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2008年8月15日 (金)

毎日新聞捏造記事事件~続報その四

前回の「毎日新聞捏造記事事件~続報その三」に続いて、また毎日さんがネタを提供してくれました。

まずはネット有志の活躍によって明らかになった毎日新聞再度の嘘と捏造の件ですが、J-CASTニュースでも取り上げられました。

毎日英字紙にも「変態ニュース」 11年前から多数の記事掲載

   毎日新聞英語版サイト「Mainichi Daily News」の「WaiWai」というコーナーで、「六本木のレストランで豚を獣姦し、その後食べた」「成績を上げるために勉強前に息子の性処理をする母親がいる」といった内容の記事を過去に配信し、「低俗すぎる」などといった批判が同社に相次いだのは2008年6月下旬のこと。08年6月27日には、当時常務デジタルメディア担当だった朝比奈豊社長を役員報酬10%(1か月)返上、記事を担当していた外国人記者を3か月の懲戒休職とする処分を発表した。さらに7月20日には英語版サイトが不適切だったとする謝罪文のほか検証記事も毎日新聞紙面や日本語ニュースサイト「毎日jp」に掲載している。先述の玉木氏のコメントに代表されるように、検証記事はウェブ上の問題に焦点をあてている。

   しかし、英字紙にもニュースサイトと同様に「低俗な」記事が数多く掲載されていた。例えば、1997年10月5日付英字紙では、「お母さんたちは墜ちていく、成績を上げるために!」と題された記事が掲載されており、この記事には「『受験生』バカ母SEX献身の実例」と日本語のタイトルも記載されているほか、日本人名の署名が入っている。内容は、成績を上げるために勉強前に息子の性処理をする母親がいるというもので、02年にニュースサイトで外国人記者の署名入りで配信された記事と同じものだ。

   2000年1月16日に掲載された「金欠かい?ヘイ、君のフォークをいつでも売り歩けるよ」という記事では、男性が性風俗でお金を稼ぐ方法について雑誌記事を参考に紹介されている。また、2000年1月9日には「ポケモンの意味は勃起した男性器だった!!」、2001年1月7日には「関西発パーキングエリアで一発『トラックヘルスの快感プレイ』」と題された記事が掲載されている。

   毎日新聞社社長室広報担当はJ-CASTニュースに対し、英語版ニュースサイトの「WaiWai」は、2001年3月の英字紙の休刊にともなって掲載されたものであると説明した上で、

    「7月20日付の検証紙面は、国内外に不適切な記事を発信した英文サイト上のコラムについての報告を中心に、英字紙時代のコラムについても、(1)国内の週刊誌や月刊誌の記事を引用しながら、日本の社会や風俗の一端を紹介する狙いだった(2)性に関する話題なども掲載され、編集者が表現を和らげるよう指摘することもあった(3)毎日新聞本紙のような綿密なチェックは行われていなかった――と同検証記事において既に言及しています。詳細は検証紙面をお読み下さい」

と書面で回答してきた。

   確かに検証記事では、毎日新聞社が言うような内容のくだりは存在しているが、英語版サイトと同様に英字紙でも不適切な記事が多数あったとの説明はない。また、検証記事ではニュースサイト編集長の肩書きを持つ外国人記者1人がニュースサイトの不適切な記事を執筆していたことが要因としてクローズアップされているが、英字紙では複数の外国人記者や、日本人と思われる記者によって執筆されていた。

   検証記事では、

   

「スタッフは外国人のみで日本人の視点が欠けていた」

   「ウェブに移行した時、海外も含めた社外に英文で情報を発信することの重要さについての認識が社全体に足りなかったことも指摘せざるを得ない」

などと今回の問題の要因を分析している。しかし、実際はサイト掲載より以前から「紙媒体」で行われていたこと、英字新聞では日本人と見られる記者も執筆していることなど、ネットとは関係なく「不適切記事」を流していたのは明白で、背景には根深いものがありそうだ。

「新小児科医のつぶやき」でも実にキレイに経過をまとめているのですが、末尾のこの部分がまさに今回の毎日捏造問題の本質を言い当ててるといって良いでしょう。

毎日変態記事問題の新たな火種

今回の新たな事実の発掘により、毎日新聞は姑息な隠蔽工作を施した公式謝罪を行った事が判明しました。毎日が変態記事問題について行った対応は、

     第一段階:不祥事発覚
      第二段階:関係者の処分と謝罪広告
      第三段階:姑息な隠蔽工作が発覚

どこかで読んだ事があるパターンと思いませんか。こういう行為を取った企業、記憶に残るところでは雪印、不二家、船場吉兆は、毎日新聞も含むマスコミのバッシングの嵐の中で消滅しました。とくに第三段階の「姑息な隠蔽工作」が発覚した時のバッシングは壮絶でした。まさしく息の根を止めるまでの波状攻撃が執拗に行なわれています。

波状攻撃の一翼を担った毎日新聞は綺麗にこの泥沼パターンを踏んでいます。他の企業と違うのは、マスコミ同士の麗しい身内愛により同業他社の波状攻撃が無い事です。このマスコミの身内愛に守られて「人の噂も75日作戦」でダンマリのようですが、事態は噂として風化する段階から、事件として人の心に刻み込まれる段階に達しています。ここまでくれば毎日新聞にとって究極の切り札と言える「社長退任」さえインパクトが薄れ、「今さらどうした」の批判は確実に渦巻きます。

おそらく自社記事に書いてある「企業防衛のイロハ」でも読まれることをせめて勧めながら、末路を見つめていたいと思います。

ところで前回の追記で書きました「毎日.jp閉鎖?!」のニュースですが、毎日新聞側では事実無根として報道元のテクノバーンに抗議のファックスを送りつけてきたそうです。

毎日新聞が本誌に厳重抗議、「毎日jp」の閉鎖報道は事実無根と反論

毎日新聞は13日、本誌12日付け記事「毎日新聞、反発を受けてオンライン版『毎日jp』の閉鎖を検討」と題した記事に関して抗議と訂正を求める書簡をテクノバーンに送付した。

 書簡の中で毎日新聞は「『毎日jp』を閉鎖する予定もなければ、閉鎖を検討した事実もありません。『毎日新聞の営業関係者』が誰を指すかは不明ですが、社内で取材の応じた者はおらず、事実無根の記事で、業務に多大な支障が出ています。記事掲載にあたり、取材もありませんでした。(中略)繰り返しになりますが、昨日以来、事実無根のこの報道のために振り回され、業務に支障がでています」と述べて、「毎日jp」の閉鎖報道を真っ向から否定した。

結局やめるのかやめないのかどっちなんだ?!ということなんですが、「探偵ファイル」ではもう少し詳しい話があります。

毎日新聞 web 版が終了?情報錯綜で大混乱

閉鎖についての情報が流れた12日には、2ちゃんねるに投稿された内容が注目を集めた。「提携先であるYが来春、ニュースサイトの全面リニューアルを行うのに合わせて、ニュース記事を原則毎日のものにするため、自前でのサイト運営は必要ないと判断した」との書き込みだ。

「今、毎日の役員とsonは水面下で交渉していて、ほぼ同意している状況」との記述もあり、「Y」はyahoo!を指しているようだ。この書き込みの真偽について多くの議論が展開され、引き続き注目を集めている。ちなみに、「whois.jp」で「mainichi.jp」を検索すると、「Name Server」欄に「yahoo.co.jp」と出てくることは確かだ。

なんだ、やっぱりやめるのが既定路線ですか。すでにMSNとも縁切られている毎日さんですが、yahooと組めるなら問題ないということなんでしょうか?
しかしいくらネット嫌いの毎日とはいえ、今どきこうやってネット上の発信源をどんどん潰してしまって未来はあるのかと人事ながら心配になるのですが。
ところでですね、前述のテクノバーン宛の抗議ファックスでこんな話があります(現在削除されてしまったようです)。事実であるならもはやネタ提供元としては神レベルとしか思えない話なんですが(苦笑)。

毎日新聞による抗議文は弊社、テクノバーン宛てにファックスで(タイムスタンプは8月13日16:00)で送信されてきたものとなります。しかし、実際には抗議文は毎日新聞社側のミスにより弊社とは関係のない他社宛て送信、この他社のご好意により弊社宛に再送されてきたものとなります。毎日新聞社側のミスとはいえ、ファックスの取次ぎをしていただいた他社におかれましてはご迷惑をおかけいたしましたことをここに謹んでお詫びいたします。

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