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2009年11月22日 (日)

今日のぐり:出石蕎麦その二「永楽蕎麦」&「手打ち皿そば 如月」

本日はまたもブリネタです。
先日こういう記事を見かけましたが、これはどう解釈すべきなんでしょうか。

庭に落ちていた銃を警察に届けたところ逮捕されてしまった男性。陪審員も有罪の意向/英(2009年11月17日デジタルマガジン)

 イギリスにて、庭に落ちていたゴミ袋の中から見つけたショットガンを警察に届けた男性が、“銃の不法所持”で懲役5年の刑に処される可能性が高いことが明らかになった。
 その男性は元兵士のポール・クラーク氏(27)。今年3月20日、クラーク氏は自分の家の庭の隅にゴミ袋が落ちていることに気付き、調べたところ中にはソードオフ・ショットガンと弾丸のカートリッジが2箱入っていた。
 翌朝、クラーク氏は警察署のチーフに電話し、アポイントメントを求めた。その後、警察署へと赴き、受付でバッグからショットガンを取り出してテーブルに置いたところ、なんとその場で逮捕されてしまったのである。罪状は“銃の不法所持”。
 クラーク氏は、その銃が庭に落ちていたものであること、拾ったものであることを話したが、警察は耳を貸さず、哀れクラーク氏は刑事裁判へ。
 裁判でもクラーク氏は同じ主張をしたが、クラーク氏を逮捕した警察は「普通、銃を見つけたら一切触らずに警察に通報する。彼が話していることは嘘だ」と主張。陪審員も警察の主張に同意しているという。
 裁判を受け持つクリストファー・クリックロウ判事は「これは非常に稀なケースである」としながらも、クラーク氏の主張は通らないと語った。判決は12月11日に言い渡される予定。外国で銃を拾ったときはくれぐれもご注意を。

こういう記事だけを見ますとなにやらよく判らない話だなと思うところですが、善良なる紳士に訪れた類まれなる不幸な偶然の積み重ねというべきなのか、記事に表れない部分に実は意外な真実が隠されているのか、果たしてどちらなんでしょうね?
その答えはブリ気質というものを解明していくことで徐々に明らかになっていくのではないかと思いますけれども、例えばこちらなども素晴らしいほどの偶然が積み重なったと考えるべきか、それとも何かしらの背後事情が隠されているのかは、これは多方面から検討してみなければならないでしょうね。

夢の中で敵にプロレス技、「目覚めたら妻が死亡していた」 英男性(2009年11月20日AFP)

【11月20日 AFP】侵入者と争っている夢を見ていた男性が、寝ている間に誤って妻にプロレス技を掛けて殺害した事件で、被告男性の審理が英国のスウォンジー(Swansea)刑事法院で17日行われた。
 ブライアン・トーマス(Brian Thomas)被告(59)の供述によると、2008年7月に夫妻でキャンピングカーで旅行中、ウェールズのある駐車場に車両を止めて宿泊した。だが、その駐車場に集まって来た若者たちの車両のエンジンの回転音やブレーキ音が騒がしくて眠れなかったため、自分たちのキャンピングカーを別の駐車場に移動させた。その晩、夢の中で駐車場で騒いでいた若者たちとケンカをし、その中の1人にプロレス技の「ヘッドロック」をかけたが、目が覚めた時、技をかけた相手が妻のクリスティーン(Christine)さんだったことが判明。そこで午前3時49分に「妻を自分で殺したらしい」と警察に通報したという。
 睡眠障害を患っている被告は妻を殺害したことは認めているが、心神喪失による無罪を主張している。
 一方、検察側によると、睡眠障害の専門家は「被告は妻を殺害したが、無意識に行動していた」との判断を下したという。検察側は陪審員団に対し「極めて異例なケース」だと述べた上で、有罪評決は求めておらず、心神喪失を理由に無罪評決を受け入れる方針であることを明らかにしている。

国民性ということではプロフェッショナルの世界にもそれが表れてくるものですが、世界に冠たる英国人ともなれば女王陛下の前でも自らのスタイルは崩さないというのがこちらの記事。
しかし率直に申し上げて、この場合のボールペンに何かしら意味があるものなのかどうか疑問なしとしないところなんですが、それ以上に人生唯一の「ボールペンが必要だったのに持っていなかった時」というのは…

英国のお肉屋さん、女王からの勲章授与式でも耳にボールペン(2009年11月08日AFP)

【11月8日 AFP】英ロンドン(London)のバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)で行われた大英帝国勲章の授与式で、耳にボールペンを挟んでエリザベス女王(Queen Elizabeth II)から勲章を授かった男性がいた。英各紙が7日伝えた。
 この男性はウェールズ(Wales)西部のマハンスレス(Machynlleth)で精肉販売業を営むウィリアム・ロイド・ウィリアムズ(William Lloyd Williams)さん(49)。食肉産業への貢献をたたえられ受勲した。 ウィリアムズさんはこれまでも数多くの賞を受けている。
 式典に出席するにあたり帽子を脱ぎエプロンははずしたが、ボールペンだけはどうしても手放せなかったとウィリアムズさんはBBCの取材で語った。「これは肉屋の習性なんです。大工なら鉛筆を持ち歩きますが、私の場合はいつもボールペンです。今まで一度だけ、ボールペンが必要だったのに持っていなかった時がありました。結婚した時でした」
 その日、大英帝国勲章を受けるために宮殿の式典会場に集まっていたおよそ100人のうち30人が、ウィリアムズさんのところへやってきて「耳にボールペンがはさまっていますよ」と教えてくれたという。
「その人たちには『女王さまが七面鳥をご所望になり、肉のサイズを書き取る必要が出てくるかもしれないからですよ』と説明しました」とウィリアムズさんは話している。
 英国紙デーリー・メール(Daily Mail)がウィリアムズさんの話として伝えたところによると、女王はウィリアムズさんのボールペンに気づき、ほほえんでいたという。「私は昔ながらの肉屋の代表として勲章を授かりました。私の知る限り、ボールペンは町の肉屋のシンボルです」とウィリアムズさんは語った。

このあたりですとまだほほえましい話ですむところですが、どこの世界でも陰湿な話というものはあるものですが、特に伝統と格式に彩られたブリ社会ともなればそれも格別というもの。
それでもどのようなストレス下にあろうとも格式を守ろうとするその姿勢もまたプロフェッショナルというべきものではあるんでしょう。

初の女性衛兵にいじめ=頭髪失いかつら着用-ロンドン塔(2009年11月4日時事ドットコム)

 英国を代表する観光名所ロンドン塔で2007年、史上初の女性衛兵に採用され有名になったモイラ・キャメロンさん(44)に対し、同僚男性がねたみからいじめを繰り返しているとして塔の管理団体が内部調査を始めている。英紙サン(電子版)が4日までに伝えた。
 モイラさんはいじめのストレスで頭髪を失い、現在はかつらを着用して勤務を続けている。衛兵は赤と黒の色鮮やかな独特の制服を着て「ビーフイーター」の呼称で観光客に親しまれてきたが、同紙によると、モイラさんの制服を汚すなど陰湿な仕打ちが繰り返されたもよう。

我々の目で見るとノーマル状態でもすでに十二分にあれなブリ的観点から見ても陰湿というくらいですから、これはさぞや…と思わせるような話ではありました。
さて、お次はいささか反社会的な話が二題ですけれども、まずはこちらはなんと評価するべきなんでしょうか、何事にもほどほどにというべきなんでしょうかね?
しかし「声をコントロールしようと努力した」結果の解決法というのが騒音で隣人が眠れないことのないように…というのは、やはりこの感性がブリ的ということなんでしょうか。

【こぼれ話】セックスの時の大声で裁判=まるで殺人のよう-英国(2009年11月11日時事ドットコム)

【ロンドン10日AFP=時事】英国の報道によると、セックスの時に出す声が大きすぎて眠れないなどの迷惑を被っているとして争われている裁判の審理がニューカッスルの裁判所で10日行われ、その声を録音したテープが流された。法廷では、まるで人が殺されているようだとの声も聞かれた。 訴えられているのはスティーブ・カートライトさんと妻のキャロラインさん。隣人のオコーナーさんは、「聞こえてくる声はまるで2人がひどい苦痛で苦しんでいるようで、それはもうひどいもの。寝室のテレビの音をできるだけ大きくしてその声を消している」と証言。また、子供を学校へ連れてゆくためにカートライト家の前を通る女性や郵便配達人からも苦情が寄せられている。 夫妻は法で定められた音量以上の「叫び声」などを上げないように通告を受け、それを守らなかったとして有罪の判決を受けたが、キャロラインさんがこれを不服として控訴した。 この日の法廷では、2人のセックス時の声をオコーナー家で録音した10分間のテープが流された。環境委員の1人からは「非常にヒステリックで騒がしく、まるで女性が殺されているようだ」との声も上がった。 キャロラインさんは、「声をコントロールしようと努力した。枕を使って声を押し殺そうともした。騒音で隣人が眠れないことのないように、午前中にセックスをすることもやってみた」と話している。

そしてもう一題、こちらはまさしく正真正銘、ブリ的紳士の鏡ともいうべき美談なんですが、しかし警察写真の前に立つ自分の写真を送るというのもずいぶんと大した根性なのか、いささか頭のネジがブリ的に歪んでいるというべきなのか、微妙なところですね。
こうして記事になるくらいですから結局逮捕はされたのでしょうけれども、やはりこういう殊勝な心がけに免じて罪一等を減じるということになるのでしょうか?

英国の犯人が手配写真を自ら提供、警察は謝意(2009年11月8日ロイター)

 [ロンドン 7日 ロイター] 英国で住宅強盗の容疑で警察から追われていた男が、警察が捜査のため公開した手配写真が気に入らないとして、地元紙に自ら自身の写真を送り付けた。
 サウスウェールズ警察は、スワンシーで起きた住宅強盗事件で指名手配しているマシュー・メイナード容疑者(23)の写真をメディアに公開。サウスウェールズ・イブニング・ポスト紙にその写真が掲載されたが、メイナード容疑者は、警察車両の前に立つ自分の写真を同紙に送り、同紙がその写真を1面に掲載した。
 警察は「スワンシーの人々は、現在の彼(同容疑者)がどのような風貌(ふうぼう)なのかを知ることができる」とコメント。捜査に協力したとして同容疑者に謝意を表明した。

今日のぐり:出石蕎麦その二「永楽蕎麦」&「手打ち皿そば 如月」

前回に続いてでいし…もとい、出石蕎麦ですが、実はこの出石の街はずれには出石神社というものがあります。
但馬国の一宮とは言っても小振りな国らしい小振りな神社なんですけれども、ここでお祭りしているのが「天日槍(あめのひぼこ)」という人物なんですね。
仮にも神様に人物もないだろうという話ですが、なぜそういう話になるかというと、どうもこの神様(あるいは、そのモデルになった人物)は実在の人物だったんじゃないかとされているからです。

古事記などによればこの人物、もともとは朝鮮半島は新羅の王子であったものが、たまたま良い仲になった女性とささいなことで別れて女性が祖国に帰ってしまった、そのあとを追って国を捨て身分を捨てて日本にやってきて最終的に但馬国に定住し神様となったということで、何やらずいぶんと情熱的な御仁だったんだなと想像させられます。
面白いのは都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)という同じく半島系の王子にも同じように「女性を追って日本にやってきた」という話が伝わっていることで、両者が同じ人物だと考えるのが自然だろうという話ですが、天日槍の系図をたどっていくと数代後に神功皇后(日本書紀では卑弥呼との関連が示唆されている方です)につながっていますから、このあたりは古代史の年代測定上もなかなか重要な部分ですよね。
そもそも天日槍という名前からしていかにも太陽神信仰に直結していそうで仰々しく、単なる一外国人につけるような名前でもなさそうに思えるのですけれども、国を超え身分を超えてひたすら愛に生きた御仁ということで、折からの韓流ブームにも乗って今の時代ならそれなりに受けそうなんで、いっそ誰かドラマ化でもしてみませんかね?(笑)

永楽蕎麦 (えいらくそば)

出石の街中の賑やかなあたりからは少し外れた閑静なあたりにあるこちらのお店は相当な老舗なんだそうですが、観光客向けというより純然たる蕎麦屋という感じなんでしょうかね。
店内に入ると老舗らしく色々と年代がかった楽しいものが飾ってあるのですが、特に感銘を受けたのが彫り物も見事なこちらのテーブルで、なかなか年季の入っているところと言い蕎麦を待つ間に見ていて飽きないものがあります。
蕎麦屋と言っても出石蕎麦の店ですから盛りなんてものはいらないということなのか、メニューは文字通り皿蕎麦だけというあまりに割り切った構成なのは潔くて良いですよね。

他の店に比べてもかなり硬めの食感に特徴があるこちらの蕎麦なんですが、田舎蕎麦風の見た眼に似合わず味、香り、舌触りにのど越しとどれも相当レベルが高いもので、特に新蕎麦ともなりますとまさしく口福香福これに過ぎたるは無しという心持ちになってきます。
蕎麦好きからするとこの時期のこの蕎麦に薬味を薬味を合わせるのはどうよとも感じるのですが、このお店も出石蕎麦らしく鶏卵、山芋、ワサビにネギと一通りの薬味がついてきます(まあ使いませんけれども)。
蕎麦湯は至ってシンプルに甘さ、香りといったものが楽しめるもので、他店と比べるとやや甘口の濃厚なこちらの蕎麦つゆと合わせていただくとこれもなかなかに満足させてくれるものがありますね。

店構えや蕎麦の味に関しては文句なしにおすすめの店ということになるのですが、こちらもやはりオーダーは一人前五枚単位のようで、しかも器から箸まで頼んだ人数分しか出さないというのですから徹底しています(そこまで店員教育を徹底しているのが逆に興味深いな、とも思えるところですが)
良く言えば観光客に媚びない(というより排除している?)老舗のこだわりなんでしょうが、同行者が限界に達してもまだ蕎麦を食い続けたいという食い意地の張った向きにはいささか居心地の悪い店ではありますよね。
別に蕎麦屋に限ったことではありませんけれども、味で勝負と言えば一般的には飲食業に対する褒め言葉ということになっていますが、味と接遇とは相加的ではなく相乗的に顧客満足度に関わると思っている自分らのような人間にすれば、ずいぶんともったいないことをしているなと鼻白むところもあったお店ではありました。

手打ち皿そば 如月(きさらぎ

街の中程にあるこちらのお店、いちばん賑やかなあたりということで近隣にはいかにも観光地っぽいお店も並んでいる中で、なかなかまじめに蕎麦屋しているらしい雰囲気が好ましいお店ですよね。
この界隈ではどこもたいていそうなんでしょうが、こちらもいわゆる盛りに相当するものはなくて単純な冷蕎麦は皿そばだけとなっている一方、逆にこの界隈で少し珍しいのはいろいろとトッピングに工夫した蕎麦系メニューが結構充実しているところで、何かしら街の蕎麦屋さん的な雰囲気もあります。
当然のように皿そばと、温かいメニューからたまたま目に付いた「にしんそば」をオーダーしてみました。

やや太打ちで比較的加水率も高そうな蕎麦に合わせるのは割合シャープな辛口ながらすっきりした味わいの蕎麦つゆですが、新蕎麦らしい風味は十分に楽しめるもののこの緩さ(ま、まさに田舎蕎麦ってことですけれどもね)は蕎麦打ちとしてはやや個人的好みから外れるという感じで、総合的には今一つといったところの評価でしょうか。
付け合わせの薬味は店毎のこだわりがあるところなんですが、こちらはちゃんと丸のままのわさびに山芋、刻みネギにウズラの卵といったところで、鶏卵ではなくウズラであるのはどちらかというとこのあたりでは珍しいのかも知れませんけれども、蕎麦に合わせるにはこちらの方がいいんじゃないかなと個人的には思います。
にしんそばはニシンに合わせるにはもう少し甘辛いのかと思いましたら意外にすっきりした出汁の味でいいんですが、やはりこの店の蕎麦の打ち方に加えて温蕎麦ですからどうもダレてしまいがちで、食感という点ではあまり高い評価は出来ないところで、やはり冷水で締めてから食するべき蕎麦という感じなんですかね。
関係ないですがこの界隈の名物らしい器は店ごとに特徴があるらしくて、あまり飾り気はないんですが白い器と蕎麦との色合いの対比は楽しくていい感じですよね。

そんなこんなで純粋に蕎麦としては旨い不味いとは別にいささか個人的好みから外れてしまうのも確かなのですが、こちら店員さんの仕事ぶりはなかなか丁寧かつ工夫を凝らしたもので好感が持てますね。
この日も開店時間ぎりぎりの微妙な時間帯にも関わらず快く迎え入れてくれましたが、例えば蕎麦湯にはさりげなく柑橘の風味がつけてあったりするのはなかなか普通にはないアイデアで、(柑橘系が苦手な人間としては味の評価はおかせていただくにしても)こういう見えにくいところでのちょっとした工夫は非常によいと思いますね。
また観光地の料理屋と言えば回転を早くしなければお客がさばけないと言うことでどうしても気忙しい空気が漂いがちなものですが、蕎麦湯と一緒に御茶請けのかりんとうが出てくるのは「食後の時間をゆっくり楽しんでいってください」という明確なメッセージ性が感じられて、非常な感銘を受けました。
蕎麦に関しては逆にこういうものが好みという人も多々あるわけですからお客さんの好みで選んでいただけばいい話だと思いますが、こんな田舎にありながら(失礼)なかなか接客業としてはよく気構えの出来ているお店なんだなと思わせるところが相当な好印象でしたので、料理だけでなくこういう部分も込みでの「店の味」なんだなと改めて思うところですけれどもね。

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