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2008年11月 8日 (土)

世の中にある不思議なもの

先日こういう怪しげな?記事が出ていましたが、皆さんご存知でしょうか。

土星の台風は六角形 探査機カッシーニが撮影(2008年10月16日 朝日新聞)

【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は13日、土星の両極にある台風の赤外線映像を公開した。土星を周回する探査機カッシーニが撮影した。台風の雲が鮮明にとらえられ、北極にある台風には、地球二つ分ほどの大きさの六角形の構造があることがよくわかる。

 両極の映像は6月中旬、雲の上空約60万~65万キロから撮影された。北極にある六角形は半径が約1万2千キロ。時速500キロにも達する速さで動く雲は、水硫化アンモニウムと呼ばれる物質だと考えられている。

 六角形構造は1980~81年に土星に接近したNASAのボイジャー1号、2号の観測で見つかった。

 研究チームのケビン・ベインズ博士によると、六角形構造は地球の台風でも見られるが、せいぜい数日間しか続かない。28年間もこの構造が安定して存在するのは土星の北極以外では知られておらず、理由はわかっていない。土星の北極にあるのに南極にない理由もわかっていない。

ちなみに動画で見るとこんな感じですが、ほんとに六角形がぐるぐる回ってんですね。
いや~なんじゃこりゃな感じですが、ちなみにこれを見て某アニメの絶対障壁を思い出した人、素直に手を挙げて(笑)。
どうも自然現象らしからぬほど立派なこの六角形なんですが、実はわりあい身近なところでも当たり前に起こる現象らしいですね。

味噌汁と気象

(あまり具のない)熱い味噌汁をお椀に入れてしばらく置いておくと、下からモクモクと味噌が上がってきて不思議な模様を作り出す。さらにうまくいけば表面に六角形が並んだ模様になることもある。
これはベナール型対流、ベナール・レイリー型対流と呼ばれるもの。熱い味噌汁に対して上表面は冷やされるので、ある温度差になると対流が始まる。この対流では上昇と下降がきれいに並び細胞状になるのが特徴で、最も安定するのが六角形という形。(ベナールセル)
この対流は気象において重要なもので、上昇気流と下降気流が交互に並び気象分布を決める、また狭い範囲で見ても雲の成形にも関係してくるもの。そういえば味噌汁に表れる模様は雲に見えなくもない?

こういう独特の渦をベナール渦(ベナールセル)と言うそうですが、静かな液体(気体も)表面が均一に加熱されると対流によってこういう六角形が並ぶと言うことです。
いろいろとシミュレーションしている人もいて、六角形のみならず色々な模様が出来るようですが、そう言えばスープの表面に見たことがあるような模様もちらほらと。
う~む、何気ない身近な世界にも意外と楽しいものが隠れているものです。

自然界には「いったい何がどうなったらこんなものが?」と思えるようなものが沢山あるんですが、中にはあまりに規模が壮大すぎて宇宙から見なければ判らなかったというトンデモないものまであるのですね。
1965年6月に打ち上げられたジェミニ4号に乗り込んだ宇宙飛行士ジェームズ・マクディビット(James McDivitt)とエドワード・ホワイト(Edward White)が地上を眺めていると、アフリカはモーリタニアのど真ん中に妙なものが見えてきたそうです。

「ん?おいジェームズ、あいつはいったい何だい?」
「どうしたエドワード?何か見えるのかい?」
「ちょwww見てみろよ!でかい目玉が俺たちのこと睨んでるぜ!」
「オーッ!マイガッ!!」

…なんて会話があったかどうかはともかくとして、「サハラの目」なんて呼ばれたりもする「リシャット構造(Guelb er Richate)」の全容が初めて捉えられたのはこの時のことだったそうです。
しかしどう見てもこれは確かに「目」としか言いようがない形ですよねえ。

Fig1_3 Fig2_2 Fig3 

 

 

いったいこりゃ何なんだ?と誰でも思うところですが、とりあえず判っているのは噴火や隕石の衝突で出来たもの「ではない」らしいということくらいのようですね。
目の部分全体が周囲から200mほど低い窪地になっていて、丸い瞳の部分の直径がおよそ50kmほど。
同心円になっている部分は標高差100mほどの高低差があって、硬い岩石でできた「山」の部分と柔らかい岩石で出来た「谷」の部分とが交互に配列しているとか。
どうも浸食で柔らかい部分が削られて出来た地形らしいのですが、なぜこんなに丸くなったのかは未だに判らずじまいなんですね(あるいはこれも、対流なんてものが絡んでるんでしょうか?)。

この地形だけでも十分「世界不思議発見」なんですが、世の中には面白い人もいて、リシャット構造はオーパーツの資格十分と論証しちゃってたりしている。
う~む、ネタから離れてもこういうアプローチもなかなか面白いかもですよ。

汝、未知なる知恵を欲する者よ、神秘の果実を受け取るがよい

これだけ大きなものなら、さぞかし有名なのだろう、と「サハラの目」「リシャット構造体」「オーパーツ」あたりで検索してみたのだけれど… 面白いほど出てこない!リシャット構造体を英語で入れて検索してもほとんど情報が出てこない。なんということだ、オーパーツを求める人々よ、これは確かに「工芸品」じゃないけど、キミたちは神秘を求めていたんじゃないのか?
神々の指紋のあの人もスルーとは、なんたる手落ち。

世の中にはロマンを求めたい人が多くいるという。超古代な、誰が作ったかわからない、神や宇宙人の存在を考えたくなるような、しかもまだ証明されていないものが欲しいらしい。
ならばコイツをいじくるのだ。自分で資料を探してネタをつくればいい。
(略)
アフリカは、古くから住む土着民と、移住してきたアラブ人とが交じり合っている。アフリカの神話はすべて口伝だが、混血や民族の分散によって、古くからの神話は多くの場所で消えかかっている。「超古代で神秘的な」ものを求める人的には、ここはやはり土着民の古い伝承なんかが欲しいところだろう。

古くからの伝承を今も持っている人たちは、モーリタニアの北、アルジェリアとモロッコの山奥にいるという。
モーリタニアからそう遠くはない。好都合だ。

さらに、アフリカの神話というのは、部族が異なっても、ある程度のアウトラインが似ているものが多い。
彼らの信じる「全知全能の神」という概念についての解説を抜き出してみよう。

    ガーナのアカン人はこの神をブレキイリフヌアデ「すべてを知り、見る者」と言っている。他方、南部アフリカのズールー人はこの神を単純に「賢い者」ウキリと呼んでいる。ウガンダのガンダ人によれば、神の「偉大な目」はあらゆる場所、あらゆる時に絶え間ない眼差しを注いでいる。その目はけっして瞬かない。ナイジェリアのヨルバ人は、何ものも神の目から隠れることはできないと主張している。
    ~「世界神話辞典」 アーサー・コッテル 柏書房

ビンゴ。もう、これでいいじゃん。(笑)

うむ、これだけの不思議なものが単なる自然現象であるはずがないって気がしてきましたよ(笑)。

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