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2010年2月28日 (日)

今日のぐり:「江戸切りそば 石泉 (せきせん)」

他国の文化を妙に誤解しているという事例は世界中どこにでもある話ですけれども、一見誤解しているように見えて実は妙に深いところまで理解しているんじゃないかとも思わされたのがこちらの話です。

イギリスCM「日本のパロディ」を見た外国人の反応(2009年5月27日ロケットニュース24)

イギリスで5月から放送している、コカ・コーラ社の『Oasis(オアシス)』というドリンクのCMがyoutube(動画投稿サイト)で人気だ。「アヒルのおもちゃ」が日本の街で大暴れするというデタラメな設定がウケて、すでに日本でも話題になっている。日本の「良きオタク文化」を象徴するような、少々バカげた演出だけに、外国人がどのように見ているのか気になるところである。

タイトルは、『RubberDuckZilla(ゴム製ダックジラ)』(アヒルとゴジラの造語)で、内容は日本の特撮映画風に作られている。(動画はこちら)

日本人の姉妹が『Oasis』を旨そうに飲んでいるところに、父親と母親が「ここでは水しか飲んではいけませんよ!」と娘たちを説教。そこへ水が嫌いなゴム製の巨大なアヒルがビルを破壊しながらやってくる。『Oasis』が大好きな姉妹は、街が破壊されたにも関わらずその水嫌いのアヒルにすがりつく、というものだ。

なんだかよくわからない内容だが、一瞬映し出される本格的な戦闘シーンは見物だ。父親と母親役が話す、たどたどしい日本語も興味深い。これに対して youtubeでは、すでに同じ動画がいくつもアップされており、中には100を超えるコメントがつくなど宣伝効果としては大成功といったところか。CM を見た外国人の反応は次の通り。

・日本人の広告は好きだけど、水が苦手なアヒル? はあああ…?(イギリス)
・水が嫌いな人々がどこにいるんだい。(イギリス)
・日本人はかわいこちゃんだね。(オーストラリア)
・ほかの国の大衆文化の愚かさは笑える。(イギリス)
・日本ではいたって普通の広告なんだろう。(オーストラリア)
・適切な英語を話してくれ。そうすれば理解できるはずだ。(タジキスタン)
・この広告は…なんというか…すげええ!!!!!(イギリス)
・冒頭はなんだかセクシーな雰囲気だなあ。(イギリス)
・オーマイガーッ! 凄まじくて、すごく“Kawaii”。(イギリス)
・このすごい広告をテレビで2回もみたよ。(イギリス)
・企画者に強い嫌悪を感じる。(イギリス)
・偉大なる「ラバーダックジラ」と「オアシス」にひれ伏します!(アメリカ)
・「ラバーダックジラ」は私のヒーローだよ!(アメリカ)
・両親と子供たちに何もなかったのは、ちょっと差別的じゃない?(アメリカ)

良くも悪くも、誰もが驚きを隠せないといった様子。中には、「水が苦手なアヒル」という設定に納得がいかないという冷静な感想もチラホラみえる。なんでこんな企画をしたのだろうと日本人でさえ疑問に思うかもしれないが、今回のCMは20代を対象にしており、ゲームやアニメに触れて育ってきた若者が興味を持つような企画にしたという。そこで日本の「特撮」が用いられるとは、光栄といおうかなんといおうか、なんだか複雑な気分ではあるが……。寄せられたコメントの多くは十代半ばで、想定よりもちょっぴり若い顧客の注目を集めてしまったようだが、どちらにしても結果オーライということか。

※『Oasis』について
主に欧米で販売されている非炭酸のソフトドリンク。砂糖と甘味料が入った果汁飲み物だが、「水に代わる手段として大人を対象」としている。オレンジやベリー系など数種類の風味があり、普通のジュースよりもサラリとした飲み口が人気。欧米へ旅行の際にはぜひお試しあれ。

■参考リンク
(イギリス)コカ・コーラ公式サイトより『Oasis』商品一覧

実際に見てみますとこのCM、何かちょっと日本語がたどたどしかったりどう見ても親子に見えなかったりするところが気にならないでもないですが、全般に相当に研究しているということなのか、音楽なども含めてこの馬鹿馬鹿しいセンスは妙に今風の日本を感じさせるところがありますね。
本日は水の嫌いなアヒルに敬意を表して、またしても世界に冠たるブリネタを紹介していきたいと思いますが、まずはこちら「さすがブリ」とある意味定型的なかの国への偏見?を助長させるような話題です。

スーパーにもドレスコード?英国(2010年2月14日ココログニュース)

イギリスの大型スーパーマーケットTesco(テスコ)の「規則」に多くの買い物客が反発していることが地元メディアによって伝えられている。Tescoは、世界で3本の指に入るイギリス発の大手小売企業で、日本でも事業を展開している。

ケンブリッジシャー州にあるTescoでは、娘を肩車したまま入店しようとした48歳のマーティンさん親子が入り口でスタッフに止められ、娘を下してようやく入店を認められた。店側の説明によると「親子の安全と他の客の安全のため」とのことだが、マーティンさんは「信じられない。幼い娘に床を歩かせたらもっと危ないだろう」と納得がいかず、娘は「二度と行きたくない」とご立腹だという。

ほかにも、24歳の女性がパジャマ姿で入店して追い出され、ブランド物のトラックスーツを着た26歳の女性が入店を拒まれ、足の病気で靴下が履けない47歳の作家が店からつまみだされるなど、各地のTescoで「事件」が報告されている。Tesco広報担当の話によれば、イギリス国内の店舗で統一された「規則」ではなく、各店舗がそれぞれ独自に定めているという。なかには、トイレに小型カメラを設置して従業員がサボっていないか監視する店まであるという。何とも堅苦しいスーパーマーケットである。

日本で言えばブリ=紳士の国ということに(一般では)なっているようですから、まあこういうこともあってもおかしくないかと思う人も多いんでしょうけれども、かの地での評判というのはどうなんでしょうね?
一方で未だ多くの日本人にブリと言えば古い貴族社会というイメージもあるかと思いますけれども、今どきこういう貴族趣味というものはやはりダメなのだなと思わされる話題もあるようです。

英男性が秘密で建てた城、裁判所が取り壊し命じる(2010年2月5日ロイター)

 [ロンドン 3日 ロイター] 英サリー州で農業に従事する裕福な男性が、法律の抜け穴を利用しようと、干し草の壁の内側でひそかにチューダー様式の城を建てたが、裁判所が1日、取り壊しを命じた。
 地元の法律では、許可なく建てた建物でも4年間不服の申し立てなどがなければ、合法的なものとして認められることになっており、60歳の男性は建設に2年を要した夢の城が当局に見つかるまでに、家族と4年以上暮らしていた。
 しかし、プレスアソシエーション(PA)によると、ロンドンの高等法院は、男性がこのような手口によって得をすることは許されず、この建物は違法との判決を下した。
 城には、城壁や小塔のほか、温室や野外パーティー用のテント、木製の橋、中庭、競馬場なども備えられていたが、規制が特に厳しいエリアに建てられており、2007年には地元議会が撤去を命じていた。
 男性は上訴する意向を示している。

元記事の方には写真も貼られているんですけれども、こういうのはシャトーと言うんでしょうか、何か確かに馬に乗って闊歩するのが似合いそうな建物ではあるのですが、しかし隠してまで勝手にこういうものを作るというのはどうなのかと思うのですけれどもね。
ところでブリと言えば何はなくともお茶がなければと言うイメージは鉄板ですが、何やら自己の存在意義を否定するような話がこちらです。

イギリスの庭園で紅茶を飲むことが禁止に、理由は「うるさい」から(2010年02月15日GigaZiNE)

世界でもトップクラスの紅茶消費量であるイギリス。そのイギリスにある修道院で、紅茶を飲むことが禁止される場所ができるそうです。理由は紅茶をすする音などがうるさいからということですが、美しい景色を眺めながら紅茶を楽しめなくなるということで、反対意見を出している人もいます。

詳細は以下から。

Tea drinkers banned from abbey garden in UK for slurping too loud - dnaindia.com

紅茶が禁止されるのはノーサンプトンのDelapre修道院の庭園。禁止の理由は人々が紅茶を飲む音や食器を鳴らす音が大きく、平穏が妨げられるというものだそうで、ノーサンプトン議会のAndrew Holden氏は「我々は庭園を平和な空間として保ちたい。紅茶を飲むことはそれを阻害する」としています。

年間12万人の訪問者があるDelapre修道院では、庭園のティールームでの収益が大きな財源になっているそうですが、修道院の前の駐車場として使われている所にテーブルとイスを移し、今後はそこで紅茶を飲むようにするとのこと。Delapre修道院の友の会・会長であるGraham Walkerさんは「美しい庭ではなく駐車場で紅茶を飲むのでは雰囲気が台無しだ」と訪問者の減少を危ぶんでおり、議会との妥協案が見つかることを望んでいます。

リンク先の画像を見ていただきますとこれがまた良いお庭なんですけれども、さすがに駐車場でお茶では雰囲気が台無しだと思うのですが…
さて、やはりブリと言えば今や変態ネタがなければ話が始まりませんけれども、最後にこちらのいかにも「らしい」話題を紹介しておきましょう。

「パイプからペニスが抜けなくなった!」と病院に駆け込んだ男(2010年01月08日デジタルマガジン)

 今週火曜日、イギリス南部にある病院、サウサンプトン総合病院に一人の男が駆け込んできた。「パイプからペニスが抜けなくなってしまった! 助けて欲しい!」

 それは大変だ。すぐに手術しよう! となったが、男が興奮しているためか医師たちはステンレス鋼でできたパイプからペニスを引き抜くことができなかった。このままでは血液が戻らず腐ってしまう。

 そこで、医師たちはサウサンプトン消防署に助けを求めた。しばらくして、通報を受けた消防署から7人の消防士たちが駆けつけた――その手にはグラインダーが握られていた。

 手術再開。7人の消防士たちは麻酔をかけられた男に近寄ると、グラインダーでパイプのカットに取り掛かったのだ。30分後、やや痣がみられたものの、そこには無傷で天を指すペニスの姿が出てきたという。

 病院のスタッフは、この男性は“パイプにペニスが入った理由”を決して言わなかったと語っている。一体ナニをどうしたらそんなことになってしまったのだろうか?

しかしブリと言えばかのじゃがいも事件を始めとして、何やらこの手の不思議事件が頻発する土地柄であるだけに、またブリか…と思ってしまうのが正直なところではあるのですけれどもね。

今日のぐり:「江戸切りそば 石泉 (せきせん)」

観光地の食べ物屋といいますと、良くも悪くも色眼鏡で見られるところがあって、なかなか正当な評価が難しいかと思います。
倉敷美観地区のただ中と言ってもいい場所に位置するこのお店も、地元ではなかなかうまい蕎麦を食べさせる老舗としてそれなりに定評を得ているということなんですが、やはり立地的にも観光客が大勢来る店というイメージは拭いがたいところがあるのも確かですよね。
幸いにも?この日は食事時が終わった時間帯だったせいか、あまり混んでいる状況ではなく腰を落ち着けることができました。

ここでは無難に「ざる」を注文したのですけれども、しかしこの店のメニューと言うものはなかなかカオスな状況でいささか見にくいということもさることながら、どう見ても蕎麦とは関係のなさそうな料理が沢山並んでいるのも多少気になりますね。
「本日の蕎麦」などと蕎麦粉の産地やらを掲示してみたり、店頭に石臼を並べてみたりと「本格派」をアピールするのはいいんですけれども、それならそれで内容も蕎麦本位で勝負していただければという気もしないでもありません。
まあこのあたり、昨今のラーメン屋などは「サイドメニューばかり並べると格が落ちる!なんて気にしすぎるところもあるようなので一長一短ですが、場所柄そういう客層も取り込んでいかないといけないということなのでしょうか。

香ばしい蕎麦茶をすすりながら待つことしばし、やがて出てきたのがいわゆる盛りに相当するこちらのざる蕎麦ですけれども、このあたりの標準からすると微妙に小盛りっぽいのは妙なところでらしいなと思いましたね(苦笑)。
蕎麦の方は細打ちをシャッキりと茹で上げたもので、こだわっているらしい粉の選定がいいのか味、香りは非常に好ましいものがあるんですけれども、敢えて難点を見つけるなら元々の加水が少ない硬打ちの蕎麦であることに加えて盛りというよりかけに向いていそうな湯で加減で、このあたり個人的にはもう少しベストを見極められるんじゃないかなと言う気もするところです。
蕎麦つゆの方はこの蕎麦とのバランスがちょうどいい感じの出汁加減とかえしの加減で、藪蕎麦などと違って蕎麦つゆ自体の味も味わいながら食べるとなるとこれくらいが出しゃばらないでいいんじゃないかと思いますね。
蕎麦の舌触りからすると結構濃い蕎麦湯が出るのかなという予感もあったのですが、実際に来てみるとむしろ食事時の後にしてはいたってあっさりという感じで昨今主流の濃厚な蕎麦湯とは違いますが、これはこれで蕎麦の余韻を殺さない控えめさがあって良いでしょう。

さて、ネットやリアル世間などでの評判も決して悪いわけではないですし、実際食べてみて特に何が悪いと言うわけではないまともな蕎麦屋なんですけれども、粉も技量も特に悪いわけでもないのに、うまい蕎麦を食べた時の「か~っ!幸せっ!」という感動があまりなかったと言うのは何が原因だったのかと考えているところです。
同じ県内ですと例えば先日おじゃました「じくや」さんなどはまた機会があれば行ってみようかという気になっているところですけれども、世間の評価も実際の味の上でもそう大きなレベルの差はないこちらの場合「まあ、取り敢えず味は判ったしいいか」と何か妙に淡白な反応になってしまいそうなんですよね(苦笑)。
そのあたりの感覚は何が原因だったのかは判りませんけれども、たまたま観光の折に足を踏み入れたとしてもハズレだったとは思わないで済む店だという言い方は出来そうに思いますが、どうでしょうか?

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