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2008年10月14日 (火)

身体を張るならこれくらいやらないと

食品汚染問題は今や全世界共通の関心事と言ってもいいかと思いますが、特にこのところ中国産の話題がにぎやかなようです。
少し前に汚染ミルクで乳児が腎結石になったという記事をご記憶の方も多いと思いますが、結局かなり広範囲にやっていた故意の混入だったらしいのですね。

中国汚染ミルク事件 22社69品目で有害物質検出

 【北京=野口東秀】有害物質メラミンが混入した粉ミルクを飲み、乳児が腎臓結石になった事件で、中国政府は16日、メラミンが大手メーカー「三鹿集団」以外に、全国21社の乳製品69品目から検出されたと発表。中国中央テレビを通して会社名を明らかにした。一方、中国公安当局は同日までに、有害物質を含んだ製品を生産・販売した疑いで4人を逮捕したもようだ。

 メラミンが入った製品はすでに一部が海外に輸出されており、中国政府は製品の回収を命じたという。中国衛生省のまとめでは、16日午後の時点で、この粉ミルクを飲んだ乳児2人が死亡。飲んだ乳児は1万人近くに上っている。1253人が診察を受け、このうち53人が重症という。

 中国のニュースサイト「中国新聞網」は同日、この事件で4人が逮捕されたと伝えている。報道によると、逮捕された4人のうち2人は河北省石家荘市正定県に住む搾乳業の兄弟。2人は昨年末、利益目的で自分たちの搾乳場の牛乳に水を入れて量を増やしたが、三鹿集団の検査で不合格となった。このため、水増し牛乳にさらにメラミンを混ぜ、タンパク質含有量を高く見せる偽装をし、検査を通過していたという。2人はメラミンを近くの化学原料販売店で購入していた。

 兄弟は容疑を認めているが、「メラミンが有害であることは知らなかった」と供述しているという。

 この牛乳から製造された粉ミルクを飲み、甘粛省で5月1日に男児が、7月22日に女児が死亡している。逮捕された兄弟のほか、牧場や授乳場数十カ所の経営者らにメラミンを混入させた疑いがあり、当局はすでに22人を拘束している。逮捕者はさらに増える見通しだ。

この件については既に中央政府筋が激怒しているなんて話もあるようですから、彼の国のシステム的に当局の追求も厳しくなるのでしょうが、問題は世界中に輸出されているという中国産製品の行方です。
少し前にも中国産ペットフードを食べてアメリカでペットが多数死んだとか、中国産風邪薬を飲んで中米で多数が死亡したとかいった事件で大騒ぎになりました(が、日本では何故かあまり報道されませんでした…)。
今や中国と言えば世界の工場とも言って良いくらいにどこにでも中国産製品がありふれている時代ですから、ひとたびこうした問題が起これば下手をすればパニックなわけです。
欧州委員を務めるイギリス人ピーター・マンデルソン氏は、早くからこの問題に警鐘を鳴らし続けてきた一人でした。

マンデルソン欧州委員、中国製品の安全性問題は今後も続くとの見通しを示す(2007年11月27日)

欧州連合(EU)のピーター・マンデルソン(Peter Mandelson)欧州委員(通商担当)は26日、北京(Beijing)で開催された食の安全確保に関する国際フォーラムで中国製品の安全性に言及し、「このような問題が発生した後で、なお近年の輸出の伸びを維持したいならば、中国が最優先で取り組むべき課題は、消費者の信頼の回復・維持に務めることだ」と指摘した。

 今週、北京で始まる中国EU首脳会談に参加するため訪中したマンデルソン委員は、最近のデータをもとに中国製品の安全性問題は今後も急激に高まるとの見通しを示した。

 中国はこの数か月、中国製品の信頼構築のため粗悪品の取り締まりを強化している。

 中国の呉儀(Wu Yi)副首相は、中国製の食品の安全基準が国際基準に追いついていないことを認め、より安全な制度を導入している各国に問題解決に向けた支援を要請した。

 だがマンデルソン委員は、中国が食の安全性に真剣に取り組む気があるなら、偽造品に関する問題にも取り組む必要があると指摘している。同委員によると、2006年にEU圏内で差し押さえられた偽造品の8割が中国製だという。

マンデルソン氏の偉いところは、単なる批判屋ではなかったということです。
今年9月28日には中国製ミルクの安全性を自ら立証するためにわざわざテレビの前で中国産牛乳を飲んでみせ、温家宝首相自ら「我心裏非常感動(感動した!)」なんてお言葉を頂戴していたりもするわけです。
さて、その勇気と男気にあふれるマンデルソン氏が先頃英国政府に入閣したのですが、いきなり初日からこんなとんでもないことになってしまいました。

中国産牛乳を試飲した英国閣僚、就任当日に腎臓結石で入院

 【大紀元日本10月11日】英国「ビジネス、企業および規制改革大臣」として入閣したピーター・マンデルソン氏(54)は就任初日の6日朝、下腹部の激痛により病院に救急搬送され、検査の結果、腎臓結石によるものと診断された。同氏は先月26日、天津で開かれたEU・中国合同経済通商委員会の席上で、中国産乳製品の安全性をアピールするために、メディアの前で自ら牛乳を飲んで見せ、温家宝首相を感動させた。その9日後に、同氏は腎臓結石が発症し、入閣初日に入院することになった。

 英紙「デーリー・メール」によると、同夜、結石の摘出手術が行われた。

欧州連合の消費者による中国産乳製品への不信感を払拭するために、マンドルソン氏は公で中国産牛乳を飲み、消費者に安全性をアピールした。中国の温家宝・総理は同氏のこの行動に感動し、「マンデルソン氏は、(中国の)現在のみならず、未来がわかっている」(チャイナ・デーリー)と述べたという。

 中国産牛乳の試飲と腎臓結石発症の関連性は不明だが、中国人著名ブロガーの宋石男氏は、この件には二つの可能性があるとした。①マンデルソン氏は腎臓結石持ちであることを知っていながら、中国産ミルクを飲んで中国をコケにした②腎臓結石のことは全く知らないで、善意からミルクを飲んだが、恐ろしい結果を招いたとしている。

 ネット上でも「因果応報を早くも現れた」「中国当局に迎合すると、このような悲惨な結果を招く」などの書き込みが相次いだ。

いいよマンデルソン!あんた本物の男だよ!(号泣)

中国製製品の安全性を立証するという目的に照らし合わせた場合に氏の行動の是非はともかくとして、まさに温家宝首相のこの言葉は未来永劫記念碑として残すべき偉大なる予言となったわけですね。

「マンデルソン氏は、(中国の)現在のみならず、未来がわかっている」

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