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2010年3月27日 (土)

環境テロリスト 虎の尾を踏むか?

日本船に不法侵入をして拘束された環境テロリスト「シー・シェパード」のピーター・ベスーン船長ですが、過日の傷害事件についても自分がやったと認めているということです。

SS船長 酪酸入り瓶の撃ち込み認める(2010年3月23日日テレニュース24)

 反捕鯨団体「シー・シェパード」の船長、ピーター・ベスーン容疑者が日本の調査捕鯨団の船に侵入した疑いで逮捕された事件で、ベスーン容疑者が、有毒な液体が入った瓶を船に撃ち込んだことを認めていることがわかった。

 ベスーン容疑者は今月12日、日本の調査捕鯨団の船に侵入した疑いで海上保安庁に逮捕された。関係者によると、ベスーン容疑者は調べに対し、有毒な酪酸の液体が入った瓶をロケット砲のようなもので船に撃ち込んだことを認めているという。海上保安庁は、傷害の疑いなどについても調べを進めている。

 また、東京地裁は23日、ベスーン容疑者の拘置を4月2日まで延長することを決定した。

当事者間に事実関係の争いが無いということになれば話は早いのですが、本人はともかく周囲ではかなり大きな騒ぎになっているようで、同船長の妻が涙ながらに語ると言う動画なども出回っているようです。
同船長の母国であるニュージーランドはもとより、かねてシーシェパードの実質的母港として機能しているオーストラリアなどでもなかなか賑やかなことになっているようですが、中には聞いていると首をかしげたくなるような話もあるようですね。

■SS、豪連邦警察に第2昭南丸船長ら告訴「故意に衝突」(2010年3月19日朝日新聞)

【シンガポール=塚本和人】米国の反捕鯨団体シー・シェパード(SS)は19日、南極海で今年1月に日本の調査捕鯨船団の監視船、第2昭南丸とSSのアディ・ギル号が衝突した問題について「故意に衝突させた」などとして第2昭南丸の船長と乗務員をオーストラリア連邦警察に告訴したことを明らかにした。

 豪連邦警察の報道官は同日、「SSの弁護士から18日に告訴状を受け取ったが、コメントする段階ではない」と述べた。

 SSのポール・ワトソン代表は「豪警察は日本の要請で我々の船を捜索した。今度は、豪側が日本の警察に第2昭南丸を捜索するように求めていくべきだ」と語った。

 一方、SSの抗議船はクロマグロ漁を妨害するため地中海に向かっている。国際取引を禁止する提案が否決されたことについて、ワトソン代表は「提案が否決されても、違法なクロマグロ漁をストップさせる活動をやめるつもりはない」と述べた。

【日々是世界】船長逮捕に揺れるニュージーランド(2010年3月21日産経新聞)

 東京海上保安部に、艦船侵入容疑で逮捕された、反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のピーター・ベスーン容疑者(44)の祖国、ニュージーランドでは、家族の言動がメディアで取り上げられる機会が増えている。妻、シャロンさんは、頻繁にテレビ番組に出演しており、政府による夫への支援を訴えている。

政府支援を求める妻

 今月12日に、報道陣や抗議団体が集まる中、東京・晴海(はるみ)埠(ふ)頭(とう)に夫を乗せた第2昭南丸が接岸する模様が大々的に報じられると、シャロンさんは動揺し、不安を吐露した。

 「日本の捜査当局が彼を見せしめとして懲らしめるのが怖い

 夫婦には15歳と13歳の2人の娘がいる。シャロンさんは子供たちの精神的な影響を心配しつつ、「夫に実刑判決を出すのは賢明ではない。なぜなら、夫には多くの支援者がいるから」とも語る。

 SSによると、ベスーン容疑者には日本人と米国人の計4人の弁護士がつき、訴訟費用はすべて団体が面倒を見るという。SSは、今回の裁判を、日本の捕鯨に対して、国際的な圧力をかけるキャンペーンの場にしようと画策。団体代表のポール・ワトソン船長(59)は、「今後、起こるすべてのことがベスーンを国際的な英雄にさせるだろう」と話している。

豪州とは一線を画す

 日本とニュージーランドの関係悪化が懸念される中、ニュージーランド紙ドミニオンポスト(電子版)は9日付で「日本の南氷洋での行為が恥ずべきなのは疑いがないことだ」とする社説を掲載した。

 ドミニオンポストは、調査捕鯨が国際捕鯨委員会(IWC)の規則の「抜け道」だと批判。国際的に非難される代償を認識しながらも、補助金を投入して継続する日本の捕鯨は、「SSの妨害活動でも阻止することはできない」と指摘する。

 その上で、国際司法裁判所への提訴をちらつかせる隣国のオーストラリアの強硬姿勢を引き合いに出し、ニュージーランドも、すべての選択肢を視野に入れて行動すべきだと提言する。

 しかし、ニュージーランド政府はベスーン容疑者の家族の訴えやこうした提言をよそに、「日本の捜査当局は適切な措置を行っている」(マレー・マカリー外相)として、事件処理に特別な介入はしない方針を打ち出している。

 また、調査捕鯨についても、オーストラリアの態度とは一線を画し、「外交的解決に向け努力する」(マカリー外相)として、一部で商業捕鯨を認める妥協案も用意していることを示唆している。

日本はパートナー

 ワトソン船長は こうした軟化路線に「ニュージーランドが日本からの圧力に屈した」と怒りを隠さず、「そもそも、ニュージーランド政府は、自国の国民を代表するのか、それとも日本人を代表しているのか認識すべきだ」とまで酷評している。

 一方、オーストラリア国内でも、SSが煽(あお)り立てた日本バッシングに同調する形で、ラッド政権が対日強硬路線を継続することに懸念する声も出ている。

 15日付の豪紙・オーストラリアン(電子版)は、「調査捕鯨をめぐり、国際司法裁判所に提訴すると脅したことが、日本政府をいらだたせている」と指摘。ケビン・ラッド首相(52)は、「的外れなことを言い続けている」と批判した上で、「オーストラリアは、日本との関係を試すこの問題の処理で、ますます孤立していっているように見える」と論じている。

 捕鯨問題で、日本との関係を悪化させまいとする両国の政治家や識者の見解の背景には、日本は自国の国益に沿う重要なパートナーであるとの認識がある。

船長夫人の心配ももっともとは思いますけれども、心配するというのなら夫が傷つけた日本人船員達やその家族に対しても、夫への万分の一でも配慮してみせるべきだったようにも思いますけれどもね。
国民世論と行政なりマスコミなりの見解が乖離しているということはどこの国でもあることですから何とも言えませんが、少なくとも国をあげて一枚板で反日反捕鯨という感じでもないということは言えそうに思える話だと思いますがどうでしょうか。
他方では、言ってみればひたすら感情的になって大騒ぎしている国民世論の背後で、その中心となるべきテロリスト達こそ実は一番冷静に事態を最も良い方向へと誘導しようとしているという背景があるのですが、それがよく判るのがこちらテロリストの公式サイトの記述です。

731 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 14:04:12 ID:???

は? 南極海で活動できる船だぞ。

ピーター・ベスーンを助けよう。
http://www.seashepherd.org/matilda/support-captain-bethune.html
「してはいけないこと」という項目があって、
・ 日本政府への電凸、メル凸禁止。逆効果だ。
・ 差し入れ、面会不要。励ましのメールを送ってくれ。
などと。こなれてると言うか、よく分かってんなと言うか。これだからSSは侮れん。

732 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 14:05:55 ID:???

>>731
2chの抗議しろってコピペよりは賢いな

736 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 21:45:53 ID:???

なんだかんだで30年やってる組織だからな。
ここと対するには、それなりの知恵が必要だよ。
「テロリストだ!」と断罪するのは簡単だが、そんな指摘はとっくになされてる。
その逆風を生き残ってきた強敵なんだと認識し、何をすべきか考えないとね。

相手が環境問題も国家間の関係もどうでもいい、ただ自分たちの利益というその一点だけを指標にして最も効率的な行動を冷静に判断し実行しているという視点を持たないことには、道義的非難だの文化論だのといった的外れの迷宮に足を踏み入れてしまうということは繰り返し強調しておかなければならないところでしょう。
となると、日本のとるべき対応としては国際的に認められているとか食文化であるとかいった観念論ではなく、彼らテロリストの行動がいかに諸外国の利益に反することであるかということをもっと積極的にアピールしていかなければならないでしょうね。
実はその点で非常によい傾向とも言えるのが、今シーズンの反捕鯨活動終了を宣言した彼らが、今度はクロマグロ漁を妨害すると宣言し行動を始めていることでしょう。

「強欲の勝利」と批判=クロマグロ禁輸否決で-シー・シェパード(2010年3月19日時事通信)

 【シドニー時事】反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のスポークスマンは19日、ワシントン条約締約国会議の第1委員会で大西洋・地中海産クロマグロの国際取引禁止案が否決されたことについて、「強欲が勝利した」と批判、クロマグロを絶滅から救う唯一の道は漁獲の全面禁止だと主張した。

 SSの「スティーブ・アーウィン号」は15日にクロマグロの密漁妨害のため地中海に向け出航した。SSのポール・ワトソン代表は、マルタやフランス、スペインなどの漁船の違法操業に対し「網を切ったり、漁具を破壊したりする」と予告している。

クロマグロ国際取引禁止案、否決が確定(2010年3月26日TBSニュース)

 大西洋と地中海産クロマグロの国際取引禁止案は、ワシントン条約締約国会議で25日、正式に否決が確定しました。これを受けて、日本の調査捕鯨を妨害してきたシー・シェパードの代表がクロマグロ漁の妨害を改めて宣言しました。

 今回の否決確定で、大西洋・地中海産のクロマグロについては、今後、資源管理団体ICCATでの漁獲管理の方法が焦点となります。

 「ワシントン条約締結国会議は初めて、政治的、経済的に妥協した。不法操業をやめさせるのが目的だから、特定の船に対して(捕鯨船のときと)同じように衝突することもあるだろう」(シー・シェパード ポール・ワトソン代表)

 日本の調査捕鯨に妨害活動を行ってきたシー・シェパードは、今度は地中海でのクロマグロ漁を妨害すると改めて宣言しました。不法に操業する全ての漁船を対象にするとしていて、その大半の輸出先、日本にも再び関心が集まりそうです。

すでに犯罪行為をやる気満々というワトソン代表のコメントですけれども、一方でマグロ漁は最大の需要国である日本に大きく関係することも事実ながら、その一方ではクジラよりもはるかに多くの国々が関わる巨大な国際産業であるという一面もあるわけですね。
特に今回の場合直接漁民の資産を破壊すると公言している以上は、彼らもこれだけの成果を上げましたと示して見せないわけにはいかない状況ですけれども、日本の捕鯨船団ような紳士的対応を徹底している人々ばかりではないという事実を彼らもいずれ身を以て学ぶことになるのではないかと、ネット界隈でも期待値が天井知らずに高まっているところです。

680 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/03/19(金) 23:26:19 ID:???

チュニジアやリビアの漁船団をシーシェパードが妨害するかな?
スペインやフランスの話が通じる相手を選んでデモするだけ、のような
気がする。もちろんEU内のTVを呼んだ上でだ。
トルコやキプロス、旧ユーゴは話が通じる相手かどうか微妙だな。
あと展開する海域も問題だ。西部かエーゲ海か。TVが呼びやすいのは
やはり西北岸。フランススペイン沿岸だろう。イタリアの東沿岸でモナコ
を応援するっていう手はアリかも知れん。

南部のアフリカ沿岸は無い。マルタ以南とか絶対無いw

681 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/03/19(金) 23:29:25 ID:???

SS全滅したら笑うぞw

682 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/03/19(金) 23:31:52 ID:???

核心に踏み込めるかどうかだな。
チュニジア攻撃に踏み切ったら、オレはSSを見直すぞ。

684 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/03/20(土) 04:09:39 ID:???

>>680
その辺の人に調査捕鯨船並みの攻撃しかけたら
下手すると本物のロケットランチャーを撃たれかねんな。
イタリアだってマフィアがらみの連中もいるだろうに。

何にしろこういう状況になると自前の完全養殖技術を確立した日本が様々な意味でイニシアティブを握ってくるということになりそうですが、もったいないことに近大が手がけたこの事業も当初は「こんな計画がモノになるものか」と国からは相手にされなかったと言われています。
せっかくこういう時代に自前の技術を持っているわけですから、事業仕分けに忙しい民主党と言えども国を挙げて支援するくらいの思い切りの良さを見せてくれてもバチは当たらないと思うのですけれどもね。

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コメント

>「提案が否決されても、違法なクロマグロ漁をストップさせる活動をやめるつもりはない」

「提案が否決されても、違法な、クロマグロ漁をストップさせる活動をやめるつもりはない」

ってしたらいいのに(笑)。

投稿: Seisan | 2010年3月27日 (土) 11時25分

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