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2009年10月24日 (土)

思わぬところで明かされていく本性

最近ではテレビなどを中心とするいわゆるリポーターなるものの傍若無人ぶりもよく知られていて、彼ら当人としてはネタを報じているつもりなんでしょうが、むしろ彼らの醜態の方がよほどネタになるなどと一部ではカルトな人気を得ているようです。
しかし当事者ともなるとそうも言っていられないというのも確かなのでしょう、とうとう裁判沙汰にまでなる騒ぎになってしまいました。

TBS女性リポーター 傷害と過失傷害容疑で書類送検(2009年10月21日産経新聞)

取材相手の女性の左手に打撲などの軽傷を負わせたとして、大津署が傷害と過失傷害の疑いで、TBSの生活情報番組の女性リポーター(38)を大津地検に書類送検していたことが21日、わかった。

 送検容疑は、2月12日午後7時ごろ、取材で大津市内の女性(44)方を訪ねた際、女性とトラブルになり、女性の左手を玄関のドアに挟み、指に打撲など1週間の軽傷を負わせたとしている。女性が大津署に告訴していた。

 TBS広報部は「告訴状のような事実はなかったと考えている。地検の判断を待ちたい」とコメントしている。

これだけを見ますといつもの取材現場の押し問答なのかという感じの話にも聞こえるのですが、よくよく事情を聞いてみればとんでもない、この取材相手の女性なる方は全く無関係の第三者であったにもかかわらず自宅まで勝手に押しかけ、挙げ句の果てに怪我まで負わせていたというのですからさすがTBS、ネタのクオリティーが高すぎます。

TBSまた不祥事、傷害容疑で送検女性リポーター 打上順子(2009年10月22日芸能画像)より抜粋

3月いっぱいで終了したTBS系情報番組「2時っチャオ!」の女性リポーターが、インタビュー中の女性ともみ合いになり、けがを負わせたとして、傷害などの疑いで、大津地方検察庁に書類送検されていたことが21日までに分かった。NHKが報じた。

 関係者によると、女性リポーターはフリーで活動中の打上(うちがみ)順子さん(38)。2月に取材のため訪れた滋賀県大津市の住宅で、この家に住む女性と玄関先でトラブルになり、左手に1週間のけがを負わせた、傷害と過失傷害の疑いが持たれている。

 打上リポーターは、金銭問題の渦中にあった俳優、千葉真一さん(70)の周辺取材中で、千葉さんとのトラブルに巻き込まれた人物に接触を試みようとしたが、この女性は千葉さんとはまったくの無関係。結果、押し問答となり、女性が警察に通報したが、打上リポーターは警官の到着前に現場を立ち去ったという。

 打上リポーターは、元長崎文化放送のアナウンサーで、ニュースやイベント司会などを担当。退社後、フリーとなり、テレビ朝日「ワイドスクランブル!」やTBS「おはよう!グッデイ」のリポーターを務め、さらにナレーションなどの仕事もこなしている。(サンスポ)

無関係の第三者にこうまで迷惑をかけたあげくに怪我まで負わせたというのですから、単にフリーリポーターの首を切るという程度ですますわけにはいかない重大事件だと思いますが、しかしここまでのことをやっても「さん」付け報道とは、他の事件報道との整合性というものをどう考えているのかですよね(苦笑)。
しかしTBSも毎回毎回よくもこうまでネタを提供してくれるものだと非常にありがたい話だと感じ入るしかないのですが、ネタと言えばこちら天下のNHKも全くひけは取りません。
先日は例の台湾偏向報道問題に関連して、わざわざ番組のチーフプロデューサーとディレクターが訪台し、出演した台湾人らに抗議を取り下げるよう持ちかけたり、不問に付す文書にサインするよう求めていたというとんでもない話が公になったばかりですが、その件に関してNHKではこんな素晴らしい弁明をしているようです。

「確認のためサイン得た」 台湾問題でNHK放送総局長(2009年10月21日産経ニュース)

 日本の台湾統治を扱ったNHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの“一等国”』」をめぐり、出演した台湾の人々に抗議の意思がない旨の文書にサインするよう番組スタッフが求めた問題で、日向英実放送総局長は21日の会見で、「抗議の意思がないということを確認したかった」と説明した。

 日向総局長は「放送直後の台湾の方々のリアクションは非常によく、抗議するつもりはないと聞いていた。(後に抗議があり)それまでに聞いていた話を確認したい気持ちでサインをいただいた」と説明した。

おいおい…NHKは公式見解として「台湾の人から抗議はなかったから何も問題はない」とはっきり公表しているというのに、今さら抗議はあったということに訂正するということなんですか?
しかも抗議の意思があるかないかなどと言うものはNHKに確認されるような筋合いのものでもなく、そもそも抗議どころか訴訟の原告にまで参加している相手に「抗議の意思はない」と一筆求めてまわるとは、それはどう考えても訴訟に関連した圧力と解釈せざるを得ない話ではないでしょうか?
これだけでも十二分に香ばしすぎるネタなのですが、さらにNHKという組織の素晴らしさが表れているのがこちら、個別の番組に対して局の幹部が回答するという「トップトーク」での答弁なのですね。

NHKトップトーク 放送総局長会見(2009年10月21日NHK)より抜粋

Q:「JAPANデビュー アジアの“一等国”」の一部新聞報道ついて

A:(日向総局長)
  番組担当者が放送後、出演者に会って感想を聞いたり、改めて番組内容を説明したりするのは当然のことと考えている。

いやいやいや、それ感想を聞くとか内容を説明するとか言うレベルの話じゃないですから。
率直に言ってこういう露骨な圧力をかけた上にこうまで稚拙な弁明を繰り返しているようではNHKと言う組織もどうなのよと心配になるところですが、そうした醜態に突っ込もうともしない他メディアの方も実は同レベルなのではないかと露呈した一件ではありましたね。

思わぬところで本性が露わになると言えば、先日元大臣の中川昭一氏が急死したことは未だ記憶に新しいところですが、これに関連して多数のネタが出てきています。
中川氏と言えば以前からマスコミ諸社によって寄ってたかって袋だたきという状況が目に付いていた人物で、今回の一件もそうした周囲からの重圧が一因ではないかという推測もあるようですね。
中川氏は例の北朝鮮拉致問題でも各方面に強力に働きかけていた人物でもあり、将来の総理候補とも目されていた元大臣の急死で意気消沈している人が多いと言いますが、その中で大喜びで拍手喝采していそうな御仁がこちらです。

【マスコミ】読売テレビ解説委員・辛坊氏「(中川前財務相は)オメオメ有権者の前に出るな。出たら必ずあのVTRが流されますからね」

たかじんのそこまで言って委員会で
番組司会の辛坊治郎(読売テレビ解説委員)氏

 「お父さんも自殺されてるし、ああいうこと(「酩酊」会見など)を
  何回も何回もTVで放送すると、本人は自殺の恐れがあるから、
  もうこの辺で止めといてやろうやないかという話になるじゃないですか。
  とんでもない話だと思います。あんなものはね××××(放送自粛音)と
  思いますよ。あんだけ国際社会に恥かいてね、オメオメねぇ
  オメオメ有権者の前にもういっぺん出るなと!
  もう二度と再びたぶん出られないと思う・・。
  出てきたら必ずあのVTR(「酩酊」会見など)を流されますからね。
  その意味では世の中にはやってはいけない事があるんだって。」

とコメントし、中川前財相を痛烈に批判しました。

http://www.youtube.com/watch?v=nI0Vy_FLOlE (7分20秒頃から辛坊氏の該当場面)

たかじんのそこまで言って委員会
http://www.ytv.co.jp/takajin/

で、実際に中川氏を「有権者の前にもういっぺん出」られない状態にまで追い込んだ辛坊治郎氏も、当然ながら二度と世間には出てこないわけですよね?(苦笑)
読売と言えば例の中川氏バッシングの端緒となった飲酒会見事件に際して、会見前に飲酒をしたとされる会食に同席しながら一切コメントすることなくバッくれた女性記者がいるところだそうですが、こういうのも一粒で二度、いや三度美味しいということになるのでしょうか。

この番組に関しては録画放送ということで当該発言が為されたのは少し前のことだと思われますが、何にしろ中川氏に不幸があった時期にちょうどタイミングを合わせるようにこういうネタが出てくるところからして、これはあるいは友愛されちゃったのかも(苦笑)などとネット上では話題になったものです。
さらに面白いのは、この件に関して辛坊治郎氏が何らコメントすることなく、一方で件の動画が読売からの申請によって削除されてしまったということで、要するにこれは読売としては闇から闇に葬りたいということであるのかと感じられるところですよね。

中川氏死去に関連してはこういうものもありますが、生きているうちはさんざんバッシングを繰り返しておいて亡くなった途端に「注目しないでください」では、注目されると何かしら困ることでもあるのかと妙に勘ぐりたくもなるものでしょう(苦笑)。

【エンタがビタミン♪】サンジャポ青木裕子。中川氏死亡の速報に「注目しないでください」(2009年10月04日Techinsight Japan)

酩酊会見やバチカン美術館でのトラブルなどで世間を騒がせた、元財務相 中川昭一氏死亡のニュースが流れた4日朝。TBS系列の情報バラエティー番組『サンデージャポン』で、中川氏死亡のニュース速報に「速報は注目しないでください」という冷たい一言が放たれた

この日、中川氏死亡のニュース速報は、サンジャポの放送開始後すぐに流れた。このとき同番組は、爆笑問題の田中さんの離婚についての話題で盛り上がり中
画面に流れた中川氏死亡のニュース速報に田中さんが反応すると、「速報は注目しないでください」と進行役の青木裕子アナがピシャリ。確かに今年8月に行われた第45回衆議院議員総選挙に落選したとはいえ、元は農林水産大臣や財務大臣、金融担当大臣など歴任した人物。そこまで冷たく言い放たなくても・・・と感じたのは記者だけではなかったはずだ。

この発言に関しては既にネット上でもスレッドが立っており、「馬鹿だなあ言い方があるだろ 」「注目しないでなんのための速報だよ 」「こんな重大なニュースよりタレントの離婚のほうが大事なのか?」と厳しいコメントが書き込まれている。

この中川氏の死亡についてはwikiも即座に修正・加筆が行われており、4日の10時5分時点で「自宅2階のベッドでうつ伏せになって死亡している」という情報が掲載されている。
(TechinsightJapan編集部 北島要子)

ちなみにこの動画もさっそく削除されていますけれども、wikipediaの「青木祐子(TBS)」の項目にはさっそくこの一件が記載されているようですから、今後は「前閣僚急死よりお笑いタレント離婚問題を優先したアナ」として大いに名を馳せることになるのではないかと思いますね。
一方で新聞記事となりますとネットから削除して証拠隠滅?というわけにもいきませんが、中川氏急死を受けての毎日新聞の第一報を紙面から詳しく取り上げていただいているのがこちらです。
しかしさすがにネット配信はしなかったところを見ますと、毎日新聞といえども何かしら思うところがあったということなんでしょうかね?(単に同紙の姑息ぶりを強調しただけに終わった気がしますけれども)

毎日変態新聞「中川氏急死」記事の闇 「もうろう会見」を執拗に記述(2009年10月5日ブログ記事)より抜粋

中川元財務相急死 家族「眠れず睡眠薬」 断酒し再起誓い

 中川昭一元財務・金融担当相(56)が東京都内の自宅で急逝した。8月の衆院選で民主党候補に敗れて35日。表舞台への復帰を目指し、ホームページで「新たに決意を持って進んでいく」と誓っていた。自民党政権の主要ポストを歴任する「大物閣僚」だった一方、盟友の麻生太郎政権では先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で「もうろう会見」を演じた。「心労が重なったのか」。党内や地元支持者らに悲しみと動揺が広がった。毎日新聞記事(切り抜き)10月5日朝刊(25面)より参照のため抜粋引用/写真は毎日新聞の同記事より参照のため引用

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追悼も出来ないのか

 公人が亡くなった時の報道は、新聞の場合、紙面にはそもそもの品位、論調がにじみ出る。その視点から、中川氏の訃報という「現実」をもとに、朝刊(5日)各紙の紙面をじっくり拝見。小稿では、その中でも、とりわけ品位が低く、辛辣な毎日紙面を紹介する。

 そもそも、公器であるべき社会的責任を有する新聞は、公人の訃報に際しては、当事者が刑事罰や検挙・起訴に値する犯罪などの瑕疵(かし)が無い限り、淡々と報じるか、または、功績ある故人に対しては、いささかの追悼の意を表しても不自然ではない立場にあるはずだ。だが、毎日新聞の紙面を拝見すれば、1面の訃報記事にも「もうろう会見」。2面の麻生前総理らによる弔問を伝える記事でも「もうろう会見」。そして、表題の関連記事(25面)でも「もうろう会見」の表現を挿入し、これまでに紙面に幾度も配して来た「ローマであったG7終了後の会見で、隣席に置かれたコップを取る中川昭一元財務・金融担当相=2月 14日、AP」の写真をここでも配している。
(略)

 ちなみに、朝刊紙面の中でこの写真を配したのは毎日新聞のみであり、さすがの朝日新聞でさえ掲載していない。また、大きく紙面を割いている割には贈る哀悼の一言すらなく、たとえば、「04年9月の経済産業相に再任された際、酔ったまま初閣議に臨んだり、今年1月の衆院本会議の演説では読み間違いが26カ所もあった。「もうろう会見」後は謝罪を繰り返し、8月、衆院選の決起大会で断酒を宣言。落選後も自分のホームページで「自民党は今こそ日本の保守の軸を改めて確立するために全力を尽くすべきだ。私は今後新たに決意を持って進んでいきます」と再起を誓っていた」と。ここでも、「もうろう会見」のダメ押しをしているかに映る。

同サイトでは当の記事を出しました毎日新聞にいわゆる電突まで行っているらしく、その折りの経緯も掲載されているのですけれども、これも口が滑ったということなのか思わぬところが明らかになってしまったような興味深い話で、是非ともリンク先を参照いただければと思います。
しかしまあ、人間本当の評価は死んでから決まるなんてことを言いますけれども、毎日新聞としては北朝鮮拉致問題に奔走した中川氏という存在はよほど目の上のたんこぶであったということなんでしょうかね?(苦笑)

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