上では一時”炎上”騒ぎになった。さらに、江川氏は間髪いれずに事の詳細をTwitter上で暴露していった。

その内容をまとめると、事の発端は先月23日の放送でのやり取りだ。いつものようにご意見番として出演した野球解説者の張本勲氏が、楽天の岩隈久志投手に「喝」を入れ、「エースとしてマウンドを守るべき。途中降板は無責任」などと断じたのに対し、江川氏が「えーっ」と不満を漏らした。これが、張本氏の癪に障ったようで、放送終了後に張本氏から番組スタッフに「江川を番組に出すな。江川が6月20日の放送に出演するなら自分は今後番組に出ない」とクレーム。これをTBS側が呑んだというものだ。

江川氏の主張によると、TBSは当初江川氏に対して無期限休養を提案。それに江川氏が同調しなかったところ、今月と来月の2ヶ月間休養してほしいと要請があったという。また、江川氏は張本氏への謝罪や、スポーツコーナーのみの退席をTBS側に提言したものの、TBSサイドは「張本氏は江川氏との同席を拒んでいるのでなく番組全編への出演見送りを要求している」の一点張りだったという。

さらに江川氏は、「実は、張本氏が『江川を出すな』と要求されたのは、これが2度目」と暴露。時期については明言しなかったものの、最初に要求された時は司会を務める関口宏氏が両者の仲を取り持ち、事なきを得たという。しかし今回は、関口氏が何を言っても張本氏が譲らなかったようだ。

これに対して、ネット上では賛否両論が飛び交っているが、おおむね江川氏を擁護する発言が多いようである。江川氏に対して「偉業を残したプロの野球解説者に対して素人が口を出すから怒りを買った」というバッシングもあるが、これに対して江川氏は「普通に発言をしたり普通のリアクションしたりしただけ」「岩隈さんについて、あまりの言いようだったので、ついファンとしてリアクションしてしまいました」と反論している。

今回の騒動に対して、TBS広報部および「サンデーモーニング」は今のところ公式のコメントを発表していないが、一部マスコミの取材に対しては「今回の措置は2人が積極的に気持ちよく出演していただけるためのもの。出演に関しては今後も話し合いを続けていく」とコメントしている。また、当事者の一方である張本氏は今のところ、沈黙を守っている

騒動に至る経緯を中立的に見る上で、江川氏のコメントのみで総括することは避けなければならないが、しかし現時点においてTBSは三つの大きな過ちを犯している

一つは、張本氏の要求を認めて江川氏の出演を見送ったことだ。これは「一出演者による番組の私物化」といって相違ないだろう。まして「サンデーモーニング」は報道番組であり、スポーツコーナーと言えども中立的かつ多角的な報道が求められるのではないか。それを、江川氏の言い分ではあるが「一方の出演者が気に食わないと言っているから降板してくれ」という要求をそのまま受け入れてしまうのは、報道番組を制作しているという自覚に欠ける、由々しき行為である。

もう一つは、こうした騒動をこれまで長年にわたって当該番組に出演していた江川氏自身によって暴露されてしまったことだ。「サンデーモーニング」は 1987年から続く長寿番組だが、息の長い番組は出演者に愛されてこそ続くというのがセオリーだ。しかし今回、江川氏はTwitter上で「非常に落胆している」とコメント。愛のムチとの見方もできるが、長年コメンテーターとして出演していた江川氏にこのような発言をさせたTBSに落ち度がないとは言えないだろう。江川氏は出演見合わせの経緯を暴露した理由について「これで私が黙っていれば、次にまた同じようなことが起きかねない、と思ったから」とコメントしているが、こうした裏事情を暴露されてしまったのも、「サンデーモーニング」スタッフの対応の甘さゆえだ。

さらに忘れてはならないのは、TBSは報道機関としての自覚に欠けるようなミスを度々犯し、視聴者をないがしろにしているということだ。今年に入ってからだけでも、3月に高校無償化に際して、関西大学教授のコメントに発言の真逆となる内容のテロップを乗せて放送したり、4月に巨人の木村拓也コーチがグラウンドで倒れた際、意識不明であるにも関わらず「急死」と速報したり、さらには5月に「赤松農水相が外遊中に海外でゴルフをしていた」と裏付けが不十分のまま報道するなど、誤報やテロップミスを連発している。

「サンデーモーニング」でも、2003年に石原慎太郎都知事の発言を意図的な編集とテロップミスにより真逆の内容に捏造したとして、石原知事から名誉棄損で刑事告訴されている。不祥事がいつまでも続く中で起きた今回の騒動には、ネット上でも「またTBSか」という声が多く挙がっている。

江川氏はTwitter上で「サンデーモーニングはTBS報道局の番組です。話し合いの中で、私は『TBS報道局にとって、何が大事な価値観か、よく考えて欲しい』と述べてきました。その結果が、これです。非常に落胆しています」と心の内を語っている。TBSの報道機関としての自覚とそれに見合う対応が、果たして今後見られるのか。今こそ、TBSの真価が問われている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)

ま、今更この程度のことで真価が問われるほどTBSという会社はお安くはないんだろうなとは思いますが、しかし率直に言ってこんな内部のドロドロ劇が表に出てくる時点でどうなのよという話ですよね。
この一件に関しては別情報もあって、一方の当事者である張本氏は「怒ってない」と記事を否定したというのですが、事実そうであるとすればますますTBSの行動がどうかという話になってきます。

張本さん「怒ってない」? 江川紹子出演中止の真相は(2010年6月21日J-CASTニュース)
より抜粋

   ジャーナリストの江川紹子さん(51)がツイッター上で、TBSから番組出演を中止させられたと明かして波紋を広げている。番組内での発言で野球解説者の張本勲さん(70)を怒らせ、TBSが出演中止を決めたという。しかし、張本さんは、夕刊紙の取材にそれを否定しているのだ。

   「喝!」。TBS系の情報番組「サンデーモーニング」は、張本勲さんら球界ご意見番のこんなトークで親しまれている。江川紹子さんによれば、張本さんは2010年5月23日の番組後、江川さんにもダメ出しをした。

   張本さんは番組で、前日に楽天の岩隈久志投手が打たれて途中降板したことについて、「無責任」と断じて「喝!」と叫んだ。これに対し、岩隈投手のファンでもある江川さんは、「え~っ」と不満を表した。江川さんのツイッターによると、その発言に怒った張本さんがTBSに江川さんを番組に出さないよう求め、TBSは、江川さんに怒りが収まるまで番組の無期限休養を求めたというのだ。

   江川さんは、張本さんに謝罪したり、スポーツコーナーだけ退席したりできないかとTBS側と交渉した。ところが、張本さんは、番組そのものに出すなと要求し、もし出演させれば自分は出ないと主張したのだという。TBSは、秋ごろには出演できるとしたが、その後のやりとりで、休養期間は7月までの2か月間だけと決まった。

   江川さんは、番組には月1回程度出演しており、次の出演予定は6月20日だった。その前々日になってツイッターで突然切り出した理由について、黙っていればまた同じことが起きると考えたからという。以前にも、張本さんが同様な主張をしたときがあったが、司会の関口宏さんが助け船を出してくれたとしている。

出演中止は「2人が気持ちよく出演してもらうため」

   ツイッターによると、江川紹子さんは、番組を担当するTBS報道局に対し、「何が大事な価値観か、よく考えてほしい」と出演中止の撤回を求めてきた。つまり、多様な意見を大事にすべきではないかということだ。にもかかわらず、番組休養が決まったことには、「非常に落胆しています」とつぶやいている。

   ところが、19日になって、ツイッターとは違う情報が出てきた。東京スポーツの記事によると、張本勲さんは、出演中止情報を同紙の取材で初めて知り、江川さんの発言に怒っていることを否定した。「いろんな意見があるのは当たり前のこと」として、江川さんには何のわだかまりもないとしたという。

   これがもし本当なら、TBSは、今回とは別の理由で江川さんに番組を降りてもらいたかったのか。

   江川さんもフォロワーらから何度もこの点を尋ねられたが、「考えすぎ」などとして否定している。そこで、TBSの宣伝部に取材したが、担当者が電話中や外出中とのことだった。新聞各紙へのコメントでは、出演中止は、2人が気持ちよく出演してもらうためとしており、「わだかまり」の存在を認めている

何やらこうしてみると「藪の中」じみてきた話ですが、よくよく読んでみますと張本氏のコメントも怒っていないと言っているだけで、降板要求云々に対して否定しているわけでもないとは読み取れる話ですよね。
TBSにしても普段他人に向かってはやれ説明義務がどうこうと言うわりには、相変わらず自分のことに関しては滑舌が悪いようですけれども、少なくとも降板させたという話自体は全く否定していないし、張本氏との確執についてもなかったと言っているわけではないようです。
いずれにしても出演中止は未だ続いていて今後の予定も未定ということですが、仮にいつか江川氏が復帰することがあれば事の真相が明らかになるかどうかはともかく、当事者間のやりとりは見ものかも知れませんね。

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