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2010年3月29日 (月)

毎日新聞の偉業 そのルーツとは

かなり古い事件ですけれども、最近続報が報道されてちょっとした話題になったものを紹介してみましょう。

JR羽越線事故:「突風は予測不可能」で不起訴処分に(2010年3月19日毎日新聞)

 山形県庄内町のJR羽越線で05年12月25日、秋田発新潟行き特急「いなほ14号」(6両、乗員・乗客46人)が脱線転覆し、5人が死亡、33人が重軽傷を負った事故で、山形地検は19日、業務上過失致死傷容疑で書類送検されたJR東日本新潟支社の3人について「突風を予測することは不可能だった」として容疑不十分で不起訴処分とした。

 3人は、特急の運行を管理していたJR東日本新潟支社の当時の、輸送課指令室長(54)▽総括指令長(53)▽指令長(47)。

 県警は昨年12月、同線砂越(さごし)-北余目(きたあまるめ)間の現場付近に暴風雪警報が出ていたにもかかわらず、警報を認識せず列車を運行させ、脱線転覆で乗客を死傷させたとして書類送検した。

 しかし、山形地検は、事故原因は風速毎秒32~50メートルの竜巻かダウンバーストなどの局所的な突風によるものと判断。JRの風速計は事故前30分間に最大毎秒12メートルしか観測しておらず、速度規制すべき数値に達していないなどの点から、「仮に警報を認識していても、突風は予見できなかった」と結論付けた。

 JR東日本は「二度とこのような事故を発生させないよう、強風対策をはじめ安全対策に全力で取り組む」とコメントした。【浅妻博之】

あれ?毎日新聞社説に曰く、「突風とは言いながら、風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはず」なんですけれども、山形地裁からは不可能であると言い切られてしまったと言うことですかね?(苦笑)
「二度とこのような事故を発生させないよう、強風対策をはじめ安全対策に全力で取り組む」というJR東日本の言葉は殊勝ですけれども、毎日新聞社が二度とこのような捏造報道を発生しないようどれほど努力したかと言えば、その後も相次ぐ事例によっても全く何もしていないと考えても間違いはなさそうですよね。
と言いますか、毎日新聞社も他人に向かって風の息吹を云々する以前に、少しは世間の空気を読むということを覚えた方がよろしくはないかとも考える人は決して世に少なくないと思いますがどうでしょう?

さて、毎日新聞で有名人と言えば毎日新聞奈良支局に勤務されていた(現在大阪勤務だそうですが)「あの」青木絵美記者、ネット界隈ではその名を見かけない日がまずないと言うほどの著名人ですけれども、最近ちょっとした話題になっているのがネット上でのこういう書き込みです。
青木絵美氏と言えば2006年の奈良県・大淀病院事件に関する一連の報道がその出世の契機になったことが知られていますけれども、たまたま偶然のスクープなどと言うわけでも何でもなく、限りなく必然であったということになるのでしょうかね?

769 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2010/03/27(土) 15:20:41 ID:FxQPakW00

大淀の前のお仕事。しかも、この判決はスルーしているようだ。
こういう書き逃げという無責任さのもとに、大淀の捏造報道は生まれたのだろう。
そして、奈良の産科はついに逝ってしまった。彼らは、これかもずっと我々の敵である。

「陣痛促進剤投与で母子死亡」産婦人科医を提訴--地裁に橿原の遺族 /奈良
2004.08.22 地方版/奈良 

◇1億1200万円賠償請求
出産時に脳内出血を起こし死亡した橿原市の女性(当時32歳)の遺族が「医師が説明責任や注意義務を
怠ったため」として、同市内の産婦人科開業医に対し約1億1200万円の損害賠償を求めて奈良地裁に
提訴
したことが21日、分かった。訴状によると、女性は第1子を帝王切開で出産し、第2子の出産のために
01年6月に入院。陣痛が始まり、医師が子宮の収縮を活発化させる陣痛促進剤を投与した。投与開始から
8時間後、女性は急激な血圧上昇で突然けいれんを起こし、意識を失った。別の病院に搬送されたが、胎児
は死亡し、女性も脳内出血とくも膜下出血で死亡した。遺族は▽陣痛促進剤に血圧上昇の副作用があること
を、医師は説明する責任があった▽帝王切開を経験した女性は、子宮破裂の可能性があり慎重な投薬が求
められるが、女性と家族には陣痛促進剤の使用について説明がない▽血圧測定を怠り、容体の急変に気づ
くのが遅れた---などと主張。「自然陣痛があったのに、陣痛促進剤を投与されて強すぎる陣痛が起き、
副作用も重なり血圧が急激に上昇したため脳内出血が起きた。分娩中の観察が十分であれば脳内出血は
回避できた」としている。 医師は「陣痛促進剤と脳内出血との因果関係など、裁判で明らかにしたい」と
話している。【青木絵美】

この時点では原告側の訴えもあって陣痛促進剤云々にスポットが当たった記事になっていますけれども、経過をみてみますと年齢と言い状況といいまさしくどこかで見たような症例という印象も抱くところですよね。
今になって発掘された青木氏のルーツにネット上では当然ながら様々なレスポンスがついていますけれども、特にその背後関係というものを推測する書き込みも多いようですね。

772 名前:卵の名無しさん[] 投稿日:2010/03/27(土) 22:48:36 ID:pqTUMu8B0

何度かこういう記事を書いているとさも自分は「医療事情通」と
分かった気分になって訳知り顔になった
のだろうね。
自分の(浅はかな)見識・知識に基づいて批判・批評をするのが役目と
安っぽい正義感を振りかざしたが、いざ記事の妥当性を訊ねられ時には批判の矢面に
立たねばならないような状況だと途端に会社組織に潜り込んで沈黙を続けている
んだよな、
あの記者の女ふたりが書いた記事は殆ど犯罪的だね。
わざわざ「放置」「たらい廻し」「受け入れ拒否」と現場の医療者側の過失・
不作為の罪があるかのような前提の言葉を選択
している。

一審確定判決を読み返したが、初報を含めて記事の根幹部分を悉く否定した内容であり、
遺族側の訴状と見まがう記事だったなあと改め感じたよ。

776 名前:卵の名無しさん[sage] 投稿日:2010/03/28(日) 06:00:28 ID:gmzEexdI0

続き。

大淀事件の遺族を協力にサポ-トしていた団体に
陣痛促進剤による被害を考える会と言うのがある
のだが、
ttp://homepage1.nifty.com/hkr/higai/

リンク先を見てみると
「ネットで暴走する医師たち」
と言う本の広告がある。
この本は、陣痛~会の勝村氏が自分が出版予定だった
『誰が「医療崩壊キャンペーン」を仕掛けたのか(仮)』
を中止し自称ジャ-ナリストの鳥集氏に
「ネットで暴走する医師たち」 を依頼した
との記述がある。↓

同書の「あとがき」によると、中央社会保険医療協議会で委員を務めている勝村久司氏
(連合「患者本位の医療を確立する連絡会」委員)が、
著者に「誹謗中傷の本書かへん?」と電話で依頼した
という。
 勝村氏は、陣痛促進剤の事故で長女を亡くした京都府の高校教師で、
患者や遺族の立場から幅広く活動している。
公的な立場にあるだけに、「遺族への誹謗中傷」に対して反論するよりもむしろ、
医師と患者との信頼関係を回復する方向に目を向けることはできないものか。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/27612218.html
ttp://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-595.html

で、この勝村氏と青木氏が手を組み、毎日が加勢し、奈良の産科を崩壊させたと見てよい。
しかしこんなのが中医協にいていいのかな。

まあ手を組んで云々の憶測はともかくとしても、中医協と言うものが過去に医療の現場に対して果たしてきた役割というものを考えた場合には、むしろ必然的であったという見方もできるかとも思えるところですが、どうでしょうかね?
奈良県の産科医療を思うままにしたあと自らは大阪に移り住んでお産を済ませてきたという青木絵美氏ですが、一時は畑違いの領域に浮気をしていたものの最近ようやく本業に復帰してきたということですから、これは毎日新聞を愛読する大阪府民にとっても非常に喜ばしいことなのではないかと思います。
世間では某アイドルのブログがリアルデスノートだと話題になっているようですけれども、大阪の医療が今後どのような状況になっていくかという辺りにも注目していく必要があるんじゃないかと思いますし、当「ぐり研」としてもこうして日々充実したソースを提供してくださる毎日新聞さんには深く感謝せずにはいられないところですよね。

がんを生きる:/62 ICU症候群/上 「帰って」面会の両親拒否 /大阪(2010年3月2日毎日新聞)

 ◇遮断された重症室、表情もうつろ

 04年夏、中学総体の兵庫県制覇を目指し、バスケットボール一色に過ごすはずだった。05年に亡くなった同県伊丹市の金川淳一君(当時15歳)。チームは03年秋の新人戦で県優勝し、強豪と目されていた。自信を持って総体に挑んだが、地区大会で敗退。それから1週間ほどした04年8月、胸に痛みを感じるようになった。

 試合での激しい接触プレーが多かったことから、初めは整骨院や整形外科を訪ねた。だが痛みは引かない。詳しい検査で、縦隔(じゅうかく)という胸骨に囲まれた部分に腫瘍(しゅよう)があると判明した。後の検査で、筋肉などにできるがん「横紋筋肉腫」と診断される。

 抗がん剤治療を始めるため、10月中旬、大阪府内の病院に入院した。小児科病棟は満床。14歳で「小児」でも年長なことから、しばらくは呼吸器外科病棟で大人と同室になった。副作用は強く、全身から玉のような汗が流れ、吐き気も止まらない。小児科と違い、付き添いの泊まり込みが認められず、家族の面会時間も半日程度。弱音を吐かないものの、うつぶせになった背中はつらさをこらえて小刻みに震えていた。

 「大きいといっても、まだ子ども」。母の富子さん(52)は気をもんだ。体調を見て許される外泊が、淳一君を何より元気づけた。「(帰るから)来てくれ」。携帯電話のメールで連絡すると、あっという間に、親友が家に集まった。

 ところが11月中旬、二度目の検査の最中に異変が起きた。胸部の大きな腫瘍が気管を圧迫したことが原因で、呼吸困難に陥った。短時間で終わるはずの検査が、人工呼吸器を取り付けて救命センターに運ばれる事態。「腫瘍を小さくする必要がある」。医師の説明を受け、2回目の抗がん剤投与も同時に始められた。

 救命センターの後も小児外科の重症室に移され、予断を許さない。面会は一般の病棟以上に時間も人数も制限され、一日2回の計2時間のみ。富子さんは時間いっぱい、淳一君の体をさすった。

 2週間ほどで腫瘍は小さくなり、人工呼吸器は外された。しかし、淳一君の表情はうつろだった。面会に来る父幸雄さん(57)や富子さんを「もういい」と拒む。幻覚も見ているようだった。

 数日後、姉の亜由美さん(27)と幸雄さんが部屋に入ると、淳一君は真っ赤な顔で泣きじゃくっていた。「僕は金川淳一じゃありません」「帰ってください」。医師からは、重症室で外と遮断されたり、薬で眠る状態が続いたことで起きる「ICU症候群」と言われた。【青木絵美】

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 ご意見や情報提供は、毎日新聞おおさか支局(ファクス06・6346・8444、メールat‐osaka@mainichi.co.jp)まで。

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コメント

どう考えても大淀に関しての毎日の報道姿勢には問題があったのだからそれを撃たないといけないのに、それを超えて特定の記者がどこで出産したとか誰それが手を組んでどうとか推測の話や法的に際どいことを書き連ねるバカが余計なんだよな。
しかしこのブログもこんなのをコピペしてわざわざブログに載せるなんて、こう言ったらなんですが鈍感ですね。

投稿: クラム | 2010年4月30日 (金) 09時29分

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