« 今日のぐり「酔鯨亭」 | トップページ | 毎日新聞捏造記事事件~続報その三 »

2008年8月11日 (月)

男子五輪サッカー終戦…

男子サッカー代表の五輪は二試合で終戦になりました。
もちろん最終のオランダ戦はいろいろと学習機会としては得難いチャンスではあるけれど、五輪というチームにとっての本番という点では全くの消化試合。
ずっと見てきたんですが、最後まで強いんだか弱いんだかよく判らないチームという印象が消えなかったですね。
勝っていても安心できないし、負けていても何かしてくれそうな気もする。
娯楽性という点ではあるいは良かったのかも知れませんが、結局のところ本来の目的に対して目立った結果は出せずじまいで終焉を迎えることになってしまったわけで。

しかし今回のチームのこの盛り上がらなさぶりは何なんでしょうね?
谷間世代の何のとさんざんな言われようだった前回アテネの代表と比較してもさらに下回っている感じなんですが。
それはまあ自分としても、前回は菊池がいたし、前田の遼ちゃんもいたし(結局バックアップになったけど)、個人的にお気に入りの今野もいたし。
それに比べて今回のメンバーはまあ、ねえ…近ごろのずびろはまるきり調子でないし仕方はないですが…いやまあ、それは関係ない話ですけれども。

ほんの15年前にはやっとサッカーがメジャースポーツの仲間入りをしたという時代でした。
8年前にはトルシエ監督の元でいわゆる黄金世代が堂々のベスト8進出。
当時はそれはもう注目度も段違いでしたし、負けたら即解任、勝っても解任騒動なんてみんなぴりぴりしてましたね。
LmdTあたりであ~でもないこ~でもないと皆で大騒ぎしてた頃が懐かしいと言いますか…
とにかく今ではあの頃の緊張感なんて全くないし、負けたところで翌日の新聞のスポーツ欄の一角を飾ってハイそれまでよってなものです。

90年代以降の日本サッカーの躍進はもちろんプロリーグのスタートも大きいけれども、地道な若年層の育成システムの成功という面も大きいわけです。
Wユースや五輪という場は、それはもちろんフル代表の本気勝負と100%同じものではないですよ。
けれども逆に言えば、本気勝負のための経験値を積むためにもハンパにやってしまってはいけない、その意味ではアンダー世代にとってはまるきりの真剣勝負の場なのです。
WYにしてもそうですが、勝つことでより強い相手と戦える、勝ち続けることでステップアップできる、その場所においては「自分たちの力は出せた」ことがゴールなのですか?
そういう場で二世代続けて「順当に」負けてしまった、自分たちの力以上の何かを経験する機会を逸してしまった、それが今後の日本サッカー界にとってどれだけの損失か。
それが本当に理解できているのなら協会は「とても残念」なんてぬるいことを言っていないで、自分たちがなぜ監督選びに失敗したのか、次はどうやったら失敗しないですむのかを本気で考えなければならないはずなんですよ。

プロフェッショナルなら選手に対するものと同等以上の厳しい視線を、監督の業務にも向け続けていてしかるべきであって、本来それは監督選任者たる協会の最も重要な仕事の一つであるはずです。
もちろん若年層は育成中心というのは一般論として間違っていないと思うけれども、プロとして一番本気になるべき大会で結果を追求しなくていいなんて話はないですよ。
どうも近ごろのアンダー代表監督が負けることにあまりにも淡泊な気がしてならないんです。
あるいは協会側の視点で見れば、監督として勝とうが負けようが幾らでも逃げ場のある選任ばかりになっていると言うべきでしょうか。

反町は個人的にけっこう評価しているんですが、それは彼のやり方にはロジカルな思考の積み重ねが見えるからであって、決して論理を越えたところに真価を発揮する博打打ちタイプじゃないと思っています。
選手が試合に出て名を売って初めて移籍市場に道が開けてくるのと同様に、本来はプロの監督だって実績を積み上げることで初めて飯が食えるはずなのです。
しかしこのところのアンダー代表監督で、そういうギラギラした野心一杯の目をした人材がいたかどうか?
妙に教育者然とした監督さんが「選手はやるべきことをやった。全く悔いはない」で終わり、それが許されるのはあくまでアマチュアまででしょう?

実のところこうした協会に対する危惧は今に始まったことでもないし、アンダー代表監督に限ったことでもありません。
トルシエ退任後、協会はろくにその総括もしないまま漫然とジーコを選び大失敗しました。
そしてジーコ退任後も全く同じ態度で何らの総括もエヴェィデンスもないままオシムを(個人的には当時限りなくベストに近いベターだったとは思っていますが)選んだ。
そしてその後任にもまた同じように何の根拠もなく岡田を…別に岡田が悪い監督とは言いませんが、何故岡田なのかという点は何一つ見えてこないですよ。
まあ長年の老害が一つ消えたようですから、今後は早○田閥がどうだのという馬鹿げた話は消えて無くなることを期待していますけれども…

とにかく選手がよく頑張っているところが見えるだけに、何とももったいなかったなという印象が残った敗戦でしたが、そこから協会がどんな総括をしてどういう解答を我々の前に提示するのか?
次の監督選びでそのあたりをじっくりと見させていただかなければならないかなと思っているわけです。

|

« 今日のぐり「酔鯨亭」 | トップページ | 毎日新聞捏造記事事件~続報その三 »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/42136515

この記事へのトラックバック一覧です: 男子五輪サッカー終戦…:

« 今日のぐり「酔鯨亭」 | トップページ | 毎日新聞捏造記事事件~続報その三 »