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2009年5月23日 (土)

NHK偏向報道疑惑問題続報

先日もお伝えしましたNHKの「アジアの一等国」偏向報道疑惑問題ですが、日台双方で抗議の動きが広がっています。
この問題に関してあまり一般メディアは取り上げていないようですが、ほぼ唯一積極的な情報発信を続けてる産経新聞には抗議の全面広告が掲載されたようです。
しかしよく見てみるとずいぶんと香ばしい話も暴露されているようで、かねて噂としては聞いていたNHKの取材ぶりというものはこうして裏付けられたという形でしょうか。

【速報】NHK抗議の渋谷に1100人ーNHK解体への第一歩(2009年5月16日E-Magazine)

本日、東京・青森・豊橋・名古屋・福岡・台北でNHK「JAPANデビュー」の歪曲反日報道に抗議するデモ行動が行われた。

ハチ公前での街頭宣伝では、渋谷の駅前は参加者で一杯になり、リレートークも200名の会場が一杯になり、外に人があふれた。田母神俊雄前航空幕僚長が登壇すると女性参加者らが携帯を取り出して写真をとっていた。また台湾人作家の黄文雄氏や本誌の林建良編集長、日本李登輝友の会の小田村四郎会長、柚原正敬事務局長、台湾研究フォーラムの永山英樹会長も登壇した。

宮下公園での集会も盛り上がった。NHKの問題に詳しい中村燦先生をはじめ、佐藤守元航空自衛隊空将も挨拶に立ち、日航機墜落事故の際、NHKニュース9が、撮影後に当時広報担当だった佐藤元空将が訂正を求めた部分に関して「リハーサル」の部分を放映するという信義違反を行ったうえ、最終的にはそれに関わったNHK職員が差出人を明記せずに中傷暴言を書いた郵便物を送ってきたという。

本誌編集長・林建良は、付近一帯に響く声で、NHKは(1)親の世代の台湾人の、日本人への思いを利用して反日番組を仕立て上げるという方法で、台湾人が大切にしているものを侮辱した。(2)当時ありもしなかった中国語を禁止したなどと表現して、むりやり台湾を中国に結びつける陰謀に加担した。(3)NHKによれば台湾には日本統治による「深い傷が刻まれている」一方で「親日的」だということだが、もし、NHKが伝えたような統治を受けたというのが本当であれば、それにもかかわらず親日的という民族がどこにあるだろうか。台湾人を馬鹿にしている。自分は尊厳のある台湾人になりたい、尊厳のある日本人でいてほしい、と訴えた。またNHKは、中国による洗脳のお先棒を担いで、中国のチベット、ウイグル、台湾への侵略を支持している。このようなNHKを存続させてはならないと訴えた。そして、放送法を改正してNHKとの契約を義務でなくするよう総選挙に向け国会議員に伝えていこうと呼びかけた。また台湾人教会の牧師をはじめ台湾人クリスチャンたちも参加していることを紹介した。

また別の登壇者らによる「今日はNHK解体への第一歩、受信料支払いは犯罪への加担」、「NHKは我々の金を使って我々に銃口を向けている」との指摘も印象的だった。

また、地方議員も多数参加した。瀬沼足立区議は修学旅行先に台湾を勧め好評だったという話を紹介した。天目石要一郎・武蔵村山市議は、これが李登輝先生の思いが込められた日台の絆だと、台湾団結連盟から贈られたネクタイを示した。

永山英樹氏は、日本を知る台湾の老人たちは、シナによる台湾侵略の際に、台湾に手を差し伸べてくれるのは日本だと期待していることを紹介し、日本がしっかりとする必要があると語った。台湾人の若者が結成した東京逆転隊も紹介を受けた。

また、選挙のためのスケジュールを切り上げて、小磯明都議も挨拶に立った。NHK問題も座標軸が定まっていない日本の問題を反映している。反国家的放送を許さないと参加者の決意を代弁した。青森、秋田からも参加者がいた。

東京ではデモ行進の時点で1100人が参加し、宮下公園からNHKの入り口まで、緑の長い隊列が続いた。

デモ隊は、NHKの周りを時計回りに回り、一旦、代々木公園の脇の小さな公園で隊列を解き、その後、反時計回りにNHKを取り囲んで手をつなぎ、特に職員の出入り口付近では、個々のNHK職員に対して、問題提起を行っていた。抗議活動は午後7時ごろまで続き、週末でにぎわう渋谷を歩く人々の関心も高かった。

終了間際に台湾から連絡が入り、NHK台北支局前でのデモ活動にも台湾人と日本人が参加し、台湾の各メディアの注目と、TVBSが呼んだ警察が取り囲む中で抗議行動を行ったという。

日本と台湾でNHKの番組への抗議活動が(2009年5月16日Radio Taiwan International)

日本のNHKが4月5日に放送した歴史に関するドキュメンタリー番組で、台湾の人たちが反日的だと特に感じられる偏った報道をしたとして、これに抗議する複数の民間団体が16日午後、日本の各地と台北でNHKに対する抗議活動を行った。

この番組は『NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー』の一回目、『アジアの一等国』。この番組についてはインタビューを受けた台湾の人が話したことのうち、親日的な部分は放送されず、反日的な部分のみが強調され、一般的に親日的だとされる台湾のイメージを「反日」にゆがめたと日本の一部メディアも指摘している。これら民間団体では「中共の意向を反映したかのような、公共放送としてあるまじき番組」だと批判。

台北市内にあるNHK台北支局前では16日午後、台湾の人たち20数名が集まり、「NHKは台湾を愛してほしい」とのシュプレヒコールを行った。日本統治時代に日本語を学んだ高齢の参加者は、「NHKは台湾の人が言ったことを歪曲し、捏造した。私たちは憤りを感じている」、「NHKは台湾の歴史をゆがめた。台湾と日本には深い絆がある。私たちは決して半日ではない。台湾と日本がこれからも運命共同体として世界平和のために努力していくことを望む」と話した。また、NHKの『のど自慢』が一度も台湾で収録されないことについて、「中共への配慮」と指摘する声も。

日本では東京、青森、名古屋、福岡で同様の抗議活動が行われた。

NHK「アジアの一等国」に抗議、東京・渋谷で大規模デモ(2009年5月17日大紀元時報)

4月5日に放送されたNHKスペシャル「アジアの一等国」に対して、NHKが台湾でインタビューした内容の一部だけを採り、偏向・歪曲した番組を放送したなどとして、日本人および在日台湾人の視聴者約1100人が16日、東京・渋谷で一千人も超えた抗議デモを行った。

 緑の風船を手にした抗議者らが、16日正午過ぎより、渋谷駅ハチ公前広場で街頭集会を行った。その後、会場を移して多数の発言者によるリレートークがおこなわれ、夕刻からは、約1100名(主催者発表)が、NHKへ抗議のデモをおこなった。

 デモ参加者は、「NHKは捏造番組をやめろ」「パイワン族は人間動物園ではない」などと叫んで、強い抗議の意を示した。 

 先月、NHKスペシャルシリーズ「JAPANデビュー」第1回として放送された『アジアの“一等国”』番組は、「近代日本とアジアの関わりの原点を探っていく」との趣旨から日本の台湾統治を取り上げているが、放送を見た視聴者から、日本の台湾統治時代のマイナス面ばかりを強調した偏向番組ではないか、という批判の声があがっている。

 なかでも台湾での現地取材で、NHK取材班が当時を知る人々にインタビューをした内容のうち、「日本統治時代に差別を受けた」など証言の一部分だけを採って恣意的に編集された疑いが濃厚であるとされている。

 自民党町村派4月23日の総会で、町村信孝前官房長官、安倍晋三元首相などから、同番組についての批判が相次いだ。

 またNHKの同番組では、日清戦争後の台湾領有の際にあった住民の抵抗を「台湾全土に広がった日台戦争」と呼び、台湾人のほとんどが「中国大陸から渡ってきた漢民族」、日本統治以前の台湾人の言語を「中国語」などと述べており、その基本的認識の妥当性も問題視されている。

この問題に関してはチャンネル桜が非常に積極的に情報発信を続けていますが、ネット上にも関連する動画が上がっていますのでご参照いだだければと思います。

NHKの歴史歪曲

【台湾取材レポート】知日派・黄敏慧さんに聞く

さて、日本の議員連もこの問題に関してNHKに公開質問状を提出しています。
前国交省大臣中山成彬議員のブログにその内容が掲載されていますが、事実関係の有無を明確に確認する誤解しようのない質問内容が並んでいる質問状なのですね。
これに対するNHKの回答書というものが掲載されているのですが、さてどうお感じになったでしょうか?

「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」
会長 衆議院議員 中山成彬様

貴「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」会長中山成彬様より日本放送協会会長宛に送られた「質問状」について、会長に代わって当該番組の責任者として小職が回答させていただきます。

「質問状」では、計十三の質問に対してそれぞれ択一で回答するよう求められていますが、私どもの趣旨を正確にお伝えするために、択一ではなく文章で答えさせていただきます。どうぞご了承下さい。

それでは、質問順に回答させていただきます。

一と二の「人間動物園」に関して回答させていただきます。
番組では、「日本は、会場内にパイワンの人々の家を造り、その暮らしぶりを見せ物としたのです。」、「当時イギリスやフランスは、博覧会などで、植民地の人びとを盛んに見せ物にしていました。人を展示する『人間動物園』と呼ばれました。日本は、それを真似たのです」とコメントしています。
日英博覧会についての日本政府の公式報告書「日英博覧会事務局事務報告」によれば、会場内でパイワンの人びとが暮らした場所は「台湾土人村」と名付けられ、「蕃社に模した生蕃の住家を造り、生蕃此の所に生活し、時に相集りて舞踏したり」と記されています。相撲などほかの余興と異なる点は、パイワンの人びとを「土人村」で寝泊まり、生活させ、その暮らしぶりを見せたことにあります。イギリスやフランスは、博覧会などで被統治者の日常の起居動作を見せ物にすることを「人間動物園」と呼んでいました。
日本は、植民地統治の成果を世界に示すために、イギリスやフランスのこうしたやり方をまねてパイワン族の生活を見せました。日本国内では、日英博覧会の7年前、1903年、大阪で開催された第5回内国勧業博覧会において、「台湾生蕃」や「北海道アイヌ」を一定の区画内に生活させ、その日常生活を見せ物にしました。この博覧会の趣意書に「欧米の文明国で実施していた設備を日本で初めて設ける」とあります。植民地研究の権威であるフランスのブランシャール氏は「人間動物園は、野蛮で劣った人間を文明化していることを宣伝する場である」と指摘しています。日英博覧会の公式報告書にも「台湾が日本の影響下で、人民生活のレベルは原始段階から進んで、一歩一歩近代に近づいてきた」と記されています。
番組では、上記のような史料や研究者への取材により、日英博覧会でのパイワン族の人びとの集合写真に「人間動物園」という表示をしています。

三と四の「改姓名」に関して回答させていただきます。
朝鮮半島の「創氏改名」と台湾の「改姓名」は、1940年2月11日同時に実施され、ともに皇民化運動の一環でした。
台湾の「改姓名」は許可制でした。番組では「強制的に実施」したとはコメントしていません。インタビューでも、林(りん)さんが、林(はやし)という名前で改姓名したかったが、「それ許可(が)でない」と言っています。
また「全公務員が改姓名」したとはコメントしていません。これもインタビューで、「(公務員)は改姓名すると昇級の条件になってしまうんです」、それでしかたなしに改姓名した、と発言者の周辺の事情として伝えています。

五と六の「鉄道」に関して回答させていただきます。
番組は、縦貫鉄道が「樟脳貿易のために敷設したように」伝えたものではありませんが、縦貫鉄道が樟脳の輸送に役立ったことは台湾総督府の史料で裏付けられます。
また、当時の樟脳貿易に関するデータは「台湾総督府文書」、「台湾樟脳専売志」に記されています。番組では、後藤新平が「台湾の宝」である樟脳産業を立て直したこと、そしてこの後藤の改革によって樟脳がイギリスに安定的に供給されるようになり、歓迎されていることを当時のイギリス側の資料「ミッチェル台湾報告」で伝えています。
さらに、台湾総督府が欧米向けに出版した「台湾十年間の進歩」を紹介し、「台湾歳入」、「内地貿易」の金額が急増したことも伝えています。

七、番組では「台湾全島に日本の神社を次々にたて、人びとに参拝を強制します。そして、台湾人がよりどころにしてきた宗教への弾圧が始まります。道教寺院や廟の参拝を制限。建物の取り壊しも始めます。」とコメントしています。
人びとに参拝を強制したことを示す資料は、「台湾時報」(台湾総督府内台湾時報発行所)があります。また、道教寺院や廟への参拝を強制したことを示す資料として、当時の日本人郡守が記録した「台湾寺廟整理覚書」があります。

八、当時、台湾総督府の官僚だった田宮良策さん(98歳)が「日本語を話せない人はご遠慮下さい、といういい方でバスには乗せなかった」と番組で証言しています。
「行政政策」を裏付ける資料として、「認識台湾」(台湾師範大学の呉文星教授が中心になって台湾史の研究者が集めた一次資料集)があります。

九、「学校や新聞などで中国語を禁止し、日本語の使用を強制した」ことを裏付ける資料として「台湾総督府府報」があります。
捕捉しますと、閩南語(台湾語)も客家語も言語学上は中国語の一方言として位置付けられており、番組でもそのような意味で「中国語」を使用しています。

十、ご質問には「台湾では、朝鮮と違い日本人の戸籍に入れなかったと受け取れる」とありますが、番組は、ある台湾人の方が、親族の事情を語る中で、日本人の妻になって「内地」に行った女性が結局戸籍に入れなかったという、個人的に受けた差別の現実を述べたものです。

十一、日中戦争当時、台湾に500万人の漢民族がいたことは台湾総督府文書に記されています。そのほかの人口数なども台湾総督府の史料にあります。

十二、番組では、「この時、アメリカ大統領ウイルソンの発言が、世界の植民地に大きな影響を及ぼしていました」とコメントしています。
ご質問に記された歴史的事実は承知しております。ウイルソン自身の真意がどこにあったかは別にして、「民族自決主義」という発言がヨーロッパの独立に影響を与え、アジアの植民地に大きな影響を与えたという事実を番組では述べています。

十三、柯徳三さんにはあわせて5時間程度インタビューしています。番組で使用した部分は、柯さんの発言の趣旨を十分に反映していると考えています。恣意的な編集はしておりません。なお、NHKは柯徳三さんから抗議を受けておりません。

計十三のご質問に対する回答は以上です。

(補足」)
なお、「質問状」には、「番組が、偏った視点で制作されていると、尋常ならざる批判が巻き起こっている」とありますが、番組制作にあたっては、台湾総督府文書やイギリス、フランスの外交史料をはじめ一次資料を読み込み、国内や海外で数多くの研究者を取材しております。
 また、台湾が親日的であることは多くの日本人が認識していることであり、この番組でも伝えています。一方そうした台湾にも、植民地時代の差別、戦争の深い傷が残されているという事実を伝えることが、日本と台湾のさらに深くて強い関係を築いていくことに資すると考えております。
 こうした番組趣旨をどうぞご理解いただきたく、お願い申し上げます。

平成21年5月11日
日本放送協会 ジャパンプロジェクト
エグゼクティブ・プロデューサー 河野伸洋

しかし、かねてNHKに抗議をしても暖簾に腕押しでどうしようもないとは聞いていましたが、「なお、NHKは柯徳三さんから抗議を受けておりません。」は良かったですね。
この調子で行きますと、これだけの声が上がっている現状でも「いえ、一切抗議などは受けておりません。番組への前向きな御意見のみうかがっています」などと本気で考えていそうなんですが(苦笑)。
当の柯徳三さんは「台湾と日本との仲を引き裂こうとしているのだろうか。どうしてもそう見える。」と語ると同時に、NHKと中華人民共和国(以下中国)との間に何かしら関係でもあるのかと疑っているようですが、中国では国際的に台湾は中国の一地方という立場を堅持する一方でこのところ台湾との関係も強化しているようです。
NHKの姿勢がこのあたりの中国の意図するところと関係しているのかどうかは証拠も何もないだけに何とも言えませんが、一般的な平均的見解からずれる部分が多々あるとして、それが一様に同じ方向にずれていた場合に、その先にある何かと全く無関係であるとは客観的に想像しにくいところではないかと思います。

NHKは取材対象たる台湾の方々に対する謝罪を行うとともに、自らの「真意を誤解された」理由は何なのかという点についても十分な検証を行い公表するべきだと思いますね。

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コメント

tv台湾生まれの評論家である黄文雄氏は、「JAPANデビュー・第一回 アジアの一等国」に関して、次のように書いている。
「私は100パーセントが捏造と湾曲だと言い切ることができる。NHKのプロデューサー、ディレクターには、事実があるなら一つでも挙げてみろと言っておきたい。」

投稿: 民主党は日教組の政党 | 2009年7月 4日 (土) 21時52分

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