今日のぐり「お好み焼き どん 」
ファジアーノ6-0勝ちとはちょっと想像してませんでしたね。
最近ちょっとお疲れモードっぽいところが気になってたんですが、これで息を吹き返しますかね。
以前に食べた日生名物「かきおこ」がイマイチだったので、どこか良い店はないかと探していておすすめされたのがこの店です。
久しくお好み焼きと言えば広島風という時代が続いていたのですが、十数年ぶりに関西風を食することになりました。
平日の昼飯時も過ぎかけた時間帯にも関わらずなんとまあ、こんな田舎の(失礼)駐車場も店内も一杯じゃありませんか。
話に聞くところによると混雑時には焼いてもらうのを待つか、自分で焼くかと訊かれるそうですが、さもありなん。
席が片付くのを少し待ってからカウンター前にすわりました。
いろいろとメニューは並んでいるのですが、ここは至ってオーソドックスに豚玉を注文。
店内は店主らしい親父さんが調理一切を仕切り、他に数人のおば…もとい、お姉さん方が働いているようです。
焼くところを目の前で見ていましたが、ああ関西風ってこんな感じだったなあと妙な感慨がありました。
鉄板からそのままコテでいただきましたが、これは確かになかなかの味です。
ふわふわの生地はダシの味もよく、これに甘めのソースがぴったりマッチ。
個人的にはもう少し表面をさくさくカリカリに焼き上げてもいいかなと思っていましたら、ちゃんと工夫がしてありました。
お好み焼きと言えば薄切りの豚バラを脂が抜けるくらいまで焼いている店が多いのですが、ここの豚肉はかなりしっかり形を保つくらいの厚みがあります。
こいつのカリコリした食感がふわふわ生地とのコントラストを浮き立たせるようになっているんですね。
コテでも歯が立たないのがやや難点と言えば難点ですが、このアイデアは面白いなと思いました。
強いて味にケチをつけるとすれば、キャベツのあしらい方でしょうか。
お好み焼きのキャベツと言うとじんわりじっくり火を通して甘みを引き出すのが基本ですが、ここのようにざっくり大きく切ったキャベツですと葉脈部分がそのまま固まりで入ってしまうことがあります。
千切りにして葉脈も薄くスライスしている状態ならまだしも、この部分は葉の部分より火も入りにくいですから、火の通り方によっては何とも微妙な(個人的には好ましくない)風味を感じてしまうんですよね。
見ていると親父さんも目についた部分はその場でコテで裁断しているようですが、この辺りは下ごしらえの段階で手間暇をかけて葉脈を取り除きスライスしていくなどの方が本筋でしょう。
気になったのは店員の数こそ多いのですが、今ひとつ気が回らないと言いますか"do this"気味な人が多いようなのですね。
親父さんは人柄も練れているし非常に気がつく人で良いんですが、この親父さんが率先して声を出しているのに周りが静まりかえっているというシーンがしばしば見られました。
先ほどのキャベツの件にしても本来裏方が気をつけるべき部分なんですが、まあ親父さんも気苦労が多いんじゃないでしょうか(苦笑)。
しかしこの近所には「にぼし屋」や「あかり」もありますが、見た目とは裏腹になかなか侮れないところがありますね。
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