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2009年4月 5日 (日)

今日のぐり「和牛レストランふゆさと」

年末になると色々な10大ニュースの類が発表されるのが恒例ですが、年度初めにもこんなニュースが出てくるのですね。
しかし4月4日で新聞をヨム日って幾らなんでも無理矢理過ぎるんじゃないでしょうか(苦笑)。

もっともハッピーなニュース 第5回『HAPPY NEWS 2008』大賞決定(2009年4月3日オリコン)

 日本新聞協会は2日(木)、4月6日の“新聞をヨム日”にちなみ、毎春実施している『HAPPY NEWS キャンペーン』第5回目の受賞結果を発表した。08年4月1日から09年3月31日までの、最もハッピーにしてくれた記事に贈られるもので、大賞には09 年1月12日付けで大分合同新聞に掲載された【形見のランドセル「僕が背負う」】の記事が選ばれた。阪神・淡路大震災で亡くなった当時小学1年生の兄が使用していたランドセルを、その後生まれた弟が小学生になった際に「僕が背負っていく」と、受け継いで使用していることを紹介した記事だ。

 優しい気持ちや、勇気などを届けてくれた新聞記事の切り抜きとその理由を読者から投稿してもらい、各年度の『HAPPY NEWS』を決定する同企画。今年は、国内外より過去最多となる10749件の応募があり、その中から一般を対象とした「HAPPY NEWS 2008」を10件、学生を対象とした「HAPPY NEWS小学生(以下を含む)/中学生/高校生以上の学生」を各3件ずつの計9件。そして、入選作品19件の中から「HAPPY NEWS大賞」1件を選出した。

 そのほかの入選作品には、タクシードライバーが乗客の喜ぶ顔が見たいためにプレゼントしてきた四つ葉のクローバーがついに1万本を突破したことを報じた【贈った四つ葉1万本】(秋田魁新報)や、「自分ができることで、困った人を助けてあげられたらいい」という思いで、3年間で約120台の自転車を修理してきた高校生のエピソードが取り上げられた【“特技”で人助け3年】(神奈川新聞)などが選ばれている。

さて、こちらがその結果なんだそうですが、大賞に選ばれました記事「形見のランドセル「僕が背負う」」はこちらで紹介されているようです。
こういうのを最近では深いい話と言うのでしょうか、個人的には今年度の「もっともハッピーなニュース」大賞はこちらの記事に差し上げたいかなという気がしますね。

ドイツの子ども3人、寒さから逃れようとアフリカ目指すも失敗(2009年01月6日ロイター)

[ベルリン 5日 ロイター] ドイツのハノーバーに住む3人の子どもが、寒さにうんざりしてアフリカを目指したものの、地元の駅で警察に補導されるという出来事があった。警察が5日に発表した。

 6歳の男児と7歳の女児は、新年に何か特別なことをしようと暖かいアフリカに行き結婚することを計画。証人として女児の妹(5)も連れ、1日早朝に路面電車で中央駅に行き、空港に向かう電車に乗り込もうとしているところを警察に止められた。

 警察のスポークスマンによると、子どもたちは食品や水着、サングラス、エアマットなどを詰めた3つのスーツケースを持っていた。警察官は子どもらに、現金やチケットなしではアフリカに行くのは難しいことを説明、代わりに警察署の見学ツアーをさせた後、親元に帰したという。

今日のぐり「和牛レストランふゆさと」

それ自体かなりなど田舎感が漂う新見市の市街地からも遙かに外れ、本当に何もない山の中をひたすら走っていると唐突に出現する「千屋牛の里ゆうゆうセンター」。
センターというと何かしら道の駅みたいな立派なものを想像してしまいますが、見る限り正体不明の建物こそあれど営業しているのはこのレストランだけのようにも見えます(噂によると裏側には牛が隠れているとかいないとか)。
ここには以前にも来たことがあってまあこんなものかなという程度の印象だったのですが、今回かなり違ったところもありましたので改めて取り上げてみます。

そこそこ雰囲気のある店内は昼飯時ということもあってか八分程度の入り、こんなど僻地にあってはまずまずの繁盛というところでしょうか?
ここは定食やセット系のメニュー(これもまあ定食ですが)中心なんですが、そのうちステーキセットなるものは特選、A、Bと値段の違う三種類があります。
写真で見る限りでも実際に見てみても肉以外の部分に差があるようには見えませんから、たぶん値段の違いというのは純粋に肉の差なんだろうなあと想像できるところですよね。
というわけで今回は「特選・ヒレ」と「A・サーロイン」の二種類の肉を食べ比べてみました。

記憶によれば以前に来たときに食べたのがこの「A・サーロイン」だったと思うのですが、味の印象としてはあちこちで出されるいつもの千屋牛の味だなという域を出ません。
霜降りなどと言いますがほとんど純然たる脂じゃねえか?と思えるほどにサシが多く、赤というより白っぽい色合いと言う時点で「ああ…」と嘆息。
肉質は至って柔らかく口の中にいれるとさっと脂が溶けると共に噛みしめるまでもなくはかなく消えていくというのは、日本の一部和牛信奉者によるところの「箸で切れるほど柔らかい肉」信仰の行き着く果てというところでしょうか。
もちろんこの脂自体のキレも味も決して悪くないんですが、脂の味で量的にも濃度的にも肉自体の味が薄まってしまうだけ噛みしめたときにほとばしる肉汁の旨みという点ではやはり物足りない。
こういう味の千屋牛を食べさせる店というのはあちこちにあるんですが正直食い飽きたと言うのもありますし、そうであるからこそ千屋牛と言うものに今までさほど高い評価を与えられなかったのも確かです。

これだけだったら世に数限りなく存在する「その他どうでもいい店」の一つで終わっていたところですが、比較して食べてみた「特選・ヒレ」の方はかなり趣が違うんですね。
まず見た目からして違う、切り口はサシがほとんど入らないほぼ純然たる赤身、これぞまさしく肉という色をしています。
何より「A・サーロイン」と比べればナイフで切るのもちょっとした苦労がいるほどしっかりした手応えがあって、良い肉=とにかく柔らかいものなんて考えの人にとっては何でこれが特選?と感じられるかも知れません。
口にするとしっかりした肉の線維を感じるほどに歯ごたえがある、そしてこの歯ごたえのある肉をひと噛み、ふた噛みと噛みしめるごとに旨い、後から後から旨みが湧き出てくるんです。
脂がないようで食べてみると実は脂もそれなりにあるのですが、口の中に入った途端にあっさりと自然に溶けて流れる、そしてその後から熟成した濃厚なアミノ酸の旨みが口一杯に広がっていく、まさにこれこそ「肉の味」です。
食べ比べてみて初めて判りましたが、この肉を特選ステーキとして最上位メニューの位置づけで出しているのは非常にアグリーですね。

まあそんなこんなで肉に関しては案外見直したところもあるのですが、この店の場合その他の部分で色々と突っ込み所が多そうですよね。
ステーキとしての一番の問題は脂が周囲にまで飛び散るくらいにカンカンに加熱された鉄皿に載せてサーブされるところでしょうか。
いかにも古き良き時代の洋食っぽくて雰囲気的には嫌いでないんですが、こういうスタイルだと結局どんな焼き加減で頼んでもウェルダンにしかならないという気がしてどうかなと思います。
また明らかに肉自体が売りの店なんですから、個人的にはセットばかりではなく単品の肉料理も色々とメニューに並べて欲しいところですが、地域性や客層を考えると難しいところなのかも知れません。

それより何よりここの飯がまたちょっとこれはさすがにどうよ?と言わざるを得ない味で、肉うどん以外全てのメニューについてくるものであるのにこれはいただけません。
定食中心といってもかなり幅広い価格帯にメニューが分布しているだけにこうした部分のコスト設定は難しいのかも知れませんが、上位メニューであればそれなりに良い金額を出しているお客さんに対してこの飯を食わせるのはさすがに失礼かと思いますね。
その昔伝え聞いたところによるとこの辺りは稲作には必ずしも向いてない土地柄でもあるそうなので、地産地消に徹するということなら米の質としては仕方ない部分もあるかも知れません(実際に地元産の米なのかどうかは知りませんが)。
しかし米の質を云々する以前にこの飯の炊き上がりもその後の扱いもさすがにお百姓さんに失礼なので、このあたりのお金のかからない部分は是非とも改善を期待したいところですね。

サービスに関してもそこそこ広い店なのに、フロア係が隅っこの厨房脇でずっと立ちんぼというのはいただけません(まあ、この日のスタッフがたまたま揃いも揃ってそうだった可能性もありますが…)。
しかも厨房前にあるテレビの音量がそれなりに大きいので(それなりに高い金出してBGMがテレビの野球中継か…というところも突っ込みたいんですが)奥の方の席からは大声を出さないと聞こえないようですが、年配客の多い(そして地域の所得水準からすると相当なご馳走を食べに来ているだろう)客層に対してあまりに不親切ですよね。
店内中央に視線を遮る構造物があって厨房脇からでは席のほとんどが死角になるのに店内を巡回しているわけでもないようですから、こういうことなら各テーブルに呼び鈴でも置いておくのがよさそうに思います。

座敷の四角い座卓はともかくフロアの丸テーブルも妙に狭苦しいのが気になったんですが、この丸テーブルは真ん中に妙にばかでかいトレイが載っているので実効スペースは広くないんですね。
どうせバーベキューソースやらマスタードやらはその都度運んでくるわけですから、もっとコンパクトなトレイにするなりしていただけるともう少しゆったりとした気分で飯を食える気がします。

全般的に見て良くも悪くも田舎の店だなという印象なんですが、こんな何もない場所でやっていけているわけですからそれなりに成功していると見ていいのでしょうか。
これからの季節は雪も消えてよい気候になってくるでしょうから、あまり細かいことなど気にせずおおらかな気分で田舎の空気を吸いにいったついでに立ち寄るというのが正しい利用法なんでしょうかね。

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