2019年1月23日 (水)

石巻赤十字病院トリアージ訴訟、始まる

先日から話題になっているのがこちらの訴訟です。 治療優先度誤りで死亡と日赤提訴 津波被災の90代女性遺族(2019年1月21日共同通信)  東日本大震災の津波で被災した宮城県石巻市の90代女性が搬送先の石巻赤十字病院(同市)で死亡したのは治療の優先度の判断を誤ったためとして、遺族が病院を運営する日本赤十字社に約3220万円の損害賠償を求めて提訴し、21日、仙台地裁(小川理佳裁判長)で第1回口頭弁論が開かれた。病院側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。  訴状によると、女性は震災前、最も程度の重い「要介護5」と認定された。震災3日後の2011年3月14日、津波で水没した自宅周辺で救助、搬送された。病院は治療の優先順位を決めるトリアージで女性を軽症と判定したが、同17日に脱水症で死亡した。 <被災搬送後死亡訴訟>石巻赤十字「対応した」 請求棄却求める(2019年1月22日河北新報)  東日本大震災で被災した石巻市の女性=当時(95)=が同市の石巻赤十字病院で必要な介助を受けられずに死亡したとして、遺族が病院に約3220万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、仙台地裁であり、病院は請求棄却を求めた。  病院は答弁書などで「震災時は傷病者や避難者、要介護の被災者が殺到し、限られた医療資源でできる限り対応した。当時の状況を踏まえれば、女性の死亡は病院の対応に原因があるとはいえない」と反論した。  遺族は「病院の主治医は女性が自力での飲食が困難だと震災前から把握していた。病院は女性の生命維持に必要な措置を講じる義務を負っていた」と主張している。  訴えによると、女性は2011年3月14日、自宅周辺が津波で水没し孤立していたところを救助され、病院に搬送された。震災前、日常生活に全面的な介助が必要とされる要介護5の認定を受けたが、病院は治療の優先度を決めるトリアージで、女性を軽症患者を意味する「緑」と判定。女性は搬送から3日後の同17日に脱水症で死亡した。  閉廷後に仙台市内で記者会見した石橋悟院長は「当時は震災前のカルテを参照する余裕がなかった。トリアージに法的根拠はなく、緊急的な対応の結果で責任を負うことになれば、災害医療が萎縮しかねない。遺族と認識にずれが生じているのは残念だ」と述べた。 この件に関しては以前にも紹介したことがありますが、要介護5の認定を受けた女性...

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2019年1月21日 (月)

ブラックな労働環境に対する技術的な打開策

なるほどこういうものがあったかと得心し感心もしたのが、先日出ていたこちらのニュースです。 付近にブラック企業があるとプッシュ通知で教えてくれるアプリが登場(2019年01月16日キャリコネ) 周囲にブラック企業があるとプッシュ通知するアプリ「ブラックアラート」が1月13日、リリースされた。同アプリは厚労省が公表した「労働基準関係法令違反に係る公表事案」を元に作成されており、ブラック企業1000社以上が登録されているという。 全国のブラック企業を地図上でマッピングした「ブラック企業マップ」が昨年12月、ネット上で話題になった。このアプリは「webサイトにはできないプッシュ通知を利用して面白いアプリができるのではないか」と思い開発に至ったという。 キャリコネニュース編集部も実際にインストールをしてみた。アプリを起動させて位置情報の許可をタップすると、即座に「近くにブラック企業があります」というプッシュ通知が表示された。巨額の残業代未払いで問題になったヤマト運輸の営業所だ。 アプリ機能は至ってシンプルで、労働に関する法令違反を起こした企業がマップ上にピンで指し示されている。タップして詳細を見ると、企業名、住所、法令違反の公表日、違反法令、事案概要などが確認できる。概要は、 「労働者4名に、36協定の延長時間を超える違法な時間外労働を行わせたもの」 「労働者2名に、1か月間の時間外労働の割増賃金合計約15万円を支払われなかったもの」 「ウインチの回転する歯車部分に覆い、囲いなどを設けることなく労働者に作業を行わせたもの」 といった長時間労働、賃金未払い、安全面の問題や、「多量の発汗を伴う作業場に労働者に与える塩を備えていなかったもの」など多岐にわたる。ツイートボタンもあるので、気になる企業があったらツイッターに投稿することも可能だ。普段の散歩や外回りの際に使ってみると新しい発見があるかも知れない。 就職活動の実際を考えるとこれだけでは使いにくいと言う意見もあるでしょうが、しかしこうした情報が簡単にアクセス出来るだけでもありがたいもので、思いがけない発見もあるかも知れませんね。 医師の世界もこのところ働き方改革の議論が行われていますが、先日以来報じられている残業上限2000時間と言う厚労省の骨子案は医師自身よりむしろ一般社会の方でこそ大きな反響があったようです。 当然ながら批...

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2019年1月20日 (日)

今日のぐり:「お食事処 さかゑや」

先日から大騒ぎになっていると言うのがこちらの事件です。 僧衣での運転に反則切符 「納得できない」支払い拒否(2019年1月10日NHK) 福井市で、仏教の衣装を着て車を運転していた僧侶が、「運転に支障がある衣服だ」として、警察に交通反則切符を切られ、この僧侶が、納得できないとして反則金の支払いを拒否していることが分かりました。男性が所属する宗派も警察の対応に反発していて、波紋が広がっています。 去年9月、福井市で、40代の男性僧侶が、法要に向かうため僧衣と呼ばれる仏教の衣装を着て軽乗用車を運転していた際、警察官に停止を求められ、県の道路交通法施行細則にある「運転に支障がある衣服だ」として交通反則切符を切られました。 警察は、僧衣が一律に違反なのではないとしていて、両袖の丈が30センチほどあり、レバーなどに引っ掛かるおそれがあったこと、僧衣の内側の着物のすそ幅も狭く、両足の太ももなどが密着してブレーキを的確に操作できない可能性があったことなど、安全運転に支障がないよう着方を変えていなかったのが問題だと判断したということです。 一方、僧侶は、納得できないとして反則金6000円の支払いを拒否し、僧侶が所属する浄土真宗本願寺派の本山、西本願寺も警察の対応に反発するなど、波紋が広がっています。 西本願寺は「法令の順守が大切なことは認識しているが、僧侶の服装を理由に反則処理をされたことは受け入れがたい。宗派全体に及ぶ大きな問題として慎重に検討したい」と話しています。 (略) すでに各宗派を巻き込んでの大騒ぎになっているそうですが、それは確かに騒ぎにもなるでしょう。 今日は思わぬところで騒動に巻き込まれた僧侶氏を激励する意味で、世界中から納得出来ないをキーワードにニュースを紹介してみましょう。 「ヤギから同意を得ていた」獣姦容疑で逮捕された男が潔白を主張(2019年1月16日日刊サイゾー) (略)  草原で放牧されていたヤギの群れの中に一人の男が紛れ込んでいるのを、ヤギの持ち主が発見した。ヤギが盗まれそうになっていると思った持ち主は、仲間を引き連れて男の元へ駆けつけた。  すると、彼らが目にしたのは、一匹のヤギを後ろから犯している男の姿だった。  男はすぐさま警察に突き出され、獣姦の容疑で逮捕された。ちなみに日本では獣姦は違法ではないが、世界各国には動物愛護の観点や宗教的な理由か...

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2019年1月17日 (木)

勤務医の働き方改革の行き着くところ、開業医のあり方も問われることに

このところのいわゆる医師の働き方改革を巡る議論について、各方面から様々かつ主に批判的な意見もあるようですが、厚労省における当の議論の場でこうした声が取り上げられる機会は乏しそうです。 その理由の一つに議論に参加しているのが医師会や病院会など、働かせる側の意見に偏りすぎている点が挙げられますが、これに対して医師の労組を自称する全医連が先日こんなコメントを出していました。 病院勤務医の一般外来診療をやめるべし 全医連、「医師の働き方改革」への提言(2019年1月6日医療維新) (略)  厚生労働省内で医師の働き方改革が検討されていますが、大前提として「勤務医の長時間労働は仕方がない」という風潮を感じます。しかし、看過できないほどの過重労働による弊害(医療事故や過労死など)が後を絶たずに発生し続けています。 (略)  開業医は約10万人、勤務医は約20万人います。しかし、それでも勤務医は足りません。これには、診療科の細分化や都市部への偏在などのさまざまな理由もありますが、医師の約25%が65歳以上で占められている「高齢化」という理由もあります。そして、日本の病院独特の風習ですが、外来診療があります。  欧米では、開業医が外来診療を担い、病院勤務医は手術・検査と入院対応を主に担っています。救急医療の現場においても、欧米の場合は専任者がいますが、日本は救命センターでもない限り、一般の勤務医が対応をしています。日本の勤務医は、外来診療や病棟業務の最中に搬送された救急患者を診療し、それが終わったら、外来診療や病棟業務を続け、必要であれば、検査の指示を出し、外科医ならば手術もこなします。  欧米と日本では医療制度そのものが異なりますが、昨今の診療報酬では、一定規模以上の病院での外来診療をやめ、病院は入院診療を、開業医が外来診療を、とすみ分けを促す診療報酬体系になっています。欧米と同様に、一般外来診療を禁止にすることで、勤務医の労働環境は良くなると考えます。 (略)  勤務医にとってどうしても外せない業務とは、外科医にとっては手術であり、内科医であれば検査やカテーテル治療、内視鏡治療などです。入院患者の診療はもちろん外せません。二次三次救急医療も病院でなければ難しいでしょう。手術時間が延長することもあります。私たち全国医師連盟も、また全国の勤務医の皆さんも、医師として患者さんに必要な...

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2019年1月15日 (火)

誤ったメッセージが伝わってしまったのか、真意が伝わりすぎてしまったのか

先日以来出ている医師の残業時間を年間2000時間まで認めると言った話に関して、世間的にはさすがにいささかそれはどうよ?と言う当然の反応が出ているようです。 しかし議論をしている側のエライ先生方にはまた別な考え方もあるようで、問題視する方が問題だと逆ギレする向きもあるようですから面白いものですね。 医師の残業、年2千時間 上限規制で厚労省が制度案(2019年1月10日共同通信)  医師の働き方改革を巡り、2024年4月から勤務医に適用される時間外労働(残業)の上限を規制する厚生労働省の制度案が9日、関係者への取材で判明した。地域医療を担う特定の医療機関は、特例として勤務医一般の上限の約2倍となる「年1900~2千時間」を35年度末まで認める。  特例の上限は休日労働を含む。1カ月に換算すると約160時間で、過労死ラインとされる「平均80時間」の2倍。労働者側から強い反発が出そうだ。医師の負担軽減を議論する11日の検討会で示される見通し。  制度案によると、勤務医一般の上限は「年960時間」。ただ、急激な労働時間の削減となり、地域医療の体制が崩壊する恐れもあるとして特定の医療機関に特例を認めた。対象は、地域ごとに必要な医療に対応できるかを基準に検討。救急や周産期を担ったり、高度のがん治療など専門技術を提供したりする医療機関を想定している。  また、若手医師などが技能向上を図るため、別の年間上限も特例として設ける。  いずれの場合も月の上限は100時間未満とする一方、医師の面談を受けることで上限超えを可能とする。特例措置を受ける場合も、勤務と勤務の間に9時間の休息の確保や、連続勤務を28時間までとすることが義務。  厚労省の調査によると、年間の残業が1920時間を超える勤務医は約1割。 時間外上限「地域医療確保暫定特例水準」1900~2000時間(2019年1月12日医療維新)  厚生労働省は1月11日の第16回「医師の働き方改革に関する検討会」(座長:岩村正彦・東京大学大学院法学政治学研究科教授)に、診療に従事する勤務医の時間外労働時間の具体的な数字として「年間960時間、月100時間(例外あり)」と、地域医療を適切に確保するための「地域医療確保暫定特例水準」として「年間1900~2000時間、月100時間(例外あり)」を提案した。いずれも休日労働を含む数字で2024年...

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2019年1月13日 (日)

今日のぐり:「いわ屋」

先日話題になっていたのがこちらのびっくりニュースです。 中学生がマグロ「獲ったどー」 174センチ、97キロ、素手で格闘(2019年1月9日南海日日新聞)  鹿児島県奄美市笠利町の中学生2人が8日午後、同町赤木名海岸に迷い込んだキハダマグロを素手で「確保」した。獲物は174センチ、97・6キロの大物。ご相伴に預かった住民は大喜び。2人は「あまりの大きさに、びっくりした」と笑顔で話した。  大物を確保したのは赤木名中学校3年の男子生徒。2人はこの日午後2時ごろ、赤木名海岸へ向かった。海岸で遊んでいた小学生が「サメがいる」と騒いでいたので見ると、サメではなく、マグロだった。  浅瀬だったこともあり、2人は「確保」を決意。近くに道具が見当たらなかったため、パンチとキックでマグロに立ち向かった。マグロは当然、暴れたが、しばらくすると、弱ってきたため、海岸にあったロープをマグロの尻尾に巻きつけて陸揚げした。この間、約1時間。  あまりの大きさに2人はマグロと背比べもした。その後、大人の協力を得て近くの奄美漁協本所に運んで計量。記念写真も撮影してもらった。駆け付けた住民からは「すごい」「こんな大きいキハダマグロは見たことがない」と歓声が上がった。  マグロは居酒屋の主人がさばいてくれ、近所に配った。中学生2人もマグロステーキをいただいた。住民は元気な少年の活躍に感心し、感謝していた。 キハダでなかなかこんな大物はお目にかかれませんが、しかし素手でマグロと立ち向かい捕獲すると言うのも前代未聞ではないでしょうか。 本日は中学生2人の栄誉を称えて、世界中からそれはちょっとすごいと言うしかない方々のニュースを紹介してみましょう。 何だ天才か。「プラレール」のレールが足りず工夫した結果…神や(2017年12月28日MAG2ニュース) トミカ、トミカ、プラレール♪ というわけで、男のお子さんのいるご家庭にはもれなくあると思われる国民的おもちゃ、それがタカラトミーの「プラレール」ですよね。 そんなプラレールのレールが足りなくなってしまったという親御さんが、天才的な解決方法でその窮地を脱した!とツイッター上で話題になっています。 天才的な動画を投稿したのは、ツイッターユーザーのごぢ?さん(@godi3)。 あ、神だ。もうダビンチとかエジソンくらいの天才だ、コレは。古代ギリシアなら、ユリーカ!と...

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2019年1月10日 (木)

医療現場へのコストパフォーマンス評価、導入進む見込み

以前からその導入が検討されている医療の費用対効果評価について、先日こんな記事が出ていました。 製薬団体「費用対効果評価は一部新規収載品に限るべき」中医協合同部会でヒアリング、「補助的な手段」と主張(2018年12月19日医療維新)  中央社会保険医療協議会は12月19日に費用対効果評価、薬価、保険医療材料の各専門部会の合同部会を開催し、費用対効果評価の本格的導入検討に関して関係団体からヒアリングを行った。日本製薬団体連合会(日薬連)、日本製薬工業協会(製薬協)、米国研究製薬工業協会(FhRMA)、欧州製薬団体連合会(EFPIA)を代表して意見陳述した製薬協会長の中山讓治氏は、「新規収載品のうち、算定方式にかかわらず、一定率以上の有用性加算が適用され、かつピーク時の売上高が一定額以上になると予測される品目とすべき」などと述べ、既収載品などは対象外とするべきだと主張した(資料は、厚生労働省のホームページ)。  中山氏は、諸外国では日本のような精緻な薬価基準制度がないために費用対効果評価が用いられているとして、薬価基準制度との整合性を保持し、保険償還の可否判断には用いるべきではなく、新薬評価の補助的な手段として用いられるべきだと説明。企業による分析の期間を6カ月以上確保することや、価格調整率を加算率の50%以内、かつ価格全体の10%以内にすることなどを求めた。さらに、FhRMAとEFPIAは連名で、価格調整の対象は加算部分のみとすることなどを求めた。 (略)  日本歯科医師会常任理事の遠藤秀樹氏は、意見陳述の中でハニンジャー氏が費用対効果評価によりアクセス制限が生じる可能性があると言及したことについて、「どんな要因でどんなアクセス制限があるのか」と問いただした。FhRMA在日執行委員会委員長代行のジェームズ・フェリシアーノ氏は「世界の製薬企業が日本で上市することを優先する市場になってきたが、この3年で変わってきている。非常に厳しい費用対効果評価が日本で導入されれば、日本に優先的に投資を行う魅力が薄くなる。アクセス制限につながるリスクがある」と指摘。  ハニンジャー氏は「英国はICER(増分費用効果比)が保険適用の判断にも使われ、新しい乳がんの治療薬の上市を妨げている。ヨーロッパでのがんの生存率が英国のそれを上回っている。これは全てICERをベースに保険適用の可否を決めてい...

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2019年1月 7日 (月)

地域医療構想、良くも悪くも首長の医療への影響力が増大する可能性大

以前にも紹介しました奈良県の診療報酬一律カット計画が頓挫したらしいと報じられていましたが、結局は奈良県知事も地元医師団体と闘うよりは協調路線を選択したようです。 これはこれで実現すれば興味深いことになっていたのではと期待していただけに残念ですが、地域医療については今後地域医療構想に基づき各地の自治体が主体となって整備することとなっています。 当然ながら今後は国の医療政策を批判するだけではなく、自ら明確なビジョンを提示し地に足のついた医療計画を策定する必要がありますが、自治体レベルでそうした面を構想できる人材がいるのかどうかです。 この点で奈良県のみならずやはり首長の意向はかなり大きなものになるのではないかとも想像するのですが、先日興味深い記事が出ていたことを紹介してみましょう。 地域医療構想、実現を阻むのは「首長」(2018年12月21日医療維新)  厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」(座長:尾形裕也・九州大学名誉教授)の第17回会議で12月21日、山形大学大学院医学系研究科医療政策学講座教授の村上正泰氏は、地域医療構想の協議で感じる課題として、「公立病院においては政治的影響があり、首長などの意向に判断が左右される」ことを挙げ、調整会議で話し合っても、それが実現しにくい現状があると指摘した(資料は、厚労省のホームページ)。  村上氏は、「病床利用率が低下しても、少ない人口の範囲内でそれぞれが病院の体裁の維持に固執し、ダウンサイジングや再編・統合には消極的」と説明。依然として「拡大路線」を志向する首長の存在が、地域医療構想実現の阻害要因になっているとした。  奈良県立医科大学教授の今村知明氏も、「ほぼ同じ課題を感じている」と述べ、「首長にどこまで踏みとどまってもらえるかだ」と指摘した。ダウンサイジングや再編・統合の協議が始まると、反対運動、さらには落選運動が起きたり、反対派が首長に当選したりするという難しさがあるとした。  全国自治体病院協議会会長の小熊豊氏からは、「信じられない。そんな首長がいるのか」との声も上がった。「今は人口減だから、ダウンサイジングしようという動きがある。地域に必要な医療を維持するには、再編統合等が必要。自分の一存で決めるなんて、考えられない」(小熊氏)。  日本医師会副会長の中川俊男氏も、村上氏が紹介したような公立病院の動...

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2019年1月 4日 (金)

今日のぐり:「かんだやぶそば」

遅ればせながら、2019年も当「ぐり研」をよろしくお願い申し上げます。 さて、もっとも有名な韓国人の一人とも言えるお方が、先日亡くなったと言う残念なニュースが報じられていました。 “扇風機おばさん”が死去…整形の副作用で苦しむ姿が日本でも話題に(2018年12月18日スポーツソウル) 不法な整形手術の副作用で“扇風機おばさん”と呼ばれたハン・ヘギョン氏が、この世を去った事実が知らされた。 ハン・ヘギョン氏は去る12月15日、享年57歳で死去した。彼女の家族は病院で静かに葬儀を行い、17日に出棺を終えた。 “扇風機おばさん”ハン・ヘギョン氏は去る2004年、SBSの『瞬間捕捉 世の中にこんなことが』の「失われた顔」編で紹介された。当時ハン・ヘギョン氏は、自らの顔に大豆油、パラフィンなどを注入するなどの整形中毒の副作用に苦しんでいた。 生活が不可能なほどの痛みを訴えていたハン・ヘギョン氏の姿に視聴者は、多くの声援を送った。ハン・ヘギョン氏は顔の中の異物を抜き出す手術を数回経て、少しずつ好転していた。 2008年、ハン・ヘギョン氏は『世の中にこんなことが』500回特集で、「未だに顔を見ると、整形したい気持ちがあるが、気を引き締めている」とリハビリに励んでいることを伝えた。 ハン・ヘギョン氏はその後、いくつかのメディアを介してニュースを伝えたが、12月15日にこの世を去った。 ちなみにこの扇風機おばさん、今回の報道に絡めて元々が大変な美人だと話題にもなっていたのですが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしですね。 本日は扇風機おばさんに哀悼の意を表して、世界中から極めて珍しい症例を伝えるニュースを取り上げてみましょう。 小学生の頃にペンのキャップを誤飲した女性 40年後に肺から摘出(2018年8月17日テックインサイト) 子供の頃に誤飲したペンのキャップが、40年後に体内で発見されるという驚くべき出来事が中国の女性の身に起こった。キャップは手術で無事に取り出され、女性は現在回復中だという。『新浪江西』『Daily Mail Online』などが伝えている。 中国・山東省に住むヤンさん(49歳)は腹部の痛みを訴え、聊城(りょうじょう)市高唐郡人民病院へやってきた。断続的な痛みを右下腹部に感じていたヤンさんは、最初に婦人科を訪れ、医師らは女性の上部生殖器(子宮頸部、子宮、卵管、およ...

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2018年12月31日 (月)

今日のぐり:「大隈」

先日世界的に大きな話題になったのがこちらのニュースです。 「まだサンタを信じてるのか?」 トランプ氏、7歳の子どもに発言し炎上(2018年12月25日AFP) 【12月25日 AFP】米国大統領はサンタクロースの存在に疑問を投げ掛け、自らサンタの「悪い子リスト」に入ったようだ──ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は24日、サンタクロースの位置情報を提供する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)宛てに電話をかけた7歳の子どもに対して「まだサンタを信じているのか」と発言し、インターネット上で非難の声が上がっている。  NORADでは毎年、サンタクロースを「追跡」して位置情報を提供し、クリスマスイブにはサンタの居場所を尋ねる子どもたちからの電話に応対している。  トランプ氏はこの日、メラニア・トランプ(Melania Trump)夫人と共に応対係として参加。7歳の子どもからの電話に対し、最初は「やあ、コールマンかな?メリークリスマス。元気かい?君は何歳かな?」と当たり障りなく対応した。  しかしその後、決して言ってはならないことを口にしてしまった。 「まだサンタクロースを信じているのかい?7歳といったら大人と子どもの境界線だろう?」  ソーシャルメディア上では大統領のこの発言に非難が寄せられており、あるツイッター(Twitter)ユーザーは「サンタを信じる気持ちはできるだけ失われないようにするべきだ。無邪気な年頃に終止符を打つような行為だ」と投稿。また、「トランプ大統領がグリンチ(童話に登場する他人のクリスマスを台無しにする架空の生き物)だということが、これで一層証明された」との声も上がった。  今年、コールマンくんがサンタのためにクッキーとミルクを置いておくのをやめてしまったのかどうかは分かっていない。 政府機関閉鎖が騒がれる最中、NORADは今年も例年通りサンタ追跡活動を継続したのだそうで、さすがにこの発言は空気嫁と言われるものでしょうね。 本日はコールマン君が素直に成長してくれることを願って、世界中からその振る舞いは如何なものかと疑問符の付く余地なしとしない近来のニュースをお届けしてみましょう。 「ハンマーで運転士殴って」苦情受け、バス会社長が返答(2018年12月19日朝日新聞)  山口県岩国市を中心に、路線バスや高速バスなどを運行する「いわくに...

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