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2010年2月 7日 (日)

今日のぐり:「うえの」

日本でも最近では珍しい名前を子供につけるのがちょっとしたブームになっているようですけれども、あまりこれが行き過ぎると一頃話題になった「悪魔ちゃん騒動」のような大騒ぎになってしまいますよね。
もちろん意図しての行為であればまだしもなのですが何しろ国際化の時代で、時として意図しないでおかしな名前をつけてしまったという場合に後々子供のトラウマにもなりかねませんから、こういう商売が出てくるということはそれなりに納得できることなのです。

英国で赤ちゃんの名前の翻訳サービス、料金は15万円(2009年11月18日ロイター)

[ロンドン 17日 ロイター] 英ロンドンに拠点を置く翻訳会社「Today Translations」が、生まれてくる赤ちゃんの名前を考えている親に、候補の名前が外国語でどのような意味になるか確認できるサービスを提供している。

 同社は、米俳優トム・クルーズさんとケイティ・ホームズさん夫妻の娘スリちゃんの名前が、日本語では「すり(盗人)」、フランス語では「酸っぱくなる」、イタリア語では魚の「アジ」を意味すると指摘。それが分かっていたら、夫妻はこの名前を付けることを考え直したかもしれないとしている。

 候補の名前の意味を100の言語で調べてもらった場合の料金は、1000ポンド(約15万円)。誰でも申し込めるサービスだが、珍しい名前を付けることの多いセレブの客を見込んでいる。  

 中には翻訳の難しい名前もあり、6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんの兄ジャーメインさんが息子に付けた「ジャーマジェスティ」などは、調べるのが困難だという。

問題はこういう記事を見てしまうと、少しばかりサービス提供が遅すぎたんじゃないかという気がしないでもないのですが…

サンディエゴ動物園 パンダの赤ちゃんを「雲子」と命名(2009年11月20日朝日新聞)

 米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園で17日、生後3カ月あまりのジャイアントパンダの雄の赤ちゃんに「雲子(Yun Zi)」という名前が付けられた

 「雲子」は今年8月5日に、同動物園で13年近く暮らす母親パンダの「白雲(Bai Yun)」が5番目に生んだ子どもだ。同動物園ではインターネットを通じて全米から赤ちゃんパンダの名前を募集、寄せられた約6300点の名前の中から選考を経て「幸せなサンディエゴ」「小さな龍」「たぐいまれなクマ」「永遠の祝福」「雲子」の5つを最終的な候補に絞り投票を行った。この中から28%という得票で「雲子」が選ばれた。

…ま、まあ、それはともかくとして、今日は世界各地から「これは思いつかなかった」という新商売の中でも、「それは思いつかないでよかったのでは…?」と思わず突っ込みを入れたくなる話題を紹介してみましょう。
まずはこちら、これはもうリンク先の画像を見てもらわないことには何とも言いようがない話なんですが、とにかく字面だけを追っていくと素晴らしい画期的な新製品という感じですよね?

机の前での睡眠体勢も考慮された、いつでもどこでも快適な眠りにつける「スリープスーツ」(2010年1月20日GIGAZINE)

学校や職場で仮眠を取る場合は、寝具や体を横たえる場所など十分な環境がない場合が多いですが、そんな状況でも快適な睡眠が得られる繭のようなスーツを作った人がいるようです。
寝てる間に圧迫感を感じさせず伸縮性・移動性も併せ持つ形状で、あお向けや横向き、イスに座った状態などの睡眠体勢も考慮されたスーツとなっているそうです。

詳細は以下から。
BLOGITECTURE ? SLEEP SUIT

Forrest Jesseeさんが開発したスリープスーツの素材はマットなどに使われているEVAフォームを使用。
うつむき、あお向け、横向き、机の前に座った状態の4つの睡眠体勢で、どれぐらいのサポートが体に必要かも研究してスーツの厚さが決められています。

睡眠に入る妨げにならないよう、1分以内に脱着できるようになっています。
固いベンチの上での睡眠もヘッチャラ。

異様な外見なので、睡眠を邪魔される可能性も低くなります。

芝生の上でもさらに快適な睡眠が可能。
机の上でも眠れます。顔が隠れることから居眠りしていても気付かれにくいという効果もありそうです。

記事中にさりげな~く挿入されている「異様な外見なので、睡眠を邪魔される可能性も低くなります。」という文言に要注目なのですが、リンク先を見ていただければ何がどう異様なのか一目瞭然ですよね。
と言いますかね、当の本人は確かに快適な睡眠が可能かも知れませんけれども、こんなものが転がっているのを見た日には回りの人間が激しく悪い夢を見そうなんですが。

さて、ブリと言えば昔から諜報活動が盛んで映画にもなるくらいですから、セキュリティー方面には達者なのかというイメージがあったのですが、どうもこういう記事を見てしまうとほんとに大丈夫なのか?と首をかしげざるを得ませんよね。

中身はただのダウジング…偽爆弾検知機を英社が輸出 イラクやアフガンに数百億円分(2010年1月24日産経新聞)

 実際には機能しない偽の爆発物検知機を、英国の会社がイラクやアフガニスタンなどに輸出し数千万ポンド(数百億円)規模の売り上げを得ていたと23日付の英紙インディペンデントが報じた。英警察当局が詐欺容疑で同社の経営者を逮捕、英政府もイラクなどへの輸出を禁じる措置を取った。

 同紙によると、約1500台を購入したイラク政府は購入の経緯などを調査する。同政府は1台約4万5千ポンド(約650万円)で買い、バグダッド市内の多くの検問所で使用しているという。

 偽の検知機は、手に持った金属棒などで地下に埋まっている物を検知すると一部で信じられている「ダウジング」の“原理”を用いていた。中身を調べた爆発物の専門家は、電子機器がほとんど使われておらず「がくぜんとした」と語った。

 パキスタンやレバノン、ヨルダンにも輸出されたといい、武器の専門家が数カ月前から役に立たないと指摘していた。BBCは輸出先は20カ国に及ぶと伝えた。

 偽検知機は昨年10月にバグダッドで150人以上が死亡した爆弾テロ事件の現場にも配備されていたという。(共同)

実際に被害が出ていたということになると洒落になりませんが、しかしそれでそんな大きな商売になるものなんですから、やはりイメージというものは大きな財産だということなんでしょうか?
ちなみにあちらではダウジングというのは未だに真面目な顔で行われているような場合もありますから、日本人の抱くイメージとは多少社会的認知度が違うと思いますが、それにしてもねえ…
それはそれとして、最後に取り上げますのはまさしくこれぞブリ!と言いたくなるような斜め上方向に逸脱しっぱなしの新商売です。

ベッドに人のぬくもり、ホリデイ・インが新サービス/英国(2010年1月22日ロイター)

 [ロンドン 21日 ロイター] 世界的なホテルチェーンのホリデイ・インは今月、従業員がベッドを温めるサービスを、英国で試験的に導入している。 
 このサービスが受けられるのは、ロンドンとマンチェスターにある計3カ所のホテルで、客がベッドを使う前に、フリースのパジャマを着た従業員がベッドに入り温めておいてくれるという。温度が基準の20度に達したかどうかは、温度計で確認する。
 同チェーンのスポークスマンは、電子メールで「ベッドに巨大な湯たんぽを入れるようなもの」と説明。 従業員が事前にシャワーを浴びるかどうかについては言及しなかったが、髪の毛は覆うとしている。
 同社はこの「革新的な」サービスが、英国を襲った寒波に対応するものだとしており、エディンバラ睡眠センターのクリス・イジコフスキ博士が「この方法は眠りを助ける」と評価していることもアピールしている。

まあ、普通の人間であれば「巨大な湯たんぽを入れるようなもの」と弁解している暇に本物の湯たんぽでも入れておく方が話が早いと考えるものなんだと思いますが、これを本気でやるわけですか…
この記事を読んで非常に興味深く思ったのはこうしたサービスを考えつくまではともかく、それを実行に移すという決断がなされた社会的背景というものではないかという気がしますが、何かしらこのあたりにブリ的な歴史と伝統が存在しているということなんですかね?
正直今回ばかりは彼らを甘く見過ぎていたと、大いなる敗北感を感じざるを得ませんでした。

今日のぐり:「うえの」

宮島と言えば厳島神社を要する一大観光地としても有名で、特にこの時期は地元の名産「カキ」を始め色々と食べるものも豊富ですけれども、TRの駅からフェリー乗り場へ向かうちょうど中程、大通りに面した判りやすい場所にあるこちらは、この界隈の名物料理「あなごめし」を食べさせる有名店なんだそうです。
創業すでに百有余年という歴史と風格を感じさせる店構えからして「らしい」雰囲気を発散していますが、基本的にあなごめしと焼きあなご系のみのシンプルなメニューでやっている「うえの」が向かって右手半分、そして左手半分が待合室兼持ち帰りの売り場になっているようで、さらにこの二階には予約客用のスペースで少し凝った料理も出す「他人吉」が用意されているということのようですね。
この日も大行列で一時間は優に待つという状態だったのですが、庶民の店と言うスタンスを維持するということなのか店員の対応もよくも悪くも大衆的で、「うえの」の方では予約も取らないということでやっているそうですから、どうしても時間が決まっているという方は「他人吉」の方に予約を入れておくか、少しでも待ち時間を軽減するために昼食時を外す必要があるかと思います。

基本的にあなご飯以外はあなごの焼き物くらいしかない店なのですが、お店の中には色々と張り紙がしてあって、あなごめしは特上でなくても十分で、それよりも白焼きをどうぞと是非とえらく力が入っている様子でしたもので(苦笑)、当方も迷わずあなごめしと白焼きを頼んでみました。
メニューがシンプルなこともあってか席についてしまうとそれほど待たせるということも無しに料理が出てきまして、実際に並んでいるお客の数からすると回転はかなり速い方だと思うのですが、このあたりも大衆的という感じですよね。
ところで肝心のあなごめし、店によってはうな重っぽく重箱に入れられていたりする場合もあるのですが、こちらの場合見た目はどんぶり飯の上に切り分けられた焼きあなごが敷き詰められているだけという、港町の食堂などによくあるあなご丼と言うものとそっくりだなと思わせておいて、食べてみればこれがなかなか大変なものなんですよ。

以前から宮島界隈で特に選ばず何軒か入ってあなごめしを食べたことはあって、まあまずいとも言わないものの特別感銘を受けるような美味とも思わなかったのですが、こちらのあなごめしはまずあなごの出汁で炊き上げたと言う飯の見た目からして違っています。
一体にまともな料理を出す店でも米の味にはそれなりにこだわっても、案外炊き上げた後の飯の扱いがいい加減で幻滅することが多いのですが、こちらはもともとの米自体も合格点を上げられる上に、それを丁寧に炊き上げた仕上がりは粒が立った美しいもので、まさしく銀シャリと呼ぶにふさわしい見た目とそれに相応する味・食感を持っています。
またこの硬めの炊き具合がちょうどいい塩梅なんですが、タレが染み込んでも飯がダラけてしまわない絶妙ぶりは、飯の上から汁がかかってくる丼物というものの性質をよく判ってらっしゃると非常に好感度が高いですね。

この飯が大ぶりな丼にたっぷりよそわれている時点ですでにまいった!と降参してもいいくらいなんですが、またこの上に敷き詰められている焼きあなごの具合が素晴らしく、さっくり、ほっくりと焼きあがった上品な味わいは、凡百のあなごめしのベトベトしてタレの味しかしないあなごとは同じ魚とは思えないような仕上がりです。
さすがにおすすめと言うだけに白焼きも非常にすっきりしたあなご自体の味わいを楽しめる仕上がりで、これは単体の料理としても非常に完成度が高いのですが、もちろんあなごめしのタレ焼きのあなごと交互に口に運んで味の違いを楽しむというのも良いですし、確かにこうして白焼きと組み合わせるなら特上よりは並の方が味や飯との組み合わせのバランス的にもいいんじゃないかと思います。
ちなみにここは昔からあなごめしの弁当にも力を入れているそうなんですが、この飯にこの味の組立ですと冷めていてもうまいあなごめしになっているのだろうなと納得できるものがありますから、機会があればおみやげにでも持って帰るというのも後の楽しみになりそうですよね。

個人的に唯一ケチを付けるとすればあなごめしの上に添えられているガリなんですが、相性が良いことは認めるものの何しろ味も香りも強いものですから、せっかくの完成度の高いあなごにそれが移ってしまうのがやや気になったところで、これを別皿ででも出してもらっていればまず文句のつけようのない内容でしたね。
あなご丼などと言えば時に鰻丼の代用品的扱いを受けてしまいがちなものですけれども、ここの一品を食べてしまうとこれは確かに鰻丼とは全く別な料理であるということが判ると同時に、改めてあなごと言う魚はうまいものなんだなと問答無用で納得させられてしまいますし、何より「名物料理にうまいものなし」なんて俗説に根拠がないのだと蒙を啓かれた思いですね。
宮島観光のついでと言わず、遠くからこのために訪問して行列に並んで待ってでも食べる価値は十二分にあると思いますが、とりわけ鰻と言えば東京のそれよりも丁寧に焼き上げた関西風が好きだと言う向きには文句なしにおすすめ出来る味ですし、次回訪問時には是非二階の「他人吉」の方にも予約を入れておきたいところだなと感じさせられるだけの一品ではありました。

ああ、あともう一つケチをつけさせていただくとすれば、せっかく今風にHPまで用意してあるというのに(しかも結構力入ってます!)、あの見づらさと言ったらちょっとどうなのよと思ってしまうところなんですが(苦笑)、せっかくですからサイトの方も味相応にもう少しすっきりとまとめ上げていただければなお良いかなと…

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