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2010年1月11日 (月)

今日のぐり:「マルハチ」

日本でも最近は公務員に向けられる視線は厳しいものがありますけれども、お隣中国においてはアメリカにおける弁護士くらいに公務員の評判が悪いらしいですね。
特に汚職に関しては少しばかり桁が違っているようで、先日はこんな驚くようなニュースが出ていました。

中国、国外逃亡した公務員の持ち逃げ額1人13億円(2010年1月10日産経新聞)

 9日付の中国紙、法制晩報によると、中国で不正に蓄財して国外に逃亡する公務員は過去30年で約4千人に達し、1人当たりの持ち出し資産は約1億元(約13億6千万円)に上っている

 こうした事態を受け、中国政府はこのほど国外逃亡・持ち逃げを阻止する目的で監察省、公安省、外務省などによる横断的な監視の枠組みを立ち上げた。共産党員の不正を監視する党中央規律検査委員会が8日、明らかにした。

 逃亡先はオーストラリアやニュージーランドが多いといわれている。(共同)

日中の物価差などを考慮すると日本で言えば何十億にも総統するような巨額の蓄財と言うことになりますけれども、ちょっと想像もつかないような状況にあるということでしょうか。
今までアレな話題といえばブリだブリだと言っていましたけれども、日本のごく近隣にこんなおいしい話題を提供してくれる東の大国があったなどと言うことになればこれは放置しておくわけにもいきません。
年末といえばどこの国でも10大ニュースなんてものを発表するものですけれども、昨年末に出ましたこちらの10大ニュースもなかなか素晴らしく見ごたえがありますよね。

サーチナ発!2009年中国“トンデモ”10大ニュース(1)(2009年12月30日サーチナ)

  パワーあふれる躍進中国。そのパワーがありあまってしまうのか、中国は「トンデモ・ネタ」の宝庫でもある。笑えるニュースだけならよいが、他国人であっても、怒りがじわりとこみ上げる事件も多い。今回は、まず5つの話題をご紹介しよう。急成長に伴い、社会全体にひずみが生じるのは、やむをえない面もある。自国の問題点を一番痛感しているのは中国人自身のはずだ。ここ数年の特徴として、メディアも告発記事を多く取り上げるようになっている。「もっときちんとした社会が必要だ」と中国人が考えている以上、将来は中国をめぐる「トンデモ・ネタ」も、ずいぶん少なくなるに違いない。たぶん。

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■上海・マンション転倒事件…「でたらめ・不正」が出るわ出るわ

  上海市内で6月27日、建設中の13階建てマンションが「バッタリ」と倒れた。完成直前で、市政府は「建物の構造に問題はなかった。デベロッパーが、工事監督会社の警告を無視して、大量に掘り出した土を建物近くに積んでいたため、土中の圧力バランスが不均衡になり建物の地下部分が破壊された」と発表した。同建物が市の「誠実・信用できるな品質管理の建設プロジェクト」、「市品質優秀建築構造」などとして表彰されていた。同事故に絡み、上海市閔行区梅隴鎮の闕敬徳鎮長助理が汚職の疑いで逮捕された。ただし、闕容疑者の「鎮長助理」の地位は、同鎮共産党委員会トップの蔡建忠書記が、「私的」に与えたものだったことが分かった。関係者のでたらめさや不正が次々に暴露され、怒りや嘲笑が広まった。

■新型インフル発表―専門家「うそ」指摘後に、なぜか死者数が急増

  中国工程院院士で呼吸器疾病などの専門家である鐘南山氏は11月18日、「新型インフルエンザの死者数で、わが国の発表は信じられない」と述べた鐘氏は、03年のSARS(サーズ、新型肺炎)流行時も、早い時期から政府の「ごまかし」を指摘したことで知られる。「SARSと戦った真の英雄」として知られるだけでなく、新型インフルエンザでは各地を視察した上で「死亡者が出た場合、わざとウイルス検査を行わない。その結果、統計上は新型インフルエンザ感染者に数えられないことになる」と、ごまかしの手法についても触れたことで、多くの人が「またも隠蔽(いんぺい)か」と考えるようになった。鐘氏が死者数についての疑念を明らかにした後の24日、北京市衛生局は、同市内で「新型インフルエンザに感染し、死亡した人が累計で26人になった」と発表した。それまでの「3人」から8倍以上に、一気に増やした

■最大の敵は怪獣でなかった!―中国共産党が「ウルトラマン攻撃」

  中国で3月末、「ウルトラマン攻撃」が発生した。きっかけは、アニメ制作会社を視察した温家宝首相が、「私の孫は、ウルトラマンばかり見ている」とグチったことだった。温首相は「世界に向けて、中国のソフトパワーを示してほしい」と激励したのだが、首相発言を契機に、ウルトラマンは「暴力的。日本人は正義の化身だとのイメージ」などの批判が火を噴いた。ウルトラマン攻撃の主力部隊になったのは、人民日報傘下のポータルサイト「人民網」。中国人ジャーナリストによると、人民日報側に「政治的意図は皆無」という。中国ではメディア各社も「収益を上げる」ことに懸命。受けるネタ探しに血眼という。中国では日本のアニメ・キャラクターなどの人気が高い。一方では、根強い反日感情がある。あれやこれやと理屈をつけてウルトラマンを攻撃すれば、喜ぶ読者がついてくる。党・政府への批判ではないので、お咎めを受ける気遣いはない。ということで、ウルトラマン最大の敵は怪獣でなく、中国に根づく「仁義無用の商魂」であることが分かった。

■火をふくセダン、動かぬ新品バス…メイド・イン・チャイナの現実

  中国政府・企業関係者は品質の向上に努力していると言う。努力を認めるのにやぶさかではないが、そう簡単ではない。特に自動車といった鉄鋼・ガラス・合成樹脂・精密機械・電子など幅広いパーツを組みあわせ、正確に、しかも大量生産しなければならない分野では、ちょっとした「いい加減さ」が製品全体を台無しにすることになる。中国では、走行中の自動車が突然火を吹く事故が多発している。12月18日には広東省深セン市で、BMW車も生産している華晨汽車が「自主ブランド」として売り出している「中華」が炎上した。重慶市では7月に納品された東風汽車のバス40台が次々に故障。修理してもすぐに使えなくなるケースも相次いだ。

■あまりにも凶悪な脱獄事件、あまりにも腐った刑務所幹部“懲りない面々”

  内モンゴル自治区フフホト市内の刑務所から10月17日、受刑者4人が脱走した。ゲート通過のため、殺害した刑務官から指を切断するなど、残虐な手口が衝撃を与えた。20日になり4人は警官隊に包囲され、1人が射殺、3人が逮捕された。事件がこれで終わったわけではなかった。当局が同刑務所の管理体制を調査したところ、張和平前所長らに汚職の疑いが浮上。同所長は11月20日までに逮捕された。その他の刑務所幹部も取り調べの対象になった。ジャーナリストの劉志明氏は8月、自らのブログで「広東茂名監獄、高い塀の中の黒い実態」と題する文章を発表。刑務所内では不正が横行しており、金銭の授受で刑期を短くすることも珍しくないなどと告発した。中国の「塀の中の懲りない面々」は、受刑者だけではないという。
(編集担当:如月隼人)

サーチナ発! 09年中国“トンデモ”10大ニュース(2)(2009年12月31日サーチナ)

(略)
■人と猛獣、「食うか食われるか」のバトルを展開

  海南省のワニ飼育場で21日、ワニ46匹が逃げ出した。地元政府は29日までに、住民に対して捕獲の協力を要請。成功した場合には200元の報奨金を支払うだけでなく、「ワニは生け捕りでなくともよい。その場で食べてもかまわない」と発表した。一方、雲南省では現地当局が、「保護動物である虎を殺して食べた」として、農村部住民4人に対して損害賠償48万元を求める裁判を起こした。住民側は「夜に、虎とは知らずに銃で撃ってしまった」として、寛大な処分を求めた。

■飲酒による死亡事故…厳しい判決の一方で、非常識女性「胸触らせる」

  中国でも、飲酒運転による重大事故がしばしば発生している。そのため、多くの死亡者を出した事故では、運転者に死刑判決が言い渡されるようになった。また、飲酒運転に対する罰則も強化。呼気から微量なアルコールが検出されただけの「酒後駕駛」でも、「即、免許取り消し」になった。事故を起こした後の、卑劣な行為が人々の怒りを買うこともある。広東省広州市では11月2日、猛スピードで走ってきたセダン車が停車中のタクシーに衝突。タクシーの運転手は死亡した。セダン車に乗っていた若者らは、取材陣から撮影機やテープを奪って妨害。20代とみられる女性は、記者の手を取り自分の胸に押しつけ、「触られた」などと騒ぎ立てた。彼らが乗っていた車の中は、酒の匂いで充満していたという。交通事故を起こし常識外の振る舞いをする若者の多くが、裕福な家庭の出身とされる。権力とも結びついている場合が多く、恐いもの知らず。「トンデモ事件」発生の背景には、社会の不公平さがある。

■偽札横行、1000元札で“ありえぬ”詐欺事件も

  中国では偽札事件の多発が続いている。多くは現行の100元札を模した偽札だが、北京市内では10月、ありえないはずの1000元札を使った詐欺事件が発生した。通行人に「新たに発行されたばかりの1000元札で給料を受け取ったが、つかいづらくて困っている。(従来の)100元札に両替してほしい。急いでいるので800元分をもらえばかまわない」と持ちかけ
100元札8枚と交換する手口だ。中国では物価上昇にともない、1990年代後半から「500元札などの高額紙幣が発行される」との噂が繰り返し出発生。インターネットでは、「1000元札のデザインはこれだ」などと主張する、いたずらと見られる画像が大量に掲載されている。

■温首相“クツ辱”で「愛国炎上」…米大統領の時は「喝采」したけど

  英国のケンブリッジ大学で2月2日、講演中の温家宝首相が聴衆のドイツ人学生に靴を投げられた。中国国内では怒りが爆発。「同大学は除籍処分も考慮」などの情報も伝わったが、それでも収まらず、インターネットでは「銃殺刑にしろ!」などの過激な書き込みも殺到。憂慮した温首相が駐英国大使を通じて「寛大な処置を望む。学ぶ機会は奪わない方がよい」などとの声明を出した。靴を投げた学生は英当局に追訴された。裁判所は「犯罪を構成するにはいたらない」として無罪を言い渡したところ、中国のインターネット調査では「不満」の声が7割を占めた。なお、イラクのバグダッドで08年12月に行われた記者会見でブッシュ前米大統領がイラク人記者に靴を投げつけられた事件では、「喜び」を示す中国人が相当に多かった。

■「自慰隠し」にティッシュ燃やして火事―泣くに泣けない農民工

  浙江省の倉庫で08年7月26日夜、火災が発生した。倉庫経営者は09年になり、泊まりの警備員を相手に損害賠償600万元(約8460万円)を求める訴訟を起こした。調べによると、警備員は性的欲求を覚え午後10時半ごろ、自慰行為をした。人に知られるのがいやで、ちり紙に火をつけて燃やし、そのままごみ箱に投げ入れた。10分ほどして気がつくと、ごみ箱が燃え上がっていたという。元警備員の男性は火災発生の約1カ月前に雇われた。故郷の江西省に、妻を残しての生活だった。現金収入の方法に乏しい農村部などでは、稼ぎを得るために家族が離れて生活することも珍しくない。中国社会の矛盾が噴出した悲劇と言ってよい。なお、この火事で負傷者などは出なかった。
(編集担当:如月隼人)

何しろこれ、全てネタではありませんと断っておいてもあまりにネタ臭いような話ばかりなのですが、これもごくごく一部ということですから恐れ入るしかありませんね。
しかしこうして見ますと人災の中でも官の関わる汚職紛いの事件が目立つように思うのですが、やはりそれだけの下地があるということなのでしょうか。
こういう素晴らしい実例を拝見してしまいますと、今後もますますお世話になる機会が多いのではないかと期待してしまうところですね。

それはそれとして変なニュースばかりだとアレですから、最後にちょっとハートウォーミングな記事を紹介してみましょう。
今の時代どこの国の人も生きていくのが大変だと思いますけれども、他人事ではないと感じるお父さん方も多いんじゃないでしょうか?

「パパ病気でいて」と祈る娘(2010年1月10日ココログニュース)

経済成長著しい中国・重慶市で、今年の願いに「パパがずっと病気でいますように」と書いた小学生がニュースになった。書いたのは重慶市内の小学校2年生の瑶瑶ちゃんで、担任の先生もびっくりしたという。

ほかの子は「テストで満点を取りたい」「模範児童になりたい」という前向きなものばかり…。しかし、瑶瑶ちゃんは「パパがずっと病気でいますように」と書いて提出したという。担任が家庭内での虐待を心配し、母親を呼びだした上で3者面談を行ってみると、瑶瑶ちゃんは願いの真意を語り出した。

仕事が忙しくこれまでほとんど自分にかまってくれなかったパパが、年末に体調を崩し、年明けまで休養を命ぜられた。その間、パパと一緒にご飯を食べたり、宿題をしたり、買い物に出かけたりできた瑶瑶ちゃんは、「パパが病気でさえいてくれれば…」と本気で思い、その気持ちを素直に「願い」として書いたという。

話を聞いた父親は「父親失格です。でも実際どうすることもできない」と答えたそうである。中国では近年、大都市を中心に父親と子どもが触れ合う時間が少なくなってきているという統計が出ている。急速な経済発展の裏側で、これまで重んじられてきた「家族」のつながりが犠牲になり始めている。
(やながわ)

今日のぐり:「マルハチ」

倉敷市街地から県道をひたすら南に進み、付近の住宅地からもやや離れた場所に立っているのがこちら「マルハチ」です。
ちなみに看板などでは漢字の「八」を丸で囲ったマークを頻用していますからこちらの表記が正式なのかも知れませんが、以下マルハチで統一したいと思いますね。
唐辛子を練りこんだ麺なども選べるようなんですが、ここは至ってベーシックに屋号を冠したマルハチラーメンを頼んでみました。

基本的には脂もたっぷりと浮いた豚骨醤油ラーメンで、麺の上に薄切りのチャーシューをたっぷり敷き詰め刻みネギを添えてあると言うスタイルですが、残念ながら(苦笑)こちらではシナチクは入っていません。
この刻みネギが、最初運ばれてきた器を見たときに「うわっ?!ここは乾燥ネギ使ってんの?!」と思ったくらいに状態的にはアレなんですけれども、スープに浸して戻しながら?食べてみましてもやはりネギらしい風味はあまりしませんでした。
麺はわりあい低加水の細打ちで、これ自体はそこそこ嫌いではない風なんですけれども、この麺でしたらもう少しシャッキりと茹で上げてくれたら…と思わずにはいられないほど微妙に茹で過ぎなのが玉にキズですかね。
ちなみにここのチャーシューはちゃんと焼いてあるのはいいんですが、昭和時代ならいざ知らず今どきうまい肉料理などどこにでも満ち溢れている時代に、この旨味も何もない脂身だけのバラチャーシューをてんこ盛りされてもどうよと思わないでもないところです。
ここの店の場合一番賛否両論分かれそうなのがこのスープなんだと思うのですが、醤油ダレが妙な具合に熟成?しているせいもあるのか、上にたっぷりと浮いた脂を中心に妙に劣化しているような風味を放っているのがどうにも口にも鼻にも合わず、ちょっとこれは今どきのラーメンに慣れてしまうとつらいなと言うしかありませんでした。

それなりに古くからこの味でやっているのだとすれば、当時としては結構濃いめの脂ぎったこのスープがこの界隈では稀少価値を生んでいたのかも知れませんけれども、今の時代の周辺店と比べて果たして競争力的にどうなのかという思いは拭えないところですかね。
と言うわけで、正直ラーメンとしては個人的好みには合わないものではあったのですけれども、噂によると結構この味にはまるという人もいるようですから、この独特の癖の強さが人によってはストライクということなんでしょうか。
あるいはテーブルの上には唐辛子などのスパイス類も装備されていますから、好みに応じてカスタマイズすると何かしら劇的に味が変わってくるということなのかも知れませんが、やはり全般的にもう少し素材と調理法を吟味していただきたいかなという気はします。
ただこれも噂によると日によって、あるいは時期によってひどく味が変わるということですから、この日はたまたま大外れの時期だったというだけなのかも知れませんが…

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