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2009年4月14日 (火)

静岡県立こども病院崩壊?! しかも何やらきな臭い匂いも…

静岡市内の新生児・小児ハイリスク症例を扱う静岡県立こども病院のNICUが突然崩壊してしまいました。
田舎病院に医師がいなくなったといった話題と違ってこの種の基幹病院と言えば昔は黙っていても行ってみたいという希望者が多かったところですが、今の時代は国立循環器病センターICU医師集団離職事件などにも見られるように何事にも例外と言うことがありません。
しかも報道を眺めてみれば何やら色々と楽しそうな気配もありますので、本日はこちらの話題から紹介させていただきます。

新生児ICU 新患休止 こども病院 医師5人減で/静岡(2009年4月11日読売新聞)

 県立こども病院(静岡市葵区漆山、243床)は10日、新生児未熟児科の医師が退職などで3月末時点の7人から2人に減る見通しとなったため、NICU(新生児集中治療室)の患者受け入れを13日から当面休止すると発表した。同病院は昨年12月、妊産婦や新生児に対する高度な治療を行う「総合周産期母子医療センター」に指定されたばかりの県中部の拠点病院。県内の周産期医療体制に大きな影響が出るのは確実だ。

 記者会見した吉田隆実院長らによると、新生児未熟児科には3月末時点で常勤5人、後期研修医2人の計7人の医師がいたが、科長が他病院に異動し、常勤医1人は派遣元大学へ戻った。別の常勤医1人も今月中に退職の意向。さらに研修医2人も別の病院に勤務するため退職する見通しという。

 同病院のNICUは12床。体重1500グラム未満の未熟児を年150人前後受け入れ、特に管理の難しい1000グラム未満が年20人程度いる。医師2人では入院中の患者への対応で手いっぱいになるとして、新規患者受け入れの休止を決めた。

 記者会見で吉田院長は「休止は一時的なもの。6月末までに医師を確保し、7月からNICUの受け入れを再開したい」と述べたが、確保の具体的な見通しは立っていないという。一方、これとは別に同科の山口解冬(ときと)副医長(33)も10日に記者会見し、「吉田院長が前科長を異動させたため、十分な体制での診療ができなくなり退職が相次いだ。残りの医師で十分な診療が続けられるかわからない」と訴えた。

 総合周産期母子医療センターはこども病院のほかに、県内では順天堂大静岡病院(伊豆の国市)と聖隷浜松病院(浜松市中区)にある。体重1000グラム未満の新生児が静岡市など県中部で生まれた場合、今後は救急車でも1時間以上かかる両病院に搬送することになる。NICUを持つ静岡市内の病院の新生児科医(36)は、「こども病院に入院させるべき患者を静岡市内の病院にどんどん回すと、地域の周産期医療体制はいずれ崩壊する。患者を振り分けるルールを作るべきだ」と話している。

静岡県立こども病院と言えば、つい最近も先天性心疾患患児に対する難手術が成功したことがニュースになったくらいで、小児患者に対して極めて高度の医療を提供している施設です。
それだけに勤務態勢もそれなりに厳しかったのだろうなとは想像できるところですが、地域医療にも大きな影響を与えそうなニュースではありますよね。
ところでこれだけですと今の時代によくある病院崩壊の話かなという感じですが、他社の報道もあわせて見てみますと少なからず面白そうな背後事情が見え隠れしているようです。

県立こども病院:新生児集中治療室、新患受け入れ休止--13日から /静岡(2009年4月11日毎日新聞)

◇内紛か、担当医激減

 静岡市葵区漆山の県立こども病院(吉田隆実院長、279床)は10日、新生児集中治療室(NICU)の新たな患者の受け入れを13日から休止すると発表した。最高度の医療を提供し、県から「総合周産期母子医療センター」指定を受けているが、担当医が7人から2人に激減したことが理由で「すぐに人材を確保して、6月中にも再開したい」と話している。ただ背景には人事をめぐる内紛があるとされ、県民不在との批判を浴びそうだ。

 こども病院は、最高レベルの医療が必要な出産前後の母親や新生児の入院を受け入れてきた。NICUはベッド数12床。1000グラム未満の低体重児や、重い疾患のある新生児に対処している。

 こども病院の説明にでは、NICUを担当してきた新生児未熟児科長の異動が3月に内示されたことで病院側と同科医師の間で対立が生じた。退職の意思を示す医師が相次ぎ、最終的に5人減員の見通しになった。

 こども病院が新患受け入れの休止を発表したことで、県が「総合周産期母子医療センター」に指定した医療機関は聖隷浜松病院(浜松市)▽順天堂大医学部付属静岡病院(伊豆の国市)--の2院になる。県中部では当面、県指定の機関がなくなる事態となった。

 こども病院の北村国七郎事務部長は10日、取材に「新患への対応は、ほかの指定病院や近隣の病院に協力を願っている。今は、現在いる患者11人の医療体制の維持が最優先だ」と話した。

医科長の代理人弁護士は「院長が医科長の退職を強要した。辞める医師も病院への不信がある」と訴えた。こども病院側は「院長からは『異動には理由がある』と聞いている」と説明した。

新生児ICU制限に院内のあつれき 県立こども病院/静岡(2009年4月11日静岡新聞)

 県立こども病院(静岡市葵区漆山)の新生児集中治療室(NICU)が新規患者の受け入れを一時的に制限する問題は10日、吉田隆実院長らの会見後に、NICUを担当する新生児未熟児科の医師が突然、会見して病院側を批判する事態となり、病院内のあつれきが表面化した。前同科科長の人事問題をめぐる混乱のしわ寄せが、結果的に県民の医療に及んだ形だ。
 会見した同科医師は、前科長が病院側から「院内外からクレームが多い」として退職を迫られたとし、「クレームを直接聞いたことはない。科長の異動は納得できない」と強調。3月に異動が内示された後、病院側や県に対し、不当人事で実際に異動すれば、同科の診療体制が維持できなくなるとして撤回を求めてきたと説明した。
 吉田院長らは、同科の医師の勤務環境を改善するため、新年度は常勤医の枠を6人から10人に増員する計画だったと説明。前科長の異動について「新体制を考えていたが、調整、コミュニケーションがうまくいかなった」とした。ただ、異動の理由など詳細については、「個人的な問題」として明らかにしなかった。
 同病院は7月の新患受け入れ再開を目指し、全国公募や大学に働き掛けて医師を確保する方針。ただ、医師確保のめどは立っていないという。

しかしまあ、病院当局者を押しのけるように現場医師がこうして表立って外部に発言してしまうというのも異例のことですが、いきなり代理人弁護士が登場したりとこれは何かしらよほどのことがあったと見るべきですかね。
実際のところ退職を迫られていたという新生児未熟児科前科長の診療ぶりがどのようなものであったかははっきりとしませんが、おそらく最も現場の事情に通じているであろう同僚医師が「納得できない」と声高に主張している点には注目すべきでしょうね。
ただちに医師を揃えて再開をと言いますが医師確保の具体的な見通しは立っていないという話ですし、ましてやこんな内紛真っ盛りの地雷原にわざわざ足を踏み入れようという医師が今どきそうそう見つかるものかどうか。

その後の続報ですが、受け入れを縮小してでも新規受け入れを続けるということのようですが、受け入れ範囲が報道によってそれぞれ微妙に違っているのが何かしら楽しい未来図を想像させますね。
しかも他診療科医師まで動員ということになりますとどうせ暇な先生方などそうそういないでしょうから、これは遠からず残り医師も逃散に及ぶ可能性が大かなとも予想するのですがどうなのでしょうか?
知事閣下も「県立病院機構で適切に対処していくものと確信」していらっしゃるそうですが、この世界に適切な公立病院の人事なるものが存在していたなら、今ごろ全国公立病院が膨大な人件費で慢性的赤字に苦しむということもなかっただろうと思うのですけどね。

NICU受け入れ縮小で再調整 /静岡

NICU・新生児集中治療室への新規患者受け入れを13日から休止すると発表していた県立こども病院が受け入れを縮小する方向で再調整していることがわかった。県立こども病院は今月10日の会見で13日からNICUへの新規患者の受け入れを休止すると発表していた。小林副院長によるとその後、病院内で検討した結果、全面休止とするのではなくできる限り患者を受け入れるべきではないか、という意見が強まったことなどから受け入れを縮小する方向で再調整しているという。受け入れの判断については患者の症状や容態などを病院が判断し決めるという。また、入院中の患者からの問い合わせについては個別に説明を行っていると話している。

静岡県立こども病院 患者受け入れ制限発表(2009年4月14日産経新聞)

 静岡県立こども病院(静岡市葵区漆山)は13日、新生児集中治療室(NICU)への新規患者の受け入れを制限すると発表した。現在は必要な患者は制限を設けず受け入れているが、今後は、静岡市内の患者のうち「こども病院でなければ適切な医療を受けられないような患者」(病院側)のみとし、それ以外の患者は市内の他の医療機関を受診してもらう方針だ。

 県立こども病院は、高度な周産期医療を提供する「総合周産期母子医療センター」に指定された、県中部唯一の医療機関。静岡市外の患者は、同じ指定を受けている順天堂大付属静岡病院(伊豆の国市)と聖隷浜松病院(浜松市)での対処を要請するという。

 同病院は、1000グラム未満で産まれた低体重児や重度疾患を持つ新生児に最先端の医療を提供できる、高度周産期医療の“最後の砦(とりで)”となっているだけに、受け入れ制限は周辺市町の医療機関にも大きな影響を与えそうだ。

 今回の措置の理由は、昨年度は7人いた新生児未熟児科の医師が、今月中にも退職などで2人に減ると見込まれているため。3月に出された同科長の異動内示に反発した周囲の医師らが辞意を示したことが、主な原因という。

 病院側は一時、NICUへの新規受け入れを全面休止すると発表していた。しかし、小児科など別の科の医師で減員分をカバーする態勢を整えたことから「病院として最低限の責務を果たすため、必要な患者の受け入れは何とか行うことにした」と方針を転換した。

同病院経営室は「新患の制限はあくまでも暫定的な措置。現在、医師の確保に努めており、6~7月をめどにこれまで通りの態勢に戻したい」と話している

こども病院 新生児ICU問題 「静岡市内のみ受け入れ」(2009年4月14日読売新聞)

 県立こども病院(静岡市葵区漆山)がNICU(新生児集中治療室)の患者受け入れを当面休止すると発表した問題で、同病院は13日、「院内、院外での協力体制が得られた」として、静岡市内の患者に限り受け入れを継続する方針を明らかにした。

 同病院の北村国七郎事務局長の説明によると、病院内で他診療科の医師に当直に入ってもらうことや、市内でNICUを持つ他病院の協力が得られたため、受け入れ休止範囲を狭めることにしたという。こども病院NICUの年間受け入れ数は140~150人で、その半数程度が静岡市の患者という。

 静岡市以外の周辺市町の患者については、同病院と同様、母体や新生児に対する高度な治療を行う「総合周産期母子医療センター」の指定を受けている順天堂大静岡病院(伊豆の国市)、聖隷浜松病院(浜松市中区)に協力を求めるという。

 この問題について、石川知事は13日の記者会見で「できるだけ早期の医師確保を期待したい」と述べたが、人事異動を巡る問題が休止のきっかけになったとの声が院内から出ていることについては、「県立病院機構で適切に対処していくものと確信している」と述べるにとどまった。

何となく当該診療科と院長・経営室など病院当局との間の意識のズレを感じ取れるかなという気もするのですが、あるいはそのあたりにも今回の一件の原因があるのかも知れません。
とりあえずこの件に関しては続報を待つというところですが、静岡県というところはもともと広くて人口もそれなりに多い割に医大定員は少なく、以前から医師不足は言われていたところです。
医大が県西部の浜松に位置しているだけに静岡市内でも高度医療を担う施設がなければ困るという事情はあるのかも知れませんが、今どき昔と同じ奴隷にむち打つ感覚で酷使しているとあっという間に医者など消えてしまいますからね。
内部情報も込みでたいていの情報があっという間に全国で共有されてしまう時代ですから、「医者など幾らでもやってくる」という驕り高ぶった意識のままでいるとどんな大病院であっても一巻の終わりと言うわけですが、正直それが同情に値するかと言えば…

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コメント

 経営側は、「かわりの医者ならいくらでもいるんだ」っていう一昔前の感覚が抜けてないんですかねぇ。(どちらか一方だけが悪いってことはないんだろうと思いますが。でも状況証拠による心証は前科長有利ですな)
 こども病院だけあって、新生児に限らなければ小児科医はたくさんいるから、やりくり可能というのが経営側の判断なんでしょうけど。
 今時の医療環境では働きたくない病院ですな。

投稿: JSJ | 2009年4月15日 (水) 09時05分

一般小児科医に新生児(とくに極小や超未熟児)をやらせるなんて、腹部外科の人間に脳外科の手術をさせるくらいとんでもないことなんですけど。
おなじ「外科医」だろ?とはだれも思わないのに、なぜ「小児科医」は未熟児もできると思うんでしょうね。
残った新生児科の先生もすぐに逃げ出すでしょうね。
うちの助教授に言ってスカウトをお勧めしようかしら(笑)
というか、うちに限らず、スカウターがわらわらと寄っていきそうですな。

「病院内で検討」って、どんな立場の人間が集まって検討したんでしょう。
多分その検討会には新生児科の先生は多忙で出席できてないんじゃ…

投稿: | 2009年4月15日 (水) 10時17分

今日の愛育の記事でも取り上げましたが、厚労省というところはこと医療に関しては労働環境を管轄する役所として機能する意思はないのかなとも見えますね。
病院の管理者側も当然に労働環境に配慮する意思などないとなれば、現場の人間は自ら身を守る以外に生き残る道はないということでしょうか。

投稿: 管理人nobu | 2009年4月15日 (水) 11時07分

ま、この科長も問題発言ばかりする人だったので、近隣産科・小児科医は納得の人事なのですが、しかし後任を準備しない病院首脳陣の強硬ぶりもあきれかえるものでした。あの「同僚」の発言はかなり「自作自演」はいってますから。彼もまた科長と同様問題ある人でしたしね

投稿: 関係者 | 2009年4月16日 (木) 11時35分

内部情報ありがとうございます。
一昔前ならば「腐った林檎はさっさと捨てろ」で良かったと思いますが、今の時代果たして捨てるのが得なのか飼い殺しておくのが得なのか判断に迷うところではありますよね。

投稿: 管理人nobu | 2009年4月17日 (金) 11時54分

 静岡市内産科医師。
病院の法人化が決まって、しばらくしてから、病院サイド(院長・産科)の科長への「辞めろ!」攻撃が表面化。
理由は、”科長の態度が悪い”、”院内・院外の評判が悪い”等で始まり、去年科長に打診。
科長が理由の不当さに抵抗すると、院長は科長の大学まで出向いて、教授に科長を辞めさせることを申し出。
教授は真相を確認し?院長の発言に疑問を抱く。

数年前、新生児科でMRSAが開業医より持ち込まれ、長期間、多くの新生児を危険な状態に陥らせたため、
科長は院長に感染管理強化設備を要求するも取り扱われず。
その為、感染管理の極めて悪い特定の開業医からの”MRSA患者の入院を拒否した”
今回は、院内で体制に近い医師や、科長に不満を持つ医師等に対して、この事例等を持ち出し、
科長の院外からの批判をより大きな内容とした。

科長は、私の友人であるこども病院の看護師やパラメディカルスタッフに対しても、患者に危険の及ぶ事柄や
いい加減な仕事に対する批判は極めて”きつい”が、彼らの仕事に対しての労いは丁寧であり、
仕事も、多くの夜勤を行い、朝の検体の配送まで自信で行うことが多かったと聴いている。
チーム医療で成り立つ特殊な業務体制において、システムの”崩された”人数だけを寄せ集めた診療には、
不安を覚えている。

投稿: 声小さき者 | 2009年4月25日 (土) 12時04分

詳細な情報ありがとうございます。

>その為、感染管理の極めて悪い特定の開業医からの”MRSA患者の入院を拒否した”

このあたりが院長的には地元医師会に焚きつけられたりしていそうな話ですね。
むしろこうして話をうかがってみますと、大学医局・教授サイドが今後どういう態度で同院と接するつもりなのかという点が気になってきます。

投稿: 管理人nobu | 2009年4月27日 (月) 11時40分

 産婦人科の先生の意見に賛成です。
噂では、院長が新生児科は小さい子をクベースに入れておけば、”誰でも”出来る程度の仕事と思っているようで、「専門」には成っていない研修医や、後期研修で新生児を扱ったことのある他の科から借り出された医師で人数を合わせ、夜間緊急などは、殆ど”専門的”な経験の無い他科の当直医師に、協力押しつけをしてしまっていて、とても怖いです。
手伝ってくれている先生が決して悪いわけではないのですが、やはり辞めさせられた先生の元にみんなで一丸となって行っていた「チーム」の中でお手伝いしていたことと比べれば、綱渡りの日々です・・・
法人化になってしまい、静岡県が”知らん顔”してしまったみたいで、毎日大変でも、凄くやりがいを感じていた仕事だったのに、今は家族の方の顔を見るのが辛くて、私も辞めたくなります。
とても、理不尽な気がします。

投稿: 不安な職員 | 2009年4月29日 (水) 18時31分

管理者から見て良い医者と、同僚から見て良い医者と、患者から見て良い医者と、それぞれ全部違うものなんですが、どうもそのあたりの区別が曖昧なまま漠然と「良い医者寄こせ」「悪い医者イラネ」と言っている人が多いですよね。
何となく医者から見て良い医者ってものに肩入れしたくなるんですが、こういう御仁って経営からも顧客からも結構受けが悪いことが多くて(苦笑)。
これが蟻の一穴になるのかどうかは判りませんが、今の時代ですから引き取り手のあるスタッフはさっさと足抜けして、最終的にはなるようになっていくのかもしれませんね。

投稿: 管理人nobu | 2009年4月30日 (木) 09時49分

NICU加算も総合周産期も返上になったのに報道は一切されていません。愛育のときはあれほどニュースになったのに、 情報統制、県の圧力を強大に感じます。大幅な減収だけれどどうなってるんでしょうか。

投稿: 多少関係者 | 2009年5月 5日 (火) 20時40分

総合返上に関しては、あるいはスタッフ集めの上でむしろ追い風になるかもですよ(苦笑)。

投稿: 管理人nobu | 2009年5月 7日 (木) 08時06分

 県の圧力?!
一昨年の静岡県立総合病院不当医療請求の件も、朝日新聞以外は報道が無く、その後も長い間”公”には成りませんでしたね・・・
院内では”リーク?の犯人捜し”や、「ごまかし人事」が機敏なる対応で行われていました。
今の知事の行為で、県民に不都合な誤魔化しは当たり前に行われ、隠蔽されているのですね。

投稿: 不安な職員 | 2009年5月 8日 (金) 13時05分

7月から2人採用されるようです。一人は週3日の非常勤。一人は常勤だけれど新生児は診たことのない産婦人科医。しかしこの時期のこんな騒ぎのあったところにくる大学医局と関係のない医師ってどうなんでしょう。

投稿: 多少関係者 | 2009年6月29日 (月) 13時48分

よほどキモが太いのか、それとも本当に情弱なのか何とも言い難いところですが…
その後もちょこちょこと続報が出ているようですが、どう見てもまっとうな状況にあるようには見えないんですけどね。

こども病院NICU、来月以降も新患制限
http://www.shizushin.com/news/local/central/20090627000000000012.htm

 県立病院機構は26日、こども病院(静岡市葵区漆山)の新生児集中治療室(NICU)について、7月以降も引き続き、
新規患者の受け入れを静岡市内だけに制限すると発表した。7月から新たに医師2人を確保し、NICUの担当医を4人体制にするが、
「専門的な治療の提供には十分ではない」として新患制限を継続する。
 7月に新たに着任する医師は常勤と非常勤が1人ずつ。このほか、院内の他科から医師6人が応援に回る。
 市外の患者については、最も危険度が高い出産に対応する「総合周産期母子医療センター」に指定されている
順天堂静岡病院(伊豆の国市)と聖隷浜松病院(浜松市)が対応する。こども病院は「今後も医師の増員に努め、
できるだけ早期に十分な診療態勢を確保したい」としている。
 こども病院は県中部で最も重症の新生児を担当してきた。人事をめぐるトラブルなどで4月、NICU担当の新生児科医が
7人から2人に減った。吉田隆実院長は当初、「6月中に診療態勢の立て直しを図りたい」としていた。
(中略)
 今回の診療縮小は、3月まで同病院に在籍していた新生児科の元科長(47)の異動を命じた病院側と、
それに反発した医師らの対立が背景にある。同病院に医師を派遣している日本大小児科の医局は
「一連の原因は県立病院機構とこども病院側にある。常勤医は当直を月9回こなすなど、激務も限界にきている。看過できない」としている。

投稿: 管理人nobu | 2009年6月30日 (火) 12時09分

読売新聞静岡版7月11日
 こども病院配置転換訴訟 初弁論 病院側 全面的に争う
勤務していた静岡県立こども病院(静岡市葵区漆山)から異動するよう不当な配転命令を受けたとして、同病院新生児未熟児科の前科長の男性医師が、同病院の院長と、同病院を運営する独立行政法人県立病院機構を相手取り、配転命令の無効確認と慰謝料など550万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、静岡地裁(松村秀樹裁判官)であった。被告側は請求棄却を求める答弁書を提出し全面的に争う姿勢を見せた。
 訴状によると、前科長は1992年から同科に勤務していたが、今年3月10日、県立総合病院(同区北安東)への異動を内示された。
 訴状では、院長が原告に「クレームが多い」と繰り返し話したりうそのメールを他の医師に流したりするなど、退職に追い込もうとする不当な行為を続けていた、と主張。「原告は新生児や未熟児の専門医で、配転には業務上の必要性がなく、配転命令は、原告を退職させようと狙ったもの。原告の配転を不当として、同科の医師らが退職し、県中部地域の周産期医療が崩壊した」として、配転命令の無効を訴えている。
 これに対し被告側は答弁書で、「院長は原告に対し退職勧奨は一切行っておらず、配転命令は業務上必要だった。病院のNICU(新生児集中治療室)への患者受け入れを制限せざるを得なくなったのは、突然辞職した医師らの身勝手な行動が原因」と主張している。
 同病院では今年3月末、前科長の配転が決まったことをきっかけに、7人いた新生児未熟児科の医師のうち5人が退職や異動で同病院を去った。その後2人が補充され現在は4人の医師がいるが、同病院はNICUの患者受け入れを4月13日以降、静岡市内の患者のみに限定している。前科長自身は現在、県立総合病院に在籍しているが、休職中という。

投稿: 多少関係者 | 2009年7月14日 (火) 20時12分

>突然辞職した医師らの身勝手な行動が原因

実際のところがどうであれ、こうまで言われちゃ仲良くはできそうにないですかねえ…

投稿: 管理人nobu | 2009年7月15日 (水) 10時51分

7月から常勤できた先生がもう病院に来なくなりました。 この先生も上の記事のように「無責任な身勝手な行動」とか病院には言われてしまうんですね。看護婦も退職、移動希望が続いています。

投稿: 不安な職員 | 2009年7月19日 (日) 00時36分

いやあ…(苦笑)いよいよ本格的に、ですかねえ。
今の時代どこでも就職先には困らないだけに、一度志気崩壊してしまうとあっという間ですから。

投稿: 管理人nobu | 2009年7月19日 (日) 22時36分

7月から新しくきた先生の某MLへの投稿文章です。病院のいう新生児科として問題のない医師なんですが・・・・・。

「7月1日より静岡県にある静岡県立こども病院新生児集中治療部で新生児研修のためお
世話になっております。各方面の事情で短期間(三ヶ月から六ヶ月)の研修になりそ
うですが、見学中心でも見学しないよりずいぶんマシと思っています。」

投稿: 不安な職員 | 2009年8月 2日 (日) 01時23分

一度崩壊モードに入ったら経過は早いと思いますよ。
これは遠からず新聞紙面を飾るような事態になりますかね。

投稿: 管理人nobu | 2009年8月 3日 (月) 12時47分

今月で新しく科長になった先生も退職されます。 お疲れさまでした。
手伝いの先生を除くと専従の先生は一人になります。
どうなってしまうのでしょうか。

投稿: 不安な職員 | 2009年12月 6日 (日) 18時51分

http://www.shizuoka-pho.jp/byouin/by-730/kamoku/shinseiji/staff.htm
とうとう一人になってしまったようです。
哀れですね。

投稿: 傍観者 | 2010年1月24日 (日) 16時08分

NICUで週40時間勤務って?? バイトですか?

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静岡新聞 > 社会 > 静岡社会
新患制限解除へ 県立こども病院NICU
03/31 08:01
 県立病院機構は30日、静岡市外の新規患者の受け入れを制限してきたこども病院(同市葵区漆山、吉田隆実院長)の新生児集中治療室(NICU)について、新たに4人の医師を確保して9人体制とし、4月1日から制限を解除すると発表した。
 NICU担当の新生児未熟児科に週40時間勤務の常勤医として4人を採用し、当直医もこなしてもらう。吉田院長は「制限の間、関係医療機関には大変な協力をいただいた。4月以降県民の皆さまが安心していただけるよう、職員一同全力で新生児医療に取り組んでまいります」とコメントを発表した。
 こども病院では人事をめぐるトラブルなどで昨年4月、担当医師が7人から2人に減り、受け入れの制限を余儀なくされた。7月に2人を拡充するなどしたが「万全な体制が整っていない」として制限を続けていた。
 約1年の間、市外の患者については基本的に「総合周産期母子医療センター」に指定されている順天堂大静岡病院(伊豆の国市)と聖隷浜松病院(浜松市)が対応した。こども病院も院内の別の科から医師の応援を受けるなどし、市外からの患者計73人を受け入れた。

投稿: なんちゃって新生児科医 | 2010年4月 2日 (金) 21時04分

その記事、ネットでもちょっと話題になりましたけれども、たぶん当直は別勘定(&実態は夜勤)なんだろうと言う予想が大勢でしたね。
週一当直する代わりに週三日勤務とかいった極端なシフトを県立病院が敷くとも思えないんですが、一応常勤九人なら日勤準夜二人、深夜一人でやっても時間制限内には収まる計算が立つには立ちますが…

投稿: 管理人nobu | 2010年4月 3日 (土) 08時47分

日勤準夜2人ですか、超未が年間30弱くるみたいですかこのシフトでの治療成績はどうなるんですかね。まあ病院が治療成績、予後を発表することはないと思いますが、当直を除いて100時間前後の残業勤務のNICUで働いているひともこの業界には多いので、ぜひノウハウを学会などで発表してもらいたいです。

投稿: なんちゃって新生児科医 | 2010年4月 9日 (金) 16時10分

>しかも報道を眺めてみれば何やら色々と楽しそうな気配もありますので、
>本日はこちらの話題から紹介させていただきます。

問題がある情報に対して、楽しそうって感覚は、あなたは面白い人生送ってるんですね。

問題改善のために事実を回りに伝えるのと、批判だけを楽しむ人生、どっちが楽しいのかなぁ~ 君 (←あ、上から目線の発言w)happy01

発展的意見が集まる発言ってものがあると思います。まぁ、その辺は「器」の問題ですが・・・(器の問題を楽しむのもいいものか)

投稿: ふむふむ | 2010年5月 2日 (日) 15時33分

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静岡県立総合病院は1月11日、心電図の測定データをスマートフォンを使って送信し、遠隔地でも心臓病を診断できるシステムを世界で初めて開発した、と発表した。 [続きを読む]

受信: 2012年1月18日 (水) 16時22分

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