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2010年3月22日 (月)

今日のぐり:「宮崎地頭鶏 そのまんま」

先日ちょっとほのぼのとするようなこういうニュースが出ていましたが、自然界でもこういうことがあるというのは面白いですよね。

チーターがハンターとしての本能を忘れてインパラの赤ちゃんと戯れている様子(2010年02月01日GigaZiNE)

チーターというとサバンナを駆け抜けて草食動物など狩って食べる姿を最初に思い浮かべる人が多いと思いますが、そんな捕食者であるチーターが被食者であるインパラの子供と仲むつまじく戯れている姿が撮影されたそうです。

普段おとなしい性格で人にもなつきやすいという性質を持っているとされるチーターですが、狩りを必要としないときは狩りの対象となる動物に優しく接する一面もあるのかもしれません。

詳細は以下より。
Pictured: Three cheetahs spare tiny antelope's life... and play with him instead | Mail Online

インパラの子どもが3匹のチーターに追いやられて食べられてしまうのかと思いきや、チーターたちは食べようとするどころかインパラと遊び始めました。

大丈夫と判断したのかインパラもチーターたちに歩み寄ります。このような状態が15分以上続いたそうです。

しかし、チーターの口がインパラの首にさしかかった瞬間……。

やっぱり怖かったのか、インパラは猛ダッシュで退散。チーターたちはこのインパラを追いかけることはなかったそうです。

これは写真家Michel Denis-Huotさんが2009年の10月にケニアのマサイ・マラ動物保護区で撮影したもの。この3匹のチーターは生後18ヶ月の時に母親から離れた兄弟のようで、インパラと戯れていたときはおなかが満たされていたため、インパラを食べようとしなかったのだと考えられているそうです。ハンターと言えども無駄な狩りはしないということなのですね。

これはリンク先の写真を見ていただければと思う記事ですけれども、遊んでいるというよりも頭撫で撫でという感じですかねえ…
こういう平和的な出会ばかりであればいいのですが、異種族間の出会いというものはしばしば生存をかけた戦いという様相を呈する場合がありますよね。
ねずみと言えば一般的にはあまり人前に出てくることもない生き物ですけれども、食べ物を前にしてなかなか大胆なところもあるのだというのがこちらの記事です。

ヒョウのエサを取りに来た命知らずのネズミ(2009年06月06日GigaZiNE)

ヒョウがエサを食べようとしたところ、いきなり小さなネズミが現れヒョウの餌を食べ始めるという珍事が撮影されたそうです。このネズミはヒョウを目の前にしても全く動じることが無く、またヒョウよりも威風堂々としていたとのこと。

詳細は以下より。
What a squeak! Daring mouse show who's boss as it scares off leopard and steals its lunch | Mail Online

イギリス・ハートフォードシャー州で飼育員がカメラマンにヒョウが食事しているところを撮影させるためにヒョウの前にエサの肉を落としたところ、どこからともなく1匹のネズミが現れその肉を食べ始めたそうです。このネズミは生後2~3ヶ月程度の子どもで、ヒョウを目の前にしながら全く恐れることなく肉を食べ続けていたとのこと。一方ヒョウは非常に驚いており、ちょっと尻込みをしていたそうです。

これがネズミがヒョウのエサを奪っている写真。ヒョウがいることに気付いていないのか、全く動じていません。

ここまでされてヒョウがいることに気が付いていないわけがありません。ヒョウもネズミを襲う様子がない様子。

こうなってくるとネズミとヒョウのどちらが格が上なのか分からなくなります。

ネズミはおなかがいっぱいになるまでヒョウのエサを食べてどこかへ行ってしまったそうです。

これもリンク先の写真を見ていただければ判るように、どう見てもねずみが食べているのを許容しているという感じですが、動物園ですと決まった時間にちゃんと食事が手に入るという安心感がある分、動物も鷹揚な気分でいられるということなのでしょうか。
さて、ちょうど先日Yahoo!USAをみていてこの動画がトップに取り上げられていましたが、最近こういうネタはあっという間に国境を超えて広がりますね。

猫は熊より強い? 家に現れた野生の熊を猫が猫パンチで撃退する(2010年01月29日デジタルマガジン)

 説明はとりあえずおいといて、まずはこの動画を観て欲しい。なんと猫が野生の熊をご自慢の猫パンチで撃退している。

 猫の攻撃に熊はタジタジだ。狙いのゴミ袋を加えてそそくさと逃げ帰ってしまった。

 それにしても、撮影者は笑っているが大丈夫なんだろうか? たしかに小型ではあるが、この大きさでも十分脅威に感じてしまう……。それにしても猫は何が許せなかったのか、あの袋の中身はキャットフードだったりするのかな?

しかし何がこのネコをしてそうまでさせるのか、ネコまっしぐらとはこの事かってくらいに一直線に突撃してますが、そうまで縄張り意識の強い生き物だったのですかね。
季節が逆の南半球では日本が冬の時期に海で遊んでいるのも道理ですけれども、楽しいはずの一時が思わぬ災難に結びつきかねないというのがこちらの記事です。

NZの少女、かみ付いたサメを冷静に追い払う(2010年2月3日ロイター)

[ウェリントン 3日 ロイター] 14歳のニュージーランド(NZ)人の少女が、でん部にかみ付いたサメをボディーボードを使って追い払うという出来事があった。サウスランド・タイムズ紙が報じた。

 リディア・ウォードさんは1日、同国南部のインバーカーギル近くの海岸で腰まで水につかって立っていたところをサメに襲われた。ウォードさんはサメが口を離すまでボディーボードで頭部を何度も殴ったという。

 ウォードさんの母親は、まったく騒がなかったと、娘の冷静な対応に驚いている。サメは体長1.5メートルほどと考えられている。ウォードさんに大きなけがはなかった。

この話、元記事の方に写真があるのですけれども、見事に水着に穴が開いているのがよく判りますが、何にしろ大きな怪我がなく済んで良かったということですよね。
一方で日本においても思いがけない野生動物の災難に襲われるということは時折あることですが、ここまで本格的なバトルに発展するというのはそうそうあることではないように思います。

イノシシの耳つかんで格闘、73歳女性重傷(2010年2月16日読売新聞)

14日午後4時頃、高知県香南市夜須町国光の林道で、近くの男性(64)から「女性がイノシシに襲われてけがをしている」と119番があった。

香南市消防署の救急車が近くの女性(73)を高知市内の病院に搬送。
地元の猟友会員が15日午前7時頃、現場近くで雌のイノシシ(体長1・3メートル、体重85キロ)を発見し、射殺した。

同消防署などによると、女性は両手や右足などをかまれるなどして重傷を負ったが、命に別条はないという。通報した男性によると、女性は畑で農作業中に突然イノシシに襲われ、イノシシともみ合った後、軽トラックに乗って避難し、男性に助けを求めた。

女性は「鼻で押され、かみつかれたので、イノシシの耳をつかんで格闘した」と話していたという。女性が両手にしていた手袋は血で赤く染まり、数か所に牙の跡とみられる傷があったらしい。

男性は「20年前に猟銃をしていた時はイノシシはほとんど見かけなかった。食べ物がなくなってきているのでは」と話していた。

現場は土佐くろしお鉄道夜須駅から北東約8キロの山中。

かなり足腰のしっかりした女性だったのでしょうが、何にしろ大事に至らずよかったと言う話でしょうか。
しかしこれからの時期、色々と生き物の活動も活発になってくる時期ではありますから、山の中に分け入る時には相応の用心が必要になってくるということでしょう。

今日のぐり:「宮崎地頭鶏 そのまんま」

宮崎といえば最近芸能人の知事さんでちょっと知られている土地柄ですが、元々炭火焼やチキン南蛮など鶏料理でも知られているところです。
倉敷美観地区にも程近いこちらのお店、近隣の古い白壁屋敷とも相性の良いなかなか洒落た店構えですけれども、その宮崎の鶏を食べさせると言う店なんだそうですね。
ちなみに店名にもなっている宮崎地頭鶏(ミヤザキジトッコ)というのは天然記念物「地頭鶏」を原種に最近生み出された鶏なんだそうで、言ってみれば只今県をあげて売り出し中のブランドということになるのでしょうか。

さて、メニューを見てみますとセットメニューも含めて当然ながら鶏を使った料理が多いのは言うまでもないのですが、どうも宮崎だけでなく岡山の鶏も使っているようで、しかも今ひとつその使い分けの法則性がはっきりしないのは気になるところです。
宮崎ということに敬意を表して炭火焼やチキン南蛮はもちろん、適当に焼き物など鶏料理中心に見繕ってみたのですが、カニクリームコロッケだとか全く縁のなさそうなメニューも普通に並んでいるのが面白いなと思って後でよくよく考えましたら、地頭鶏云々を抜きにして考えるとほぼ純然たる居酒屋メニューなんですよね(店構えからはまともな料理屋っぽく見えるんですが)。
確かに冷や汁などよくよく見れば宮崎っぽい料理も散見されるのですが、原材料のことなど何も考えずに料理名の並びだけを見ていますと全く宮崎ということを意識せずともよさそうではありますね。

宮崎といえばこの炭火焼ですが(勝手に断言)、かの地で何軒か回ったところでは焼き網から滴り落ちた脂が炭で燻されて良くも悪くも強烈な風味が特徴なのかなと思っておりましたら、こちらのは同様に炭と網で焼いているらしいのにも関わらず火加減の塩梅なのか、ごく普通の鶏のグリルといった感じになっているのは拍子抜け?という感じでしたね。
宮崎発祥のチキン南蛮にしてもかの地のそれとは全く違っていると言いますか、そもそも南蛮酢の風合いが弱すぎてこれでは弁当屋などのメニューでよくある「鶏からあげにタルタルソースを添えた何か」そのものなんじゃないかといったところです。
幾ら何でもこうまで宮崎の味と違っているのはおかしいと思ってよくよく見直してみれば、確かに宮崎の鶏を使っているとは書いていますが宮崎料理とはどこにも書いていないわけで、確かに嘘はついていないものの限りなく騙し討ちに近いような釈然としないものを覚えてしまいました。

串焼など塩系のシンプルな味にしてみるとこの鶏の味がよく判るのですが、確かにまずいわけではなくそれなりにうまいとは言えるものの、例えば以前にもお邪魔した「かんべ」のように特記するほどうまいわけでもなく、個人的な好みで言えば若い鶏ばかりでなくしっかりした味が出る親鳥なども食べてみたかったなと思うところです。
オムレツや親子丼などちょっとひねったものも試してみましたけれども、やはりそこらの凡百の鶏よりはうまいがすごくうまいというわけでもないという印象は共通で、これは宮崎地頭鶏自体の味の性質なのか、この店の仕入れた肉がたまたまそうなのかは判断が難しいところでしょうかね。
肉の味はそれとして、料理ということに関してはクリームコロッケなど鶏とは関係ないものも含めて評価するところ、やはりちょっと気の利いた居酒屋レベルといったところで及第ではあるが特記するレベルにはなく、価格帯や見た目から本格的な味を想像すると物足りないかなというところでしょうか。

全般的に見れば特に入って失敗したと感じるほどではないにしろ総じて印象の薄い味だなと感じるのですが、時期や時間帯の問題もあるのかも知れませんが店内に他のお客の姿も全く見えないということからしても、少なくとも押すな押すなの大人気で大繁盛の満員御礼といった状況には程遠いようですよね。
あまり気にしませんでしたが同行者からは「意外と高い」という感想が出て改めて考えたのですが、確かに原材料費が余計にかかっているとしても味と内容の割には割高な印象ですから、どうせお金を使うなら材料費よりは料理人の腕の方に使いたいと考える向きにはいささか不向きな店と言うことになるのでしょうか。
美観地区の雰囲気込みで少しばかりお洒落な雰囲気をという場合には向いているのかも知れませんが、素朴な疑問としてこの場所にこの店構えでこの状況が続くとなると、経営的な面でなかなか難しいんじゃないかなという気はしてくるところなんですが…

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