« 今日のぐり「大学うどん」 | トップページ | 医師不足時代の医師集め »

2008年8月30日 (土)

毎日新聞はなお我が道を逝く

いずれ一過性で終わるだろうという毎日新聞側の予想に反して(?)、毎日新聞捏造問題への追及が終わりません。
と言うよりも、既にブームを越えて「毎日=捏造常習犯で反省するということを知らない組織」という認識が定着してしまった感すらあります。
何しろ毎日新聞が何かしらもっともらしいことを書いたところで、「お前が言うな!」で終わってしまうのが近ごろのネットでの定番ですからね。
あちらからもこちらからも日々の燃料補給には事欠かないのがこの会社のいじられ素材としての素晴らしさであるとは言えるのかも知れませんが、それにしてもあまりにも対応が幼稚すぎないか?と人事ながら心配になってくるのですが。

毎日醜聞の考える「ノブレス・オブリージュ」

まだまだ終わりませんよ、毎日追求キャンペーン。
毎日醜聞社内では、そろそろほとぼりも冷める頃と思っているのか、火消しに躍起になっているようで、電話抗議で広告を取りやめたスポンサーに対して謝罪行脚をしているようです。

以下に紹介するのは、とあるメーカーに謝罪周りに来た毎日新聞社員様のありがたいお言葉です。

    514 名前:その1[] 投稿日:2008/08/06(水) 20:39:47 ID:kTBrMefa0
    初めまして 派遣で某メーカーの総務に勤めています
    この件で今日ウチの会社で動きがあったので書き込んでみます

    出稿数も(多分)少ない小さなメーカーですがCSの部門で散々抗議電話を受けていたらしく、
    部門長が先月後半に毎日へ説明を求めていたようで、やっと今日担当と上司が来たんです

    私の直属の上長(総務部長)も同席して経緯を聞いたらしいのですが

    ●広告主に抗議が行くとは思いもよらなかった
    ●説明責任は十分に果たしている
    ●時期がくれば収まってくる 実際今は下火になってきている
    ●自分達に非があるのではなく一部の恵まれない境遇(?)の人間達が自分の不幸を
     転嫁した気でいるだけ
    ●直接的な購買層とは無縁の人間達の行動だから気にするな


    などと話していたと上長に聞かされました
    全く説明になっていないのでCSの部門長が怒り、厳しく問いつめたところ

    「今回の件に関して御社に伺ったのは基本的には私どもに非はなく、むしろ私たちは
    ノーブレスオブリュージュの精神で御社に伺っておりまして。。」云々と言われた
そうです。

    上長曰く、言葉の意味も理解せず使い方も知らない奴らは「驚異的なバカ」だそうです

    ノブレス・オブリージュか?

ところで以前に「毎日に限らず新聞業界全体が脅えている」という佐々木俊尚氏の記事を紹介しましたが、どうも複数ソースで同様の話が見え隠れしているようです。
こちら石井孝明氏の記事を紹介しますが、やはり同様にメディア側の脅え、恐れという表現が出てきます。

メディアが世論を怖がり始めた

この1カ月ほど、活字メディアの関係者が集まると、毎日新聞社の「変態」報道事件が話題となります。

毎日新聞はインターネット上で「日本人は性的に倒錯している」という趣旨の英文記事を数年に渡り配信し続けました。この問題について同社は「英文サイト出直します 経緯を報告しおわびします」と、謝罪と検証記事を発表しました。

メディア関係者の注目点は、この事件の「構造」と「余波」です。ネットメディアがこの問題を指摘し、ネット上で批判が広がったことによって、毎日新聞が謝罪に動きました。これまで、一般の人々がここまでメディアを追い込む例は、あまりありませんでした。

また、新聞・通信・出版という活字メディアは、広告の減少と絞り込み、さらには紙媒体の発行数の減少で、経営が厳しくなりつつあります。広告代理店の営業担当者は「クライアントがネットの怒りを気にしている。どの会社も不景気の中で広告予算を絞っているから、メディア各社の収益に影響が出てくるかもしれない」と、話していました。

「今」を切り取るさまざまな材料を提供するのに、この事件を伝える既存メディアの報道はあまりありません。なぜでしょうか。

ある大手メディアの元幹部に聞いたところ、「君も分かるでしょう。怖くて誰も記事にできないんです」と、予想した返事が返ってきました。下手にこの事件にさわったら、メディアの力の低下が知られ、スポンサーへの悪影響がでかねない──。こんな恐れが、報道を自粛させているようです。

「既存のメディアの力が低下していることが明らかとなり、同時に世論におびえ始めた」。

さまざまな論点を提供するこの事件で、私はこの点に一番興味を持ちました。しがらみのない子供たちが「王様はハダカだ!」と大人社会のおかしさを明らかにした寓話と同じように、どこにもおもねる必要がないネットユーザーがメディアの権威の低下、そして自らは「社会の公器」を唱えながら実際にはスポンサーの意向を気にする私企業にすぎないという欺瞞を、明らかにしてしまったのかもしれません。ぼんやりと感じていたことが具体的な形になり、メディアの関係者はこの問題に「怖さ」を感じるのでしょう。メディアの中で生活をしている私も、同じ「怖さ」を抱いています。

この毎日問題を報道しないことで従来型メディアの限界が自ずから明らかになったわけですが、毎日新聞の空気の読めなさぶりとも共通する一つの事実が見えてきた気がします。
つまり、今までメディアから視聴者へという情報の偏在と一方通行を当然視してきた従来型メディアが、双方向を基本とするネット時代に全く対応できていないと言うことです。
しかし考えてみればわかることですが、今の若い世代でネット経験を持たない人間などほとんどいないわけです。
従来型メディアからネットへと軸足を移していく動きは、この後に続く世代においても加速こそすれ衰えるなどとはまず考えられないわけですよ。

ならば何故こうした時代の変化に目を閉ざし耳をふさぐだけでなく、この新しいビジネスチャンスに自ら乗り出していかないのか?という疑問が当然出てくるのです。
今は守りを固める時ではなく、攻めるべき時でしょう。
新聞やテレビという、ほぼ完全にパイの大きさが固定化されこれ以上発展の余地のない世界にいつまでもとどまっているよりは、ネット時代対応のメディアを目指した方がよろしいんじゃないですか?と言うことです。

しょせんメディアが公正中立なんて幻想なんですから、旧来のメディアにおいて「○○新聞は経済界べったり」だの「△△新聞は左巻き」だのとそれぞれ色つきで見られていたのと同じように、「□□ニュースはネット世論の代弁者」などと言われるメディアが登場してもいいころです。
ある意味で2chなども一つの巨大なメディアと言う見方も出来るかと思いますが、ネットに受容されるだけでなくもっと積極的にネット世論を味方につけられる新時代のメディアが誕生してこないものなのか。
出てくるとすればどんな組織、企業がその先鞭をつけるのだろうかと、このところ少しばかり楽しみに眺めているのです。

|

« 今日のぐり「大学うどん」 | トップページ | 医師不足時代の医師集め »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/519753/42328570

この記事へのトラックバック一覧です: 毎日新聞はなお我が道を逝く:

« 今日のぐり「大学うどん」 | トップページ | 医師不足時代の医師集め »