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2009年7月26日 (日)

今日のぐり「かねや」&「荒木屋」

いつまでもじめじめとした天気が続いていますが、こういう時こそ心はスカッと快晴!といきたいものです。
本日は思わず心の中でツッコミを入れてしまうようなブリの素晴らしい話題をまたもや幾つか紹介してみましょう。

さて、ブリと言えばかの殺人許可証を持つとも言う秘密情報部員のお膝元ですが、その割に大丈夫なのか?と思わされる話題も出ていることは以前にも紹介しました通りです。
かの事件で重要情報が入ったメモリースティックを紛失してしまったのは下っ端であったわけですが、組織の中枢にいる人間の近辺もうっかり度合いでは例外ではないというのがこちらのニュースなんですね。

英MI6次期長官の個人情報がSNSサイトに(2009年07月06日AFP BBNews)

【7月6日 AFP】通称「MI6」として知られる英秘密情報部(Secret Intelligence Service、SIS)の次期長官に就任するジョン・ソワーズ(John Sawers)国連大使(53)の個人情報が米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェースブック(Facebook)に掲載されていたことが分かった。5日付けの英大衆日曜紙「メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)」が報じた。

 メール・オン・サンデーの紙面には、フェースブックに公開されているものだとして、ソワーズ氏の自宅、勤務先、交友関係、休暇中の滞在先などの詳細な情報や家族写真を掲載した。海水パンツ姿のソワーズ氏の写真も含まれている。これらの写真や情報は、シェリー・ソワーズ(Shelley Sawers)夫人がフェースブックに投稿したものだという。 同記事をうけ、ソワーズ氏に関する情報は同日、直ちにサイトから削除された。

 デービット・ミリバンド(David Miliband)外相は、英国放送協会(BBC)に対し、「極めて優秀な人物だ」とソワーズ氏を擁護した。海水パンツ姿の写真については、「彼がスピード(SPEEDO)社の水着を着ているということは国家機密ではない。もっと、冷静に対応してもらいたい」と、メディアに苦言を呈した。

 ソワーズ氏は11月、MI6長官を5年以上務めているジョン・スカーレット(John Scarlett)長官の後任につく。

いやまあ、確かに直接的には国家機密ではないかも知れませんが、次期長官と御家族にとってはずいぶんと安全保障上の危険性を高める話という気はしますけれどもね。
よく言うところに幾らパスワードを厳重にしたところで、それをうっかりメモ書きして置いておくような人間一人が混じっていたせいで全ての秘密が漏れてしまったというような話もありますが、今回の件も何やらそうした人的要因が濃厚なようです。

さて、ブリと言えば飯が不味いということでは既に伝説ともなっているところがありますが、その理由の一端が垣間見える話がこちらです。

イギリスの家庭で一般に作られてる料理は6メニューのみ(2008年04月02日らばQ)

料理がまずい国というと真っ先にイギリスが上げられますが、これはまずいというよりも、イギリス人が料理にかける情熱がなさすぎて、ろくに作ろうとしないという調査結果が出ています。

どれくらい一般家庭で料理をしないかというニュースがTimes紙で取り上げられていたのでご紹介します。

1400家庭を対象に「普段どんな料理をしているか」という調査された結果、98%の家庭がたった6メニューしか普段作っていないことがわかりました。

一般家庭でたった6メニューって。

日本の一人暮らしの男性でももうちょっとバラエティに富んでいそうな気がしますが…。

よく作られている料理順は、ローストチキン(30%)、スパゲティボロネーズ(27%)、炒め物(12%)、ソーセージ&マッシュドポテト(12%)、カレー(10%)、ポークチョップ(7%)という結果です。

たった2%の家庭だけがそれ以外の料理もよく作っているということです。

どうして他のメニューに挑戦しないかという理由は、家族が好まない(37%)、作り方を知らない(32%)、面倒くさい(31%)、というイギリス人のお料理感覚のひどさが浮き彫りに出ています。

もちろんこれは統計上の数字に過ぎないことと、どんな抽出をしたのかによっても左右されそうです。

むしろこの統計に大いに疑問を抱くとしたら、6メニューばかり作っている98%の家庭も「もし作るとしたらこのメニュー」という回答をしただけで、実際には料理を作らない層が7割いると考えてもいいのでは…、なんて思ってしまうのでした。

イギリス人の3分の2は卵のゆで方を知らない(2008年10月08日らばQ)

食事がまずいとか、料理が作れないとか、とにかく食べ物となるとイギリスにはろくなニュースがありません。

先日も「イギリスの家庭で一般に作られてる料理は6メニューのみ 」という記事を紹介しましたが、今度は卵もゆでられないというニュースがありましたのでご紹介します。

イギリスの伝統的な朝食では、ゆで卵がよく出てきます。大半の人はこの黄身が半熟なのを好みます。ところが、この黄身の部分だけとろっとした半熟卵の作り方を、3分の2のイギリス人は知らないらしいのです。

Daily Mailによると、1500人を対象にしたアンケート調査で実に69%の人が、半熟卵を作るのにかなり苦労すると答えているそうです。そのうち22%はいったいどのくらい茹でればいいのか見当もつかないと答えています。

作れると答えた人も、そのうち37%の人が茹でる時間を間違っており、イギリス人の料理の出来なさを浮き彫りにする結果となりました。

浮き彫りにされなくともイギリス人が料理ができないことは有名ですが、さらにダメなことが証明されたようです。

しかし3分の2は多すぎませんか。家庭科で実習したりしないのでしょうか…。

半熟でも固ゆででも、単なる時間の問題だけで、あと難しいことをするところはまったくないように思うのですが、やはりイギリス人に調理は高度な技なのかもしれません。

その昔使っていた英語学習辞書には、あちらの飯屋に行くと卵を何分茹でますか?云々と訊かれるんだなんてことを書いてあって、「へえ、ガイジンはそんなことまで知っているのか」と子供心に感心した覚えがあるんですが、彼らブリはどのように答えているのか興味があるところですかね。
ちなみにこちらのサイトによりますと、正しいゆで卵の作り方の目安というのはこんな感じなんだそうですが、皆さん御存知でしたでしょうか?。

ゆで卵の茹で方

まず、鍋にたっぷりの水を入れ沸騰させる。酢と塩を、少量加える。
沸騰したら、火を弱め少し落ち着いたところに生(出来れば常温)の卵をいれる。

6~7分で半熟卵
10~11分でゆで卵
13~14分で固ゆで卵

沸騰した状態を保つぐらいの火加減で上記の時間茹でてすぐに、流水にさらし、きっちり冷やして出来上がり。

それはともかく、ブリと言えば「唯一まともに食えるのが朝食」という声はよく聞くところです。
他の国と比べれば食事らしい食事という感じで出てくるのが(少なくとも短期滞在の旅行者には)好評ということのようですが、そこは何と言ってもブリですから単なる「まともな朝食」などで終わるはずもありませんよね。

「これなら凄いだろう」イギリスのレストランに出てくる強烈な朝食(2009年07月08日らばQ)

「イギリスの料理はまずい」とか「メニューが乏しい」とはよく言われるところです。

朝食も伝統的と言えば聞こえはいいですが、いわゆるイングリッシュ・ブレックファストは「ソーセージ、ベーコン、目玉焼き、トースト、焼きトマト、豆、マッシュルーム」と、お決まりのものとなっています。

いつも代り映えがないメニューばかりで飽きないの?なんて思ってしまいますが、そんなイギリスで「これなら凄いだろう」という10ポンド(約1500円)の朝食を出しているレストランが紹介されていました。

どう凄いのか、写真をご覧ください。
(略)

と言うわけで、ここから先は是非ともリンク先の写真をご覧いただきたいのですが…いやそれ単に○を○○しただけじゃね?というツッコミは入れてはいけないということなんでしょうか?
さすがはブリだけに、朝からさっそく受けを狙いますかそうですか…

今日のぐり「かねや」&「荒木屋

「夏の蕎麦は犬も食わない」という言葉があります。
犬がそもそも蕎麦を食べるかどうかは寡聞にして存じませんが、元々蕎麦と言うものは秋以降に採れてくるものですから梅雨以降から夏にかけては端境期となり、特に保存技術の拙かった時代にはずいぶんと味が劣化してくることが知られていました。
これを避けようと昔から早めの時期に収穫する「夏そば」というものが各地で試みられていましたが、これがどうも味の点では概ね評判が良くなかったようで、その結果冒頭のような言葉が生まれてきたようなんですね。

もっとも最近では保存技術の進歩で言うほど蕎麦の味は劣化しなくなったのだと言う人もいる一方で、新しい技術を活用しての現代版「夏そば」も試みられ一定の成果を挙げているようですし、南半球で栽培した蕎麦を輸入して正真正銘「新蕎麦」の味を夏にも味わえるようになったとも言います。
何にしろ現実問題として蕎麦の消費が最も多くなるのが夏だと言いますから、この時期まともな店ほどいかにして味を保つかに四苦八苦しているというのも確かなのでしょうね。

さて、そんなこともあって今まであまり暑い時期に蕎麦屋に出かけるということはなかったのですが、どんな時期であっても蕎麦処に在って良い感じに立ち寄る時間もあるということになれば、やはり一言挨拶もなしに通り過ぎるというわけにもいきません。
さすがに今回は蕎麦屋回りをするほどの余裕もなかったのですが、例によって例の如く出雲大社のお膝元にあります「かねや」「荒木屋」の二軒に御邪魔してみることにしました。
しかし普段はどちらも大繁盛というこの二店をしてこの日はがら空きだったのですが、どうも折り悪く(折良く?)出雲大社が「平成の大遷宮」の真っ最中だとかで観光客がさっぱり来ていないという状況だったらしいのですね。
不詳私も今回いささか思うところあって大社の真裏にあります素鵞社のほうを見学させていただこうと思いましたところが、何とこちらも立入禁止になっていたという塩梅でずいぶんと哀しい思いをしたことでした。

それはともかく「かねや」ですが、こちらでは少しひねりを加えて(笑)割子と並ぶこの地方のもう一つの名物ともいう釜上そばを注文してみました。
釜上と言いますとうどんなどでは茹で湯と一緒に取り出した麺を別容器のダシにつけて食べるというのが普通かなと思うところですが、ここら界隈でいう釜上そばはどんぶりに蕎麦と共に入れられた蕎麦湯自体にダシで味をつけて食べるというものです(この店ではあらかじめダシが加えられています)。
釜揚げという食べ方自体は麺の食べ方として必ずしもベストではないかなというのが個人的な持論なのですが、ここのような見るからに田舎蕎麦といった風情のごつい蕎麦ですとこういう食べ方も「実としての蕎麦が入った汁」という感じでそれなりに楽しめるものですね。

少し話は変わりますが、このかねやの場合蕎麦湯がとにかく濃厚でうまいと評判の店です(ちょっと単なる茹で汁とは思えないほどの濃度で、しかも時間帯によってそんなに濃さが変わっているようにも思えないので、あるいは直接蕎麦粉を加えてでもいるのでしょうか?)。
割子などを食べているとおばちゃんが空になった器に蕎麦湯を入れに来てくれるのですが、この際に器に残っているダシが多いと「これじゃカライから」とダシを減らしてから蕎麦湯を入れてくれるわけなんですね。
そんなわけでこの店のデフォルトの味加減というものを味わってみますとこれがかなり微妙な濃さで、元々塩分濃度薄めが好みという自分でも薄口と感じるくらいですから、かなりぎりぎりに蕎麦湯そのままの味を追求しているのかなという感じなんですね。

おそらくそれが店なりのこだわりなんだと思いますが、この日の釜上の汁の味つけもまさしくそんな感じで、おそらく大多数のお客にとってこの濃さというのはこのごつい蕎麦を食べるには少しばかり薄すぎる味とも感じられるんじゃないかと思いますが、ここでもやはり蕎麦と言うより蕎麦湯メインで楽しむべき一品なのかなと感じさせられたところではありましたね。
その方向で考えてみますと少しばかり残念だったのは、上に乗っている薬味の海苔の風味がいささか勝ちすぎていて正直邪魔と感じられるところなんですが、このあたり別添えにしていただければ更に嬉しかったかなという感じなんですけれども、店の方向性からすると難しいのかも知れませんね。

ところ変わって今度はお隣の荒木屋で割子そばを注文してみましたが、ここの割子はちゃんと薬味別添えとなっているのは大変ありがたいところです。
かねやなどに比べると細打ちながら見た目以上に食感がしっかりしている蕎麦なんですが、確かに同店のベストの状態と比べると味、香りの点でいささか…と思わされるのも事実であるものの、この日も十分蕎麦らしい味わいを楽しめるものではありましたね。
かねやの釜上よりこちらの割子の方が季節の影響を受けやすいのかなとも思うところですが、もともと蕎麦に限らず麺料理屋というものは結構日毎の味の差を一定に保つというのは難しいものですから、日付に目をつぶって出されると味のブレの範囲だと言われても納得してしまうものなのかも知れません。

このあたりの店でダシの味ということに関して個人的に一番評価しているのが羽根屋出雲店のそれなのですが、あそこの場合蕎麦の出来が悪い日にはややダシに負けている感もあったりとやや目一杯の線を追求しすぎな感もありますから、こちらのようにそれなりにすっきりとまとまった味であればどんな日の蕎麦とも合いやすいのかなとは感じられるところです。
蕎麦湯に関してはここも十分おいしいと言える店なんですが、なにしろかねやの後ですから舌がいささかあの味に染められてしまったのか、良くも悪くもまさしく茹で汁だなと感じられたのは面白いところでしたね(いつもは先に荒木屋を回ってからかねやへという行動パターンでしたので、今日まで気がつきませんでしたが)。
ついでに以前から感じていることですが、全くの個人的好みですが普通の盛りも用意していただけると良いかなと思ってもみたりもするのですが、そのあたりは地域の歴史的文化的背景というものもありますから、あまり強く主張するのも自粛すべきところなのでしょうか(ま、薬味別添えといったあたりに店主の心遣いがあるということなのでしょうかね)。

結局のところ夏の蕎麦はやはりまずいのかどうかですが、ちゃんとしたまともな店であれば夏であっても十分楽しめるんじゃないかというのが今日の結論ということになるのでしょうかね。
実際に昔ほどには季節的な差はなくなっているのも事実なんでしょうが、夏は夏で何しろ暑くて食欲も落ちがちですから、冷たくてつるつるとのど越し良くいける麺類となれば味以前にそれだけでありがたいという部分はあるかも知れません。
一方で蕎麦食いなら「新蕎麦はじめました」なんて話を聞いただけで心躍るものですが、あれも一部蕎麦屋店主さんも言うように実際の味以上に心理的側面といったものの方が大きいのも確かなんでしょうけれども、季節感のない今のような時代だからこそ小さいところにこだわってみるというのも一興かなとも思うんですけどね。

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コメント

はじめまして。
ある人に言わせると、タスマニアで食べるそばが「劇ウマ」とのことです。なんで日本から遠く離れたこんな所で、本格的な手打ちそばが食べられるのか分からない、と話していましたが、そうか、端境期なんですね。。納得しました。

投稿: でかろ | 2009年7月27日 (月) 22時46分

今はかなり保存技術も進歩しているので、大多数の場合には粉の差より腕の差の方が問題になるレベルにはなっているようには感じますけれどもね。
ラーメンなどにも使う煮干しなんかでも旬?と言うべきものがあるようですが、最近は魚介系スープが結構普及してますが結構味の季節差が気になることがあって、真面目な店ほど苦労してるんだろうなと思います。
何の食べ物屋でも「あんた自分とこの料理の味チェックしてる?」と思えるような作りっぱなしの店はちょっとどうよ?ですが、地道に努力してるのが見える店には多少好みに合わずともまた行こうかと思えますね。

投稿: 管理人nobu | 2009年7月28日 (火) 11時17分

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