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2008年10月13日 (月)

マスコミさんの感覚

久しぶりに毎日ネタ…だけではなくて、今回は広くマスコミネタと言うべきでしょうか。
「クール・クリティーク」さんのところで取り上げている9/17の記事「毎日新聞記者と飲みました」、ひと頃結構あちこち貼り付けられましたからご存知の方も多いと思います。
で、ここのコメント欄に自称毎日社員さんがカキコをされてるんで引用させていただきます。

    * 3. 毎日社員

    * 2008年10月03日 10:37
    * 毎日の社員ですが、勘違いされると嫌なので書き込みます。
      ブログの中で、「同級生」とされている社員の話はかなり事実と異なると思います。
      毎日で働いている方は分かると思いますが、「WAIWAI問題」は社内では、労組からも社員の間からも相当問題視されています。社長の責任を問う声も上がっていますし、社員も会社がどうればこういう問題が起こらないのかを考えています。もし、取材力がある方がいれば、労組の機関紙を手に入れて読んでみて下さい。
      それと、毎日は上に対して自分の意見を言える空気があります。年に1回程度、編集局長ら幹部と職場単位で意見を交換する機会がありますが、意見のほとんどは、記者からの会社批判や体制批判です。それ以外でも、直属の上司に対して、堂々と意見する記者は多いです。また、それが当たり前になっている雰囲気もあります。あまり批判はされていませんが、社内自由がないのはY新聞だと思いますが。
      社内の思想に関しても本当に色々な人がいます。今、自分がいる職場の半分は、どちらかと言えば右よりの意見の方だと思います。たぶん、ネットに書き込んでおられるような方は毎日新聞を読んでいない方が多いと思うので、
      左よりの記事ばかりがクローズアップされているのだと思います。硬派な保守的な内容の記事も本当はあるのですが……。
      多くの方に毎日新聞という会社が誤って伝わっているのが残念です。

で、以前にも取り上げました「マスコミ倫理懇談会全国協議会」と言うイベントの件。
地元新聞の記事ではこんな感じだったそうです。

マス倫懇全国大会始まる ネット社会など論議

     新聞社や放送局、出版社などでつくるマスコミ倫理懇談会全国協議会の第五十二回全国大会が二十五日、熊本市内で始まった。百五社・団体の編集責任者や記者たち約三百人が参加。分科会では、インターネットに端を発した毎日新聞社攻撃などが論議され、裁判員制度に向けた事件記事の見直しも報告された。

     毎日新聞社の英文サイトにわいせつな記事が掲載された問題をめぐり、ネットユーザーが同紙の広告主に電話をかけ、広告の継続をただす「電凸(電話突撃)」が相次いだ事例は「ネット社会とメディアの倫理」の分科会で取り上げられた。

     講師のウェブコンサルタント伊地知晋一さんは毎日新聞社のケースを踏まえ「ネットユーザーはマイノリティーではなく、その威力は侮れない」との見方を示した。

     ネット事情に詳しいジャーナリストの藤代裕之さんは「英文サイト問題への謝罪が十分とは受け止められなかった。ネット社会を特集した連載記事へのネットユーザーの評判が悪かったことも影響したのでは」と指摘。毎日新聞社はこの問題についての報告を、「時期尚早」として見送った

で、「WAIWAI問題」を相当問題視しているという毎日新聞さんの報道では、これがこうなるらしいのですね。

マスコミ:責任、影響力を考える--倫理懇全国大会の議論から

 「メディアの力、責任、そして可能性」をメーンテーマに25、26日に熊本市で開催されたマスコミ倫理懇談会全国協議会の全国大会。新聞、出版、放送など各メディアから出席した約320人が、より高い倫理観と責任感を持ってマスコミ倫理の向上に努めることを申し合わせ、終了した。三つの報道分科会の議論を紹介する。

 ◇匿名社会--不祥事を中心に困難になる取材

 「匿名社会と取材・報道の自由」をテーマにした分科会では、個人情報保護法(05年4月施行)の影響で、行政や民間企業の不祥事などを中心に、取材が難しくなりつつある現状が報告された。

 ある全国紙記者は「学校や地域などの緊急連絡網や同窓会名簿の廃止、不祥事の当事者名を隠すなどの過剰反応は法施行後3年たった今も多く、逆に社会の基本が個人情報の共有で成り立っていることが再認識されつつある」と指摘。「同窓会名簿の廃止などは、個人情報保護法が事実上国民すべてを規制対象とする包括法であることから発生しており、『過剰反応』というよりも個人情報保護法が構造上持つ問題だ」と分析した。
(略)

 ◇犯罪被害者--感情の伝え方の難しさを再確認

 「犯罪被害者の取材と報道」をテーマにした分科会では、山口県光市の母子殺害事件を取り上げ、被害者感情の伝え方について議論した。

 同事件をめぐっては、放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会が今年4月、差し戻し控訴審判決を前に放送されたNHKと民放のニュースやワイドショーなど33番組を具体的に取り上げ、「被告・弁護団を強く非難し、被害者遺族に同調・共感を示すことを繰り返した」などとして批判する内容の意見書を公表した。

 分科会では、検証委員会の委員長代行を務めた小町谷育子弁護士が「被害者遺族の発言の圧倒的な存在力の前に、裁判に関する分析や検証を被害者遺族の語ったことで安易にまとめてしまい、それを超えるものを提示しなかったのではないか」と指摘した。

 これに対してテレビ側の当事者からは「被害者に安易に食いついたという反省はあるが、世論を反映した側面はある」などといった反論があった。

 また、委員会の意見では「集団的過剰同調」という表現で、一方的に被害者側に沿った報道をする姿勢を批判したが、これに関しては「90年代後半から被害者がどんどん立ち上がって発言し始めた中で、引きずられないよう書く側は心していかねばならない」と同調する意見が出る一方で「集団的過剰同調という言葉には違和感がある。こういう言葉が使われると、被害者がまた置き去りになる」との反論もあった。
(略)

 ◇裁判員制度--予断与えるのか、報道のあり方は?

 来年5月の裁判員制度スタートに向け、「変わる刑事司法と報道--裁判員制度、犯罪被害者の法廷参加」をテーマにした分科会では、2班に分かれて活発な意見を交わした。裁判員に選ばれた国民が裁判官と一緒に重大事件の被告を裁くことになるため、裁判前の事件報道が国民に予断を与える恐れがあるのか、事件報道のあり方を改める必要があるのか、報道の自由と公正な裁判との調和をどう図るかなどが論点になった。

 朝日新聞と読売新聞がそれぞれ、報道指針を独自に作って試行・運用している取り組みを報告した。いずれも▽犯人視しない報道に努める▽情報の出所をできるだけ明示する▽容疑者・弁護側の言い分もできるだけ報道する--など共通する考え方が示された。

 具体的な記述では、ともに「調べによると」といった従来の表記から、「発表によると」「捜査関係者によると」などと、あくまで捜査当局の見方であることがわかるような表記に改めた。こうした変更で捜査関係者からは「取材に応じにくくなる」などと厳しい反応も出ているという。

 一方、毎日新聞も現在、できるだけ情報の出所を明記するよう努めることなどを盛り込む報道指針づくりを進めていると説明した。NHKや共同通信も同様に、報道のあり方の見直しを検討中と報告した。
(略)

あれ?相当問題視しているはずの「WAIWAI問題」への言及はまったく無しなんですか?(笑)
こういう隠蔽体質をいつまでも放置しているから毎日さんは世間から見放される一方なんだと思うんですけどね。

毎日新聞の体質もさることながら、実はこうした「他人には厳しく、自分には徹底的に甘く」という姿勢がマスコミ全般に蔓延していることこそが大きな問題でしょう。
たとえば西日本新聞のコラムから拾ってみます。

とんでもない事件だ

んでもない事件だ。北九州市と福岡県苅田町にまたがる自動車メーカーの部品工場に
爆発物が投げ込まれ、地面に穴が開いた。工場を建設した会社のトラブルとみられるが、
問題はそのメーカーの対応。広報担当者は当初「事件については言えません」の一点張りだった。

うやく数時間後に「再発防止を望む」とコメントした。後で聞くと、
捜査の関係で極端に口をつぐんでしまったという。このメーカーは大手自動車会社の子会社で、
被害者側ではある。しかし、工場の起工式が昨年開かれたときも非公開だった。
式典風景を公道から写真に撮ろうとすると、建設会社の人や警察官から制止された。

だ、企業の社会的責任がこれだけ求められている中、
事件が起きれば十分な説明が必要なはずだ。メーカー名はこの欄では名指ししないが
(各段落の頭文字がヒントです)、説明責任を考えてほしい。 (根井)

「各段落の頭文字がヒントです」ってあ~た、ネラーのカキコかよ(爆笑)。
と言いますかね、どう見ても取材断られた逆恨みとしか思えない怨念の混じった記事なんですけど(笑)。
下っ端の記者が思わず書いてしまって上もうっかり見逃して記事になっちゃったってな話ならともかくコラムですよ、デスク日記ですよこれは。
それなりに責任ある立場にある者が自ら率先して「うちはネタ新聞です」って公言するような真似をしてどうするんですか?

記者クラブなんてものの存在に象徴されるように、日本のマスコミは駄目だとは噂に聞いていたところですが、ここまでレベルが低いと笑うしかないってとこですか。
こいつらにとって取材というものは他人が全てお膳立てをしてくれて「はいどうぞ」で初めて成立するものって認識なんですかねえ?
企業が説明会を開いてくれない!なんて駄々こねてる暇があるんなら、独自の取材力を発揮して他者にないネタをすっぱ抜いてこそジャーナリストとしての存在意義があるなんて発想はないんでしょうかね?

毎日が悪いとか西日本がレベルが低いとか言う話にとどまらず、彼らマスコミ業界が一日も早く他人に要求する水準の1/10程度でも厳しく自らを律するようになればと願ってやみません。

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